最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
→「コメントをくださる方へ
「あの場面の元ネタは?」という時はこちらへ
記事索引「ブリキの文書箱

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アヘン窟のリコレッティ

エミリア・リコレッティがトーマス・リコレッティを待ち伏せるために向かったのが、イーストエンドあたり、貧困な地域にあるライムハウス。ここはドックの近くで、水夫たちが持ち込むアヘンが蔓延してたようですね。コレラの発病が最初に報告されたのも、ここだそうです。

原作でアヘン窟が登場するのは、『唇の捩れた男』。
メアリの友人に頼まれて、ワトスンがアイザ・ホイットニー を迎えに行きました。現代版アレンジされたこのエピソードは"His Last Vow"に登場します。→過去記事『ケイト・ホイットニーの来訪』

アイザ・ホイットニー(他、友人約一名)がいたのは、上スワンダム小路にある『金の棒(the Bar of Gold, in Upper Swandam Lane) 』というアヘン窟。

上スワンダム小路というのは、ロンドン橋の下手の北岸にならぶ荷揚場の裏にあるきたならしい町で、既製服屋と居酒屋のあいだの急な段々を、洞穴の入口みたいな暗いところに降りてゆくと、そこへ目的のアヘン窟があった。(『唇の捩れた男』 延原謙訳)


ライムハウスとの位置関係は?……と知りたい時に、Google mapの"Sherlock Holmes's London"というサービスがあって本当によかったよ……!このサービス、私はつい最近まで知らなかったです。Thomas Bruce Wheelerの地図が元になってるのか、ご本人が作成したのか釈然としないのですが、書籍がアップデートされる度に新刊を買う余裕のない私にとっては、まさに希望の星!ありがたく使い倒させていただきやす!



青いマーカーがついているのが、ホームズ物語に出てきた場所。
3回ほどズームしていただくとわかるんですけど、ほんとにロンドン橋のすぐ近くに『上スワンダム小路』があります。
始めに表示される大きな地図で言うと、画面右手、テムズ川が大きくUの字を描いている、左肩からすこし横くらいですね。このUの字付近の川沿いが、1970年代から再開発されたドックランズ地域で、"The Blind Banker"のヴァン・クーンのフラットはここにありました。今やオシャレエリアなんですね。

「ライムハウス」はUの字の左肩辺りの地域のようです。当時と場所がずれていなければ、アヘン窟の場所もほぼ同じと言っていいですよね。すっきりした!

それにしてもこのマーカーの密集ぶり……「イーストエンドは犯罪の温床だった」という知識は一応あるものの、こう視覚で再確認させられると圧倒されてしまいます。切り裂きジャックのホワイトチャペルもすぐそこだな~。
『唇が捩れた男』には、セントクレア夫人がアヘン窟の三階(原文はsecond-floor。英国では一階がground-floorなので)の窓に夫を見つける場面もありますが、エミリア演じる「忌まわしき花嫁」が窓辺で偽装自殺してみせる場面とつながっている気がします。裏に協力者がいて、こっそり着替えてるのが同じだから、そう感じるのかもしれません。

さて、気になるのはアヘン窟の名前。他の記事のコメント欄に既に色々書き込んでいただいているのですが、あらためてまとめさせていただきます。

リコレッティがアヘン窟から出てくる場面。看板には「马蹄内翻足」の文字。

どうにか読める「蹄内翻足」でGoogle検索をかけると(今回Google先生大活躍!)、「馬蹄内翻足」が出てきました。
これは、日本語では「内反足」。足の形態異常のひとつなのですが、昔は「蟹足」って言われてたのかもしれません。「馬蹄内翻足」とは、タイトルの元ネタである『蟹足のリコレッティとその恐るべき妻の記録(a full account of Ricoletti of the club-foot, and his abominable wife)』の、club footの中国語訳のようです。

