最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
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シャーロックと「赤ひげ」

"The Sign of Three"で、ジョンの結婚披露宴に現れないマイクロフトに、電話をかけるシャーロック。

"Have a lovely day and do give the happy couple my best."
"I will."
"Oh, by the way, Sherlock, do you remember Redbeard?"
"I'm not a child anymore, Mycroft."

「よい一日を。新郎新婦によろしく伝えてくれ」
「そうする」
「ところでシャーロック、赤ひげを覚えてるか?」
「僕はもう子どもじゃない、マイクロフト」 (拙訳)



ここまでのマイクロフトは、スピーチやカラオケなど、これからシャーロックが関わるであろう「退屈な」行事に触れ、「巻き込まれるなと警告してやったのに」と嘆いてみせています。

"This is what people do, Sherlock. They get married.
.I warned you, don't get involved."



このwhat people doという言い方は、シャーロックもジムも使っていた、自らと「凡人たち」を切り離した表現です。
会話の終わりに突然出てきた「Redbeard(赤ひげ)」という名前に引っかかった人は多かったと思います。
おそらく、シャーロックの少年時代の思い出に関わる誰かの名前。
"The Scandal in Belgravia"で、マイクロフトはジョンに「シャーロックは海賊になりたがっていた」と語っているので、海賊のキャラクターかなあ、とも思いましたが(↓これのせいか)



次の回"His Last Vow"で、赤茶色の大きな犬の名前だと判明。
【追記 2015.5.26】れすとらさんに教えていただきました。「赤髭」は実在の海賊だそうです!詳しくはこちらのwikiで。
Oruç Reis
撃たれてショック状態に入ろうとしているシャーロックが、ショックを和らげてくれる記憶を見つけようと、マインドパレス内を探し回った時に出てきます。マイクロフトは、ジョンの結婚でシャーロックがショックを受けていて、ライナスの安心毛布のように赤ひげが必要なんじゃないか、とからかったのでしょうか。
マインドパレスの中のシャーロックは、満面の笑みで赤ひげに語り掛け、優しい言葉をかけながら抱きしめます。そこにいるのは気難しいソシオパスではなく、ごく平凡に見える快活な少年です。

"Hello, Redbeard. They're putting me down too now. It's no fun, is it?"
「やあ 赤ひげ。みんなはぼくも殺そうとしてるんだ。楽しくない。 そうだろ?」



put downは乗物から人を降ろすとか、こきおろすとか、色々な意味にとれますが、シャーロックの状況から言って、おそらく赤ひげは安楽死などの形で周りの人間に殺されたのではないでしょうか。それがシャーロックの心の傷になって残っていたのかな。
"The Hounds of Baskerville"でのシャーロックは、犬を処分することができなかったゲイリーとビリーの感傷を理解できないと言っていたので、読み違いがあるかもしれません。または、理解できないという発言自体が嘘だったのか。

"So they didn't have it put down then, the dog?"
"Obviously. I suppose they just couldn't bring themselves to do it."
"I see."
"No, you don't."
"No, I don't. Sentiment? "
"Sentiment."

シャーロック「彼らは犬を安楽死させなかったのか」
ジョン「そりゃそうだよ、そんな気になれなかったんだろ」
S「なるほど」
J「君にはわからないよ」
S「わからない。 感傷か?」
J「そう、感傷」 (拙訳)



あ、改めて読むとビミョーな会話だったかも……うっかり、飼い犬を殺せなかった飼い主の気持ちが「わかる(I see)」と言ってしまってから、慌てて「人の感傷がわからない自分」を装った、という解釈もできるでしょうか。そうなると、この後ゲイリーとシャーロックがどんな話をしていたのか気になりますね。

さて、少年時代のシャーロックに「赤ひげ」という愛犬がいたということはわかったのですが、元ネタはあるのでしょうか。
字面でぱっと思い浮かぶのは「赤髪連盟(The Red-Headed League)」ですが、ホームズと犬の関わりは深く、捜査にも探索犬のトビイ(『四つの署名』)やポンピー(『スリークォーターの失踪』)を駆使しますし、これらの犬たちをただ利用するのではなく、親し気に話しかけて可愛がっている様子。「緋色の研究」では、ハドスンさんの飼っていた老テリアを気に掛ける(……ということにしときましょう)場面もありました。
また、ワトスンはよくホームズを猟犬に例えますし(関連記事:『猟犬シャーロック』)、ホームズが自らを犬に例えたこともあります。

「私は犬ではあるかもしれないが、決して狼じゃないです」(『緋色の研究』)



そんなホームズの、飼い犬に対する所見は、彼自身の家庭環境を想像する材料としても興味深いです。

「犬は家庭生活を反映する。陰気な家庭には陽気にじゃれつく犬はいないし、幸福な家庭にはみじめな犬はいない。口汚なく乱暴な人の犬はうなるし、危険な人の犬は危険なものだ。そのときどきの一方の気持は、刻々に一方へ反映する」(『這う男』)



「犬」という言葉は、誰かの「手のもの」「まわしもの」というような意味で使われることもあります。
ガイ・リッチー版の映画の冒頭ではワトスンがホームズのroyal dog(忠犬)と呼ばれていましたし(観ていくとどっちが忠犬だかわからなくなるのがあの映画の面白いとこなんですが……)、ジョンもジムにシャーロックのペット呼ばわりされていましたっけ。
忠犬やペットという言われ様は屈辱的かもしれませんが、言い換えれば、非常に強固な関係があるということ。
マイクロフトが、ジョンの結婚式に「赤ひげ」の名前を出したのは、そういう意味合いもあるのかもしれません。ジョンのとの別離を、赤ひげとの別離になぞらえた。つまりジョン≒赤ひげ、ということ?

かなり乱暴な推論ではありますが、ジョンの「外見に出ている(またはホームズ兄弟が観察と推理で導くことのできる)何か」が赤ひげに似ているとすると、なぜ初対面でシャーロック(ホームズ)がジョン(ワトスン)を同居人候補にするほど気に入ったのか、という、ホームズシリーズ永遠の謎の説明になるんですよね。マイクロフトがその展開を即座に飲み込んだことも。
赤ひげが兄弟にとってどんな存在であったかわからないので、煉瓦を焼くにはまだまだ粘土がたりないのですが、もし赤ひげが悲劇的な死に方をしたのだとしたら、マイクロフトはメアリの正体に気づいていたのかしら。
犬扱いされたジョンに怒られそうですが、第4シリーズも赤ひげに注目していきたいと思います。

(原作からの引用はすべて延原謙訳)
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この記事へのコメント

赤髭の意味 - 篠田真由美 - 2015年05月25日 08:54:01

おお、またまたいろいろと考えさせられる記事を有り難うございます。

原作ホームズの語ってみせた犬と飼い主の相関関係は、明らかに犬好きのせりふですね。犬が好きな人は、他人の飼う犬の不幸にはことに敏感になります。子供の虐待より憤りが激しくなります。そしてこれはきっと、シャーロックもそうではないかと思ってしまいます。人間よりも動物が好きで(私もその傾向があるもので)、動物を気に掛けてしまう。子供っぽい発想ではありますが、そこもシャーロックにはふさわしい。

そしてput downと同じ表現だったのですね。バスカヴィルの引用部分がどんな表情で交わされたか、いま思い出せないのですが、ここではジョンが先に「君にはわからないよ」といって、シャーロックはこれを肯定した返事をしています。つまり積極的にシャーロックが「安楽死させられなかった飼い主の気持ちがわからない」といったわけではなく、ジョンの「君はそうでしょ」という決めつけに、相手の期待したことばを返しただけ、という気がする。

私はゆいさんほど、S2のシャーロックが人間的であるとは受け取れないのですが、彼は人間よりなんの罪もない犬が殺されることの方に、怒りを覚えるのではないか、という気がします。赤髭の存在はライナスの毛布だったとしても、その死は喪失のトラウマで、ジョンを失うことでおまえは赤髭の死と同様の悲しみを味わいかねないから気をつけろよ、と兄ちゃんはいいたかったような。

赤髭同盟という犬話があったら読んでみたい - billylab - 2015年05月25日 16:53:22

犬話、待ってました〜♪
実は グラナダ版の『シャーロック・ホームズの冒険』に惹かれたのは、かなりの頻度で
大型犬が登場する、というのも、お楽しみの一つだったんです。
事件の現場がお屋敷な訳ですから、猟犬がいるのは当たり前なのですが。(^^;)
『バスカビル』の犬も 冷静に見ると けっこう可愛いワンちゃんなんですよね。
(撮影でコントロールできる 俳優犬じゃなきゃならないですものね(^m^)
 しかし、BBC現代版は…、え〜と、あれは CG処理も加えたのかな(・・;))
そして ナツミさんも取り上げていらっしゃる、
  「犬は家庭生活を反映する。
   陰気な家庭には陽気にじゃれつく犬はいないし、
   幸福な家庭にはみじめな犬はいない。
   口汚なく乱暴な人の犬はうなるし、危険な人の犬は
   危険なものだ」
これは、ドイル氏の洞察力の鋭さが光りますよね。
当時は 犬の生態にそこまで目を向ける人はおらず、「番犬」か「愛玩犬」か、
家族の一員といっても犬は犬、くらいの感覚の筈。
犬の行動学みたいなものが確立したのは、20世紀になってからのようです。
それが、犬の性格は人次第である、と、言い切っています。
…とはいえ、犬が人を食い殺す、みたいな話もあるので「あわわ…(ノдー;) 」
とも、思いますが。
(ぶな屋敷?
 あと、そうか、本文中で言及したハドソンさんの犬が実験台になったことも
 ありましたね…。(T▽T))

さて、脱線が長かったですが、さように、シャーロックの子供時代に大型犬を
飼っていたというエピソードは、彼が決して特異な子供ではなかったことを
印象づけるファクターになっていますよね。
もちろん 記事本文にお書きになっている様に、見た目も普通の子供でした。
(モファットさん、すみません(汗))
犬種もアイリッシュセッターで、金持ち過ぎず、且つ もちろん庶民派でもない。
そう考えると、S2/E1で、シャーロックがバッキンガムのお遣いさんのズボンに
ついた犬の毛に、真っ先に注目するのも 判りますし、ジョンブログの苦言にある
ように(原作どおりに)、犬の毛を犬種ごとに バスルームに採取しているなんてのも、
「嫌いじゃないのね ( * ̄▽ ̄)σ" 」
なんて 思ってしまいます。(^m^)
S2/E2の「情か?」も、篠田先生の ジョンが先に「どうせ判らないだろ」と
言ってしまったので、流れに乗った、に 賛同いたします。
ナツミさんのおっしやる「慌てて「人の感傷がわからない自分」を装った、という解釈」
にも。
その他、
わざわざ反対意見を言ってまで 話を長引かせたくない(犬トラウマを自分の中で否定して
なかったことにしているのかも)、
ジョンにクールじゃない自分を見せたくない(男の子の変なプライド)、
などなど、S3を見てしまうと、妙に深読みをしてしまいます。(^^;)

