最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
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アプルドアで何が起こったか

やばい、もう11月か!広告が出ちゃってます……
今年はスパイ映画の当たり年で、柄にもなく遊びまわってしまいました。まだU.N.C.L.E.観てないんで映画館に行きたくて仕方ありませんが、体のどこかにあるガイ・リッチー専用スイッチを押されると当分ヒャッハー状態になるので我慢する!財布も全力で「出かけるな」って言ってる!!!

平常時でも思慮が浅いのにとんだ浮つきモードで恐縮ですが、今日はマグヌッセンの「アプルドア」について原作とドラマを比べてみたいと思います。(表記は延原訳準拠です)

『SHERLOCK』の方は、まあ結論から言っちゃうとマグヌッセン版「マインドパレス」なんですが、
書類に交じって女の子の人形の首や、ヘッドホンをした石膏像などが置いてあるのが印象的です。
221Bにもヘッドホンした水牛の首が飾ってあるけど、何なんだろう?私にはわからないシャレオツな世界か……

その外箱としてのアプルドアは、螺旋状の構造にガラスを多用した現代的な建物。
英国に君臨しようとしているマグヌッセンなので、水晶宮をイメージしているのかな、と(少ない建築の知識で)思ったのですが、原作のアプルドアにもガラス張りの温室があります。(現代版でジョンやシャーロックと話している場面でも、階下にたくさんの植物が見えますね)
原作でホームズがミルヴァートンを蛇と表現したのに対し、シャーロックはマグヌッセンを鮫と言っているので、水槽のイメージもあるのかも。

関連記事:『蛇から鮫へ

The place was locked, but Holmes removed a circle of glass and turned the key from the inside. An instant afterwards he had closed the door behind us, and we had become felons in the eyes of the law. The thick, warm air of the conservatory and the rich, choking fragrance of exotic plants took us by the throat. He seized my hand in the darkness and led me swiftly past banks of shrubs which brushed against our faces.

温室の入口にも鍵がかかっていたが、ホームズはガラスを円く切りとって、手をさし入れて簡単にあけてしまった。そしてなかへはいると、急いでドアを閉めたが、これで私たちは法律的にはりっぱに罪人になったわけである。むっとする温かい空気のなかに、エキゾチックな植物のむせぶような芳香がまじって、息づまりそうだった。暗いなかでホームズは私の手をとって、ぐいぐいと進んでゆく。私は木の小枝に顔をなでられたが、ホームズは暗中で物が見えるという特殊の能力を、長年の注意深い鍛錬によって作りあげていた。(延原謙訳)



これ、ホームズシリーズでも指折りの官能的な描写ではないか、と私は思うのですが……
エロい、というより触覚に訴えるというか、温度を感じるというか。
ホームズが「メイドを誘惑」なんて手段をとったせいかもしれないし、ワトスンが不法侵入に興奮しているせいかもしれないですが、現代版マグヌッセンがスモールウッド夫人の顔を舐めたり、人んちの暖炉に放尿したり、シャーロックのパスタに指を突っ込んでオリーブを食べたりする描写にもつながってる気がします。
他人がいとも簡単にパーソナルスペースを踏み越えてきたら、たまらなく不快に感じますよね。コケにされた、というか、人間として大事な部分を踏み躙られた気がする。
北欧の人はパーソナルスペースをことのほか大事にしていて、バス停などに並ぶときにも間を空けると聞いていたので、なおさら異様な感じがします。
余談ですが、ワトスンが木の枝に顔をなでられた、っていうのはジョンがマグヌッセンに顔を弾かれたとこの元ネタじゃないか、と一瞬思ったんですけど考えすぎかな……延原先生の訳だとホームズはうまくよけてるように読めるけど、これ二人とも当たってますよね。