つまり、看板と本人を合わせて「蟹足のリコレッティ」完成、なんでしょうか。しかし「金の棒」はまあまあわかる(なんか景気のいい感じする)として、店名がそれってアリなの?という疑問が残ります。「馬蹄」自体はラッキーモチーフなんでしょうが……

そこで、中国語にご堪能なYOKOさんにお伺いしてみました(『そこで』とか嘘です、1月から頼る気満々でした、すみません……)以下、YOKOさんのメールから引用させていただきます。

少しぱらぱらと検索していましたら、こういう記事を見つけました。

 ttp://toutiao.com/i6236973102488617474/(※ニュースサイトだと思うのですが、いかんせん読めないのでリンクポリシーとかよくわからず、念のため直リンを避けました。コピペして頭にhつけて飛んでくださいね。ナツミ)

やっぱり中国のファンの間ではすぐに話題になっていたようですね。

見出しは、強引に訳すなら、「笑わないで。シャーロックに隠されたメッセージの馬蹄内翻足はフットマッサージ店の意味じゃないですよ。」


中国ではどういうわけか「馬蹄内翻足」を「フットマッサージ店」の意味に受け取った人が多かったようで、この記事は「それはちがうよ、原作を見てね。これは制作陣の正典に対するオマージュなんだ」と言ってる内容のようです。

この記事は筆者の主観で書かれたもののようでまったくオフィシャルではありませんが、私たちの感想に近いです。(コメント欄に寄せられてる意見の半分はこの記事を評価していないみたいですが、多分正典読んでない人たちかな)

この記事内にあるのですが、中国語の「マスグレーブ家の儀式」でのclubfootの訳は「跛足」らしいです。「馬蹄内翻足」ではないようですね。やはり医学用語を書く必要はないですからね。PCなら「障碍の残った足」という感じでしょうか。


その後YOKOさんがくださったコメントより。

SHERLOCKは、中国での人気がすごいので、今回の忌まわしき花嫁の公開は中国ではほとんど英国と同時位ではありませんでしたっけ?で、マークゲイティスさんたちが公開前に中国人ファンに向かって「今度のスペシャルには、中国人に向けてのサービスがありますよ。中国人にだけわかる小ネタ仕込んであるよ」とアナウンスしてたらしいのです。

そのため、放映時、中国のファンたちは、どれだ?どれだ?と大騒ぎして見たようなんですよ。

で、結果、リコレッティの寄ったアヘン窟の看板だということは分かったのですが、いったいどういう意味が隠されてるの?ということで、大まかに2通りの解釈があるようです。

マスグレーブ家の儀式の中にある「蟹足のリコレッティ」のCLUBFOOTをグーグル翻訳したらで、「馬蹄内翻足」になった。というシンプルなものと、「馬蹄内翻足」=CLUBFOOT=洗脚城(フットマッサージ=風俗店)まで深読みして、風俗に出入りするリコレッティの奥さんへの不実(浮気)を暗示するものだとする意見と。

どこのファンたちも、同様にあーでもないこーでもないと楽しく議論しているんですね。モファティスさんたちに翻弄されるのはいずこも同じですね~。



な、なるほど~!同じ記事のコメント欄でも「crab-footだと思ってた」とおっしゃってた方が複数いらっしゃいましたが、この場合、clubがナイトクラブとかのクラブと受け取られてた!? 
私も「"club-foot"のclubはこん棒じゃないか」とかよく調べずに言い出して、足の骨の名称を言いながら足を揉めるbillylabさんを「聞いたことありませんが……」と困惑させてますが、なんかね、そういうね、非英語圏視聴者ならではの迷走が、みっちょんさんの

