最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
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犬、猫、探偵

これを読んでくださっている方には、犬派、猫派のどちらが多いのでしょうか。
私はどちらも好きですが、長年犬を飼っていたので、どちらかというと犬派かもしれません。

ホームズシリーズには、実に多くの犬が登場します。
ホームズが信頼する探索犬のトビイ(四つの署名)、プレスベリー教授の飼い犬ロイ(這う男)、「サセックスの吸血鬼」の気の毒なカルロなど、名前がでてくる犬だけでも枚挙に暇がありません。犬種も、スパニエル、ハウンド、テリアなどさまざまです。もちろん極めつけは「バスカヴィル家の犬」ですね。

ホームズが、自身を犬になぞらえたこともありました。(『私は犬ではあるかもしれないが、決して狼じゃないです』緋色の研究・延原謙訳)同じ「緋色の研究」で、ワトスンも捜査するホームズを「よく訓練された純血のフォックスハウンドのよう」と表現します。
その一方で、身なりに気を遣うホームズを「猫のように潔癖でおしゃれ」とも言っています。(バスカヴィル家の犬)

シーズン2に「バスカヴィル家の犬」関連のエピソードが控えているようですが、現時点の「Sherlock」では猫派が優勢なようです。
まず、ジョンは猫好きな様子。ドラマの中での猫との触れ合いは、プリンス氏の猫「セクメット」とだけですが(猫好きの友人が『あの、猫に向かって口を開ける仕草は猫好きのもの!』と力説していました。そういうものか…?)、ブログでジョンが「猫が棚から落ちる動画」を12回も見たという話が出てきます。(この動画は有名なものなのかしら、と検索してみたのですが、あまりにも大量に出てきて特定できませんでした。猫好きの皆さんは、猫が棚から落ちる所がツボなんでしょうか)

そして、モリーも猫に夢中です。飼い始めた猫の写真をブログにアップしています。猫の名前は"Toby"。この猫が「四つの署名」のトビイのように大活躍する事件がいつか起こるのでしょうか?
また、劇中の「語られざる事件」として「市長の猫失踪事件」が起こっていたことが、ジョンのブログやシャーロックのフォーラムからわかります。

原作で猫がでてきた場面というのは、あまり思い出せません。「犯人は二人」でミルヴァートンの猫におどかされるところくらいかしら。
現代のロンドンでは犬より猫が多く飼われるようになっているのかな?と調べてみたところ、面白い調査結果が見つかりました。

BBCニュース 「猫の飼い主の方が犬好きよりも高学歴」

2010年2月の記事ですが、ブリストル大学の調査によると、イギリスで飼われている犬は約1050万匹、猫は1030万匹。犬の飼い主は「地方在住で55歳以下の男性」が多く、猫の飼い主は「女性で、独身~小世帯」の傾向があるそう。(まさにモリー!)
この調査で、犬の飼い主と猫の飼い主に最も顕著な違いが表れたのは「学歴」でした。猫の飼い主の大卒割合が47.2%に対し、犬の飼い主の大卒割合は38.4%だったそうです。
ブリストル大学のジェーン・マーレイ博士は、「あくまで推測ですが」と前置きしつつ、「高学歴者の方が仕事の拘束時間が長いので、犬より猫を好むのではないか」と言っています。

確かに、犬は散歩が大変で、面倒をみるのには時間も体力もいりますよね。
イギリス全体では犬のほうが多いものの、地方に比べ「高学歴者の独身世帯」が多そうな大都市ロンドンでは、やはり猫が多く飼われているのかもしれません。

マーレイ博士は、今年の国勢調査の結果を参考にさらに調査を進めたいとのことです。



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この記事へのコメント

興味深いお話ばかりで - RM - 2011年08月13日 20:30:30

全部の記事にコメントしたい気持ちをおさえています。まずは「●●の夜」で頂いたお返事について。そうですね、もう一度観てみたら、買い物から帰って来たときは確かにまだお昼間ですね。そしてジョンの買い物中にシャーロックは戦っていたのですね。冷蔵庫のあのシーンがすっかりごっちゃになっていましたが、あれはちがうお話の時でしたね。そして二人の部屋の間取りの件、原作での言及についても教えてくださって、ありがとうございました。

「犬、猫、探偵」について。ホームズは「猫のように潔癖でおしゃれ」とワトスンが言っているなんて知りませんでした。素敵!ジェレミーは(といつも、そればっかりですが)インタビューで、「『ホームズは手掛りを求めて、ゴールデンレトリバーのように茂みの中を這い回った』と文字で書いてあると何でもなく普通に想像するけれども、実際にそうするのをみると笑いが止まらないと思いますよ」と言っていて、ホームズが時としてコメディアンにもなり得ること、また文字を映像にそのまま移し替えるのがむずかしいことを話しています。これは原作のどの話にあるのだろう、と思っていたのですが、今回さがしたら「踊る人形」でした。「ホームズは手負いの鳥を追いまわすレトリーバ犬のように、草葉のあいだを探しまわっていたが(後略)」(延原謙訳)。ナツミさんもご存知だったかもしれませんが、ジェレミー・ホームズというと私はレトリバーのことを思い出しますので、お話しました。

ジョンが「猫に向かって口を開ける仕草」、気づきませんでした。たしか漫画家の大島弓子さんのエッセイマンガの中にも、大島さんが口を開けて猫に挨拶をするシーンがあったように思います。ジョンが猫好きなんて、素敵!