「犯人は二人」はいろんな意味で異色作だと思います。
ミルヴァートンに激怒しているホームズはいつになく感情的になり、いつも以上に手段を選ばない。ハニートラップ?も本当に珍しいことです。
ホームズとワトスンの犯罪行為が描かれる一方で、結末は唐突で曖昧。『ノーウッドの建築士』の兎同様、「そういうことにしておいて?」という含みを感じる終わり方です。第三者が突然現れてミルヴァートンを射殺し、警察もホームズたちの関与に気づかない原作と、現代版の結末は正反対のように見えますが、実は原作もこういう展開だったのかも、と思わせますよね。
どこまで本当に起こったことで、どこからがワトスンの創作なのか、非常にわかりにくい。
アプルドアという舞台の上では、虚と実の境目が曖昧なんですね。だから、ワトスンの描写もいつもと違った感じなのかも。
現代版では、マイクロフトが弟に幼い頃の姿が重なって見えた、という場面でその感じが表現されているようにも見えます。

Appledore Towersという建物名から単純に果物のリンゴを連想していいものかどうかわからないのですが、
SHERLOCKというドラマにおいて、リンゴはいつも重要な場面に出てきます。
まず、"A Study in Pink"でジョンのマグの横にあったリンゴ。
これは蛇をあしらった英国軍医師部隊のマークの横に位置することもあり、イヴが齧った「知恵の実」を思わせます。
これから出会うシャーロックという人間を表しているようにも見えるし、戦争を「知ってしまった」ジョンの悲しみの象徴のようにも、「シャーロックとの冒険に足を踏み入れたらもう戻れない」というジョンへの警告のようにも見える。
第二シリーズでは、ジムからシャーロックへのメッセージとして"I O U"の文字が刻まれたリンゴが。
この頃のジムは好んで童話のモチーフを用いていたので、これは白雪姫の毒リンゴ、と言う感じがしますね。
第3シリーズの「アプルドア」は……やっぱり世界を席巻するあの会社のマーク、なんでしょうか。
似てますよね、マグヌッセンとジョブズ……

シャーロックとジムは、シャーロックが「天使の側」にいるかどうか、という話をしていましたが、リンゴのモチーフは、シャーロックやジョンが「向こう側」に足を踏み入れる時に現れるのだ、と思います。
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この記事へのコメント

リンゴリンゴ! - れすとら - 2015年11月23日 01:34:04

ナツミ様

英国軍医師部隊のマーク、医術の守護神ヘルメスの杖モチーフで二匹の蛇とコウモリの翼がついています。

「アップルドア」もドイルは意識していると思います。原作の中で、ミルバートンは蛇に例えられ、脅迫されていた女性の名まえ、エヴァ嬢でした。旧約聖書の蛇・リンゴ・イブが揃っています。

グラナダ版では戦と知恵の女神アテナの石膏像がミルヴァートンの書斎に置かれていて、殺しにやって来たのがエヴァの叔母、レディ・ダイアナでした。ダイアナは月と狩りの女神アルテミスの英語名です。グラナダのミルバートンは、「(悪)知恵」でなり上がってきたくせにそれを知恵というとは思い上がりだぜって感じですが、一方で武器や凶器をつきつけずに相手を破滅させる。現代版のマグヌッセンのあの生理的に不快な行為につながるような気がします。私は、オリーブの後にグラスの水で指を洗い水滴をかけるところまで本当に腹立たしいし同時にこんな演出にもやられたと思うのですが。螺旋階段の下のホールの床の卵を抱いた虫(?)の図柄も気になります。

アプルドア・タワーは、最初S3を見た時は原作にあることすら知らなかったので、あの会社を思い浮かべよくできた名まえと思いました。
確かに「情報」で世界を席巻した共通点がありますね。『イミテーション・ゲーム』のチューリングとリンゴからあの会社のロゴがつくられたという都市伝説(ジョブズは否定していたらしい)にまで目配せしている気がします。

>SHERLOCKというドラマにおいて、リンゴはいつも重要な場面に出てきます。
> リンゴのモチーフは、シャーロックやジョンが「向こう側」に足を踏み入れる時に現れるのだ、と思います。

S1の"A Study in Pink"では、ジョンが戦場から帰還していることがマイクロフト的分析では「楽園から追放」されていて、さらに次の冒険という未知の世界へ誘うリンゴではないかと思いました。次の世界へ踏み出さなければならない時に何度もリンゴは現れるのかもしれませんね。

そして『キングスマン』、再度じっくり見たくなりました!

