最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
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「誰がカインを殺したか」

コメント欄でさまざまな御教示をくださっている、小説家の篠田真由美さんの新刊をご紹介したく思います。
小学校以来一度たりとも読書感想文をほめられたことがない私が、作者さんの目に触れることを前提に感想を書いてしまうなんて無謀以外の何ものでもなく、ちょっと胃がキリキリしていますが……

(後述しますが、私はトリックや謎解きの良し悪しを語れるほどミステリというものをよくわかっていません。この記事は「ミステリ評」では決してなく、作品の中で昔の京介や蒼に会ったことがある、というだけの一読者による、たいへん個人的な感想文です。ミステリ評を探しておられる方が時間を無駄にされることのないよう、先に申し上げておきます!)




" And domestic bliss must suit you, Molly. You’ve put on three pounds since I last saw you."
"Two and a half."
" Nuh, three."
「そして恋愛は君に合ってるようだね、モリー。前に会った時から3ポンドは太ったようだ」
「2.5よ」
「いや、3だ」(『SHERLOCK』第一シーズン二話より拙訳)



domestic bliss とは、愛する人々との交流がもたらす幸福、と私は解釈しています。
この短編集では、悲劇の裏側でずっとdomestic blissが感じられる、と私は思いました。
自分の手も見えないような暗闇の中で、どこかで小川の流れる音と気配を感じる、みたいに。

私が子どもだった頃は、いわゆる「新本格ミステリ」が花盛りで、様々な探偵(と、その助手)たちに出会うことができました。人生で一番本を読める時期がその時代に巡り合わせのは、つくづく幸運だったと思います。友人たちと寄り集まっては、どれが面白かっただの、誰が好きだの、読みたい放題言いたい放題の幸せな学生時代でした。

『SHERLOCK』について、「シャーロックとジョンの関係をメインに描いた」と製作者が公言していますが、探偵小説を読むにあたって「探偵と周囲の人々の人間関係」を重要視する読者は、当時も(少なくとも私の周りには)多かったと思います。
「新本格」というジャンルは大胆なトリックやさまざまな謎解き、個性的な名探偵像を主眼に置いたものでしたから、それを大きな声で言うのは憚られました。でも、「ミステリ読み」ではないタイプの女の子たちが放課後の教室や部室に寄り集まってすることといえば、作品の愛を熱く語ることだったり、本編では軽く触れられている程度の日常のエピソードや、ちょっとした会話、登場人物の人となりや関係性を深読みしては憧れることでした。

そう、「事件を共に解決する仲間」というのは、憧れの対象だったんです。
会社の同僚とも、学校の友人とも、恋人や夫婦ともちょっと違う。お互いを友人とすら思っていないこともままある。でも、共に命がけの冒険をし、生と死のドラマに向かい合う、かけがえのない仲間。
そういう人間関係に憧れたのは、現実逃避と言われればそうだったのかもしれません。いくらか歳月を経た今では、殺人事件が起こらなくたって人生は十分に冒険だと知っている。平凡に見える関係も、それぞれに特別なものだとわかっている。
でも、憧れる気持ちは忘れません。このブログも、その延長線上にあるのだと思います。

そういう時期に篠田先生の「建築探偵シリーズ」に出会った我々に、衝撃が走ったことを覚えています。
「私たちが読みたかったことが、真正面から描かれているぞ」、と。
過去記事で御手洗潔を「現代版ホームズ」と書いたことがありましたが、そういう意味では桜井京介シリーズが『SHERLOCK』の先駆者だったのかもなあ、と、ぼんやりと思っていました。(まさか篠田先生ご本人とお話する機会を持てるとは、夢にも思ってなかったですが……)

『桜井京介シリーズ』は、京介自身の謎を明かす形で一旦完結しています。
本作は『桜井京介returns』シリーズの最新作にあたります。社会人になった蒼や『さくらゆき』から登場した庄司ゆきを中心とした、ミステリとしては独立した短編集ですが、『京介シリーズ』からの読者は「その後の彼ら」の生活を垣間見ることができます。

タイトルから連想されるように、それぞれのお話は人の業の深さ、人間関係の息苦しさが鮮やかに描かれた、篠田ミステリらしい作品です。そして、どれも「家族の」、または「家族同然に近しい人々の」物語だ、と思います。

並行して「その後の彼ら」が描かれますが、(ゆきも含めて)「その後の彼ら」は血を分けた家族ではありません。
でも、彼らこそがdomestic blissに満ちた関係を持っているのです。

篠田先生は「全然違うんだけどな」とため息をつかれるかもしれませんが、私は「深読み」してしまいます。このお話もまた『SHERLOCK』にとっての予言小説であるかもしれない、と。
ホームズシリーズは、domestic blissとはおよそ縁のない作品です。ワトスンは家庭を持ち、221Bと家庭を行き来する
時期もありますが、基本的にはホームズ、ワトスン、ハドスン夫人という血のつながりのない3人が暮らす部屋を中心とした物語が描かれます。
しかし、およそ家庭の匂いがしないはずの221Bに、私たち読者は何とも言えない郷愁を感じます。きっと、実際の家主であるハドスンさんだけでなく、ホームズとワトスンにとってもそうであったに違いありません。

「(前略)ロンドンへ着くと、まずベーカー街の旧居へ自身乗り込んで、おかみさんのハドスン夫人を気絶せんばかりに驚かしてしまった。旧居は兄のマイクロフトの骨折りで、書類などもそっくりそのまま、以前の通りに保存されていた。というわけで、きょうの午後二時には、昔なつかしいあの部屋の坐りなれた肘掛いすに僕は納まったわけだが、親友ワトスン君が昔どおり、おなじみのいすに掛けていないのだけが物足りなかった」(『空家の冒険』 延原謙訳)



ワトスン博士にとっては、かくも多くの目ざましい冒険の出発点となったベーカー街の家の二階の乱雑な部屋を、久しぶりに訪れるのは心うれしいことだった。壁にかかげた科学図表や酸で焦げている薬品棚、すみにもたせかけてあるヴァイオリン・ケースや、以前はパイプやタバコ入れをよく入れてあった石炭入れなどを彼は見まわした。(『マザリンの宝石』 延原謙訳)



原作の「ホームズシリーズ」はまさに「事件を描いた作品」であって、ホームズとワトスン、ハドスン夫人の関係そのものが話の中心になることはありません。作品の順序もはっきりせず、「その後の彼ら」についても想像するしかありません。
『SHERLOCK』が彼らの関係に着目し、「その後の彼ら」まで描こうとするなら、どうしても、原作が描かなかったことに挑んでいかなくてはならない。その答えの一つが、『桜井京介returns』にあるような気がします。

京介と蒼、神代先生が暮らし、深春や庄司ゆきが出入りする家は、私が憧れた「特別な関係」を結晶したような場所です。
夫婦でもない、恋人でもない、親子でもない。皆が、欠落と悲しみを抱えている。でも、お互いがお互いを慈しみ、自分ができることをしてあげる(京介の言葉を借りれば、『させてもらう』)ことで、共同体の一員としての責任を果たしている。果たすことで、生きていく理由をも得ている。
オールドファンとしては、ニューカマーであるゆきちゃんの存在こそが鍵だ、と思います。血はつながっていなくても、彼らは家族だから。そして、家族とは、次の世代に受け継がれていくものだから。

かつて「特別な関係」に憧れた少女であった私たちは、埋められない欠落も、癒えない痛みも、それぞれが自分にしかわからないかたちで得てきたと思います。
その中には結婚して子供を産んだ人もいれば、そうでない人もいます。
かたちはどうであれ、私たちは、私たちなりのdomestic blissを掴むことができる。
痛みを知っているからこそ、共に生きている人に、次の世代を生きてゆく人に、何かをさせてもらうことができる。それが実の親であってもなくても、結婚した相手であってもなくても、お腹を痛めて産んだ子どもであってもなくても。
その希望は、欠落や痛みを抱えた私たちにとってのかすかな光です。忘れてしまいそうになったら、(『香澄先生』のカウンセリングを受けることはできなくても)この本を開けばいい。いつでも、京介や蒼の言葉に触れることができます。