深読み説を深読みすると、不実な夫と肺結核の妻の組み合わせはコナン・ドイルと最初の妻に当てはまりますね。

殺されたのは、、、コナン・ドイルだったのか、、、、



という素晴らしいまとめに着地するまでの流れが、無駄に美しい……
と、惚れ惚れする私です。無駄が美しい、というべきか。
英語圏の人ならいちいち立ち止まらないところで、私たちは遠回りしたり深読みしたりするわけですが(いや、ネイティブじゃなくても英語が堪能な方はたくさんいらっしゃるので、『私たちは』って一括りにしちゃ申し訳ないんですが、少なくとも私は)、そのジタバタが導線になってみっちょんさんの「リコレッティはドイル」という考察に結びつくって、すごいことですよ。
「正解」はゲイティスさんたちが、もっと言うとドイルが持ってるのかもしれないですが、「どこのファンたちも、同様にあーでもないこーでもないと楽しく議論している(by YOKOさん)。この「過程」の楽しさに比べれば、「正解」かどうかなんてもはやどうでもいいじゃないっすか。オラ達、熱いよね!

……と、見知らぬ中国人ファンの皆さんまで北三陸訛りで巻き込んでしまいましたが(あと『どうでもいい』は流石に言いすぎですが)、楽しかったです。みっちょんさん、れすとらさんをはじめ、コメント欄でお話くださった皆様、ありがとうございました!

YOKOさんが教えてくださった発見をもうひとつ。

ドラマ中では「马蹄内×足」とみえました。
「馬」の字が中華人民共和国で使われている「簡体字」で書かれているんです。
これが初見時非常に違和感でした。
簡体字は1950年ごろにつくられましたので、19世紀倫敦に簡体字があるはずがないからです。
(もしかすると筆記するときの略字ではあったのかもしれませんけど)

でも、最後までみて全部21世紀のシャーロックのマインドパレスの中での出来事と考えると、まぁ仕方ないか…と思えてきました。シャーロックがいかに博識でも、簡体字の知識まではなかったのかもしれません。(S1-E2で中国と日本の区別もついてなかったことも思い起こされますね…)



簡体字と繁体字の違いが理解できていればオチが早めに読めたかもと思うと、中国語を理解できる方がうらやましい!
あっ、でも、そういえばわからないなりに「19世紀にあのフォントはないよな~」と思ってました。
オチに気づくには至らなかったのですが(基本、台詞を聴きとるだけでいっぱいいっぱいです!)、これだって漢字を日頃から使ってるからこそ気づくことだったのかもしれませんね。

YOKOさん、本当にありがとうございました!中国のファンの方たちの息遣いを感じることができたのが、何よりも嬉しかったです。いつか、彼ら彼女たちとお話してみたいなあ、と思います。

ところで、この時トーマス・リコレッティは白いタイに白いウェストコートを着けています。オシャレというか、これって礼装なのでは。
ここで、アヘン窟のドレスコードが気になりました。こんな素敵な格好で行くようなところなの?
(リコレッティがアヘン窟の運営側って可能性もありますが、そういう説明はないので、まあ遊びに行ったとして。また、ホームズとレストレードの会話の流れから、『ライムハウスにいるところに、妻の死の報せを受けて、モルグに向かった』と仮定します。)

『犯人は二人』で、ホームズとワトスンは、芝居帰りを装うために正装しましたよね。
思うに、トーマスは夜の外出を周囲の人に怪しまれないよう、お芝居や音楽会に行くふりをしてた(エミリアにはバレてた、または隠しもしなかった)。または、晩餐会や音楽会などへの出席の帰りに立ち寄るくらい、この区域での夜遊びに溺れてた。
もしくは、直後ワトスンが「モルグにツイードでいいかな?」と気にしてたように、死者に敬意を払うために着替えた。