> 人間よりなんの罪もない犬が殺されることの方に、怒りを覚える
去年かな、UKでかかった『夜中に犬に起こった不思議な出来事』という舞台が
話題になったのですが、ご存じかもしれませんが、シャーロック・ホームズかぶれの
男の子が主人公のお話しなんです。
(たまたま 原作となった小説を、むか〜し読んでいました)
その子は本物のソシオパスで、「その先の感情」を予測したり、イメージすることが
出来ない子でした。
(初演時から評価されていたようですが、去年 話題になったのは、チャリティで
 アンドリュー・スコットがモリアーティ役で出たり、007のQが出たり、ジュード・ロウが
 出たりしたからでした。ごめんなさい、脱線長し)
お話しの発端で、彼が『バスカビル』は犬が殺された話だと主張しています。
前述の背景から、モファティス両氏は、当然 知っているでしょうし、その辺 うま〜く
『Sherlock』に取り込んでいそうです。

 また、ジョン(シャーロックのお気に入りの犬的な存在)への マイクロフトの反応、
兄弟の上下が判りやすいですね。
下の子って犬などを飼いたがる気がします。
自分は上だったので、当時はペットを飼うことに、というか 家に動物を入れることに
まったく 興味がありませんでした。
死んだら可哀想だよ、泣くのはお前だよ、というリスクヘッジが先に来るマイキーの
気持ちは長子として とてもよく判ります。
日本と感覚が違って、海外では犬の安楽死は よくある事のようですし。(T-T)
んー、そういう意味でも、たしかに マイクロフトがメアリーの正体を知っていた説、
信憑性がありますね。

(あ、ガイリチRDJの「どっちが犬だか」…どっかで「ワン」と 言っていた気もいたし
 ます(^^;))

ジョン=赤ひげ先生? - ak - 2015年05月25日 19:46:16

ナツミ様

こんばんは。
地震ですが、かなり揺れたようですね。ご用心ください。
(て、ナツミさんは関東地方にお住いなのかな?)

実は当初、ジョンが「赤ひげ先生」なのかとつい思ってしまいました^^;
でもジョン自身は割とそういうところはありそうなのですが。
さて「安心毛布」、セーフティ・ブランケットというのは言い得て妙ですね。シャーロックのみならず、一般にホームズは特定の部分にこだわりが強い一方で、自分に関係ない部分には驚くほど淡白な人物ですし、この記事の2人のやりとりにしても、俺には感傷なんてカンケーねえよと言いたげですし。
で、この赤髭は子供時代の信頼の対象で、長じてからはジョンがそれに代わる存在になったとやはり見るべきかなとこの場合は思われます。シャーロックにしてみれば、犬であれ人間であれ、自分が頼れる存在にはそれなりの敬意を尽くすのでしょう。「犬」(狗)が回し者という比喩で使われるのは、一人の人間に尽くすからと思われます。ゆえに、その人間の敵から見れば、面白くない奴、消すべき相手になってしまうわけですね。幕末のドラマなんか観ていたら、幕府に忠誠を誓う新選組が、攘夷浪士から徳川のイヌ呼ばわりされたりしてますしね。

さて、『シャーロック』での犬というと、個人的には真っ先にバスカヴィル回を思い出すのですが、大体においてイギリス社会では、犬があちこちに顔を出す機会が多いようです。グラナダ版もそうだし、他の探偵ものやドラマもそうであると思われます。何といってもアニメ『名探偵ホームズ』はキャラが犬でした。
尤も私としては、ホームズは猫タイプ、ワトソンは犬タイプで、これは『シャーロック』やパペットホームズにも当てはまりそうな気がしています。これは猫型シャーロックこと「ニャーロック」が、現在京都で展示中であることも関係しているかもしれません。

ちなみにパペット版では、もちろんトビイや、「イヌ語通訳の冒険」に登場したソフィ、そしてバスカーヴィルを脅かす目的のモンスタードッグが登場しています。もちろんホームズも関連しますが、一番大きく関わっているのは、やはりイヌ語のわかるシャーマンですね。尤もパペットのトビイは結構好きです、相手に鼻を押し付けたり、耳をぴんと立てたりするしぐさがなかなか可愛いので。
ちなみに三谷幸喜氏の愛犬だったフレンチレトリバーの「とび」は、このトビイにちなんでいますね。で、パペット版のトビイは、この「とび」に似せて作られたとのことです。

- F - 2015年05月25日 23:06:02

原作ホームズで「犬」と言われて真っ先に思い出すのは、銀星号事件での「起こるべきことが起こらなかった」(一見何の不自然もないが実はとても奇妙)際の犬ですね。
実際のところ「あの夜、犬は何もしなかった(吠えなかった)」とはホームズは発言していないのですが、犬に関する習性を熟知していたことは間違いないでしょう。

一方、SHERLOCKで言及される赤髭(Redbeard)は飼い主と飼い犬(ペット)という関係性よりも、むしろ親友に近い関係だったのだと思います。
自分よりも上から見下ろしている感のある実兄マイクロフトよりも、ある意味では身近な存在だったのではないでしょうか。
老衰・病死・安楽死、或いは何らかの事件や事故による突発的な死かは分かりませんが、そういった「親友を喪失する」際にシャーロックが受けるショックをマイクロフトは熟知した上で和らげようとしているように思えます。

ゲイリーとビリーの感傷について理解できないという点は、ジョンに合わせたというのが半分、もう半分はシャーロックにとって彼らが飼っていた犬が赤髭(親友)ではないから、という部分も影響しているのではないでしょうか。

マイクロフト兄ちゃん…… - ナツミ - 2015年05月25日 23:34:01

篠田真由美様

埼玉が震源地の地震がありましたね。「お仕事日記」を拝見したところ、大きな被害はなかったようで良かったです……!

> 原作ホームズの語ってみせた犬と飼い主の相関関係は、明らかに犬好きのせりふですね。犬が好きな人は、他人の飼う犬の不幸にはことに敏感になります。子供の虐待より憤りが激しくなります。そしてこれはきっと、シャーロックもそうではないかと思ってしまいます。

実感を伴った発言、という感じがしますよね。
私の周りでも、たとえば猫が好きな人は、自分とは直接関係ない迷い猫などにも敏感で、情報拡散に協力したりしていると思います。
動物が好きな人が動物に思い入れるのは、やはり「罪がない」「守ってやるべき」存在と思うからなのでしょうか。だとしたら、論理的思考を乱さないために恋愛しないと決めているような人間であるホームズにしてみれば、かなり非論理的な部類に入る感情かもしれませんね。ワトスンやレストレードによる心からの賞賛にふっと感動を見せたり、ワトスンが撃たれた時に激昂した時のような……


> そしてput downと同じ表現だったのですね。バスカヴィルの引用部分がどんな表情で交わされたか、いま思い出せないのですが、ここではジョンが先に「君にはわからないよ」といって、シャーロックはこれを肯定した返事をしています。つまり積極的にシャーロックが「安楽死させられなかった飼い主の気持ちがわからない」といったわけではなく、ジョンの「君はそうでしょ」という決めつけに、相手の期待したことばを返しただけ、という気がする。

記事を書くためにDVDを見返したのですが、二人とも神妙な表情だった、と思います。
シャーロックのNo, I don'tを私は額面通りに受け取ってしまっていたのですが、「赤ひげ」のエピソードを踏まえると、I seeのほうが本心に聞こえますね。
ジョンもこの時点ではシャーロックを非人間的だと非難することが多かったので(だからこそS2のラストシーンでお墓に『君は誰よりも人間だった』と話しかける場面が泣けるんですが)、ジョンの誤解にあえて「乗った」という解釈に私も賛成です。

> 赤髭の存在はライナスの毛布だったとしても、その死は喪失のトラウマで、ジョンを失うことでおまえは赤髭の死と同様の悲しみを味わいかねないから気をつけろよ、と兄ちゃんはいいたかったような。

赤ひげを喪った時、幼いシャーロックは悲しんだんでしょうね。それを知っているからこその「大丈夫でちゅか~」発言だったのか。知ってたけどや~~なお兄ちゃんですね……

北原尚彦先生プレゼンツで! - ナツミ - 2015年05月26日 01:13:45

billylab様

北原尚彦先生プレゼンツの『赤髭同盟』を待ちたいです。名言「尻がGJ」でジョンクラスタを皆殺しにした『全裸連盟』に次ぐ傑作が生まれそうです。

billylabさんもホームズに負けないほどの犬好きとお見受けしました!
グラナダ版ワンちゃんたちのオフショット(?)は、RMさんのブログにありましたね!(RMさん、例によって無断リンクで申し訳ありません……)

「四つの署名」撮影時の写真と、Joanとの写真
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-240.html#comment-title

記事中に、ドッグトレーナーさんのサイトへのリンクを貼ってくださっています。もしまだごらんになっていなかったら、おすすめです!犬たちとジェレミーの穏やかな撮影風景に、心が和みます。
犬が来ると撮影現場も和むんだろうなあ。(って私が犬好きだからそう思うのであって、犬嫌いのスタッフには辛いかも……)

> 当時は 犬の生態にそこまで目を向ける人はおらず、「番犬」か「愛玩犬」か、
> 家族の一員といっても犬は犬、くらいの感覚の筈。
> 犬の行動学みたいなものが確立したのは、20世紀になってからのようです。

私が子どもの時ですら、犬の扱いは今よりもずっとぞんざいだった気がします。野犬も多かったし、餌も栄養を考えたドッグフード、とか犬のおやつ、じゃなくて適当に残り物をやってたような……(単に祖母がテキトーだったのか)
英国は犬好きの国、というイメージがありますが、「犬は犬」という感覚はなんとなくわかります。

> さて、脱線が長かったですが、さように、シャーロックの子供時代に大型犬を
> 飼っていたというエピソードは、彼が決して特異な子供ではなかったことを
> 印象づけるファクターになっていますよね。
> もちろん 記事本文にお書きになっている様に、見た目も普通の子供でした。
> (モファットさん、すみません(汗))

あっ、決してモファットさんの息子さんを悪く言うつもりはなかったのですが!(汗)
可愛いですよ!シャーロックっぽさはありませんが、それってむしろほめ言葉ですから!