それから……嬉しいことに、京介や蒼も『SHERLOCK』を観ているようです!
登場人物からの、ドラマそのものへの言及もありますが、その他にもイースターエッグのように『SHERLOCK』に由来する表現が隠されています。
極めつけは、最終話にして書きおろしの『コックリさんと喫煙と十四歳の研究』
京介が、『SHERLOCK』第一作"A Study in Pink"に「語られざるトリック」があったという可能性を示唆します。そのトリックと『SHERLOCK』ファンの少女が起こした事件が絡まりあっていくという、「もうひとつの『ピンク色の研究』」とも呼ぶべき作品です。『SHERLOCK』ファンの方にはぜひ読んでいただきたいです。

このブログ、というより「このブログと、コメント欄でお話してくださる皆さん」のことにも巻末で触れてくださっています。
私自身、このブログを立ちあげて一番良かったのは、コメント欄の内容が充実したことだと思っています。原作とドラマ、双方の『ホームズ』への愛のこもったご感想と、深いご教示に恵まれました。
管理人がヘタレなのでこれから先どうなるかはわかりませんが、訪れてくださった方々の間に温かい絆が生まれた瞬間が、確かにあったと思います。そこに着目してくださった、ということがとても嬉しく、やっぱり篠田先生だなあ、と思うのです。

篠田先生が当ブログのURLを載せて下さったので、それをごらんになった上で、この記事を読んでくださっている方もいらっしゃると思います。そんな方に向けて、私からもイースターエッグを!(隠れてませんけど……)
「コックリさんと~」に関する篠田先生のコメントがある記事は、こちらです。

過去記事「二つの薬

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この記事へのコメント

共同体に集う人々 - ak - 2015年06月21日 22:28:09

ナツミ様

こんにちは。
仰るように、推理小説、探偵小説というのは、事件解決以外にも、その事件を取り巻く人々がいて、互いに見知らぬ同士を引き合わせる側面もありますね。私は生憎篠田先生の『桜井京介』シリーズは未読なのです(手に取ったことはあります)が、事件に関わった人々の、その後の生活を垣間みるという視点が興味深く感じられます。
私は今、『ガリレオ』のDVDを見返している最中で、東野氏の原作も読まなければと思っています。この作品にも、何か強烈に『シャーロック』とダブるものを感じます。拙文ですが、貼らせていただきます。
http://29613621.at.webry.info/201506/article_36.html
この『ガリレオ』も、いわば研究室と警察署を中心にした共同体であり、担当刑事や学生の世代交代が行われているわけです。あと、やはり私としてはパペット版の寄宿学校という舞台に、強い共同体としての存在を感じます。

ところでblissといえば、かつてウィンドウズのXPで初期設定されていた草原の壁紙、あれをこのように呼ぶらしいです。あれも正に「幸福」なのですね。

狭いながらも楽しい我が家〜♪ な感じの家族風味かな - billylab - 2015年07月06日 17:22:39

こんにちは
記事をあげて頂いてから、すご〜く 間が開いてしまいましたが、なんとか
ご紹介の本を読了したので、やっと書き込めます〜。(^^)
(どうも、自分は 他の方に比べて 遅読らしい…と、この歳になって解りました。(汗))

「domestic bliss」という表現に着目されるとは、面白い引用ですね。(^^)
たしかに 共通の趣味、というか、好きな物を対象に 様々に語り合える場と
いうのは
この上なく幸せかもしれません。
自分の学生時代には、ミステリーというジャンルで、そういう読み方はなかったので、時の流れを
感じますー。(」゜ロ゜)」
(恐らく ライトノベルズという枠が、まだ はっきり固まっていなかった。
 ゆえに 篠田先生の作品のような、傑作はまだ少なかったのかも…と 思います。
 う〜ん、自分が不勉強だったのかもしれませんが(^^;))
きっとホームズものも、昔から 事件を解決するだけでない、なにか ニッチな部分が
読者を魅了したのですね。
ホームズ好きとクリスティ好きは、昔は けっこう袂を分けていたのですが、そこが
大きな違いな気がします。
我らはポアロが普段 なにをしているか、とか、考えたことなかったですもん。(笑)
映像化される度、こういう俳優さんがいい、この人はイメージに合わないなどと
僭越な えせ批評家にはなってましたが。(ノдー;)
きっと、モファティスは そういう意味でも、最大手にして もっともファンダムの大きな
2次制作チームなんでしょう〜。

 あっ、あと、「二つの薬」案件!
そうか、その手があったかー、と、わたしも 普通に隙をつかれました。
(´~`;)>
やはり、プロの見る目は違うんだな〜 と、思いました。

まさに、目の前にある幸福! - ナツミ - 2015年07月12日 00:29:30

ak様

すっかり時間が経ってしまって申し訳ありません!
ak様のブログへのリンクをありがとうございます。

『ガリレオ』シリーズ、私は原作を先に読んでいたので、相棒訳が女性刑事に変わっていてびっくりしたのですが、ak様もブログでおっしゃっているように、あれはあれで興味深いですね。
『容疑者Xの献身』ご感想も読ませていただきました(そうこうしているうちに『真夏の方程式』の記事もアップされていましたが、こちらは未見なので読むのを我慢してます)。
ak様のおっしゃる通り、彼の恋はああいう形でしか成就しなかったわけで、恋愛小説としてはこの上ないハッピーエンドだと思います。
原作も好きですが、映画はキャスティングがすごく好きです!今でも、あのエンディングテーマを耳にすると涙が……(柴咲コウさんの声もいいのですが、福山さんバージョンがより泣ける私です)

> ところでblissといえば、かつてウィンドウズのXPで初期設定されていた草原の壁紙、あれをこのように呼ぶらしいです。あれも正に「幸福」なのですね。

そうなんですか!
何気なく見ていましたが、設定した方の思いを感じるお話ですね。「仕事」という硬質なイメージがまとわりつくコンピュータに安らぎを、と考えたのでしょうか。
ご返信が遅くなってしまったのですが、残業中にこのお話を思い出しては励まされる思いでした。素敵なお話をありがとうございます。

蝋人形になりたい - ナツミ - 2015年07月12日 01:31:22

billylab様

こちらこそ、ご返信が遅くなってしまって申し訳ないです。
billylab様のブログは拝見しておりました!
ワックスカンバーバッチくんとのお写真が、ご友人共々「顔を消していてもわかる美女」で!
どちらがbillylabさんなのかしら!と興奮してしまいました。(←蝋人形見ろよ!)