通い詰めてるにしろ、着替えが置いてあるにしろ、馴染みの女(もしくは男)がいる感じしないですか……?リコレッティがアヘン窟から出てくる場面で、男たちに取り囲まれている、艶やかな中国服の女性が映りますよね。公式が否定したとしても、中国のファンの皆さんの想像は、当たらずとも遠からず、ではないかしら。第一、アイザ・ホイットニーの描写に比べても、アヘン窟から出てきたリコレッティは酩酊してないように見える(報せにびっくりして覚めたのかもしれないけど)。
いずれにしても、結婚記念日にそんなところに入り浸ってた、と新聞には書きたてられたろうし、正装してる「もと花婿」に花嫁姿の幽霊が訪れて「ショットガン・ウェディング」を行う、というのは、いかにも大衆が喜びそうな話です。後ろめたいところのある夫たちは震え上がりそう。
そういう世間の反応も、エミリアたちの計画のうちだったのでしょう。殺してなお飽きたらず、相手の名誉までも地に堕とす、巧妙な復讐。
その記録が残ってて、シャーロックの中で"The Reichenbach Fall"の経験とつながったんでしょうね。ジムと花嫁を重ねて推理している、というオチのヒントが、ここでも既に表れてるんだなあ……

【追記:2016.6.9. みっちょん様にご教示いただいたのですが、リコレッティが着ているのは夜会服。当時の結婚式は午前中から午後3時までしか挙げることができず、よって夜のための正装である夜会服は、結婚衣装には成り得ないそうです。当時のの服装については、みっちょん様のサイト『シャーロック・ホームズの世界』で、水野雅士さんが詳しく分類と説明をしていらっしゃいます。】
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

ベイカー・ストリート・イレギュラーズっぽい - billylab - 2016年06月03日 17:12:40

「殺されたのは、、、コナン・ドイルだったのか、、、、」
なんか…これには ハッと息をのみました〜。(^^;)
そして
「素晴らしいまとめに着地するまでの流れが、無駄に美しい……」
これ、なんか 見覚え、既視感、デジャブが…(-d-)と思ったら…。
再々再放送(くらい (汗))の、『エレメンタリー 2』でした。
ジョーンが出て行きそうになるのを、必至で止めてるジョニー・リー・
ホームズのセリフ。
とつぜん 美しい と、感極まるホームズに、「???」のジョーン。
彼は ふたりで協力し合って 解決に導く フローを「美しい」と
表現してましたよね〜。
コメント欄での帰結に、「美しい」とつぶやくナツミさんに、
「あ、ホームズ脳だ…」(ゲーム脳とか マンガ脳、みたいな感じ)と
思ってしまいました〜。(^^;)

しかし 馬蹄 云々は、今回 YOKOさんのお知恵(と 人脈)に おおいに
負うところとなりましたが、文章家さん、デザイン屋さん、そして
ホームズ・オーソリティーさん、蛇足ながら リフレクソロジスト…と、
見事に 専門知識を駆使しましたねー。
これぞ、ベイカーストリート・イレギュラーズ的な! と、いえる 活動
だったのかも〜。(^m^)

びゅーてぃほー - れすとら - 2016年06月04日 00:13:51

billylabさん、「美しい」に反応される、
美容と健康のオーソリティーさんならではというところでしょうか。

残念なことに『エレメンタリー』の詳しいところは覚えてないのですが('0';)
バッチさんのホーキング博士のドラマに出てきたのですが
物理学者とか数学者の方は自分の発見を「1つの美しい式にまとめる」のが夢なのだそうです。学者はそういう「美しい」という表現が好きみたいです。
「殺されたのはドイル」、美しい証明ですよ。
そのうち、この証明の英文を載せて欲しいなあ。。。(おねだりモードでごめんなさい)

YOKOさん
>簡体字は1950年ごろにつくられましたので

教えていただくとなるほどなと思うのですが、いやー気がつきませんでした。
文革の時にできたんでしたっけ。完全にヒントを逃していました。

ナツミさん、前の記事でのコメント欄トークが、さらに深い記事になっていてびっくりです!ドレスコードを知っておくことで、もっと深い状況が読み取れるのですね。

オラだち、熱いよね!

- みっちょん - 2016年06月09日 16:39:49

今日は6月9日ですね。

と言うことで、今日は「シャー『ロック』の日」!!