温室のシンボリズム - 篠田真由美 - 2015年11月23日 08:51:55

原作の「犯人は二人」でも、温室が登場するというのが、建築史的にとても興味深いです。ナツミさんも水晶宮を上げていらっしゃいますが、板ガラスの量産化と鉄骨の仮構技術の進歩で、温室が流行し、それが上流階級から中流階級まで波及していったのがヴィクトリア朝後期でした。博覧会の水晶宮や、ロイヤル・アルバート・ホールのガラスのドーム屋根は、科学技術の進歩の象徴でしたが、キューガーデンの大温室が作られたのもこの時代。温室と客室が続いているというのも、接客空間として温室が使われていたからです。そしてミルヴァートンの住まいが長屋式のタウンハウスではなく、一戸建ての大邸宅だということもわかります。
ガラス張りの温室によってイギリスでも育成が可能になった熱帯の植物は、エキゾチシズムのシンボルであり、大英帝国の領土がそこまで広がったことの象徴、権力の記号でもありました。プラントハンターはガラス張りの木箱に新種の植物を詰めて本国に持ち帰り、学者はこれに名を付け分類して、学問的な支配を自然界へ拡張しました。
むっとする暖気にこもる異国の植物の香り、その官能性は、伝統的な英国人にとっては新奇であり、魅惑であり、だからこそ悪のシンボルともなり得たのだと思います。
温室や熱帯植物がそうした象徴性を失った現代でも、マグヌッセンの邸宅に持ち込まれた温室的な背景は、彼の爬虫類的な演技を補完して、一種異様な「官能的悪」のイメージを造り上げていましたね。

ぶんぶんりんご - midori - 2015年11月23日 10:26:29

スマホゲームねこあつめとかドラマ猫侍とかエアの猫さん達と戯れてる間にもう今年も残すところ数週間?びっくりです。

アップルドアはミルバートンの現住所ですが、指輪物語でもブリー村の住人「ぶんぶんりんごのローリー」Rowlie Appledore (追補版より)てキャラがいるようで、そっちの由来の方が気になるmidori です。


ところで劇場版猫侍第1作に相棒の薫ちゃん出てたんですよ。飄々としたクールな浪人役。人違いだと恥ずかしいのでプロフィール確認しました。
寺脇康文(53)さん。
…え?年上?
薫ちゃんは永遠に30代でわ??


ロサンサン劇場…併設のショッピングセンターが塚口さんさんタウンなのでロサンサンとは気づかなかったです! 兵庫県パスポート申請所がある馴染みの場所です。

では今年も皆さん遊んでくれてありがとうございました。年明けにはシャーロックのビクトリア時代劇で盛り上がりましょう!
例年通りに早々とご挨拶済まさせて頂きました〜^ - ^

聖書と神話とホームズ - ナツミ - 2015年11月23日 10:55:13

れすとら様

いろいろと教えていただき、ありがとうございます!

> 英国軍医師部隊のマーク、医術の守護神ヘルメスの杖モチーフで二匹の蛇とコウモリの翼がついています。

> 「アップルドア」もドイルは意識していると思います。原作の中で、ミルバートンは蛇に例えられ、脅迫されていた女性の名まえ、エヴァ嬢でした。旧約聖書の蛇・リンゴ・イブが揃っています。

「揃ってる」!ドイルは旧約聖書を意識して命名したんですね。
この場合脅迫されたエヴァ嬢がリンゴを齧っちゃった、ということになりますが、登場人物目線で考えても、「エヴァ」はワトスンが便宜上つけた名前でしょうし、「蛇」はホームズの使った比喩ですから、やっぱりパラダイス・ロストが先に起こった。何か重大なことがあったと考えていいですね。

> グラナダ版では戦と知恵の女神アテナの石膏像がミルヴァートンの書斎に置かれていて、殺しにやって来たのがエヴァの叔母、レディ・ダイアナでした。

あっ、現代版だとスモールウッド夫人とメアリの香水がclaire de lune「月の光」か!呼応してるんですね!
アルテミス=スモールウッド夫人とメアリ、だとすると、悪を狩るみたいな意味があるのかな?