> たしかに 共通の趣味、というか、好きな物を対象に 様々に語り合える場と
> いうのは
> この上なく幸せかもしれません。
> 自分の学生時代には、ミステリーというジャンルで、そういう読み方はなかったので、時の流れを
> 感じますー。(」゜ロ゜)」
> (恐らく ライトノベルズという枠が、まだ はっきり固まっていなかった。
>  ゆえに 篠田先生の作品のような、傑作はまだ少なかったのかも…と 思います。

篠田先生のブログを拝見して、無意識にサバを読んでしまった!と反省してるのですが(冷静に考えると精神はともかく肉体年齢的には蒼くんよりだいぶ年上でした)、高校生の頃「活字倶楽部」という雑誌があって(今は季刊の『かつくら』になっていますね)、硬派なジャンルでもわりと年若い読者に開かれている感じだったのです。作家さんがどう思われているかは別として、ミーハーに騒ぐことを許される場があった、といいますか……

> ホームズ好きとクリスティ好きは、昔は けっこう袂を分けていたのですが、そこが
> 大きな違いな気がします。
> 我らはポアロが普段 なにをしているか、とか、考えたことなかったですもん。(笑)

私は昔も今もミーハーな読者で、「袂を分けていた」という意識はなかったのですが(おそらくそこまで理解できてなかった)、ホームズ好きな先輩や友人に影響を受けていたのか、クリスティはあまり読まずに来てしまいました。
おかげで今は再放映のミス・マープルシリーズをめちゃめちゃ楽しく見てますが(『SHERLOCK』をはじめ、最近活躍されてる俳優さんが結構出てますよね♪)、おっしゃるように登場人物の私生活とか、キャラクター同士の関係性にはそれほど目が行かないな、と思います。
ホームズだってそこを盛り上げようとして書いてるようには思えないんですけど、何が違うんでしょう。
ミス・マープルのセント・メアリ・ミードでの生活に興味をもってたり、ポワロとヘイスティングスの関係がすごく好きな方だっていらっしゃるとは思いますが、ホームズのファンダムは明らかに「その辺の層の厚さ」が違いますよね。


>  あっ、あと、「二つの薬」案件!
> そうか、その手があったかー、と、わたしも 普通に隙をつかれました。
> (´~`;)>
> やはり、プロの見る目は違うんだな〜 と、思いました。

本当ですね!
ミステリ案件はもちろんですが、アイリーンやシャーロックの行く末なども、篠田先生は「ファンとしての目」「作家としての目」を使い分けながら考察なさっていますよね。
billylabさんの「少女漫画としてのSHERLOCK」論も興味深く読ませていただきました。
どの作品にも、100人が見れば100通りの感想が出てくるのでしょうが、『SHERLOCK』は作品自体が重層的なファンダムを内包していて、さまざまな見方を誘発するのかもしれませんね。

イースターエッグ - れすとら - 2015年07月17日 01:45:48

こんばんは。
この前読了して何か書かせていただきたいと思ったのですが
長い間うまくまとめられませんでした。
あきらめてドキッとした事を書かせていただきます。

最初と最後の書き下ろしの短編が特に好きになり、
「domestic bliss」になるほどでした。
イースターエッグ、他の作品にもありましたね♪

このシリーズは同時代に出会わなかったので、さかのぼって読むことにしましたが、1作目の登場人物の名前に予感して、2作目はあれれフルネーム?と驚きました。篠田先生も同じマンガを読まれているとわかり私にはこれもイースター・エッグでした。(三原順さんは残念ながら読んでいなかったものですから。)
ちょっと『SHERLOCK』に直結していないことを書いてしまいました。


私も、billylabさんのブログに出会ったとき
「少女漫画としてのSHERLOCK」論に引き込まれましたよ!


お前も蝋人形にしてやろうか〜(from デーモン閣下) - billylab - 2015年07月17日 13:02:53

今時の『蝋人形の館』は あまりおどろおどろしくなかったです。
…というより、コスプレ文化に近い といいましょうか。 (・◇・;)
本人(いや、人形です)の隣に ズラなどが用意してあり、「さぁ あなたも ご一緒に♪」と
誘われます。
そこで、つい…。(ビヨンセやマイケルは かなりなりきりました。( ・`ω・´)キリッ)
えーと、ワックス・バッチ氏と撮ったものは、顔を蝋人形ばりに塗り込んでボカしたので、‘雰囲気先行顔’に
なりました。(^^;) 隣は妹です〜。

はい〜、今BSで再放送している『ミス・マープル』は、このカンバーバッチくん ご出演回や、ルパート・グレイブス氏、
リチャード・アーミティッジ氏など、さまざまな方がご出演していますよね〜。
向こうの大河ドラマみたいな位置づけなのかしら??? とか、いろいろ考えちゃいます。
今はやっていませんが、『ポアロ』もゲイティス氏が出ていたり、アンダーソンや、犬のヘンリー・ナイトくん、
グラナダ・ワトソン両氏が出ていたり、遠い所では Sherlock S3/E3で脅された貴族院 議員の人とか、
俳優女優陣を見るのも楽しいですね。☆-(-_^)

> ナツミさん
> れすとらさん
拙ブログの一案に ご賛同くださり、ありがとうございます〜。
前述のコメントと重複するかも、ですが、たぶん、自分の頃は もう少し、本読みと漫画読みに
一線がありました。
それが 80年代の少女漫画が 映画や音楽、文学系の多面性を取り込んで発展したものですから、
ボーダーレスになっていったんです。
恐らくですが、ライトノベルズも同様に 質の良い作家さんが登場し、この辺りの文化が、総じて 向上&ミクスチャーした…と推測します。
ブロマンスという言葉は まだ無くて、そんな曖昧ではなく、友情は友情もの、別のものは別分野 と、
はっきりしていましたし。
(ヘンリー・ミラー(北回帰線)、トーマス・マン(ベニスに死す)、ワイルド(ドリアン・グレイ)etc...。
 ルパート・グレイブス氏が映画に出ていた『モーリス』なんかもそうですね〜)
もちろん、ホームズもののように、友情ものと銘打っていても、読者の解釈による違いはあったと思うので、
その辺りが、オープンになったのが、あの時代なんだろうな…と。
ナツミさんの書かれているように、満を持して、篠田先生のような作品が登場したと。
それ以前にミステリーを読んでいた自分達世代は、たぶん、ブロマンスは思いつかなかったンですね〜。
実際、TV版ポアロを見ていて、「こんなにヘイスティングスくん、出てたっけ?「(゚ペ) ハテ?」って思ったり
します。(^^;)
ドラマ化された時代の移り変わりで、世相が反映されているんだな…と、感心しながら見ています〜、ハイ。
それで、「少女漫画みたいだよ、シャーロック…」と、思いましたが、80年代カルチャーとしても、
よかったかもしれないです。

ここにも少女漫画つながりが! - ナツミ - 2015年07月19日 16:02:54

れすとら様

> イースターエッグ、他の作品にもありましたね♪

ありましたね♪SHERLOCKファンの方はそういう意味でも楽しめますよね。

> このシリーズは同時代に出会わなかったので、さかのぼって読むことにしましたが、1作目の登場人物の名前に予感して、2作目はあれれフルネーム?と驚きました。篠田先生も同じマンガを読まれているとわかり私にはこれもイースター・エッグでした。(三原順さんは残念ながら読んでいなかったものですから。)

れすとらさんが伏せてくださってるので私もタイトルは書きませんが、吉野朔美さんの作品ですよね。あとがきでそう書かれていたような。
私はマンガのほうが未読なのですが、比べて読んでみたいです!

蝋人形というと閣下しか浮かばなかった - ナツミ - 2015年07月20日 08:44:12

billylab様

……まさに、そのセリフをワックスバッチに合成したい、という動機で行こうと思ってた私です……
私にとって蝋人形といえば東京タワーの蝋人形館だったのですが、あのどこかうさんくさいというか、おどろおどろしい感じはないんですね。
なりきり遊び楽しそう。仲のいいご姉妹でうらやましいです!