そして、あの犬はアイリッシュセッターっていうんですね……勉強になりました。「大きな犬」って小学生のような文章を書いてしまいました。

> わざわざ反対意見を言ってまで 話を長引かせたくない(犬トラウマを自分の中で否定して
> なかったことにしているのかも)、
> ジョンにクールじゃない自分を見せたくない(男の子の変なプライド)、
> などなど、S3を見てしまうと、妙に深読みをしてしまいます。(^^;)

うんうん、ありますよね、シャーロックのそういうところ!一言でいえば中二病ですね……

> > 人間よりなんの罪もない犬が殺されることの方に、怒りを覚える
> 去年かな、UKでかかった『夜中に犬に起こった不思議な出来事』という舞台が
> 話題になったのですが、ご存じかもしれませんが、シャーロック・ホームズかぶれの
> 男の子が主人公のお話しなんです。

寡聞にして知りませんでした!わ~、それは絶対に意識してますね!
ジムも出てるし、Qも出てるなんて!(007の世界とSHERLOCKの世界は、地続きですもんね……)

> 死んだら可哀想だよ、泣くのはお前だよ、というリスクヘッジが先に来るマイキーの
> 気持ちは長子として とてもよく判ります。

私も長子なせいか、何だかわかる気がします。弟は飼い犬をすごく可愛がっていたな~。
篠田先生も「小さき者」としての動物への愛を語っていらっしゃいましたが、家族の中で一番小さい人は、可愛がる対象が欲しいんでしょうね。

> んー、そういう意味でも、たしかに マイクロフトがメアリーの正体を知っていた説、
> 信憑性がありますね。

私はマイクロフトにもジョンに友情を持っていてほしいので、メアリーの正体を知っていたのに結婚を放っておいた、とは思いたくないのですが……(どちらにしてもあの結末に至る、というところまでマイクロフトが読んでいた、というのなら話は別ですが、男女の仲に関して、マイクロフトがそこまでクレバーだとは思えないんだよな~……)

> (あ、ガイリチRDJの「どっちが犬だか」…どっかで「ワン」と 言っていた気もいたし
>  ます(^^;))

言ってましたよね。「ホームズ、ハウス!」というセリフもも聞こえました(※言ってない)

そういえばジョンもひげを…… - ナツミ - 2015年05月26日 01:25:04

ak様

お気遣いありがとうございました。関東在住です。
震度4くらいあったので、さすがに驚きました。

> 実は当初、ジョンが「赤ひげ先生」なのかとつい思ってしまいました^^;
> でもジョン自身は割とそういうところはありそうなのですが。

お医者さんですもんね。原作のワトスンも、お代は後でいいとか言いそう……
(優しいというのもありますが、金銭感覚がルーズそうなので)


> で、この赤髭は子供時代の信頼の対象で、長じてからはジョンがそれに代わる存在になったとやはり見るべきかなとこの場合は思われます。シャーロックにしてみれば、犬であれ人間であれ、自分が頼れる存在にはそれなりの敬意を尽くすのでしょう。

理屈ではなく信頼できる存在が、赤ひげでありジョンであるというわけですね。

「犬」(狗)が回し者という比喩で使われるのは、一人の人間に尽くすからと思われます。ゆえに、その人間の敵から見れば、面白くない奴、消すべき相手になってしまうわけですね。幕末のドラマなんか観ていたら、幕府に忠誠を誓う新選組が、攘夷浪士から徳川のイヌ呼ばわりされたりしてますしね。

「尽くす」「忠誠を誓う」というのも、ある意味思考停止しているところがあるというか、やっぱり「理屈じゃない」状態になり得るんでしょうね。


> 尤も私としては、ホームズは猫タイプ、ワトソンは犬タイプで、これは『シャーロック』やパペットホームズにも当てはまりそうな気がしています。これは猫型シャーロックこと「ニャーロック」が、現在京都で展示中であることも関係しているかもしれません。

「ニャーロック」新作パペットでしたっけ。なんだか前衛的でびっくりしました。

三谷幸喜さんの愛犬「とび」のお話、朝日新聞に載ったエッセイや、小林聡美さんのエッセイでよく読んでいました。パペット版トビイにも愛情が感じられますね。

誰かの大切な犬 - ナツミ - 2015年05月26日 01:46:40

F様

> 原作ホームズで「犬」と言われて真っ先に思い出すのは、銀星号事件での「起こるべきことが起こらなかった」(一見何の不自然もないが実はとても奇妙)際の犬ですね。
> 実際のところ「あの夜、犬は何もしなかった(吠えなかった)」とはホームズは発言していないのですが、犬に関する習性を熟知していたことは間違いないでしょう。

そうですね!犬の習性を知っていて、行動をシミュレーションできるからこそ出てくるセリフですよね。

> 一方、SHERLOCKで言及される赤髭(Redbeard)は飼い主と飼い犬(ペット)という関係性よりも、むしろ親友に近い関係だったのだと思います。
> 自分よりも上から見下ろしている感のある実兄マイクロフトよりも、ある意味では身近な存在だったのではないでしょうか。

マイクロフトに「バカだ、バカだ」と言われ続けるエピソードの直後に出てきますものね。心を許せる弟のような存在だったのでしょうね。

> ゲイリーとビリーの感傷について理解できないという点は、ジョンに合わせたというのが半分、もう半分はシャーロックにとって彼らが飼っていた犬が赤髭(親友)ではないから、という部分も影響しているのではないでしょうか。

なるほど、犬好きは自分の犬以外でも気に掛ける、という篠田様のご意見とは逆ですが、こちらはこちらで説得力がありますね。同じ話の中でジョンがただ一人の友達、と言い切ったシャーロックですから、この時点ではまだハドスンさんやレストレード、モリーもかけがえのない存在だということに気づいていなかったかもしれない。だとしたら、赤ひげがたった一匹の大切な犬で、ほかはただの動物、という考え方をしても無理はない。
もしそんな風に考えていたなら、最後にゲイリーと話すために歩みだすのは、犬を利用するつもりだったのに、いつの間にか思い入れを持って守ろうとした彼の気持ちの変遷に興味があったのかな。

フランダースの犬 - ak - 2015年05月26日 13:10:26

ナツミ様

度々すみません。
れすとらさん提供の「バルバロス・オルチ」の記事のご紹介、ありがとうございます。トルコ人とかギリシャ人とかいろいろ言われていますが、当時の地中海覇権などを考えると、正に実在しておかしくない人物ですね。
シャーロックも、この人物に憧れた時代があったのでしょう。

>理屈ではなく信頼できる存在が、赤ひげでありジョンであるというわけですね。
>「尽くす」「忠誠を誓う」というのも、ある意味思考停止しているところがあるというか、やっぱり「理屈じゃない」状態になり得るんでしょうね。

損得勘定抜きなところがありますからね。幕末の、特に医療ドラマなどでも、ともかく目の前の患者を救えといった場面がかなり出て来ますね。

それから『シャーロック』とはちょっと異なりますが、人間と犬との信頼という点では、「フランダースの犬」のネルロとパトラッシュを連想します。物語ではこの2人(1人と1匹)が同じ場所に埋葬されますが、キリスト教圏ではこれは珍しいことで、著者の犬に対する愛情の大きさがしのばれます。

- F - 2015年05月26日 18:51:13

> 犬好きは自分の犬以外でも気に掛ける、という篠田様のご意見とは逆ですが、(後略)
犬というカテゴリに属するもの全てが好ましい(犬好き)というのと、犬というカテゴリに属する赤髭が特に好ましいというのは別物ですからね。
前者の「犬が好きな人は他人の飼う犬の不幸にはことに敏感になる」という篠田様の御意見は、誠にその通りであるかと思います。

シャーロックのことですので、おそらく犬というカテゴリには拘りはしないでしょう。
何しろ骸骨(ドクロ)を話し相手の「友達だ」と表現するくらいですので(笑)

> 最後にゲイリーと話すために歩みだすのは、犬を利用するつもりだったのに、いつの間にか思い入れを持って守ろうとした彼の気持ちの変遷に興味があったのかな。
はい、そう思います。
それと同時に、思い入れを持った相手(犬)の顛末について説明する責任があると感じたからなのでしょうね。彼ら二人にとっては「いなくなった犬の事件」でもありますから。

パトラ~~ッシュ! - ナツミ - 2015年05月26日 21:16:09

ak様

れすとらさん情報、本当にありがたいです!調べもせずに黒ひげ危機一髪とか言ってすみません……
海賊になりたかったシャーロックは、この海賊から愛犬の名前をとったのかもしれないですね。
ちなみに黒ひげさんもいらっしゃるそうです。
黒髭 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%AB%AD

> それから『シャーロック』とはちょっと異なりますが、人間と犬との信頼という点では、「フランダースの犬」のネルロとパトラッシュを連想します。物語ではこの2人(1人と1匹)が同じ場所に埋葬されますが、キリスト教圏ではこれは珍しいことで、著者の犬に対する愛情の大きさがしのばれます。

埋葬されるところまでは知りませんでした!教会で天に昇って行くところで終わりかと思ってた!
アニメの知識しかないので、原作も読んでみたいと思います。

About a dog - ナツミ - 2015年05月26日 21:52:52

F様

> シャーロックのことですので、おそらく犬というカテゴリには拘りはしないでしょう。
> 何しろ骸骨(ドクロ)を話し相手の「友達だ」と表現するくらいですので(笑)

犬好きといっても単純に「犬なら何でもかんでも好きな人」というわけではなく、庇護されるべきと思う対象に、弱い立場にいる「犬」が入っている。犬好きゆえに、犬が守られるべき「小さきもの」を象徴している。それを強者がいたぶるのが許せない、という背景があると思います。
シャーロックにも、守るべきものは守ろう、救うべきものは救おう、という意識があると思います。
その中に何が入っているか、ですね。