Re: 興味深いお話ばかりで - ナツミ - 2011年08月19日 07:21:24

RM様

お盆を前にPCが壊れまして、お返事が遅くなって失礼致しました!
私は「猫のように潔癖でおしゃれ」というくだりでいつもジェレミーを思い出します。
眼が大きくていたずらっぽいところといい、隙のない服装や身のこなしといい、ジェレミーって猫っぽいなあと思ってました。RMさんのイメージはレトリバーなのですね!
原作でホームズがレトリバーに例えられていたということには気づいておらず、「踊る人形」を読み返してみました。(教えていただいてありがとうございました!)
ついでに調べたところ、レトリバー、スパニエル、ポインターは猟犬(獲物の位置を主人に知らせる、獲物を回収する、獲物と格闘する)に属し、ハウンドは獲物の位置を見つけるのに特化された「探索犬」だそうです。だから「手負いの鳥を追い回す」のはハウンドじゃなくてレトリバーのお仕事なのですね~。ジェレミーとRM様のおかげで、自分とは一生縁のなさそうな「狩猟」というスポーツの知識を少しだけ得ました。


>「『ホームズは手掛りを求めて、ゴールデンレトリバーのように茂みの中を這い回った』と文字で書いてあると何でもなく普通に想像するけれども、実際にそうするのをみると笑いが止まらないと思いますよ」

このジェレミーの言葉で、芝生の上を這い回るワトスンにホームズが「何をしてるんだ?」と聞くと「君のやり方をまねてる」と答える、という場面を思い出しました。(今DVDを友人に貸していて確認できないのですが、「まだらの紐」だったかな・・・?)ひょっとして、ドラマの制作過程で「犬のように茂みの中を這い回るって笑えるよね」というやりとりがあって、この場面が生まれたのでしょうか。

> 「猫に向かって口を開ける仕草」、気づきませんでした。たしか漫画家の大島弓子さんのエッセイマンガの中にも、大島さんが口を開けて猫に挨拶をするシーンがあったように思います。

わ~、大島弓子さんの猫マンガは私も愛読していたのに、すっかり忘れていました!
しかし、猫好きの私の友人が大島さんの漫画に影響を受けるのは大いにありえそうなのですが、マーティン・フリーマンやドラマの制作スタッフはどうして…?やはり国籍を問わず、猫好きの仕草は同じなんでしょうか?

また長々と失礼いたします - RM - 2011年08月20日 00:24:07

パソコン、大変でしたね。データが無事救出できますように。

>私は「猫のように潔癖でおしゃれ」というくだりでいつもジェレミーを思い出します。
>眼が大きくていたずらっぽいところといい、隙のない服装や身のこなしといい、ジェレミーって猫っぽいなあと思ってました。RMさんのイメージはレトリバーなのですね!

いえ、犬に限っていえばレトリバーなのですが(なるほど、犬の種類によって、猟における役割が違うのですね)、猫も断然捨てがたいです。で、「ジェレミーと猫」といえば私の好きなエピソードがありまして...と、ジェレミーのことを人様のブログのコメント欄で長々とお話するのが私の悪い癖なのですが、どうぞ今回はお許し下さいませ。

1991年のアメリカ・ツアーの時のインタビューです。ホームズの衣装を着ていなくても人が気づくことに関して。「最近、人に気づかれた中で一番うれしかったのは、先々週のニューヨークでのことです。友人に会いにグリニッチ・ヴィレッジに行こうとしてタクシーに乗ったら、運転手が口の脇から声を出す、あの話し方で突然言ったんです。『焼けた材木の上を歩きながら、杖を使って足元をさがしていた時、まるで猫みたいでしたね。』『もしかしてそれは...』『そうですよ、ブレットさん。ノーウッドの建築士のことですよ。』ニューヨークのタクシー運転手がホームズの一場面をさっと思い出してくれるなんて、すごくわくわくしました!」ジェレミーはすごくうれしかっただろうなあ、と思って私もうれしくなります。

そうそう、「まだらの紐」ではワトスンがホームズを真似て頑張っていましたね!今調べたら原作には無いのですね。「まだらの紐」はジェレミー・ポールの脚本なので、二人のジェレミーの間で、ナツミさんがおっしゃるようなやりとりがあったかもしれませんね。想像すると楽しいです。

そして大島さんのマンガ、気になってざっとみたら、目をぱちくり、の挨拶はみつかったのですが、口を開ける挨拶は今はみつからなくて。でもあったような気がします、初対面の猫に。それで、
>やはり国籍を問わず、猫好きの仕草は同じなんでしょうか?
はい、私もそんな気がします!