、今BSで再放送している『ミス・マープル』は、このカンバーバッチくん ご出演回や、ルパート・グレイブス氏、
> リチャード・アーミティッジ氏など、さまざまな方がご出演していますよね〜。
> 向こうの大河ドラマみたいな位置づけなのかしら??? とか、いろいろ考えちゃいます。

マイクロフト役のマーク・ゲイティスさんやハドスン夫人役のユーナ・スタッブズさんもお見かけしました。
日本で言うとどの番組にあたる位置づけか、という見方は面白いですね。ダウントン・アビーは渡鬼かしら……

80年代少女漫画の進化についてレクチャーをいただき、ありがとうございました。
描く側にも読む側にも、各ジャンルに棲み分けがあったのですね。
少女漫画の多様化とブロマンスという概念の浸透が、その間を埋めていったのですね。

> 実際、TV版ポアロを見ていて、「こんなにヘイスティングスくん、出てたっけ?「(゚ペ) ハテ?」って思ったり
> します。(^^;)
> ドラマ化された時代の移り変わりで、世相が反映されているんだな…と、感心しながら見ています〜、ハイ。

ミス・マープルシリーズを視聴していて思うのは、「あ、SHERLOCKの誰々が出る!」「ぎゃ~リチャード・アーミティッジが!」というミーハーな動機で観ているにも関わらず、他の作品で強烈な印象を残したはずの俳優さんが、すごく「フツー」に見えること。俳優さんや作品が悪いと言いたいのではなく、あの作品はそういうもので、皆がマープルにとってのパズルのピースのようなものなのですね。そういう作風に合わせた演技をしているのだと思います。フツーという表現になってしまうのはは私に見る目がないからで、判る方には「抑えた演技の巧さ」がわかるのでしょう。

私はドラマ版『ポアロ』をあまり観ていないのですが、ヘイスティングス君とポアロの関係は、原作よりも掘り下げられているのですね。同じように、ホームズとワトスンの関係も原作以上に掘り下げるの傾向が出てきたと思います。友情という言葉で簡単に済まされていた(または、ほとんど描かれなかった)お互いへの感情の揺れを、丁寧に描くようになったんですね。主人公周りに限らず、犯人の気持ちなんかも以前より丁寧に描かれている気がします。(そのほうがいい、と言いたいわけではなくて、重点が変わったと言いたいだけです)
billylabさんもブログで取り上げられていた『Elementaly』は、ワトスンを女性にしたので初めは驚いたんですが、そういうことも描いてみたかったのかな、と感じています(S2、S3のネタバレになってしまうので、今は詳しく書くのは控えますが)

初めてお邪魔します - Ocicat - 2015年08月02日 20:37:47

初めまして。
先日篠田先生の「誰がカインを殺したか」を拝読し、巻末にこちらのブログ紹介が記されていたので早速お訪ねさせて頂きました。

桜井京介シリーズはシリーズ始めからずっと愛読させて頂いていたファンでしたし、約4年前に初めてシャーロックを観て以来 シャーロック&ベネディクトにのめり込んでいる重病人でしたので 今回篠田先生もBBC版のファンでいらっしゃることを知りとても嬉しく 又今回の短編集の中でもStudy in Pinkに触れていらした事が感動的でした。
そして、もっと早くこちらのブログを知っていれば・・・と少し残念です。
私は英国ミステリーは全般、特にSHに関しては正典は勿論、グラナダ版、ガイ・リッチー版 その他諸々手あたり次第に読み、観あさっております 殆ど”オタク”状態でございます。
なので、ナツミ様の深い考察等もっと早くに知りたかった、そして色々募る思いを共有したかったなぁ・・・・と思っています。

ところで、京介のキャラクターは少しシャーロック(BBC版の)に似ている様な気がするのですが、こんな事言うと篠田先生に叱られるでしょうか。

これからもお邪魔させて頂きますので どうぞよろしくお願い致します。

シャーロックと京介 - ナツミ - 2015年08月03日 06:45:28

Ocicat様

はじめまして。コメントありがとうございます!

> 先日篠田先生の「誰がカインを殺したか」を拝読し、巻末にこちらのブログ紹介が記されていたので早速お訪ねさせて頂きました。

わ、嬉しいです!

> 桜井京介シリーズはシリーズ始めからずっと愛読させて頂いていたファンでしたし、約4年前に初めてシャーロックを観て以来 シャーロック&ベネディクトにのめり込んでいる重病人でしたので 今回篠田先生もBBC版のファンでいらっしゃることを知りとても嬉しく 又今回の短編集の中でもStudy in Pinkに触れていらした事が感動的でした。

まったく新しいものを好きになるのももちろん楽しいですが、好きなものと好きなものがリンクした時って、すごく嬉しいんですよね。私も、篠田先生がSHERLOCKをお好きと聞いた時、自分の中の大切な部分がつながったようでうれしかったです。
私はこんなブログをやってはいますがホームズやミステリへの知識があまりないので、ご教示をいただければありがたいです。募る思いはあると思います!

> ところで、京介のキャラクターは少しシャーロック(BBC版の)に似ている様な気がするのですが、こんな事言うと篠田先生に叱られるでしょうか。

あ、それは思いつきませんでした!かつて私にとって京介は自分よりずっと先をいく大人で、シャーロックは精神的にはだいぶ子ども、というイメージがあったのです。でもそういう細かい部分ではなく、かつて『SHERLOCK』に抱いた「さびしい感じ」は京介シリーズに流れる空気にすごく似ている気がします。
あの、端正なたたずまいというか、変人っぽく振る舞ってもきちっとしたオーラがにじみ出るところは似ているかもしれない……Ocicat様はどんなところが似ていると思われたのでしょうか。教えていただけたら嬉しいです!

このさびしさを - 篠田真由美 - 2015年08月03日 08:12:46

すいません、さっそく出張ってまいりました。小説家篠田です。なりすましではありませんよ。

Ocicat様
 『カイン』ご購読有り難うございます。私もユリイカの特集号でこちらを知って、以来さかのぼって全部読ませていただいています。前の記事へのコメントもナツミさんは見てくれますから、問題ありませんよ。
 それから、小説のいいところは読者の想像が自由なところだと思うので、桜井京介をどう把握していただくのもご自由なのです。私見では、シャーロックとの類似でいくと、やはり『灰色の砦』あたりの青臭さの強い彼の方が似ているかも、という気はします。深春との関係、バディ的でありながら、完全な理解はあり得ないと醒めた思いも抱いているあたりが。

ナツミ様
 「さびしい感じ」というのを私なりに解釈すると、一種の諦念かなあと思います。シャーロックも、ジョンが好きでジョンに自分を見て欲しい気持ちと同時に、彼は結局は自分とは違うから、自分を完全に理解してくれることも支持してくれることもないと、諦めているような気がする。視聴者の勝手な思い入れですけど。そして京介も、常にその諦念とふたりづれで生きてきたような気がするのです。人生最大のトラウマを退治して、いまはわりと穏やかな40代ですが。

あめつちに われひとりいてたつごとき このさびしさをきみはほほえむ

 会津八一の短歌ですが、これが自分的に京介のテーマソングです。わはっ。

京介とシャーロック - Ocicat - 2015年08月03日 16:18:24

ナツミ様、早速返信頂き有難うございます。
シャーロックと京介の共通点、 私の勝手な思い込みを書いてしまいました。
確かにナツミ様の仰る通り、BBC版のシャーロックは子供で、人の思惑お構いなしで唯我独尊の様に振舞っている感がありますが(特にS1&2に関しては顕著だと思います)その心の中に幼少期のトラウマもあり、自ら ”High functioned sociopath”と公言して憚らない、 時に嫌味な態度を取って居た様な感じがしますが、これらは天才故の孤独、誰からも理解されないだろうとの諦観、そしてこの様な態度がシャーロックの”鎧” なのだと感じていたのですが、京介(若い頃)も心の奥底に秘めた苦しみ、諦観は深春神代教授と言う理解者を持ちながらも やはり ”鎧”を纏っていた様な気がしていました。そんな意味で2人が似ている点があるのかな?と自分勝手に推測していた訳ですが、ナツミ様の仰る「寂しさ」は私も感じました。

