最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
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ホームズとごはん

「ロンドンの食事に期待をしてはいけない」というのが旅行者の定説になっているようですが、小学校の図書室でホームズを読んで育った私は
「イギリスのごはんって、なんておいしそうなんだろう…」と思って生きてきました。

最も印象的だったのが、「海軍条約文書事件」での朝食で出てきた「チキンのカレー料理」。
朝からカレーですよ!後年、イチローが朝カレーを食べると聞いて、「ホームズだ!」と思いました。
うちの母も前夜の残りのカレーを朝食にすることがよくありましたが、頭脳はともかく家族全員胃は丈夫です。

カレーと言えば、「白銀号事件」の「羊のカレー料理」も子どもの興味をそそりました。
大きくなって本格的なインド料理店でマトンのカレーを食べた時は、これだったのか~!という喜びとともに、臭み消しに相当のスパイスを入れるのだろうなあ、と納得したものです。

シャーロックがハドスン夫人に「冷たいものでいいから」と夜食をねだっていましたが、原作のホームズも忙しい時にとっていた「冷たい肉とパン」の軽食も、やけにおいしそうに思えました。
肉と言えば「牛、豚、鶏」の3択だと思っていた子どもにとっては、ヤマシギとかキジとかガチョウとか、うさぎとか羊とか、どんな味がするんだろうと夢が広がりましたね~。同じく子どものバイブルだった宮沢賢治「銀河鉄道の夜」にも「これお菓子だよ」と言われる鳥が出てきたので、イメージが重なったのかもしれません。
「花嫁失踪事件」で出てきた「鳥肝捏物(フォワグラ)のパイ(延原謙訳)」は、大人になった今でも食べてみたいです。

「瀕死の探偵」で飲まず食わずだったホームズがワトスンを誘ったり、「高名の依頼人」で二人が待ち合わせをした「シンプスン料理店(延原謙訳)」には、憧れるあまり、学生時代に一度訪れました。
エスコートもなく、服装もマナーも名店にそぐうものではなかったでしょう。今にして思えば非常識な小娘でしたが、ウェイターの皆さんは優しく、ユーモアたっぷりに気遣ってくださったことが忘れられません。
根気よく、楽しそうにオーダーを決めるのにつきあってくださって、「瀕死の探偵」でホームズが飲んでいた「クラレット」を「栄養があるんだよ」と注いでくれた初老のウェイターさんはお元気かなぁ…
牡蠣はもちろん、名物のローストビーフにヨークシャープディング、ルバーブのタルトなどをいただきました。
この時のおいしくて楽しかった体験のせいか、個人的にイギリスには「食べ物がおいしい国」という印象があります。
気心のしれた人や、好きな人と共にする食事の楽しい雰囲気を「ホームズ」からも「シンプスンズ」からももらえたからかもしれません。

シャーロックとジョンが食事をする店は、ぐっと庶民的な感じ。ジョンに「シャーロックはほんとにいいレストランを知ってる」と褒められているわりには、シャーロックは食事をとる場面が出てきませんね。事件に集中している期間だからとはいえ、いつもジョンが食事する所を見ているだけで、ものを口に運ぶ場面が3話中一度もありません。ちょっと人間離れしたイメージの演出なのかな。







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この記事へのコメント

過去の記事も読めるようになりました! - RM - 2011年06月25日 19:33:17

第二話、第三話を観たので、関連の記事もあらためて楽しんでいます。

「The great game」での冷蔵庫の「二度見芸」って、あれだったんですね。Johnったらかわいそうに。 Johnの困っている顔が好きです。「The blind banker」で、壁の暗号をみつけたあと、シャーロックに頭おさえられて、それからぐるぐる回されている時の顔、その後のJohnの一言で思わず声をあげて笑いました。その次の眠気と戦いつつ百面相しているところも!

「シンプスン料理店」でのナツミさんの思い出、とても素敵です。イギリスの名店には優しいウェイターさんがいらっしゃるのですね。ナツミさんがそこでのお食事を大切に思っていらっしゃるのが伝わったのでしょうね。私もいつかイギリスにいってみたいです。

たしかにシャーロックはお店では今のところ何も食べていませんね。シャーロックがハドスン夫人に「冷たいものでいいから」と夜食をねだっていたのは、どのエピソードでしょう?私はまだまだいっぱい見逃しています。

もうご覧になったかもしれませんが、HobbitのいでたちのMartin です。
http://www.ew.com/ew/gallery/0,,20504849,00.html#20980350

ご覧になったのですね! - ナツミ - 2011年06月26日 16:06:41

2話のジョンのコミカルな困らされっぷり、私も好きです!本当に表情豊かで芸達者な俳優さんですよね。
T
he Hobbitの画像ありがとうございました!気になっていながら、仕事でばたばたしていたので拝見できてうれしいです!思っていたより若々しいホビットだ…このファンタジックな背景に溶け込めてしまう違和感のなさは、さすがですよね~。