>螺旋階段の下のホールの床の卵を抱いた虫(?)の図柄も気になります。

観返しましたが、わたしはアレ、ああいう形のベンチか棚を真上から見たのかと思ってました!
虫に見えますね、言われてみれば…
ところどころ気になりますよね。中国っぽい陶器の人形とか、保管庫の手前の、ダチョウのような鳥の背に乗って弓を構える戦士の像とか。篠田先生のおっしゃるように帝国主義が絡んでいるのだとしたら、マグヌッセンが狙っているさまざまな国のモチーフ、なんでしょうか。これみよがしなコレクションでなく、あくまでスタイリッシュに飾ってあるので気付きにくかったですけど……

> 『イミテーション・ゲーム』のチューリングとリンゴからあの会社のロゴがつくられたという都市伝説(ジョブズは否定していたらしい)にまで目配せしている気がします。

ベネディクト・カンバーバッチがチューリングを演じた『イミテーション・ゲーム』は2014年11月14日公開。
時期的に、意識しててもおかしくないですね。
正式な鑑定はなされなかったようですが、チューリングは毒を染み込ませたリンゴを齧って自殺した、という説があるんですよね。

> S1の"A Study in Pink"では、ジョンが戦場から帰還していることがマイクロフト的分析では「楽園から追放」されていて、さらに次の冒険という未知の世界へ誘うリンゴではないかと思いました。次の世界へ踏み出さなければならない時に何度もリンゴは現れるのかもしれませんね。

前向きな気持ちでとらえれば、「禁断の果実」は未知の世界の扉の鍵なんですね。今の世界の体制側にとってはとても都合の悪いものですが、新しい世界への希望にもなり得る。(タイミング的に深読みされてしまいそうな気がしますが、私はテロには断固反対ですよ!)

> そして『キングスマン』、再度じっくり見たくなりました!

二度目の鑑賞では、気づくことも多くて面白かったですよ!DVDが出たらぜひ!日本版の販売やレンタルは12月23日からだそうです。
(L&G上映の開会挨拶では、『クリスマスはキングスマンを観て、観終わったら教会へ!』とおっしゃってました。その組み合わせはちょっとヤダ……)

マグヌッセン帝国 - ナツミ - 2015年11月23日 11:25:26

篠田真由美様

コメントありがとうございます!
建築のことなら篠田先生のご意見を伺いたい……という乞食根性が、誰の目にも明らかな記事で申し訳ありません!!

> 板ガラスの量産化と鉄骨の仮構技術の進歩で、温室が流行し、それが上流階級から中流階級まで波及していったのがヴィクトリア朝後期でした。博覧会の水晶宮や、ロイヤル・アルバート・ホールのガラスのドーム屋根は、科学技術の進歩の象徴でしたが、キューガーデンの大温室が作られたのもこの時代。温室と客室が続いているというのも、接客空間として温室が使われていたからです。そしてミルヴァートンの住まいが長屋式のタウンハウスではなく、一戸建ての大邸宅だということもわかります。

科学技術の進歩の象徴!
まったく建築に知識がない私でも、ガラスとモノトーンでシンプルにまとめられた空間は「未来的でかっこいい」という印象を持ちます。それはこの時代から続くイメージだったのですね。
温室部分を背にマグヌッセンがシャーロックやジョンと話しているのは、モニターがあることからAVルームみたいな部分かと思ってましたが、立派な接客室と考えていいのですね。
そういえば、今回パーソナルスぺースについて考えていて、この部屋でシャーロックがマグヌッセンの隣にどかっと腰掛けるのは仕返しだ、ということに気づいて微笑ましくなりました。天然で失礼なのに、故意に意地悪するのは下手なんだね、シャーロック……

> ガラス張りの温室によってイギリスでも育成が可能になった熱帯の植物は、エキゾチシズムのシンボルであり、大英帝国の領土がそこまで広がったことの象徴、権力の記号でもありました。プラントハンターはガラス張りの木箱に新種の植物を詰めて本国に持ち帰り、学者はこれに名を付け分類して、学問的な支配を自然界へ拡張しました。