> > 最後にゲイリーと話すために歩みだすのは、犬を利用するつもりだったのに、いつの間にか思い入れを持って守ろうとした彼の気持ちの変遷に興味があったのかな。

> はい、そう思います。
> それと同時に、思い入れを持った相手(犬)の顛末について説明する責任があると感じたからなのでしょうね。彼ら二人にとっては「いなくなった犬の事件」でもありますから。

最後のセリフ、"Got to see a man about a dog"は「文字通り」なんですよね。
犬を愛して、そして喪った二人の男の話、聞いてみたかったな。

赤髭連盟メンバー募集 - れすとら - 2015年05月27日 00:24:00

ナツミ様

海賊の赤髭の件、追記くださいましてありがとうございます。
ak様には黒髭のフォローを頂きましてありがとうございます。

みなさまの犬のお話にふむふむとうなづくばかりです。
海賊に憧れた子ども時代と赤ひげとの決別、どんなことがあったのか興味深いです。1つ前のアイリーン・アドラーの記事コメに書かれていたように、マインドパレスの内部、赤ひげも含め探偵してみていただきたいなーと思っております。

赤髭連盟、おもしろそう♪ぜったい詐欺られますね。

赤髭連盟 入会希望 - billylab - 2015年05月27日 14:29:20

うわわ、トビーくん、おりこうさん! そしてバスカビルくんもかわいいです。(^^)/
RMさんの所へのリンク、ありがとうございます〜。
犬記事、気づいていませんでした〜。(>_<)
ホームズが事件先のお屋敷の犬を ある宿で見つけて、「散歩したい」と連れ歩くのですが、
そのリードさばきから ジェレミー氏も犬がお好きなんだなぁと 思っていました。
あ、話題沸騰中のゲイリー&ビリーの 元ネタというか、グラナダネタのお宿です。
あちらでは 『ショスコム荘』に出てくる宿屋が、同じシチュエーションになっていますね。
ちなみに グラナダの方はホームズがフロントに行き、ワトソン先生は ちゃっかりテーブルに
座っていて可愛いです。(←私見です(汗))
ホームズが宿に入ってくるさまは、BBC現代版もそっくりそのままで、リスペクトが感じ
られますー。
あ、ラストのシャーロックの言動ですが、ナツミさん、Fさんのおっしゃるように、
犬の飼い主だったら(元でも) 理にかなった行動だと思われます。

ちなみに、自分も大型犬・中型犬は わりとどの犬種も可愛いと思うのですが、家人は
自分の家の犬(ラブラドール)以外は可愛くないそうです。
自分の犬種は特別と思ってるオーナーって、けっこう多そうですけれど、ね〜。(汗)
AKさんのおっしゃる三谷さん家のラブラドールも「うちのバカ犬は引っ張るから」などと
言うのを、ニヤニヤしながら よく聞いています。
そして 自分家の駄犬のおばかっぷりに比べれば なんて大人しい良い子だと思う という。(爆)
人形劇で『ギリシャ語通訳』を犬語にしたのは、愛犬由来だったのかも、なんですね〜。
(^m^)
さてさて、「いなくなった犬」ならぬ、「吠えなかった犬」、の方ですが、そうか、
原作のシルバーブレイズでは、「吠えなかった」とは はっきり言っていないんですね。
グラナダでは言っていたような気がして…そう 思い込んでいただけかな。
前述の『夜中に犬に起こった奇妙な事件』のタイトルは、その一文から取られています。
(すみません、タイトル 間違えてました。m(__)m
 そして 去年ではなく、一昨年でした。去年というのは、UKで話題だったので 日本
 でもリメイク(日本人で)されて 上演されました…というものでした。
 内容の説明、拙宅でしていたものがあり、読み直してみると、これはモファティス・
 プレゼンツだったかも…? とまで 思える内容でした。
 (手前味噌ですが…http://billylab.exblog.jp/19186434/))
そして ご当人(犬) 赤髭くんですが、元々は 猟犬の犬種です。
ただし猟犬と言っても、 撃った鳥(死体)を拾ってきたり、「獲物はこっちですぜ」と
指し示す役割をしていた犬。
ちびシャーロックが海賊から探偵へ志向を変える師匠として、ピッタリの犬種だったかも
しれません〜。

私も入れてください! - ナツミ - 2015年05月30日 06:10:09

れすとら様

おお、うかうかしている間に赤髭連盟のメンバー募集が始まり、すでにbillylabさんもご入会を!
もちろん私も入りたいです、赤髭連盟!
いつぞやの時系列問題や、アイリーン問題みたいに、皆でひとつのことを調査することがあったら、勝手に「赤髭連盟の活動だ」!と思うことにします!
ベーカーストリートイレギュラーズみたいで楽しそう。その時はれすとらさん、ウィギンズ君役をお願いします!ついていきます!

> みなさまの犬のお話にふむふむとうなづくばかりです。
> 海賊に憧れた子ども時代と赤ひげとの決別、どんなことがあったのか興味深いです。1つ前のアイリーン・アドラーの記事コメに書かれていたように、マインドパレスの内部、赤ひげも含め探偵してみていただきたいなーと思っております。

てっきり陰惨な思い出があると思い込んでたシャーロックの実家ですが、ご両親は温かそうな人たちで、ホームズの言葉を借りるなら、赤ひげは幸せな犬だったはずなんですよね。ほんとに何があったんでしょう。

> 赤髭連盟、おもしろそう♪ぜったい詐欺られますね。

北原先生のジョンはパロディものワトスンの王道をいくというか、毎回毎回健気にひどい目に遭ってくれるのが本当たまらんです。考えてみたらもう赤毛連盟はやっちゃってるので、「赤い輪」でもいいからぜひお願いしたいです。ホームズとワトスンが真面目な顔で民家の物置きに隠れるところが可愛いので、シャーロックとジョンでも見たい。部屋の中の象とか、語られざる事件もやって欲しい!(←妄想を語りすぎです)

犬と人間の物語 - ナツミ - 2015年05月30日 07:10:52

billylab様

billilabさんも大きなわんちゃんの飼い主さんでいらっしゃるのですね。
犬を扱うしぐさや語る言葉に共感を持てるのって、すばらしいなあと思います。
実家ではシベリアンハスキーを飼っていたのですが、力が強すぎて父と弟しか散歩させられず、私は犬にとっては格下というかアンダースンというか、「退屈した時には遊んでやってもいいか」程度の存在だったようで、「飼っていた」という実感は薄いんですよね……

> あ、話題沸騰中のゲイリー&ビリーの 元ネタというか、グラナダネタのお宿です。
> あちらでは 『ショスコム荘』に出てくる宿屋が、同じシチュエーションになっていますね。

> ホームズが宿に入ってくるさまは、BBC現代版もそっくりそのままで、リスペクトが感じ
> られますー。

ああ、気づきませんでした!見比べてみます!

> ちなみに グラナダの方はホームズがフロントに行き、ワトソン先生は ちゃっかりテーブルに
> 座っていて可愛いです。(←私見です(汗))

グラナダ版ワトソン君の腹減りぶり、本当に可愛いです。
ホームズはワトスンをこき使ってる印象がありますが、切符を買ってきたり、わりとこまめに雑用もこなしてるような気がしますね。
シャーロックは(捜査は別にして)ジョンがいればレジやフロントにはわざわざ行かなそうですが、車の運転を担当してたのがちょっと意外でした。中の人の運転免許事情だと聞いたこともありますが、結果的にグラナダリスペクトになってますね。

> さてさて、「いなくなった犬」ならぬ、「吠えなかった犬」、の方ですが、そうか、
> 原作のシルバーブレイズでは、「吠えなかった」とは はっきり言っていないんですね。
> グラナダでは言っていたような気がして…そう 思い込んでいただけかな。

原作では“To the curious incident of the dog in the night-time.”に対して
“The dog did nothing in the night-time.”(犬は何もしなかった)と言っていますね。
慣れた相手が入ってきたわけですから、少なくとも、不審者に対するような激しい反応はなかったでしょうね。

bilylab様のブログ記事へのリンクもありがとうございました!
すごく、面白そう。シャーロックの少年時代を想像する手掛かりになりますね。今からでも原作を読んでみたいと思います。ジュード・ロウ先生も気になります!

> ちびシャーロックが海賊から探偵へ志向を変える師匠として、ピッタリの犬種だったかも
> しれません〜。

わあ、探偵の道を選ぶきっかけになったのかもしれないんですね!

- F - 2015年05月30日 07:36:46

billylab様

> グラナダでは言っていたような気がして…そう 思い込んでいただけかな。
グラナダ版ではホームズは煙草を吸っており、ワトソンがロス大佐に対して「犬は吠えなかった。つまり犬がよく知った人物だった」と説明する形になっているものと記憶しております。

原作においては、ホームズはグレゴリー警部に対して事前に次のような会話をしています。

 「他に注意するべき点はありますか?」
 「あの晩の犬の不思議な行動に、ご注意なさるといいでしょう」
 「犬は全然なにもしなかったはずですよ」
 「そこが不思議な行動だと申すのです」

グラナダ版では、後ろ二行がロス大佐とホームズとのやりとりとなっています。

更に終盤、ホームズは一連の推理について説明を行う際は「あの晩、犬は騒がなかった」と説明しています。二階に寝ていた主を起こさないほどには、と続くのですが、そのまま直訳で「何もしなかった」と捉えても誤りではありませんね。
また、訳者によっては明確に「吠えなかった」と表現されている場合もあります。

× 実際のところ「あの夜、犬は何もしなかった(吠えなかった)」とはホームズは発言していないのですが、(略)
◯ 実際のところ「あの夜、犬は吠えなかった」とはホームズは発言していないのですが、(略)

こちらが正確ですね。訂正させて頂きます、大変申し訳ありません。

わ~! - ナツミ - 2015年05月30日 08:27:07

F様、リアルタイムでおはようございます!
billylab様への補足をありがとうございます。内容がちょっとだけかぶってしまい、申し訳ありません。
正確かつ丁寧なご説明をいただけて、たいへんありがたいです!