正典ではホームズも大人ですし、ワトソンとの関係も安定し 信頼感も定着していると思いますが、BBC版ではジョンを信頼している様でありながら 肝心な事は心を閉ざして黙っている→特に死からの生還に関しては未だ事情を説明していない(正典ではちゃんとワトソンに説明していますよね)その他諸々、 未だ完全に心を開いていない様子を感じました。 何故説明しないんだよ~~!と叫びましたよ(笑)

兎に角S1&2の感動から、昨年待ちに待ってS3を観て「あれ?」となってしま
い未だに複雑な思いを引きずっています。
シャーロックに関して書き始めると留まる事を知りませんので、今日は(って又書く気十分?)この位で止めて置きますね。
スミマセン、長くなりました。

今回と同じような事を私のお粗末なブログにも書かせて頂いています。

アッ、それから読者登録させて頂こうと思ったのですが やり方が分かりません(汗)




篠田先生?
ホ、ホントですか? 篠田先生ご自身ですか? OMG! スミマセン疑って。
お分かりいただけると思いますが、まさか先生ご自身からコメント頂けるなんて夢にも思っていませんでした。 腰が抜けそうになって 手が震えました。
本当に有難うございます。
私が「京介とシャーロックの共通点」なんて勝手な解釈をしたので、見かねてお書き下さったんですね(汗)
こんな所で書いて申し訳ないのですが、もう20年近く前から京介シリーズ愛読
させて頂き、今回のお作も楽しみに読ませて頂きました。 40代の京介 随分柔らかくなって昔に比べると穏やかな雰囲気になったなぁ と感慨深く、でも”美形”衰えず そして神代家の”家政夫”姿、ちょっと想像出来ませんが(笑)、料理をしている姿も微笑ましく 別の意味でも嬉しく読ませて頂きました。
京介は勿論、神代教授、深春、蒼、皆大好きです。
因みに 「龍の黙示録」も大好きで全作拝読しました。
今後も新作楽しみにお待ちしていると同時に、シャーロック関連でもご意見拝聴出来れば嬉しいです。

そうそう、京介のテーマソング、
「あめつちに われひとりいてたつごとき このさびしさをきみはほほえむ」
素敵です! 私のアーカイブに残しました。
教えて頂き有難うございます。


諦念……! - ナツミ - 2015年08月04日 06:24:25

篠田真由美様

わわ!なんと、篠田先生にご解説をいただいてしまうとは!つくづく、こんな辺境ブログにはもったいない……
桜井京介ファンの皆様にどうにかお知らせしたいです!みなさん、こんなとこに!篠田先生ご自身による京介論がありますよ~!

「さびしい感じ」は諦念……腑に落ちました。シャーロックもジョンも、そしてジムやレストレードも、どこか諦めたような感じを抱えている。製作者の意図に沿っているかどうかはわからないのですが、私はそこに「現代」を強く感じました。

過去記事で、ほぼ同時期(半年前)に公開されたリッチー版には反対の印象を受けた、と書いたのですが、それは画面全体が産業革命後の希望に溢れたロンドンを描いていたからでもあったのかもしれません。「さびしい感じ」が諦念であるなら、個人の感情を置いておいても、私たちの時代に密接にリンクしている気がします。そこらへんを、まだうまく言葉にできないのですが、今持っている言葉で精いっぱい形にするとすれば……
闇を抱えている人たちが出会い、ぶつかり合うことで一瞬の光が生まれる。そういう現象に私は強く惹かれます。
そして、そういう傾向があるのはどうやら私だけではないようだ、と感じています。


Ocicat様へのレスへの横入りになってしまいますが、『灰色の砦』時代の京介さんがよりシャーロックに似てる、とお言葉にも「ああ、わかる!」と思いました。
自分の抱いている印象の比較にあまり意味はないかもしれないのですが、シリーズ全体を通しての京介さんは、どちらかというと『SHERLOCK』以前の、もっと老成したホームズ寄りの性格を持っている気がします。
原作のホームズは、他者を受け入れる部分と、絶対に受け入れない部分が分かれているという印象があります。その区別が「諦念」なのかもしれません。
(ホームズが特殊な人間だから人を100パーセント受け入れないわけではなく、本当は誰もがそうなのかもしれない。友人や家族がいても、本当は孤独な部分がある。でもその真実に気づかずにいられる人もいる、というだけのことなのかもしれません。)

シャーロックは「自分は他の人と違う」と理解しているポーズをとりながらも、どこか他者との絶対的なつながりを諦めきれずに、あがく姿が描かれているような気がします。……それが彼の若さによるもので、これから自分の立ち位置を受け入れていくのか、単にキャラクターの違いなのかはわからないのですが。
ネタバレになってしまうので、京介さんのトラウマにはここでは触れませんが、京介はシャーロックより、なんというかもっと人間の核に近い部分で、諦念を抱えてきたのでしょうね。だからこそ、彼が「異常に美形だけど普通に優しいおじさん」扱いされかねないような、穏やかな日常が眩しく愛おしく思えます。

> あめつちに われひとりいてたつごとき このさびしさをきみはほほえむ

Ocicatさんもおっしゃってましたが、私もマインドパレスに大事にしまっておきたい短歌です。ありがとうございました。
この歌を親しいものと感じる人が、京介やシャーロックに惹かれるのかもしれませんね。

同じ鎧 - ナツミ - 2015年08月04日 07:08:51

Ocicat様

> シャーロックと京介の共通点、 私の勝手な思い込みを書いてしまいました。

いえいえそんな!
このブログなんてほとんど「勝手な思い込み」でできていますから!
とても興味深いお話うれしいです。自分の好きなキャラクター二人にどういう共通点があるか知るのは、自分自身を知ることかもしれない、さらに同じ興味を持っている人と語り合うのは、自分と世界の関わりを知ることかもしれない、なんて思っています。もう、興味ないはずないですよ!

> 確かにナツミ様の仰る通り、BBC版のシャーロックは子供で、人の思惑お構いなしで唯我独尊の様に振舞っている感がありますが(特にS1&2に関しては顕著だと思います)その心の中に幼少期のトラウマもあり、自ら ”High functioned sociopath”と公言して憚らない、 時に嫌味な態度を取って居た様な感じがしますが、これらは天才故の孤独、誰からも理解されないだろうとの諦観、そしてこの様な態度がシャーロックの”鎧” なのだと感じていたのですが、京介(若い頃)も心の奥底に秘めた苦しみ、諦観は深春神代教授と言う理解者を持ちながらも やはり ”鎧”を纏っていた様な気がしていました。そんな意味で2人が似ている点があるのかな?と自分勝手に推測していた訳ですが、ナツミ様の仰る「寂しさ」は私も感じました。

ああ、そういうことですね!理解が足りなくて申し訳ありませんでした。
天才故の孤独と苦しみ、自ら纏ってしまう鎧、篠田先生もおっしゃっていた、「理解者がいてもなお一人」という思い。
確かに共通しています。
同じシャーロックという人間を見ていても、Ocicat様と私では違う部分に着目するのは面白いですね。

> 正典ではホームズも大人ですし、ワトソンとの関係も安定し 信頼感も定着していると思いますが、BBC版ではジョンを信頼している様でありながら 肝心な事は心を閉ざして黙っている→特に死からの生還に関しては未だ事情を説明していない(正典ではちゃんとワトソンに説明していますよね)その他諸々、 未だ完全に心を開いていない様子を感じました。 何故説明しないんだよ~~!と叫びましたよ(笑)

本当にそうですよね。正典でワトスンに言っていたことが果たして真実だったかは置いておいて、確かにシャーロックはジョンにすべてを話していない。
私は、ジョンがメアリというパートナーを見つけていたことも大きいんじゃないかと思いました。
メアリという守るべき存在がジョンに現れたことで、シャーロックもジョンとの関係について、大きく方向転換せざるを得なかったんじゃないかなあ、と思っています。