名をつけ、分類することで支配する。
これ、マグヌッセンが言っていることと同じですよね!
「知識は力」で、事実は関係ない。声高に主張することで、事実上の支配権を手に入れる。何とも虫が好かないやりかたですが、ジムも同じ手口でシャーロックを貶めたことを考えれば、これが現代の悪そのものなんですね。
原作でも、モリアティの兄弟を名乗る者がホームズを貶める文書を発表する、というくだりがありますが、その部分はS4で描かれるのかな。

そして、彼のインテリアを帝国主義と結びつけることで、マグヌッセンが「英国を実験台に」世界を手に入れようとしていたことがより深く納得できました。セリフからは「軽視している」ように理解していたのですが、もっと執拗な、イングランドへの深い憎悪を感じます。

> 温室や熱帯植物がそうした象徴性を失った現代でも、マグヌッセンの邸宅に持ち込まれた温室的な背景は、彼の爬虫類的な演技を補完して、一種異様な「官能的悪」のイメージを造り上げていましたね。

ついつい俳優さんやセリフにばかり注目してしまうのですが、カメラワーク、美術、照明……映像全体にメッセージが込められているのですね。

ぶんぶんりんごのミルヴァートン(可愛い) - ナツミ - 2015年11月23日 11:50:30

midori様

今年のmidoriさんは猫さんに夢中だったのですね。
私はMCUとスパイ映画に明け暮れてるうちにさっさと2015年が終わりそうで真顔になってます。

> アップルドアはミルバートンの現住所ですが、指輪物語でもブリー村の住人「ぶんぶんりんごのローリー」Rowlie Appledore (追補版より)てキャラがいるようで、そっちの由来の方が気になるmidori です。

ぶんぶんりんご!可愛いですね!「ぶんぶん」はRowlie→rollから?
doreの部分の用法が気になります。ちょっと検索したところ、「金の」という意味があるようなのですが、この場合その意味は失われてるのかな?

> …え?年上?
> 薫ちゃんは永遠に30代でわ??

相棒の世界はサザエさんワールドで誰も年をとりません。右京さんも永遠に引退しません(真顔で戯言)

> ロサンサン劇場…併設のショッピングセンターが塚口さんさんタウンなのでロサンサンとは気づかなかったです! 兵庫県パスポート申請所がある馴染みの場所です。

なんかこのブログでは「ロサンサン」で定着しちゃってますけど「サンサン劇場」ですよ!(たまたまご覧になった方へ)
midoriさんにとっては馴染みの場所なのですね。いいなあ。日本の映画鑑賞を楽しくしてくれるパイオニア、とお呼びしても過言ではないですよね!いつか私も聖地巡礼したい……

> では今年も皆さん遊んでくれてありがとうございました。年明けにはシャーロックのビクトリア時代劇で盛り上がりましょう!
> 例年通りに早々とご挨拶済まさせて頂きました〜^ - ^

えっmidoriさん置いていかないで、私まだ年賀状すら手をつけてな……(フェードアウト)

少女A - れすとら - 2015年11月23日 16:09:55

>doreの部分の用法が気になります。ちょっと検索したところ、「金の」という意味があるようなのですが、この場合その意味は失われてるのかな?

こちらmidori様への返信部分ですがフランス語の「黄金の」で、d’orと書くみたいですが、門外漢ですのでご了承ください。
「黄金のリンゴ」はギリシア神話の『パリスの審判』にあります。女神三人で美女コンテストをして審判を任せられたパリスは勝者にグランプリの黄金のリンゴを渡すことになっていたのですが、賄賂に最も美しい女スパルタ王の妻ヘレネーをくれるといった女神に与えたので、ヘレネーをめぐってトロイア戦争がはじまったという話です。転じて黄金のリンゴは不和とか争いの種というイミであるらしいです。ほかにも北欧神話では不老不死の神の食べ物の意味もあるそうです。

また、英語版wikiによると
The name Appledore is usually considered to be Celtic in origin.