最近マンガにはご無沙汰ですが、19日に書かれていた「シャーロッキアン!」、読んでみたいです。

私もリンクさせてくださいませ - RM - 2011年08月20日 00:50:17

コメントありがとうございました。そしてリンク、ありがとうございます!うれしいです。私もナツミさんのブログをリンクさせてくださいませ。

今回、リンクに関していただいたコメントは、非承認のままにしておくのではなく、削除させていただくかもしれません。(ただやり方に自信がないので、非承認のままかもしれません。)

いただいた文章はうれしくて、早速保存しました。:)

ジェレミーはホームズの話をするのが本当に好きだったようです。ホームズを演じるのが辛く感じられる時もあったのだと思いますが、でも、「ホームズ、素敵です、ファンです」と言われて終わってしまう会話ではなく、ホームズに関していろいろと話すことができる相手との会話を、特にうれしく思っていたようです。

私はジェレミーのことはだんだんと知るようになったのですが、ホームズのことをあまり知らないのを悲しく思っていました。ジェレミーと会っても、ホームズの話ができないなあ、と思って。だからナツミさんから、「SHERLOCK」とグラナダシリーズも含めて、ホームズのことをうかがえて、お話ができるのをとても幸せに思っています。

ジェレミーと猫 - ナツミ - 2011年08月20日 03:08:55

RM様、迅速なご返信をありがとうございました!久々に閲覧するインターネットが嬉しくてずっと遊んでいたもので、怠け者の私にしては珍しくすぐにお返事を読むことができました。

「ジェレミーと猫」のエピソード、ありがとうございます!
このブログを読んでくださっている方の中にもジェレミーファンの方がいらっしゃるので、喜んでくださっていると思います。
「口の脇から声を出す」というのはアメリカ人(しかもそれほど裕福でない人々)独特の話し方ということかな?、そうだとしたら、自分と縁がなさそうな相手が観ていて声をかけてくれたこと、うれしかったでしょうね。

「まだらの紐」(でよかったんですね!)でワトスンがホームズを真似るシーン、這い回るワトスンを見ながらホームズがあの独特な笑い方(痙攣かなにかのように、ほんの一瞬だけ笑顔になってまたすぐ真顔に戻る)をするのが大好きです。「ボヘミアの醜聞」で、依頼人の置いていった報酬を喜ぶワトスンにもこの笑顔を向けていました。なんだか親が子を、兄が弟を見守るような優しさを感じます。原作は同じでも、ホームズとワトスンの関係性って作品によって全然違うのが面白いなと思います。ジェレミーとバーク、ジェレミーとハードウィックでも少し違いますよね。


目をぱちくり、の挨拶は私も覚えています!そして実践もしています。効果てきめんで、これをやった猫とは本当に仲良くなれますね。「口を開ける挨拶」私も探してみます!

> 最近マンガにはご無沙汰ですが、19日に書かれていた「シャーロッキアン!」、読んでみたいです。

ぜひぜひ!お勧めします。少し古い感じの絵柄ではありますが、原作の描写も丁寧にされていて(メアリの服装が原作通りだったのに感動!)とても素敵ですよ。


Re: 私もリンクさせてくださいませ - ナツミ - 2011年08月20日 03:26:03

リンクのお願いへのご快諾、ありがとうございました!
さっそく、リンクを貼らせていただきます。

コメントの承認・非承認のシステムについて、今回コメントさせていただいて初めて「こういうとき便利なのね」と理解したのでわたしもまねさせていただきました。「承認待ち」のメッセージが出てしまうので、削除していただいたほうが良いですね。お手数おかけして申し訳ありません!

ジェレミーについて知れば知るほど、物事に真摯に(時に真剣すぎて痛々しいほど)取り組む人だったのだなぁ、と思います。ホームズは彼が向かい合った中でも、大きなテーマだったに違いありませんね。
「ジェレミーとホームズの話ができるように」という考え方、とても素敵です。
私にも、ホームズではない姿も含めて、ジェレミーの魅力を教えていただけたらと思います。

こんな口調でしょうか - RM - 2011年08月20日 11:09:18

>アメリカ人(しかもそれほど裕福でない人々)独特の話し方ということかな?
はい、多分そうではないかと思うのです。原文は「And the driver suddenly said to me out of the side of his mouth.」なのですが。もしあっていれば、煙草でもくわえた口の端から20年前の洋画の調子で、「あんたさん、猫みたいでしたぜ。」といった感じでしょうか。

お話しているときりがなくて。ナツミさん、どうぞ返事は気にしないでくださいね。

Re: こんな口調でしょうか - ナツミ - 2011年08月20日 20:18:10

> 煙草でもくわえた口の端から20年前の洋画の調子で、「あんたさん、猫みたいでしたぜ。」といった感じでしょうか。

う~ん、痺れますねえ!現代なら宮崎駿のアニメに出てきそうです。

> お話しているときりがなくて。ナツミさん、どうぞ返事は気にしないでくださいね。

しつこくしてすみません!ジョンに「君たちメールか何かしたらどうだ」って言われちゃいますね。
これに懲りず、今後もお気軽に書き込んでいただけたら嬉しいです。

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シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

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