なんて噂をちらっとみたので、ここで拡散します(笑)

ありがとうございました - ナツミ - 2016年06月09日 23:24:25

billylab様
れすとら様

ホームズ脳……めっちゃ業の深い称号ですが(たぶん世間ではそれを中二病と…)、むしろご褒美です!
そして専門知識を駆使してお助けいただいた皆様、ありがとうございました。

みっちょん様

ご教示いただいたことについて、遅まきながら追記させていただきました。
昼間の正装は、フロック・コートなんですね。夜会服を着ていたリコレッティは、やはり一度着替えてるんですね。
ご指摘いただいたように、設定が甘い、またはシャーロックの知識が曖昧という可能性もあるんですが、リコレッティのこの日の足取りが気になります。妻の死の連絡が行くまで、どれくらいかかったんだろう?

そして、今日はシャーロックの日(!)
じゃあ、ワトスンの日は8月10日……?(ハドスンさんの日にもなっちゃうな……)

ビートルズがやって来る、ヤァヤァヤァ - billylab - 2016年06月19日 18:27:40

こんにちは
シャー‘ロック’の日から、随分 経ってしまいました。(汗)
しかし そのせいでしょうか、この日に TV版『スタートレック』で、『蘇ったモリアーティ教授』というのを
やっておりました。(CATVですが(汗))
  「データとジョーティがホロデッキで‘ホームズ・プログラム’に
   興じていると、小さな異常が見つかって…」
とのこと〜。
やはり、『スタトレ』制作陣は、かなりのホームズ・ファンなんですね〜。
ミスター・スポックにホームズのセリフを言わせる…それを 逆にBBCで取り上げる…というトリビア、
ありましたね〜。

 さて、トリビアといえば、プロフ欄で触れて頂いた ビートルズ映画。
おっしゃる通り、リンゴ・スターが 意外に上手だったので、当時も高評価だったそうです〜。(^^)
(もちろん わたしも 生まれていないですョ〜(汗))
彼は それで 俳優業に目覚めて、けっこう ハリウッド映画に出ていました。
(この頃は 生まれてました。(笑))
そして、アイドルが 映画や CMでやたらめったら走らされるのは、きっと ここから
始まったんだと思います。(^^;)

 トリビアと言えば、『Sherlock』で、シャーロックとジョンが「とんずらしよう」と言う時に、
「グッドナイト・ウィーン!」と言うセリフがありますが、これ、リンゴ・スター由来と言われておりますね〜。
(厳密には リバプール(ビートルたちの出身地)のスラング)

すみません〜、なんか ビートルズばなしが 嬉しくて、長く書き込んでしまいました〜。

ウィーンとトンブクトゥ - ナツミ - 2016年06月22日 07:05:53

billylab様

69の日はロックの日でもあったんですね!

私、『スター・トレック』に関しては映画しかみてないような新参者なんですが(深夜の再放送とかで細切れに観たかもしれない)、そもそもホームズ・プログラムっていうのがめっちゃ楽しそうじゃないですか!?何ですかそれ!?

>  さて、トリビアといえば、プロフ欄で触れて頂いた ビートルズ映画。
> おっしゃる通り、リンゴ・スターが 意外に上手だったので、当時も高評価だったそうです〜。(^^)

やっぱりそうなんですね!リンゴとおじいちゃんが異様に輝いてますよね。

> そして、アイドルが 映画や CMでやたらめったら走らされるのは、きっと ここから
> 始まったんだと思います。(^^;)

な、なるほど~~!!!そうなんですね!すごい思い当たる!他にも、私が知らないだけでビートルズ由来のものって多いんだろうなあ。

>  トリビアと言えば、『Sherlock』で、シャーロックとジョンが「とんずらしよう」と言う時に、
> 「グッドナイト・ウィーン!」と言うセリフがありますが、これ、リンゴ・スター由来と言われておりますね〜。
> (厳密には リバプール(ビートルたちの出身地)のスラング)