赤髭連名のコードナンバーはやはり犬種名なのでしょうか - billylab - 2015年05月30日 13:58:03

 シベリアン・ハスキー!!
これは 先輩! 失礼しましたー。
(この犬種、一時のブームがあったので、それをものともせずに飼い遂げた方を真の犬飼いとして
 密かにリスペクトしているのです〜。(;人;) )
…というか、アンダーソンて。o( ̄ー ̄;)ゞ 判りやすい例えをありがとうございます。(爆)

 それにしても、読み返すと 親(犬)ばかっぷり全開の恥ずかしい文章でした。(汗)
よくぞ ここから 話の意図をくみ取ってくださった! と、犬語の通訳ばりの ナツミさん、Fさんの
読解力に敬服いたします。m(__;)m
ホームズが 厩舎にいた犬について なんと表現したか、判りやすく説明してくださり、ありがとう
ございます!
和訳の機微もありますね。
いずれにしても、厳密には、キュリアス・インシデントは原作とグラナダで 引用した所が違ったが、
‘キュリアス’は 使われていた と解りました〜。(^-^)
赤髭連名、「犬」の項目の調査は良い感じです。
(蛇足ですが、『The Curious Incident of the Dog in the Night-time』の舞台、
ブロードウェイにもかかっていたらしく、トニー賞候補になっていました。(00;)
 渡辺謙さんが『王様と私』で候補になっているトニー賞です〜)

北原先生の今回のミステリマガジンは猫でしたね〜。(^m^)

> ホームズはワトスンをこき使ってる印象がありますが、切符を買ってきたり、わりとこまめに
> 雑用もこなしてるような気がしますね。
そう言われてみると、グラナダのホームズ氏は けっこうマメかも…ですね。
ワトソンにあれやれ、これやれ、言いながら、自分も動いてますね〜。
BBC現代版もそうなんでしょうけれど、なぜか ジョンだけが働いている気がするのは??? 「(゚ペ)ハテ?

コードネームは早い者勝ち - れすとら - 2015年05月31日 00:46:34

ナツミ様

に、任命ありがとうございます。多分ウィギンズ君は出席しかとらないような気がしますが…

>いつぞやの時系列問題や、アイリーン問題みたいに、皆でひとつのことを調査することがあったら、勝手に「赤髭連盟の活動だ」!と思うことにします!
ベーカーストリートイレギュラーズみたいで楽しそう。

「赤髭連盟」マターがどんどん発生すること期待しています♪
ホームズ&ワトソンが張り込みをしているシーンは結構好きです。
部屋の中の象の謎も是非北原先生に解いていただきたいです。

グラナダ版の「ショスコム荘」もまた見てみたいですし、『The Curious Incident of the Dog in the Night-time』も読みたいです。こちらの日本語訳は小尾芙佐さんでダニエル・キイスの翻訳をされている方ですね(ちょうどドラマでアルジャーノンやってるみたいですね)。余談ながらシベリアン・ハスキーの活躍する漫画が大好きです。

シベリアンハスキーとイヌ語通訳 - ak - 2015年05月31日 11:27:02

ナツミ様
billylab様

こんにちは。
シベリアンハスキーについて書かれていますが、実際飼っている人の話によると、原種に近い犬のようで、通常の犬のように人間になつくというよりは、一段階上にいると言うか、犬より猫的な性格が強いようです。
>「退屈した時には遊んでやってもいいか」程度の存在
というのも、むべなるかなと。

それからbillylabさんの、三谷氏の愛犬への言及、ありがとうございます。
確かにイヌ語通訳を持ってきたのも、原作では老人のシャーマンを、動物好きな女子生徒にしたのも、犬を愛するがゆえのことともいえますね。モンスター・ドッグも、その裏に隠されたステイプルトンの心情を思えば納得です。


海賊兄弟 - れすとら - 2015年05月31日 23:00:13

ナツミ様

こんばんは。
連投してしまいますが、海賊の赤髭はバルバロッサ兄弟と呼ばれる兄弟の海賊でオスマン帝国の人でスペインからアルジェリアを奪い支配したそうです。

「赤髭」という名前はあの犬の外見に合っているのですが、
シャーロックが海賊の中でも「赤髭」を選んだのは赤髭が兄弟だったのがミソかなと思いました。フランシス・ドレイクやウィリアム・キッドなどイギリス人の有名な海賊も大勢いたのですから。兄ちゃんのマイクロフトと海賊になりたいって思っていたのかも。

ナツミ様がおっしゃるように、
>てっきり陰惨な思い出があると思い込んでたシャーロックの実家ですが、ご両親は温かそうな人たちで、ホームズの言葉を借りるなら、赤ひげは幸せな犬だったはずなんですよね。

温かい家庭があったように思います。ケースブックではマイクロフトは小さい頃はシャーロックに嫌われていて夕食をぶつけられたと書いていたので仲悪かった?と思い込んでいたのですが、マイクロフトもシャーロックもboysのままの思いでしゃべっているのだろうと思えて来ました。

ホームズ家には長男シェリンフォードがいたらしい(グールド説)というホームズ3兄弟説をネットでちらちら見ていたのですが、現代版はマイクロフト、シャーロック、レッドベアードが少年時代のシャーロック心の3兄弟だったらおもしろいなあと思いました。

モファティスさん視点では「ゴロがいいから」という理由でレッドベアードを選ばれたような気もしています。レッドヘアー、レッドベアード。「水兵ヘソゴマ事件」とか「オタク通訳事件」もありましたし。日本語でも赤髭連盟はゴロがいいです。

ジョンの主夫能力 - ナツミ - 2015年06月01日 06:48:39

billylab様

> (この犬種、一時のブームがあったので、それをものともせずに飼い遂げた方を真の犬飼いとして
>  密かにリスペクトしているのです〜。(;人;) )
> …というか、アンダーソンて。o( ̄ー ̄;)ゞ 判りやすい例えをありがとうございます。(爆)

そんなこんなで私自身は「飼い遂げた」とはとても言えないのですが(『遊ばれ遂げた』って感じでしょうか)、
15年間一日も欠かさず、朝晩数キロメートルずつを自転車で付き合い続けた父と弟は、身内ながら大したものだと思います。もちろんハスキーに限らず、どんな犬でも、猫でも人間でも、命を守り育てるという仕事には休みがないわけで、それを慈しみの視線を持って行えている方は、誰がなんと言おうと尊敬に値します!
シャーロックも、幼少期にそういう経験をしていたということですよね。


> (蛇足ですが、『The Curious Incident of the Dog in the Night-time』の舞台、
> ブロードウェイにもかかっていたらしく、トニー賞候補になっていました。(00;)
>  渡辺謙さんが『王様と私』で候補になっているトニー賞です〜)

渡辺謙さんの舞台、観たいなあ……
そして、『The Curious Incident~』も舞台版を観たくなってしまいました。


> そう言われてみると、グラナダのホームズ氏は けっこうマメかも…ですね。
> ワトソンにあれやれ、これやれ、言いながら、自分も動いてますね〜。
> BBC現代版もそうなんでしょうけれど、なぜか ジョンだけが働いている気がするのは??? 「(゚ペ)ハテ?

一度もワトスンが結婚しないグラナダ版は言うに及ばず、現代版より原作のほうがワトスンと同居してる期間がずっと長いんですけど、なんとなくワトスンはゆったり構えているような。(いや、よく見ると相当働いてはいるんですが)
これはジョンが唯一「主夫もやるワトスン」だったからじゃないからかな、と思います。「だった」というのは、ご飯作ったり買い物したりしてる描写はS1くらいで、S2あたりからハドスンさんがかなり面倒見てる感じがするからなんですが……
この辺りを考察すると面白そうですね。個人的には、ジョンはあんまり家事にマメじゃないんじゃないかなあ、と思う。庭の芝刈りもメアリがやってたっぽい。原作でも、「マスグレーヴ~」で「自分だってだらしない方だけど、ホームズは自分以上なので相対的に自分がマメに思える」ようなこと言ってホームズにお片付けさせてました。

コードネームはセーラーハスキー!(※セーラーいらない) - ナツミ - 2015年06月01日 07:00:16

れすとら様


> に、任命ありがとうございます。多分ウィギンズ君は出席しかとらないような気がしますが…

点呼よろしくお願いします!流れ上私のコードネームは「ハスキー」でしょうか……体形はむしろ「コーギー」なんですけど……


> 「赤髭連盟」マターがどんどん発生すること期待しています♪
> ホームズ&ワトソンが張り込みをしているシーンは結構好きです。
> 部屋の中の象の謎も是非北原先生に解いていただきたいです。

れすとらさんのブログでも興味深いマターが日々発見されていますね!
私のベスト張り込みシーンはやっぱりグラナダ版の「6つのナポレオン」でしょうか……レストレードとワトスン終始可愛いです。
部屋の中の象を見つめるシャーロックとジョンの表情が忘れられません。まずどうやって入れたか問題ですよ!子象から育てたんですか、北原先生!(←勝手にBBC版ジューン・トムスンみたいな扱いに……)

> 余談ながらシベリアン・ハスキーの活躍する漫画が大好きです。

私も大好きですが、チョビが標準的なハスキーだとしたら、うちの犬に関しては(ホームズ流に言うなら)家庭に何か問題があったとしか思えません……一番近いのはシーザーだな。

犬とこども - ナツミ - 2015年06月01日 07:12:23

ak様


> シベリアンハスキーについて書かれていますが、実際飼っている人の話によると、原種に近い犬のようで、通常の犬のように人間になつくというよりは、一段階上にいると言うか、犬より猫的な性格が強いようです。
> >「退屈した時には遊んでやってもいいか」程度の存在
> というのも、むべなるかなと。

原種に近い、というのはおっしゃる通りです。父にはめちゃめちゃ忠実で(遊びに夢中になっていても、父が帰宅する車が近づく音を聞き分けて、『ただいま』の声がする5分前から背筋を伸ばしてお座りして待ってるくらいでした)、群れのリーダーに従う、というオオカミ的な要素だったのではないかと思います。
ただ、父にも盲従しているという感じではなく、よく言い返してました(語弊があるかもしれませんが、不満を申し立ててるとしか言いようのない場面をよく観ました。Husky speaksあたりで検索していただくと、いろんな動画が見られます)。そのへんは猫っぽかったなあ、と思います。

> 確かにイヌ語通訳を持ってきたのも、原作では老人のシャーマンを、動物好きな女子生徒にしたのも、犬を愛するがゆえのことともいえますね。モンスター・ドッグも、その裏に隠されたステイプルトンの心情を思えば納得です。