ちょうど、RMさんのブログの、ジェレミーファンのフォーラムに関する記事にコメントさせていただいたところです。RM様が出会われたフォーラムの皆さんと同じように、「シンプスンズ」の皆さんも本当に優しく、敬意を持ってもてなしてくださっているのがわかりました。
会計の時、RMさんがフォーラムの方におっしゃったように、私も「英語もマナーもよくわからないのに来てしまってごめんなさい」と言ったんです。
すると、「私たちの大切なお客様(ホームズのこと)を好きになってくれてありがとう。もうあなたも私たちの大切なお客様です。ぜひまたホームズの話をしましょう。私が引退する前にまた来なくてはいけませんよ」と言ってくださいました。
残念ながらその約束はまだ果たせていませんが、この温かい言葉のおかげで、今でも一度行ったきりのロンドンをまるで故郷のように感じています。
学生なりに悩み多い年頃だったのですが、この言葉に応えるために英語もマナーも磨いていけたら、何よりもこんな優しい言葉を語れる人間になれたら、と願っていたことを、RMさんの記事を読んで思い出しました。
ありがとうございました。

シャーロックがハドスン夫人に夜食をねだっていたのは、1話だったと思います。
DVDで確認したところ、ジョンが初めて221bにくる場面で、レストレードが呼びにきた後
"It's Christmas!"と大喜びしているところでした。

"Mrs. Hudson,I'll be late. Might need some food."

"I'm your landlady, dear,not your housekeeper."

"Something cold will do. "

と言っていたようです。

以前にも、残りもののcold cutsなんかを夜食に出してもらったことがあったんでしょうね~。
お母さんと息子のようです。


- YOKO - 2012年09月08日 16:02:11

おお~!シンプスン料理店!
まだあるのですね!
さすが英国!ちゃんと名店は100年以上も残っているんですね。
一人でチャレンジされたのですか!
すごいです。
わたしも今度の英国行きではレストランにもチャレンジしてみたいと思います。(前回行った学生旅行のときは、一度もレストランに入らなかったので)もういい年ですからお一人様でも様になるようがんばります。

それにしてもナツミさんのは素敵な思い出ですね。
そういう風にお客をもてなすサービスができるお店って素敵です。
どこにあるのか探してみます^^


旅ごはん - ナツミ - 2012年09月09日 01:09:13

あ、いえいえ、ホームズが好きな友人(女子)と二人でした!
長年女人禁制だったということで、現代でも男性のエスコートが必要だったろうに、なんと無謀な…と今では思います。 シンプスンズの皆様、今さらですがすみませんでした……!(※絶対読んでない)
当時、ベーカー街の「シャーロック・ホームズ・ホテル」では「ハドスン夫人のアフタヌーンティ」というものがあって(今でもあるんでしょうか。内容的には普通のアフタヌーンティでした)入りたいけど一人で入れない!という一人旅の日本人男子と3人でお茶した記憶もあります。甘党男子も大変なんだと悟りました。

その後、一人で旅行するようにもなりましたが(一人で旅する時の、あの地球上の座標のひとつになったような感覚も時々無性に恋しいものですよね)、一人旅はどうしても食事のバリエーションが少なくなるのが寂しいですね。YOKOさんのように行く先々でお友達ができると楽しそうです。(あ、これを読んでいらっしゃる方でYOKOさんのブログの英国旅行記を未読の方は、ぜひ訪問なさることをお勧めします!特にグラナダファンの方は必見ですよ~!)

シンプスンズのローストビーフは本当においしかったので、次のご旅行の際にはぜひお召し上がりを!もしお好きでしたら、生牡蠣もお勧めです。ホームズが心配しなくていいように、英国の牡蠣を減らしてあげてください!
お店のウェブサイトはこちらです。

www.simpsonsinthestrand.co.uk/index.php

"History"をクリックすると、「著名なお客様」の一人にちゃんとSherlock Holmesの名が挙げられているのが嬉しいですね。


- YOKO - 2012年09月09日 14:10:42

あ!お友達と一緒だったのですね。
教えていただいたwebページ見てきました。ステキ!
ちゃんと、ホームズの名前がある!
いってみたいー!朝ごはんも食べてみたいーと思いました。
で、シャーロックホームズがよく座ってたのはどの席ですか?って聞いてみたいですね。(実際はシャイなので絶対聞けませんけどもw)
前回の英国旅行では日本人の友人ばかりができてしまったのが反省点です。
今度は地元の人と交流したいと思います。

- ナツミ - 2012年09月10日 22:21:38

> で、シャーロックホームズがよく座ってたのはどの席ですか?って聞いてみたいですね。(実際はシャイなので絶対聞けませんけどもw)

それは粋な質問ですね~!ノリで答えてくれそうな気がします!現地で気が向いたらぜひ!レポートが今から楽しみです!

> 前回の英国旅行では日本人の友人ばかりができてしまったのが反省点です。
> 今度は地元の人と交流したいと思います。

学生さんの長期休みは、どうしても重なりますもんね。
異国でなつかしい言葉に出会うのも、素敵です!
私は、次はYOKOさんのように湖水地方を一人で旅してみたいです!

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シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

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