そうなんですね!Good night Viennaって、コニー・プリンスの死因を調べてた時に使われたのは覚えてるのですが、その時は「それでもうお陀仏」みたいな意味合いだったような。「とんずらしよう」という意味で使われたのはどこでしたっけ?(すみません、既に記憶がだいぶ怪しい……)
そして、リンゴ・スターの曲?映画?では、そういう意味でこのフレーズを使ってるのですね。
どうしてウィーンなのかな?地名の出てくるスラングって面白いですね。
S1放映の年だったので2010年のホリデイシーズンだったと思うのですが、Sherlockologyさんがアドベントカレンダーをやっていて、ジョンが「マイクロフトへのプレゼントは何にしようか」と相談したらシャーロックが「トンブクトゥへの片道切符」と即答する会話がありました。遠い土地の代名詞なんでしょうが(和訳でニュアンスを伝えるなら『シベリア』かなあ)、それ以来、この地名が使われる度にマイクロフトの顔が浮かぶ私です。

遅れてきたファンにも程がありますすが、ビートルズのこと色々教えていただけたら嬉しいです!

遙かなるトンブクトゥ - 篠田真由美 - 2016年06月22日 08:33:32

>S1放映の年だったので2010年のホリデイシーズンだったと思うのですが、Sherlockologyさんがアドベントカレンダーをやっていて、ジョンが「マイクロフトへのプレゼントは何にしようか」と相談したらシャーロックが「トンブクトゥへの片道切符」と即答する会話がありました。

 お兄ちゃんなんかうんと遠いところへ行っちゃえ、戻ってくんな、てなものでしょうか。子供の時、地球儀をぐるぐる回して見ているちびシャーロックと、本を開きながら弟のお守りをさせられて面白くないお兄ちゃん、なんて絵が目に浮かびました。「トンブクトゥ!」って、なんか子供が面白がって繰り返し口に出しそうな音だと思いません?
「トンブクトゥ!」
「なんだよ。マリ共和国の首都だろ?」
「マイクロフトなんか、トンブクトゥに行っちゃえ!」
「そうか。おまえなんかタスマニアに島流しだ。カンガルーに食われちまえ」
「カンガルー、人食べるの?」
「食べるとも。おまえみたいなちびなら頭からがりがりっだ」
「ふえっ・・・」
「マイクロフト、弟泣かせないで!」 
 テディ・ベアぐるぐるのときもそう思ったけど、「要らない知識は忘れる」と豪語するわりに、何気なくシャーロックの口から飛び出す語彙って、ときどき妙に子供っぽいです。「シベリア」だと「トンブクトゥ」の面白さにはちょい届かないなあ。

They say it was in India - ナツミ - 2016年06月23日 06:20:06

篠田真由美様

「トンブクトゥ」、確かに響きが面白いですね!
つい最近も同僚が使っていたので、シャーロックだけでなく一般的に「うんと遠いところ」、言ってしまえば「僻地」の代名詞として使われるようですが、

>  テディ・ベアぐるぐるのときもそう思ったけど、「要らない知識は忘れる」と豪語するわりに、何気なくシャーロックの口から飛び出す語彙って、ときどき妙に子供っぽいです。

これは本当にそうですよね。興味も子どものそれと同じで、だからちっちゃい頃のゲームも未だに保存してるし、シャーロックのPCを覗いたアーチーくんにあんなに懐かれてたんでしょうね。(首なし尼さん以外のコレクションも知りたい……)
原作のホームズは茶目っ気はたっぷりでも紳士的な言葉遣いをするイメージがあるのですが、それは和訳のせいで、ネイティブにとっては端々子どもっぽかったりするのでしょうか。

>「シベリア」だと「トンブクトゥ」の面白さにはちょい届かないなあ。

確かにそうですね!到達が困難で響きが面白い、となると、もはや私には「ガンダーラ」しか思いつかないのですが、「ガンダーラに行っちゃえ」と言われても、悪口なのか何なのか、マイクロフト兄ちゃんも戸惑いそうです……