パペット版は犬がたくさん解決してくれて、犬好きとしては嬉しいです。
動物と子どもの親和性の高さ、もあるのでしょうね。

海賊3兄弟! - ナツミ - 2015年06月01日 07:22:33

れすとら様


> 「赤髭」という名前はあの犬の外見に合っているのですが、
> シャーロックが海賊の中でも「赤髭」を選んだのは赤髭が兄弟だったのがミソかなと思いました。フランシス・ドレイクやウィリアム・キッドなどイギリス人の有名な海賊も大勢いたのですから。兄ちゃんのマイクロフトと海賊になりたいって思っていたのかも。

おお、お兄ちゃんへの愛がそこに⁉
私も長子なのですが、小さい頃(8歳くらいまで?)の弟はいじめようが振り切ろうが、「身近な年上の存在」であるおねえちゃんを無条件に慕って追いかけてくれたような気がします。

> 温かい家庭があったように思います。ケースブックではマイクロフトは小さい頃はシャーロックに嫌われていて夕食をぶつけられたと書いていたので仲悪かった?と思い込んでいたのですが、マイクロフトもシャーロックもboysのままの思いでしゃべっているのだろうと思えて来ました。

確かに。深読みしてしまいがちですが、基本的には「じゃれ合い」なんですよね。

> ホームズ家には長男シェリンフォードがいたらしい(グールド説)というホームズ3兄弟説をネットでちらちら見ていたのですが、現代版はマイクロフト、シャーロック、レッドベアードが少年時代のシャーロック心の3兄弟だったらおもしろいなあと思いました。

小さい頃は特に、家族の中で犬と人間の境があまりなかったりしますよね。

> モファティスさん視点では「ゴロがいいから」という理由でレッドベアードを選ばれたような気もしています。レッドヘアー、レッドベアード。「水兵ヘソゴマ事件」とか「オタク通訳事件」もありましたし。日本語でも赤髭連盟はゴロがいいです。

なるほど、ブラックベアードよりも呼びやすそう。

- F - 2015年06月01日 13:46:17

私も海賊は大好きなので、ちょっとした小話を。

歴史上の「赤髭」は1500年台に地中海を荒らし回って活躍した海賊兄弟で、兄バルバロッサ・ウルージと弟バルバロッサ・ハイレディンの二名を指します。比較的有名なのは弟の方のハイレディンの方でしょうかね。
バルバロッサという名称はイタリア語で文字通りの「赤髭」を意味します。赤髭ウルージ、赤髭ハイレディンという意味合いになります。パイレーツオブカリビアンに登場する人物バルボッサのモデルと言われています。

ウルージは頭が良くて勇猛な海賊として有名でしたが、スペイン艦隊と港町アルジェ沿岸で艦隊戦となり戦死。
ハイレディンは兄の死後にオスマントルコ帝国と結び付いて大提督にまで出世します。兄ウルージとは特に連携関係は無かったそうですが、兄よりも政治力に長けた教養人で6ヶ国語を自由に話せる人物だったようです。
(この辺りの事情は『大航海時代』というタイトルのゲーム等でも描かれてますね)

フランシス・ドレイク、「黒髭」エドワード・ティーチやウィリアム・キッド、「海賊紳士」スティード・ボネットなどは1700年台にカリブ海を荒らし回った大海賊です。特に黒髭ティーチは世界一有名な海賊といっても良いと思います。
(ちなみに、黒ひげ危機一髪ゲームの「彼」とは関連はないそうです)

あと考えられる可能性としては。シャーロックが海賊に興味を持つきっかけとしてイギリス繋がりでピーター・パンに登場するフック船長の話でも聞いたのかもしれませんね。フック船長のような海賊のモデルとしては黒髭ティーチの方が基準になりますが。
「赤髭」の犬種が実はフラットコーテッドレトリバーだったならば、ピーター・パン繋がりで赤髭を「赤髭&ナナ」に見立ててシャーロックはフック船長ごっこをしていたとか、色々と微笑ましい想像が成り立つんですけれどね。

少年は海に憧れる - ナツミ - 2015年06月03日 21:42:27

F様

歴史上の海賊について色々と教えていただき、ありがとうございました!
シャーロックがどの海賊に憧れたのかはまだわかりませんけれど、愛犬と一緒に海賊ごっこに勤しんでいたことは間違いなさそうですね。
フック船長は敵役ですけれど、敵役にハマるということもシャーロックの性格ならあり得るかも。(間抜け過ぎるかもしれませんが……)
男の子が海賊に憧れるのは、アウトローだから、という理由もあるかもしれません。いい子だったり賢くあることを兄に強要されていたとしたら、尚更のこと。「ヒーローなんかになりたくない」というシャーロックのセリフは、少年時代からの一貫した本音だったのかもしれません。

原作では、ワトスンが海洋小説にはまってたようでした。
ワトスンの好きだった小説とシャーロックの好きだった海賊、特定してみたいなあ。
30代だと『ONE PIECE』はちょっと間に合わないかしら……

ハスキー犬はみんなシーザーみたいなお祭り野郎という勘違いをしています - れすとら - 2015年06月05日 00:10:19

ナツミ様

SHERLOCOLOGYのモファさん作アイリーンのパスティーシュご紹介ありがとうございます。内容は…これからゆっくり読ませていただきます。数日前の記事なので『赤髭連盟』とちょっと連動したみたいでうれしいです。

前の記事の「クルード」の時の、「プレーヤーは交渉力が必要」とか、犬の世話には一日も休みはないとか実体験からのご考察が興味深いです。

F様
海賊ネタは急場仕込みだったので詳しい方がいらっしゃってよかったです。ありがとうございました。ピーター・パンといえば作者のバリーはドイルと同じスコットランド人でお友達で一緒に戯曲書いたりもしていますね!

わたしのコードネームは既にハンドルネームでしたonz (ラブラのビリーなんです(T▽T)) - billylab - 2015年06月05日 16:07:24

そうなんですよね。
(え? なにが? …と、自分 ツッコミを入れたくなるくらい 話題が広がってしまったのですが(汗))
幼少時代に 動物を飼っていた子は、命の儚さや(絶対に自分より先に死んでしまう)、責任というものを知ることになる。
(ナツミさんの「命を守り育てるという仕事には休みがない」というご指摘にあるように〜)
そうすると、急にS1E3の「じゃあ 病院中の命を救ってやったらどうだ? (要約)」という、シャーロックとジョンの
やりとりも、ぜんぜん 色合いが変わって見えます。
(ぼくはヒーローじゃないのとこです。
 あれは「君は木を見て森を見ず、だ」と、言っていると思っていましたが、実際には 赤髭を
 救えなかった経験から来ているとも 推し量れるじゃないですか〜(;_;))
S3ずるいです! いろいろな意味で 全部 ひっくり返しちゃって〜。(^^;)

そうなんですよね, part 2。
> 余談ながらシベリアン・ハスキーの活躍する漫画が大好きです。
> シベリアンハスキーについて書かれていますが、実際飼っている人の話によると、原種に近い犬のようで、
れすとらさんのおっしゃるように、あの漫画でハスキー・ブームになりましたよね。
そして、akさんご指摘のように 実際飼ってみると、イメージと違って 飼いきれない…という人が
続出してしまったんです。
(もちろん漫画は悪くないし、わたしも好きでした。そしてドラマの人が余りに漫画に似ていて
 びっくりしました(^。^;))
それで、飼い遂げた方は 本当にハスキーが好きで、あの性格込みで家族になったのだと
尊敬してしまうのです〜。
拙宅の駄犬は、誰にでも懐く 最も飼いやすいラブラなんで…。(T▽T)
(散歩でよく会う老ハスキー・オーナーが 次もハスキーの幼犬を連れていた時の感動といったら!!
 でも 拙宅の駄犬が ぴょんぴょん喜んで飛んで行くので、あまりお話し出来ないのですが(爆))


> マイクロフトもシャーロックもboysのままの思いでしゃべっているのだろう
けっこうジョンがいいとこついてますよね。
二人の喧嘩、「おもちゃの取り合い?」って吹き替え出てましたが。( ̄∀ ̄;)
Fさんのっしゃるように、シャーロックの海賊との出会いはフック船長だったら楽しいですね。
「だったら犬も居なくちゃ!」と、犬種とは関係なく 毛足の長い大型犬を選んでしまった。
赤髭の名は、彼らが兄弟の海賊だから という、それだけの理由かもと、 思ったりして。というか、あのわんことシャーロックで兄弟海賊なのかな?
だったら 可愛いですね(^m^)
しかし…マイクロフトの「もうひとりがどうなったかご存じでしょう?」の‘ひとり’が
赤髭だったら…と、思うと、
S4でぶっとびますね、違う意味で。(^□^;)

> ワトスンの好きだった小説とシャーロックの好きだった海賊、特定してみたいなあ。
面白そうですね〜。
原作のワトスン先生のはまった海洋小説って、ジュール・ヴェルヌでしょうか〜?
『海底二万マイル』?

- F - 2015年06月05日 20:55:41

ナツミ様

> フック船長は敵役ですけれど、敵役にハマるということもシャーロックの性格ならあり得るかも。(間抜け過ぎるかもしれませんが……)

原作の方のフック船長は、嘘を絶対に吐かずに約束事は必ず守る、騙すことはあっても騙して討ち取るとこはしない、残酷だが紳士でもある人物として描かれています。(ディズニー映画だと勧善懲悪なので真逆の性格に描かれていますが…)
ネバーランドという大人のいない世界において色々な顔を覗かせる大人であり、しかしながらピーター・パンを宿敵として子供のルールに即して生きる、大人と子供の狭間に位置する人物がフック船長なのでしょうね。

> 男の子が海賊に憧れるのは、アウトローだから、という理由もあるかもしれません。

アウトローというか、社会や大人の既成のルールよりも、自分と仲間のルールを(我儘だろうと)貫いて生きようとする点に憧れるのだと思います。
陸のルールに縛られず、風の吹くままに仲間と暴れ回り、酒を飲んでは船唄を歌う海賊には憧れますが、マフィアやギャングといったものにはあまり憧れませんね。

> 原作では、ワトスンが海洋小説にはまってたようでした。
> ワトスンの好きだった小説とシャーロックの好きだった海賊、特定してみたいなあ。
> 30代だと『ONE PIECE』はちょっと間に合わないかしら……

なかなか特定するのは難しいですね、当時の海洋小説として思い浮かぶのは海底二万里とか十五少年漂流記とか色々とありますが…。
『ONE PIECE』は最初の部分だけ読みましたが、あれは海賊冒険ものというよりは超能力バトルみたいなものだと思いました。