「ケルト由来」と書かれています。地名としても現在デヴォン州にあるようです。

>「エヴァ」はワトスンが便宜上つけた名前でしょうし、

そうか、「少女A」ってことですね。本名じゃない。メアリーも「聖母マリア」に由来の名まえですね。

>現代版だとスモールウッド夫人とメアリの香水がclaire de lune「月の光」か!呼応してるんですね!
アルテミス=スモールウッド夫人とメアリ、だとすると、悪を狩るみたいな意味があるのかな?

ああ、なるほど。「若向けの香り」っていうところだけ考えていましたが、メアリーはもともと裏社会のハンターですよね。「月」とは官能的な要素もある香水でしょうか。ハドソンさんの「カスバ・ナイト」という香水も出てきましたね。

>やっぱりパラダイス・ロストが先に起こった。何か重大なことがあったと考えていいですね。

原作だと、エヴァ嬢が脅迫されているところが蛇に「さあ、食え」と迫られているパラダイス・ロストと思っていましたが、やっぱり「犯人はあの二人」なのでしょうか。

>観返しましたが、わたしはアレ、ああいう形のベンチか棚を真上から見たのかと思ってました!
虫に見えますね、言われてみれば…
ところどころ気になりますよね。中国っぽい陶器の人形とか、保管庫の手前の、ダチョウのような鳥の背に乗って弓を構える戦士の像とか。

ベンチでしたか!寄木細工(風)とばかり思っていました。お聞きしてみるものですね。鳥に乗った戦士の像も何度も映るのですごく気になっていました。インドかな?確かに「マグヌッセン帝国主義」と考えれば意味が分かりますね。

1人で考えていても色々結びつけることができないので、ここはすばらしい場所だなと思います。

>日本版の販売やレンタルは12月23日からだそうです。

『キングスマン』販売早いな、月日の流れるのもそれだけ早いってことですね(遠い目…)

きらぴかりんごのミルヴァートン - ナツミ - 2015年11月24日 20:48:40

れすとら様

Appledoreについて色々ありがとうございます。そんな意味があるんですね。
ホームズの時代には普通に地名や人名なのかもしれないですが、意味をさかのぼると面白いですね。
Sherlockも「金髪の」という意味がある、と聞いたことがあります。

> そうか、「少女A」ってことですね。本名じゃない。メアリーも「聖母マリア」に由来の名まえですね。

だからこそ、わざわざ「エヴァ」を選んだことには意味がありそうですよね。ドイルにしろ、ワトスンにしろ。

> ああ、なるほど。「若向けの香り」っていうところだけ考えていましたが、メアリーはもともと裏社会のハンターですよね。「月」とは官能的な要素もある香水でしょうか。ハドソンさんの「カスバ・ナイト」という香水も出てきましたね。

「カスバ・ナイト」も調べたら実在はしなかったと思うのですが、意味深ですよね!
SHERLOCKに出てくる女性たちは香りに意味を持たせることが上手なんですね。
お値段的に縁がないですが、ジョー・マローンの香水なんて、名前を見るだけでもうっとりしちゃいます。

> 原作だと、エヴァ嬢が脅迫されているところが蛇に「さあ、食え」と迫られているパラダイス・ロストと思っていましたが、やっぱり「犯人はあの二人」なのでしょうか。

邪推する余地はあると思いますよ~!少なくともSHERLOCKの制作チームははそう解釈したのかな、と思います。
>

> ベンチでしたか!寄木細工(風)とばかり思っていました。お聞きしてみるものですね。

あ、いえ、私も自信ないです!公共施設でもあるまいし、あそこにベンチがあるのも不自然ですよね。
やはり床の模様なのかな?