- billylab - 2016年06月23日 16:29:59

ナツミさん

 > Good night Viennaって、コニー・プリンスの死因を調べてた時に使われた
あわわ、そうです、そうです。
そうかー。
それで 彼女はお陀仏だって意味だったのか…。(00;)
(↑今、知った人 onz)
S1もE3は 特に流れが速くて、ひとつひとつの事件が けっこう「???」な まま、
ラストシーンへなだれ込んで、「え゛ーーーーーーーっ?」と なってました。
(( ̄▽ ̄ i)
(さらに、「え゛ーーーーーーーーっ?!!!」と なったのが S2E3だったのは、言わずもがな
ですが〜)

ナツミさん
篠田先生

> 「トンブクトゥへの片道切符」
うわー、マイキーとシャールの 幼年時代、かわいい〜。
シャロママのセリフも、ワンダ・ ヴェンサムさんのお姿で 目に浮かびます〜。

そして、‘トゥンブクトゥ’ですが、これって たぶん、ベネディクトくんが この頃やっていた
BBCラジオドラマのパロディというか、そこからネタ引っ張ってきているようです〜。
『Cabin Pressure(キャビン・プレッシャー)』というタイトルです。
(ご存じだったら、恐縮です〜)
飛行機が舞台で、AからZまでの到着地名に絡んで 毎回 話が展開します。
トゥンブクトゥはTの回かな。
Jは日本を期待しましたが、残念ながら 違う国でした。
公開録画で、笑い声が入るやつです。
和訳をしてくれる人を見つけては、ポッドキャストで聞いたりしてました。
先生、鋭いっというか、このドラマ、(精神状態が)子供のまま大人になった
アーサーくんが主人公です。
登場人物は その他三人。
アーサーくんのママが飛行機のオーナーで、唯一女性の客室乗務員。
アーサーも乗務員ですが、毎回、いろいろ やらかします。
ベネさんと、あと 俳優ロジャー・アラムさんがパイロットです。どう見ても先輩格のロジャーさんの方が
副操縦士、ベネさんがメイン・パイロット…なんだけれど、
おチビで 飛行機オタクの変人役です。
でっかいベネさんがおチビっていうのが、ラジオドラマ らしいですね。
アーサー・ママも副操縦士も 一癖も二癖もあって 英語難民の自分でも、聞いていて けっこう笑いました。
トゥンブクトゥは、お客さんの命令で、そこに行かなきゃならないんだけれど、もっと近いところで誤魔化す…という回。
「トゥンブクトゥへ飛びますというのは、手前のどっか(イタリアだったかな?)という意味だよ」 と、アーサーに言い含めるの
ですが、いかんせん、小学生程度の理解力の彼は 混乱する。
じゃあ本当のトゥンブクトゥを指す時は、2回トゥンブクトゥと言うから…と決めますが、「トゥンブクトゥ・トゥンブクトゥ」やら、
3回繰り返す やらで、
機上は もう大わらわさ〜…という展開でした。
しかも、このおばかのアーサー役の人が、このドラマを書いているンです。
残念ですが、惜しまれながら Zの回で最終回を迎えました。
ベネさんが『Sherlock』で 人気が出てからは、ビミョーに ネタ引っ張ったり。
皆で 推理しようという回に、「じゃあ僕こそホームズだ!」ではなく、「ミス・マープルだ!」と、言わせたり。
あて…、でも シャーロッコロジーさんのネタ、マジでマイクロフトがトゥンブクトゥ行きに搭乗したら、
弟に そっくりな、でも やけに小さいパイロットに遭遇するんだわ…。…( ̄◇ ̄ i)

> 到達が困難で響きが面白い「ガンダーラ」
なんか…ホームズの隠遁生活時代ネタや、ベネさんのインドのチベット寺院で教えた時代にかけて、
制作陣が やりかねない、当たらずとも遠からずな ニオイがします…。(・_・;)