原作を読んだ時は、「長く変わらない友情が続く中で片方が結婚したりしました」くらいにしか思ってなかったんですけど、こうしてリアルタイムで作品に寄りそう形になると、人と人との関係ってそんなに単純なものでもないとわかりますね。メアリとの結婚を祝福しないと言った後で「僕にはコカインがあるさ」と引き下がるホームズの心中とか、『ボヘミアの醜聞』で「ワトスンの結婚後初めて」再会するホームズとワトスンの微妙な気まずさとか、結構原作にも生々しく描かれていたんだな、と今では思います。
シャーロックとジョンの関係はまだ不安定で、お互いに探り合っている状態なんでしょうね。この先どうなっていくのでしょうか。
私も語り始めると相当長いですが、複雑な思いをお話できたら嬉しいです。

それと「読者登録」のお申し出ありがとうございます。
不勉強で、私がお世話になっているFC2ブログにそういうサービスがあるかどうかわからないのですが、調べてみたら更新通知を差し上げる仕様は作れるようなので、近いうちに挑戦してみようと思います。
もし差し支えなければ、コメント書き込みフォームの「URL」のところにご自身のブログアドレスを書き込んでいただけると、このブログを読んでくださっている方もOcicat様のブログに訪問できるようになります。SHERLOCKと篠田作品への愛に溢れた記事、私も拝見したいです♪

ナツミさんのおかげ - 篠田真由美 - 2015年08月04日 08:42:36

 ナツミさんのおかげで、またひとり新しい読者さんとお知り合いになれました。自分のブログのコメント欄をオープンにできないヘタレなので、他人様の軒先を借りてちょこちょことご挨拶している次第で、申し訳ありませんがそこらへんはお許しを願います。

 私が比較的最近で「シャーロック、さびしい」と思ったのは、ナツミさんの元記事が探せなかったのですが、バスカヴィルで、犬を殺せなかったゲイカップルの話題になったとき、ジョンが「君にはわからないよ」といい、シャーロックも「わからない」と肯定する会話です。可愛がっていた赤髭を忘れない彼が、犬を殺せなかった気持ちをわからないはずがない。でもジョンはあっさり「君はそういう感傷はないでしょ」と決めつけ、シャーロックは反論しない。
 ジョンはしばしば無神経なおっさんですから(私の決めつけ・笑)、シャーロックの心の機微なんか見ないし、シャーロックはそれを甘受する。少なくとも、その誤解がなんらかの理性的齟齬を生むわけじゃないから。でも彼はそうして、ジョンに理解されたいという気持ちを諦めて、押し殺しているように思えたのです。

 京介につきましては、彼の書いていない高校時代とか、その直前の危機的状況の頃とか、書けばもっといろいろ明らかになってくるとは思うのですが、なんでもかんでも書けばいいってものでもないし、あんまりそっちにつっこむと同人本だな、と思いまして止めてます。個人的には京介以前の彼、神代さんと出会ったあたりの子供の彼も好きなんですけどね。

話が飛びまくりますが - Ocicat - 2015年08月04日 15:57:38

早速ご丁寧なレス本当に有難うございます。
今回こちらに伺い、ナツミ様他皆様の深いご考察読ませて頂くと自分の語彙不足、文章作文能力不足を身に染みて感じます。 この歳になってもう進歩は無理なので・・・(涙)
言いたい事は山々あれど、上手く表現できない歯がゆさを感じています。
仰る通り、「シャーロックと京介」の2人に共通の興味を持つ方はあまり多くないかも知れないので、この場で語り合う機会を得て本当に嬉しい事です。

私はシャーロックの孤独、寂しさと同時に”哀しさ”を感じてしまうのです。
特にS3に関しては、ストーリー展開は思うところが多いのですが、何度観てもその都度泣くんですよ。 歳のせいで涙腺弛んでいるのかも知れませんが、最近嵌っている”Dr. Who” を観ていても涙が溢れるんですね。
シャーロックでMoffattisさんの作り方に感銘を受けたのですが、”Dr. Who"ではもっと自由に、想像力豊かに楽しんで書いている様に感じていて、流石国民的人気番組だと感銘を受けています。 なのにS3はどうしたぁ・・・と又もや愚痴が・・・・
ただ、シャーロックでもドクター・フーでも涙するのは観る側の私に心情に問題があるのではないかと、ふと感じてもいるんですけど。
アッ すみません、話が飛びまくりです。(いつもこうなんです)

Moffattisさんが言っていらした様に、BBC版のジョンは正典とは違う立ち位置に置いた、正典では伝記作家として二次的な立場だったのを BBC版ではもう一人の主役として描いているので、シャーロックとの対峙の仕方が異なるのでしょうね。
メアリーの描き方に関して語りだすと止まらなくなりそうなので自制します。


篠田先生の仰る、バスカヴィルの件 「ジョンはしばしば無神経なおっさん」
←爆笑(失礼!) ホントですよね。 元兵士の頑固者で心の機微に疎い所もある様な感じがしています。

それから、こちらのFC2ブログの投稿仕様が未だ良く分かって居ないのでコメント送付に際して不細工、重複したりしているかもしれませんが、慣れるまでご容赦下さい。
私のブログはですねぇ、未だよちよち歩きの初心者状態で深い考察もなく画像でごまかす殆どTumblr状態でお恥ずかしいものなので、とてもご覧いただける代物ではありません。もう少し上達したらお出で頂けるようになるかも(希望的観測)。



篠田先生
こちらに失礼します。
今回思いもよらず先生の解説、ご意見を直接伺える機会を得て未だに信じられない状態です。
これまで生きて居て良かった! って感じです。
この場をお借りして感謝申し上げます。

前回京介を始め、皆大好きです!と書いたのですが、 実は神代教授がお気に入りです。 カッコ良いです。(オヤジフェチ?) 
最近夢中になって居る英国ドラマの中の「刑事フォイル」でも主演のマイケル・キッチンが気に入って、良い歳の重ね方をしているなぁと思っているのですが、もし機会があれば又神代教授テーマのお作を書いて頂ければ・・・と勝手に思って居ります。
先生のお話を伺っているうちに 京介シリーズもう一度最初から読み直してみようかと思いました。 シリーズ始めの作品は随分昔の事なので霧の彼方になり詳細を覚えていない部分も多い様です。
又新たな思いで読めるのではないかと思っています。



こちらこそ、ありがとうございました - ナツミ - 2015年08月05日 07:12:07

篠田真由美様

こちらこそ、ご紹介いただいたおかげでOcicatさんとお話することができました。きっと、コメントをくださらなくても、篠田先生のあとがきを見てこのブログも覗いてくださった方がいらっしゃるのではないかと思います。

読者にとっては、小説の世界って近くて遠いものです。登場人物に愛着を感じ、実在する友人以上に大きな存在になったとしても、決して交流することはできません。
OcicatさんもOMG!とおっしゃっていましたが、作者さんとお話することはそれにとても近いことで、(篠田先生のおっしゃるように是非はあるにしても)やっぱりとてもきらきらした出来事だと思います。
その場を提供することができたとしたら、京介さんやゆきちゃんのいる世界とちょっとだけ地続きになれたようで光栄です。ありがとうございました。

私こそヘタレ管理人ですが、アクセス数的にだいぶ郊外なのと、来てくださるのが理知的な方々ばかりなので、今のところは縁側を開放しておけます。
家主不在のことも多いですが、携帯の充電が切れない限り承認作業はしますので、のんびりお話していっていただければ幸いです。気持ちだけは座布団と麦茶とお菓子を置いておきますので、よろしければどなたさまも。