キングスマンにしてもU.N.C.L.E.にしても、日本は公開が遅かったので、業を煮やして海外版DVDを買っちゃう人がたくさんいそうですね。SHERLOCKのスペシャルはどうなるかな……

パペット版ミルヴァートンとリンゴと「特命の亀山」 - ak - 2015年11月27日 23:31:38

ナツミ様

こんばんは。
篠田先生が書いておられるように、キューガーデンは大英帝国の象徴ですね。
こちらでは既に色々な方が薀蓄に富んだ記事を書いておられますので、私はパペット版とリンゴについて書きたいと思います。
パペット版ホームズでミルヴァートン先生が初登場する「失礼な似顔絵の冒険」ですが、ここもホームズ&ワトソンが泥棒よろしく忍び込む描写があり、何かいかめしさを感じさせる設定となっています。そして中には植物こそありませんが、如何にも東洋の物と思われる皿が飾ってあって、その辺がちょっとグラナダ版との類似性を感じさせます。
グラナダ版との類似性は、先生がディーラー寮の不良であるドレッバーとスタンガスンに殴られる場面でも登場します。ホームズがカーテンの陰からことの成り行きを窺っているのが、違う設定とはいえ、カーテンの陰に隠れるグラナダ版ホームズを思わせます。
あとグラナダ版ミルヴァートン邸の壁面の本棚ですが、これは『恐怖の谷』ベースの「ダグラスさんのお屋敷の冒険」に登場しますね。

リンゴといえば、れすとらさんも書いておられますが、北欧神話では不老不死の象徴であり、神々は来るべき最終戦争に備えて、定期的にそのリンゴを食べていたようですね。
元々リンゴは、西欧社会ではありふれた、それゆえに象徴性を帯びる対象であると思います。ウィリアム・テルもリンゴが出て来ますし。このような言葉もあります。
"An apple a day makes a doctor away"
1日に1個リンゴを食べれば医者は不要,確かに食物繊維は豊富ですからね。
それとこちらもれすとらさん、midoriさん絡みですが、イタリア語でポモドーロ、つまり黄金のリンゴといえばトマトのことですね。こちらは不和の元といった印象は薄いようです。

それと『相棒』の「特命の亀山」は、私も永遠の30代だと思っています。『猫侍』で北村さんと共演しているのを見て、『相棒』の亀山と『ガリレオ』の草薙の共演なんだ!と思ってしまった次第です。

リンゴ食べよう…… - ナツミ - 2015年11月29日 19:09:14

ak様

色々と教えていただいてありがとうございます。
パペット版にはグラナダ版へのオマージュも色々あるのですね。
「東洋の皿」気づきませんでした。あとで観返してみます。
リンゴとトマトを食べて風邪をひかないように心がけます!

> それと『相棒』の「特命の亀山」は、私も永遠の30代だと思っています。『猫侍』で北村さんと共演しているのを見て、『相棒』の亀山と『ガリレオ』の草薙の共演なんだ!と思ってしまった次第です。

akさんも『猫侍』ご覧になってたのですね!チェックすべきだったか……

Love ださセーター forever - れすとら - 2015年12月14日 00:53:14

ナツミ様

ヤッチマッタナー!完全に見逃していました!
Foever21のダサセーターの私信ありがとうございます。
最近スマホ版で見る事が多いもので、恒例のプロフィール欄を見逃しがちに。
すごいかわいい!!

>Sherlockも「金髪の」という意味がある、と聞いたことがあります。

「ばか」って言う意味もあると読んだ事があるので、そういうきれいな意味もあって良かったです。
ちょっと調べてみると
dictionary.reference.comというサイトで
slang definition & phrases of Sherlock

A trick or bit of foolery

と、載っていました。コナン・ドイル以前もあった名まえだとして
絶対この小説のせいです(--;)、ばかって言われるのは。

それはひどい…… - ナツミ - 2015年12月14日 05:41:30

れすとら様

わわわ!すみません!
お忙しそうなのでご返信不要です、という意味合いでプロフィール欄に書いたつもりが、放置し過ぎてなんだか無言で返信を強要するような感じになってしまいました!
Forever21のダサセーター、やや「あり」に寄せてきたというか、普通に可愛いじゃないか、という妥協も感じますね…
(←結局どうしてほしいのか)


> 「ばか」って言う意味もあると読んだ事がある

それは、知らなかったです!!つらいな……

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Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

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