れすとら様

> 海賊ネタは急場仕込みだったので詳しい方がいらっしゃってよかったです。ありがとうございました。

いえいえ、ちょっとした小話ですので(笑)

海洋小説と少年ホームズ - ak - 2015年06月06日 12:05:17

ナツミ様
F様

こんにちは。
海賊関連話、盛り上がっていますね!
19世紀後半ごろの海洋小説といえば『白鯨』とか、あるいは子供向けだと『宝島』でしょうか。『ピーター・シムプル』なんてものもありますね。これは士官候補生が主人公で、海洋小説としては結構本格的です。
現代のジョンがもし読むとしたら『ホーンブロワー』シリーズとか、あるいは『ジャック・オーブリー』(映画『マスター・アンド・コマンダー』の原作)シリーズといった、ジョンらしい正統派ものでしょうか。ボライソーシリーズなんてのもありますが、これは後になるにつれて、旧友との仲違いとか、不倫などが盛り込まれて来ますね。今のジョンがこれを読んでいるとしたらかなり微妙です…。

>> 男の子が海賊に憧れるのは、アウトローだから、という理由もあるかもしれません。
>アウトローというか、社会や大人の既成のルールよりも、自分と仲間のルールを(我儘だろうと)貫いて生きようとする点に憧れるのだと思います。
陸のルールに縛られず、風の吹くままに仲間と暴れ回り、酒を飲んでは船唄を歌う海賊には憧れますが、マフィアやギャングといったものにはあまり憧れませんね。

個人的には、パペット版にもちょっと似た物を感じます。特にFさんご指摘の、「社会や大人の既成のルールよりも、自分と仲間のルールを(我儘だろうと)貫いて生きようとする点に憧れるのだと思います」には、「大人はわかってくれない」という、15歳のホームズの気持ちがだぶります。この場合フック船長は誰になるのでしょうか。

それかられすとらさんご指摘のジェームズ・バリー、ドイルとの共著があったとは知りませんでした。ありがとうございます。
そしてbillylabさん、犬への愛情が感じられますね。でもラブラドールも、如何にも人になついて、よく言うことを聞く感じで好きです。


期間限定お祭り野郎 - ナツミ - 2015年06月07日 09:41:26

れすとら様


> SHERLOCOLOGYのモファさん作アイリーンのパスティーシュご紹介ありがとうございます。

これってどういう位置づけになるんでしょうね。公式設定と見ていいのか、パスティーシュ扱いなのか。
ドイルの「競技場バザー」や「ワトスンの推理法修行」みたいな「外典」扱いになるのかなあ。

> 前の記事の「クルード」の時の、「プレーヤーは交渉力が必要」とか、犬の世話には一日も休みはないとか実体験からのご考察が興味深いです。

ありがとうございます!
過去に完結している「ホームズ」よりも、同世代でしかも現在進行形で話が進んでる「SHERLOCK」の方が、自分に近い感じがして実体験と比べやすいのかもしれませんね。

そして、F様へのコメントに割り込む形になっていますが、

> ピーター・パンといえば作者のバリーはドイルと同じスコットランド人でお友達で一緒に戯曲書いたりもしていますね!

このお話を聞くと、ホームズがワトスンに「君と僕が手に手を取ってロンドンの上空を飛び回り、家々の窓を覗くことができたら……」と言う場面を思い出しちゃいます。調べたらこっちの方がピーター・パンより先だったのですが……

ちなみにうちの犬は日頃からお祭り野郎でしたが、お母さん犬やガールフレンド犬はかなり穏やかな性格で、知らない子どもに押し倒されてもおとなしくしてるほどでした。チョビが穏やかなのは、メスだからかしら。
そんなおしとやかなお嬢さんたちも、いざ橇を引くとなると「クリスマス!」状態。文字通り、お祭りなんでしょうね……
余談ですが、シャーロックがゴーレーーーム!」と叫ぶ顔は、いつ見てもハスキーたちが爆走してる時の顔にそっくりです。

そうだったんですか! - ナツミ - 2015年06月07日 11:05:23

billylab様

いつもハンドルネームの由来が気になっていたのですが(なんとなく、三原順さん関連かな、と自分を納得させてました)そうだったんですね!

>  あれは「君は木を見て森を見ず、だ」と、言っていると思っていましたが、実際には 赤髭を
>  救えなかった経験から来ているとも 推し量れるじゃないですか〜(;_;))
> S3ずるいです! いろいろな意味で 全部 ひっくり返しちゃって〜。(^^;)

私も単に「木を見て森を見ず」だと思ってましたよ!
(そして、billylabさんの『ひっくり返した』というご指摘の通り、最初はそうだったんじゃないかとちょっと疑ってる……)
今考えると、そう考えるのはマイクロフトっぽい気もしますね。
モファットさん息子シャーロック(天使時代)→赤髭の死→今のシャーロック
という流れがあるだけで、S1の印象はだいぶ違いますね。


> れすとらさんのおっしゃるように、あの漫画でハスキー・ブームになりましたよね。
> そして、akさんご指摘のように 実際飼ってみると、イメージと違って 飼いきれない…という人が
> 続出してしまったんです。
> (もちろん漫画は悪くないし、わたしも好きでした。そしてドラマの人が余りに漫画に似ていて
>  びっくりしました(^。^;))

父はもともと立ち耳の犬が好みで、ハスキー・ブームが終わってしまった後、ブリーダーさんが持て余していた仔犬を安く譲ってもらったようです。初めは警戒心の強い仔犬でしたが、あっという間におバカでふざけた性格になっていき、ホームズの言葉が正しいことが身にしみてわかりました……多分どんな犬種でも同じように、良くも悪くも家族に似ていったんじゃないかな~と思います。フルパワーの散歩を続けたことは身内ながら偉い!と思いますが、散歩に連れ出す手間はどの犬も同じですものね。

ラブラドール・レトリバーはフレンドリーで可愛いですよね!友人が黒ラブちゃんを飼っていましたが、とても聞き分けの良いいい子でした。


> しかし…マイクロフトの「もうひとりがどうなったかご存じでしょう?」の‘ひとり’が
> 赤髭だったら…と、思うと、
> S4でぶっとびますね、違う意味で。(^□^;)

日本語版では「一人」と訳されていますけど、英語だと人間とは限りませんものね。
大真面目に「我々三兄弟(うちひとり犬)」と思っていたら、マイクロフトにますます惚れます……違う意味で。

> 原作のワトスン先生のはまった海洋小説って、ジュール・ヴェルヌでしょうか〜?
> 『海底二万マイル』?

akさんやFさんにいろいろ教えていただいておりますが、これが膨大で!
私、海洋小説と言うジャンルをなめてました……!
どの海賊が好き?って、「推理小説が好き」というセリフからどの探偵が好きか特定するようなものですね。
この例えが本好きにしか通用しないとすれば、「おでんを食べた」という描写だけでどの具か特定するような……あれ?もっと伝わらなくなってる??

↑すみません、勘違いしたまま投稿してしまいましたが、「シャーロックの好きな海賊」でなく「ワトスンの好きな海洋小説」ですね!下でak様へのコメントに書いた通り、クラーク・ラッセルの作品のようです。

フック船長に土下座! - ナツミ - 2015年06月07日 11:23:05

F様

> 原作の方のフック船長は、嘘を絶対に吐かずに約束事は必ず守る、騙すことはあっても騙して討ち取るとこはしない、残酷だが紳士でもある人物として描かれています。(ディズニー映画だと勧善懲悪なので真逆の性格に描かれていますが…)
> ネバーランドという大人のいない世界において色々な顔を覗かせる大人であり、しかしながらピーター・パンを宿敵として子供のルールに即して生きる、大人と子供の狭間に位置する人物がフック船長なのでしょうね。

「ピーター・パン」への理解が浅くて申し訳ありません。ディズニーアニメの印象が強くて、フック船長を間抜け扱いしてしまいました。原作も読まなくては。


> 陸のルールに縛られず、風の吹くままに仲間と暴れ回り、酒を飲んでは船唄を歌う海賊には憧れますが、マフィアやギャングといったものにはあまり憧れませんね。

シャーロックも「自由さ」に憧れたのかもしれませんね。

> なかなか特定するのは難しいですね、当時の海洋小説として思い浮かぶのは海底二万里とか十五少年漂流記とか色々とありますが…。
> 『ONE PIECE』は最初の部分だけ読みましたが、あれは海賊冒険ものというよりは超能力バトルみたいなものだと思いました。

せっかく現代版で現代のポップカルチャーも出てくるので、日本のマンガも出てきたらうれしいな~なんて思ってしまいましたが、ちょっと妄想過多でしたね。すみません。

パペットホームズの宿敵 - ナツミ - 2015年06月07日 12:00:28

ak様

いろいろ教えていただき、ありがとうございます。
ak様には海洋小説がたくさん出ているサイトも教えていただきましたが、シャーロックの好きな海賊に関してはもう数が膨大過ぎてちょっと心が折れかけてます!
(心が折れなければ)あらためて記事も立てたいと思いますが、「オレンジの種五つ」でワトスンが夢中になって読んでたのは、クラーク・ラッセルの小説です。

Sherlock Holmes sat moodily at one side of the fireplace cross-indexing his records of crime, while I at the other was deep in one of Clark Russell’s fine sea-stories until the howl of the gale from without seemed to blend with the text, and the splash of the rain to lengthen out into the long swash of the sea waves.

夢中になってた様子なので、当時の新刊だったのかもしれません。(『当時』を作中のものにするか、ドイルの発表時にするかでまた違いますが)そして、外の嵐と小説の描写をダブらせている様子なので、嵐の場面が出てくるのかも。

ジョンは……完全に偏見ですが、なんかあんまり本を読まなそうなイメージが……
現代版の特定が難しいのは、ドラマ、映画、ゲームなど娯楽の幅が広いせいもありますね~。

> 個人的には、パペット版にもちょっと似た物を感じます。特にFさんご指摘の、「社会や大人の既成のルールよりも、自分と仲間のルールを(我儘だろうと)貫いて生きようとする点に憧れるのだと思います」には、「大人はわかってくれない」という、15歳のホームズの気持ちがだぶります。この場合フック船長は誰になるのでしょうか。

宿敵、という意味ではやっぱりモリアーティー教頭かな?ディズニー版や子供向けの作品しか知らないので、的外れだったらすみません。

> それかられすとらさんご指摘のジェームズ・バリー、ドイルとの共著があったとは知りませんでした。ありがとうございます。

ちょっと調べてみたのですが、こちらの戯曲みたいですね。

「ジェイン・アニー」 http://en.wikipedia.org/wiki/Jane_Annie
共著として発表されていますが、バリーが書いてドイルが改良してあげた、みたいな感じなんでしょうか。
(れすとらさん、違っていたらすみません!)