>  私が比較的最近で「シャーロック、さびしい」と思ったのは、ナツミさんの元記事が探せなかったのですが、バスカヴィルで、犬を殺せなかったゲイカップルの話題になったとき、ジョンが「君にはわからないよ」といい、シャーロックも「わからない」と肯定する会話です。可愛がっていた赤髭を忘れない彼が、犬を殺せなかった気持ちをわからないはずがない。でもジョンはあっさり「君はそういう感傷はないでしょ」と決めつけ、シャーロックは反論しない。

あ、確か、この記事ですね。
「シャーロックと赤ひげ」http://sherlock221b.blog.fc2.com/blog-entry-413.html

コメント欄で海賊の話題になりましたが、もうじきに公開される『PAN』という映画は『ピーター・パン』の前日譚で、黒ひげや幼いピーター、若き日のフック船長が出てくるようですね。

>  ジョンはしばしば無神経なおっさんですから(私の決めつけ・笑)、シャーロックの心の機微なんか見ないし、シャーロックはそれを甘受する。少なくとも、その誤解がなんらかの理性的齟齬を生むわけじゃないから。でも彼はそうして、ジョンに理解されたいという気持ちを諦めて、押し殺しているように思えたのです。

私は「ジョン派」を公言していて、その時点でこのブログの内容もだいぶ偏っているわけですが、この「しばしば無神経なおっさん」という表現は目から鱗でした!そんなことないもん!ではなくほんとそうだよな!という意味で!

篠田先生が「無神経」という表現を悪い意味だけで使っていらっしゃるるわけではないことは、深春さんを思えばよくわかるのですが、何かを持っている人はそれを持っていない人に対して、本当に「しばしば無神経」ですよね。

S3で起こった大きな出来事のひとつに「ジョンの結婚」があるわけですが、一見ジョンとメアリはシャーロックにすごく気を遣っているし、シャーロックも二人の友人としてこれ以上ないくらい協力的です。
セリフだけで見たら、原作に比べて皆「無神経ではない」はずなんですが、なんというか、演出の端々に皮肉というか、言ってしまえば悪意を感じます。
その源については、英国人独特のセンスとか、次のエピソード(His Last Vow)への伏線とか、言い訳はいくらでもできるんですけど、やっぱり大きな原因は第3シリーズの語り手が交替している(ジョンでなくシャーロックの立場から描かれている)ことであって、全体として原作の「祝福はできない」っていうセリフにつながってしまっている気がします。
本当は、シャーロックは寂しい。心の底から祝福はできないし、自分もジョンとメアリのそばにいたい。でも、その気持ちを押し殺している。

ジョンから見たらシャーロックもとんでもない無神経野郎だと思います。そのものズバリ、メアリに「信じられるか、あいつの神経」みたいに愚痴ってたと思います。
お互い様なんだけど、シャーロックの無神経ぶりはとてもわかりやすいので、ジョンはこうして周りの人に共感を求めることができるし、シャーロック本人にもズバズバ言う。
でもシャーロックは他人に理解を強要せず(本当はすごく判ってほしいのだと思いますが)、篠田先生がおっしゃるように、批判を甘受する。自分はソシオパスだ(だから自分が悪い)と自己完結しちゃってる。そこが切ないんですね。

きっと、二人はまだまだ発展途上なんですね。S2E2で「君にはわからない」と言い放ったジョンと、S2E3で「君は誰よりも人間だった」とお墓に向かって語るジョンは、明らかに違っている。
シャーロックの中でも、ゆっくりと変化が起こっているのだと思います。
このお話は、シャーロックとジョンの二人の話ではあるけれど、一人と一人の話でもあって、お互いの存在に影響されながらも、別々に歩いていくのではないでしょうか。時には一人で、時には二人で。
本当に、京介にとっての蒼のような、共に生きてくれる存在がシャーロックにもいてくれればいいんですけど、パートナーを持たずに基本一人で、(でもしばしば周りの誰かに支えられながら)歩いている私としては、ホームズのような生き方もあるんだ、と思えることはとても心強いんです。「いつも二人で」とはいかないけれど、決して孤立無援ではない。
そして、たぶん二人で生きていく人たちにだって、寂しいことも、やりきれないこともあると思います。
この先シャーロックやジョンがどんなふうに寂しさと折り合いをつけていくのか、楽しみにしています。


>  京介につきましては、彼の書いていない高校時代とか、その直前の危機的状況の頃とか、書けばもっといろいろ明らかになってくるとは思うのですが、なんでもかんでも書けばいいってものでもないし、あんまりそっちにつっこむと同人本だな、と思いまして止めてます。個人的には京介以前の彼、神代さんと出会ったあたりの子供の彼も好きなんですけどね。

う、うーん……あえて謎にしておく、というのが逆に読者の想像力をそそるというのは、ホームズ好きとしてはすごくよくわかるのですが……すみません、一個人としての気持ちを正直に書くと、すっごく読みたいです……

わ、私こそ…… - ナツミ - 2015年08月05日 07:42:04

Ocicat様

私こそ、話があちこち飛んですみません……!
このブログ、もう読み返したくもないくらい文章も誤字脱字もひどいんですが、総合的には思いきって始めてよかったなあ、と思っています。Ocicat様に出会えなかったら、京介とシャーロックを比較する、なんてアイデアはきっと思いつかなかったですし!
本当に、語り合う機会をくださってありがとうございます。
>
> 私はシャーロックの孤独、寂しさと同時に”哀しさ”を感じてしまうのです。
> 特にS3に関しては、ストーリー展開は思うところが多いのですが、何度観てもその都度泣くんですよ。 歳のせいで涙腺弛んでいるのかも知れませんが、最近嵌っている”Dr. Who” を観ていても涙が溢れるんですね。

そうなのですね。私は"Dr.Who"はしっかり観ていないので、涙が溢れるところまで感情移入できていないんですが、Sherlock S3に関しては友人が結婚したこともあり、すごく自分に引き寄せて観てしまいます。

> ただ、シャーロックでもドクター・フーでも涙するのは観る側の私に心情に問題があるのではないかと、ふと感じてもいるんですけど。

ファンブログって、そういうお話をする場でもあるんじゃないでしょうか。シャーロックも「ホームズ」をモファティスさんに引き寄せてできた、ある意味ファンフィクションですよね。
もしよろしければ、どうぞ、お気軽にS3やメアリに対する思いを語っていただければ嬉しいです。
ご自身のブログにも書かれていらっしゃると思いますので、いつか教えていただける日を楽しみにしています!

そして京介シリーズ語りもぜひお願いします!私もシリーズを読み返してお持ちしております。
神代教授スピンオフもまた別のよさがありますよね。生粋の江戸っ子なのに、お顔を想像するとなぜか英国俳優が思い浮かぶので、『刑事フォイル』観てみようかしら……

> 篠田先生の仰る、バスカヴィルの件 「ジョンはしばしば無神経なおっさん」
> ←爆笑(失礼!) ホントですよね。 元兵士の頑固者で心の機微に疎い所もある様な感じがしています。

篠田先生がご自身のブログでOcicat様との一連のやりとりについて書かれているのですが、ジョン=深春のつながりに気づいた途端にジョンの「(愛すべき面も含めての)無神経さ」が気になってしまいました。
夏休みにDVD見返して、「ジョン無神経場面集」を作ろうかな……

有難うございました - Ocicat - 2015年08月13日 09:13:24

ナツミ様、 
先日は突然お邪魔して浅薄な自説を書き連ね、その上思いがけず篠田先生とまでお話出来て本当に嬉しい機会を与えて頂き有難うございました。
暫らく留守にしておりましてお礼を申し上げるのが遅れてしまいました。

今回京介とシャーロックについて先生とナツミ様の御見解を伺い成程と改めて感じる部分も多く、本来私の見方はミーハー的でありましたし、何しろ語彙が不足しているもので(涙)上手く自分の気持ちを表現できないもどかしさも感じて少々落ち込んだりもしています。