言葉って面白い - ナツミ - 2016年06月23日 20:53:40

billylab様

私にとっても馴染みのない表現だったので、間違いだったら申し訳ありません!英英辞典(Weblio辞書)をひいて理解した限りでは、Good night Viennaは、詰んだ、とか、これ以上どうしようもない、みたいな感じで使われるのだと思います。
1932年にそういう題のオペレッタがあったようです。内容が気になります!
ネガティブな意味に限らず、「恋に落ちたらおしまい」みたいな用法もありそう。年貢の納め時、みたいな感じかしら。
「お陀仏」は拙訳なのですが(若さがなくてすみません)、「着々と殺害計画を進められた結果、はい、これで王手」なのだろうし、リバプールのスラングにも、きっと「うまくやったぜ、もうやるべきことはない、ずらかろう」または「やらかしちゃって、もうこれ以上手のうちようがない、ずらかろう」というニュアンスがあるのかもしれません。言葉の背景って面白いですね。

Cabin Pressure、全部は聞いていないんですが、楽しいですよね!
でも、私の記憶が確かなら、当時はTまで行っていなかったと思うので、Sherlockologyさんがそこから引っ張ってきたということはないと思いますよ。ってそんなのどうでもいいですね、失礼しました……(何でそんなに細かく覚えているかって、2010年の私は飢えた狼だったんですよ……今でこそ、供給過剰でディオゲネスクラブのぶ……マイクロフトの如き動きの鈍さですが!)

蘇る金狼〜 - billylab - 2016年06月23日 23:07:26

〉Good Night Vienna
なるほど〜。
ハイ、それま〜で〜よ〜♪ みたいな感じなんですね〜。

〉当時はTまで行っていなかった
おっと!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
やはり、ご存知、というか、キャビプレありきの、トゥンブクトゥだったのですね〜。
長々と失礼しました〜。ε-(´∀`; )
なるほど〜、そうすると、キャビンプレッシャーの方が、シャーロッコロジーさんに ヒントを得たのかな?
キャストの他作品への 引っ掛け、右に左に…で、面白いですね〜。
あ、はい。S1E3 初見後は、金狼ならぬ、冬眠後の熊というか、禁断症状になりますねー。

どこから行っても遠い国 - ナツミ - 2016年06月24日 04:42:39

billylab様

> やはり、ご存知、というか、キャビプレありきの、トゥンブクトゥだったのですね〜。
> 長々と失礼しました〜。ε-(´∀`; )

いえいえ!楽しいお話ありがとうございました。マイクロフト・機上の遭遇にも爆笑致しました。
キャビン・プレッシャーのスタッフさんが引用されているかはわかりませんが、私の周りのネイティブの人も「トンブクトゥ=僻地」を時々使うので、引用というよりはごく一般的な表現として用いられてるのではないでしょうか。実在の地域ですから、地元の方には失礼な話なんですけどね……(でも、今でもインフラが整ってなくてある意味遠いんでしょうね)
ちなみに私の周りでよく使われるのは、「グンマー」に近いニュアンスだからだと思います。

> キャストの他作品への 引っ掛け、右に左に…で、面白いですね〜。

本当ですね。私は役者さんよりお話に注目するタイプなので、こんな風に後から教えていただくことも多いです。気づかないくらい小さな出演作品オマージュもあるんでしょうね。

トラックバック

URL :

プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

ご閲覧やRSS登録ありがとうございます!まだ廃墟じゃありませんよ~!亀の歩みですが、過去の振り返りも含めてのんびり元ネタ探し続けていきたいと思います。

メールはこちらへ

Twitter
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
索引
このブログで考察した「元ネタ」を、ドラマの時系列に沿って探すための索引サイトです。 順次更新致します。 「21世紀探偵・ブリキの文書箱」
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
blog mura
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。