Come at once! - れすとら - 2015年06月07日 13:04:57

ナツミ様

こんにちは!
ジェームズ・バリー、ドイルとの共著についてですが、お調べ頂いてお手数をおかけしてしまいました!英語版wikiではきちんと台本の写真付きというのが感慨深いです。

同じ戯曲のことですが、私が読んだのはこちらの本です。
『コナン・ドイル伝』ダニエル・スタシャワー/日暮雅通訳(2010)東洋書林

バリーは病気で手助けが必要だから「都合良ければすぐ来てくれ」と電報でドイルを呼んだそうです。『這う男』の名電報ですね!
バリーはそのとき、リブレットの作詞の仕事を受けていて(ミュージカルの脚本家といったイメージ?)それも前任の作詞家が作曲家と仲違いしたことからの代役で、バリーは心労が重なりドイルに助けを求めたのだそうです。

内容は少しだけ紹介されていますが、「大人になろうとする少女たちの女学校での騒動」で、主人公のジェィン・アニーは催眠術の力を持ち、それがもとでいろいろなまちがいや災難が起こり、やがて学校の教師の目を盗んで外へ脱出する、というものらしいです。1893年5月13日初演、ちなみに失敗作だったそうです。

他にもパスティーシュ集『シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人』(エドワード・D・ホック他 日暮雅通訳 原書房 2002年)に、ドイルの「シャーロック・ホームズをめぐる思い出」という随筆にバリーとの共作のことと、後にこの時のことをバリーが書いてくれた短いホームズのパスティーシュが収録されています。

>共著として発表されていますが、バリーが書いてドイルが改良してあげた、みたいな感じなんでしょうか。

そのようです。
最初の設定はバリーが、催眠術はドイルが作ったみたいですが、後の「ピーター・パン」(私も未読です)を思わせますし、三谷版パペット・ホームズの学校を抜け出して本物の殺人現場に行くシーンも思わせます。また、ミス・シムズという登場人物(先生かな?)がいるようですが、ガイ・リッチー版の「シャドウゲーム」にもロマの女性占い師の名前がミス・シムズでした。

バリーのエピソードを呼んでいたとき、ナツミ様が以前書かれていた「手に手を取って」というのが頭の中にありました。

If inconvenient, come all the same - ナツミ - 2015年06月07日 13:43:55

れすとら様

わあ、ご紹介ありがとうございます!その本はまだ読んでませんでした。

> バリーは病気で手助けが必要だから「都合良ければすぐ来てくれ」と電報でドイルを呼んだそうです。『這う男』の名電報ですね!
> バリーはそのとき、リブレットの作詞の仕事を受けていて(ミュージカルの脚本家といったイメージ?)それも前任の作詞家が作曲家と仲違いしたことからの代役で、バリーは心労が重なりドイルに助けを求めたのだそうです。

おお、仲良しエピソード!またエディンバラ大学に行きたい理由が増えてしまいました。いっそのことタイムスリップしたいよう!

> 内容は少しだけ紹介されていますが、「大人になろうとする少女たちの女学校での騒動」で、主人公のジェィン・アニーは催眠術の力を持ち、それがもとでいろいろなまちがいや災難が起こり、やがて学校の教師の目を盗んで外へ脱出する、というものらしいです。1893年5月13日初演、ちなみに失敗作だったそうです。

これだけ面白そうに紹介してくださって、最後にさらっと「ちなみに失敗作」と書かれたことに笑ってしまいました。
いやでも、あらすじを聞くと本当に面白そうです。akさん、オリパペとして投稿してみるのはどうでしょう(真顔)。

> 他にもパスティーシュ集『シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人』(エドワード・D・ホック他 日暮雅通訳 原書房 2002年)に、ドイルの「シャーロック・ホームズをめぐる思い出」という随筆にバリーとの共作のことと、後にこの時のことをバリーが書いてくれた短いホームズのパスティーシュが収録されています。

こちらは読んだかと思っていたんですが、似たタイトルの本があったので見落としていたようです!さっそく読んでみます!

> また、ミス・シムズという登場人物(先生かな?)がいるようですが、ガイ・リッチー版の「シャドウゲーム」にもロマの女性占い師の名前がミス・シムズでした。

そうでしたね。関係あるのかな?

> バリーのエピソードを呼んでいたとき、ナツミ様が以前書かれていた「手に手を取って」というのが頭の中にありました。

ありがとうございます。れすとら様に教えていただいたおかげで、あの記事を書いていた時よりもドイルとバリーのことを深く知ることができて嬉しいです!

海洋小説関連サイトとA.E.W.メイスン - ak - 2015年06月07日 18:26:05

ナツミ様

こんばんは。
海洋小説に関してですが、一応お勧め紹介サイトとしては
*MitsuNagata HOME PAGE 「船好きです」から「海洋小説ご紹介」をクリック
*帆桁亭 左側のコンテンツ一覧から「書籍紹介」をクリック かなりマニアックで、特に帆船小説の世界に浸りたい方にはこたえられないサイトです。ただ現在は更新されていないので、やや情報が古くなっています。

それからクラーク・ラッセル及び『ジェイン・アニー』について教えていただき、ありがとうございます。
こちらは私はよく知らなかったのですが、以前、帆船ものドラマ関連で時々お邪魔していたこちらのサイトで、この記事を見つけたので紹介させていただきます。
*Sail ho! 左側の「航海日誌」をクリック→2006年4月16日のをクリック
2003年からやっておられるので、膨大な量のコラムがあるのですが、この2006年4月16日の更新分に、クラーク・ラッセルが登場します。その中から一部抜粋させていただきます。
「ウィリアム・クラーク・ラッセル(William Clark Russell)は、1844年生まれ、ウィンチェスター校で学んだ後に商船に乗り組み、世界の海をまわりました。その後、陸に上がりNewcastle Daily Chronicle紙、後にはDaily Telegraph紙に記事を書きながら、商船時代の海上経験を生かした小説を書き始め、フィクション、ノンフィクションあわせて50冊以上の本を出版したとのことです。「Life of Lord Collingwood」(1891)、というコリングウッド提督に関する本や、共著で「Nelson and the Naval Supremacy of England」(1890)などといった本も著しています。」
また、やはり作家で映画『サハラに舞う羽根』の原作者であるA.E.W.メイスンについても触れられていますが、このメイスンという人物は
「若い頃に英国軍のスパイのような仕事をしていたり、「ピーターパン」を書いたバリーの親友だったり、なかなか面白い生涯を送った人で、他の著作もきっと面白いだろうと思うのですが、ちなみにホームズの作者コナン・ドイルもバリーの友人ですが」
思わぬところでバリー&ドイルつながりです。ここでも書かれているように、その当時ポピュラーだった本で、日本に紹介されていない物はまだまだあるのかもしれません。
あと2011年8月27日の記事と2012年1月8日が『シャーロック』関連です、こちらの管理人さんは特にファンではないということですが。他にも帆船や時代劇、美術関連などテーマは様々です。
ちょっと余談ですが、海洋小説というと、とかく海賊や軍人メインになりがちですが、キャプテン・クックなども面白いです。探検以外に18世紀に海軍の軍食改革をした人でもあり、壊血病予防のため、水兵にライムのジュースを飲ませることを考案して、それ以後水兵の渾名が「ライミーズ」になったこと、などなど。

ジョンはあまり本を読まない…そうですね、相棒のお世話に忙しいせいかも。現代版は今あるすべてのものを注ぎ込んでもおかしくないわけですから、結構異なる要素も盛り込まれているのは事実ですね。
パペット版フック船長はやはりモリアーティ教頭でしょうね。あるいは教頭+ミルヴァートン先生÷2的存在かも。

何やらてんこ盛り状態になってすみません!




海洋冒険小説、まとめてみました - ak - 2015年06月10日 21:07:20

連投失礼します。
海洋冒険小説について、拙ブログで記事にまとめましたので、リンクを貼らせていただきます。
http://29613621.at.webry.info/201506/article_25.html
http://29613621.at.webry.info/201506/article_27.html

かなり私見に基づいたものではありますが…。

こんなに! - ナツミ - 2015年06月20日 17:12:30

ak様

ご返信に間が空いてしまい、申し訳ありません!
素敵なサイトさんのご紹介や海洋冒険小説のまとめ、ありがとうございました。
こんなにたくさんあるのですね。『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか、それこそ身近なポップカルチャーにも「海賊もの」は生きているのに、私はなぜか海洋ものや海賊ものにほとんど縁がない人生だったので、勉強になります。シャーロックが憧れた海賊やワトスンの愛した小説はどんなものだったのか、一冊読んでみようと思います。

赤髭公爵 - れすとら - 2015年11月10日 00:03:49

ナツミ様

こんばんは!
盛り上がって一段落した赤髭の話題ですが、『プライオリー・スクール』に「赤髭公爵の食事の合図のどらを思わす深い、大きな声で」という箇所を見つけましたのでご報告いたします。校長がホームズを学校に連れてきたものの、公爵に迷惑そうにされて困っている場面です。

公爵! - ナツミ - 2015年11月17日 21:31:15

れすとら様

> 盛り上がって一段落した赤髭の話題ですが、『プライオリー・スクール』に「赤髭公爵の食事の合図のどらを思わす深い、大きな声で」という箇所を見つけましたのでご報告いたします。校長がホームズを学校に連れてきたものの、公爵に迷惑そうにされて困っている場面です。

おお、そのものずばり原作にあったんですね!

I could see that the unfortunate doctor was in the last stage of indecision, from which he was rescued by the deep, sonorous voice of the red-bearded Duke, which boomed out like a dinner-gong.

赤髭公爵=ホールダーネス公爵ですね。
シャーロックの愛犬と、関連があるのかな……?
それにしても、「赤髪組合」とかこの作品のワトスンの「赤さ描写」を読んだあとで赤ひげ(犬の方)を観ると、常に「言うほど赤くない」と思ってしまう私です。これは感覚の違いなんだろうな~。

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