今回篠田先生と接近遭遇(?)させて頂いた件をほんの少し拙宅に書きましたところ(余りにも感激だったので)、時々お訪ね下さる方からコメント頂き、その方も「未明の家」から先生のお作の愛読者だった事が判明しお互いに驚き、喜んだところでした。 もう1人隠れたファンが登場しましたよ。
その方も京介+深春がシャーロック+ジョンの関係に似た所がある様に感じていたと仰っていました。 そして好きなキャラクター達が成長していく様子を楽しみに親の様な気持ちで見守って居る・・・・との事でした。
思いがけない機会が又広がりを見せて 再度有難い機会を頂いたと感謝しています。

ふと考えてみると随分久し振りに「シャーロック」に触れてみたと懐かしい思いで感慨深いです。
もう一年半以上経ってしまったのですが、S3放映を待ちに待って 執念のかいあって(?)本国放映直後に見られた時は感動で鳥肌が立ちそうになる程で、その後半年間位は興奮で連日色々意見交換に明け暮れました。
当時ナツミ様のお宅を知らず本当に残念でした。
太っ腹のBBC さんのお蔭で直ぐにDVDも手元に届き、毎日擦り切れる程(こういうと周囲にバカにされます。 DVDは擦り切れないって!分かってますけど古い人間なんで言葉のあやです、と言い訳)見返していたのですが、そう言えば最近観なおしていなかったなぁ、と気が付きこれを機会に新たな気持ちでもう一度ゆっくり、冷静に観なおし 改めてナツミ様ともお話出来れば嬉しいと思います。
この場でもさぞかし大いなる議論が交わされた事と推察致します(未だ前記事は全部拝見出来ていません、申し訳ありません)。 良い機会を頂きましたので改めてナツミ様のご意見、ご高察をお伺いしたいと思いますので 又引き続きお邪魔してグダグダ書かせて頂こうかと思って居ります。
今後ともお付き合いお願い出来れば嬉しいです。

あ、話は変わりますが、「刑事フォイル」お勧めです。
お好みかどうかは分かりませんが、本当にクオリティの高いドラマです。
現在も放映中です。(AXNミステリーです)。
最近は英国ミステリー三昧明け暮れています。

こちらここそ、ありがとうございます - ナツミ - 2015年08月13日 12:24:37

Ocicat様

いえいえ、Ocicat様のように知的な文章を書かれる方にそんなに謙遜されてしまったらどうしたらいいのか!
私のブログこそ稚拙で……更新不定期で今も広告出てますし!お恥ずかしいです。
記事も、しっかり調べて(たとえば現在最新のトレイラーの記事なら、グラナダだけでなく他の映画作品へのオマージュもしっかり確認して)書くべきというのはよくわかっているのですが、もともと知識のない私がそれをすると何年たっても書けないので、いつもコメント欄でのご指摘に甘えてしまっておりますし、今までの記事もけして完璧とは言えません。DVDもまだまだ擦り切れるほど観ていませんし……!思いつきで、よく言えば気軽に運営しております。もしよろしければ、Ocicat様もお気軽に書き込んでいただければ嬉しいです。

実は、私もはじめは本物の篠田先生だとは信じられなかったのですが(篠田先生申し訳ありません!) 、先生のブログを拝見して、こんなにファンの想いを大切にしてくださる作家さんもいるんだ、と知りました。
もともと私は自分の想いを言葉にして語るのがヘタで(このブログを読んでくれたリアルな知人の第一声が、『あなたにもこんなに言いたいことがあったんだね』でした)、作家さんご本人に感想を伝えるなんて一生ないだろうと思っていたのですが、ある日思いきってご挨拶させていただいたところ、自分でも思いがけず「桜井京介シリーズ(主に蒼)と私の半生」みたいな支離滅裂な話が堰をきったように流れ出してしまって。そんな変なテンションの女を先生は温かく受けとめてくださり、先生にとってもファンの存在は大きなものだ、と教えてくださいました。

でも、きっと『SHERLOCK』がなければ私の想いは溢れだす機会もなく、心の奥底にしまわれていたと思うんです。
Ocicat様のブログにコメントをくださったという方も、Ocicat様の「京介とシャーロックは似ている」という記事に共鳴されたのですね。
普段はしまっている、でも大事な想いがこうしてつながっていくんだなあと思うと、言葉にするってすごいことだ!と驚かざるを得ません。
それにしても、その想いが魂に近い部分にあるがゆえに、愛を言葉にせず隠し持ってる篠田ファンって絶対まだまだいますよね!「カイル」発行前後に篠田先生のブログのアクセス急増、という記事を読んで「京介シリーズのファンって、皆私みたいなムッツリスケベだ」と勝手に分析してました…


「刑事フォイル」は8月30日からNHK・BSプレミアムでも放映があるようですね。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/foyle/index.html

戦時中のイギリスのお話なのですね。企画・脚本は『絹の家』のアンソニー・ホロヴィッツ!
とても面白そうで、楽しみです!

有り難うございました! - 篠田真由美 - 2015年08月15日 11:54:50

ナツミ様
Ocicat様
そして、もしかしてここを見ていてくださる篠田読者様

本当に、声に出していただけないと、書き手には読者さんがいてくださることがわかりません。テレパシー、ないんです。見えるのは出版社から示される数字、何部刷った、というそれだけなんです。数字というのは、なんだかとても失礼な気がします。相手を人間扱いしてないようで。でもきっと売れっ子の作家さんは、いちいち反応もしていられないだろうし、他になにもなければその数字を見て「ああ、自分売れてるな」と思うしかない。

いまはツイッターやれば、フォロワーの数とかでビビットな、別の数字が見えるのだろうとは思いますし、感想も聞かせてもらえるでしょうが、私はそれはやりません。そのために使う時間があったら、小説を書くか、書くための読書や、あれこれ考えることをしたいと思っています。それに、アナログ人間ですから、どこか心の中で「手軽に書けるツイッターの感想は、そんなに信用出来ない。ひとつ間違えば平気でアンチに回る人もきっといる」という根深い不信感を持ち続けています。すいません。基本的に私は蒼のような性善説、騙すよりは騙された方がまし、と思いたい人間なのですが、一度2*ゃんねるで怖い思いをして、こういう顔の見えないところでは平気で石を投げられる、残酷で想像力を欠いた人間はいるんだ、と痛感してしまったので、ナツミさんの暖かい空気がなかったら、ここでもROMで済ませてしまったでしょう。

でもこの場のおかげで読者さんとまた違う出会いが出来、関矢さんからは創作のための知的援助もたびたびいただくなど、お礼の一言では済まされないほどのものをいただいています。そして今回は、全然ブログの主旨とは関係ないことを、また長々と書かせてもらってしまいました。幾重にもお礼申し上げます。
(あっと、ブログのアクセス数はまたすぐいつもの1日400程度に落ち着きました。どっかの瞬間風速だったんですね。1000超えは怖いから、いまの程度でいいやと思ってます・笑)

私からも、ありがとうございました - ナツミ - 2015年08月17日 07:33:30

篠田真由美様

皆さんに対してのコメントだと思いますので、私がご返信を書くのも蛇足かと思いますが、作家さんの思いを教えていただきありがとうございました。

賞賛も批判も、受け止める相手のことを考えて言葉を発することができればいいのですが、私のような庶民はどこかで「有名人はどんな言葉も受け止めるべき」みたいに思っているのかもしれません。ネットでは、生の言葉をぶつけ合うという意味では、誰でも同じなんですね。私も気を付けなくては。

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プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

『高名の依頼人』のこと書きましたが、6月24日までグラナダ版がGYAOで無料で観られるそうです。
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