- 最初の挨拶
- BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。 正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探しをしております。 ネタバレ満載ですのでお気をつけください! ★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。 ★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。 ★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。 「あの場面の元ネタは?」という時はこちらへ →ブリキの文書箱
シャーロックの家族
現代版ホームズ家は、郊外にある大きなおうち。凹凸のない箱のようなシンプルな形ですが、何というスタイルの建築なのか、調べたけれどイマイチ自信がないので、ご教示いただけたらありがたいです……
赤い壁が印象的ですね。余談ですが、赤いおうちというと、ミルンの「赤い館の秘密」を思い出します。ミルンもホームズのパスティーシュを書いていますね。
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原作のホームズがどんな家で育ったかはわからないのですが、「ギリシャ語通訳」で「僕の先祖というのは代々いなかの大地主だったのだが、みなその階級にふさわしい大同小異の生活をしていたらしい」と語っていますから、シャーロックと同じように郊外の大きなおうちで育った可能性は高いでしょう。ホームズの時代から現代に至るまでの間、多くの家が土地を売却したり、使用人を減らしたりとスリム化しているようですから、原作のホームズ家はもっと大きかったんでしょうね。お父さん自ら薪を運んだりしているので、現代版では夫婦ふたりで暮らしているのかな。管理が大変そう。
「田舎の邸宅」について、ホームズは、「椈屋敷」でこんな意見を述べています。
「君はこういうことに気がついているかい。僕のような傾向をもつ男には、何を見ても自分の専門にむすびつけて考えないじゃいられないという精神的苦痛のあることを?君はこうした農家の点々としている景色を見て、美しいと感嘆している。だが僕にとっては、こういう景色を見ておこる感じは、家のちりぢりにはなれていることと、したがって人知れず罪悪が行われるだろうということだけなんだ」
「驚いたな。このふるい農家が点在するのを見て犯罪を連想するやつがあるもんか!」
「ところが僕にはいつでも一種の恐怖なんだ。僕は自分の経験に照らして信じているが、美しく平和そうな田園というやつは、ロンドンのどんなに卑しい裏町にもまして、怖るべき悪の秘密をひめているものだよ」
ですから、ホームズの子ども時代にはなんとなく暗いイメージがつきまといます。パスティーシュのネタバレはあまりしたくないのですが、「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」なんてすごく説得力がある。
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"SHERLOCK"ではそんな不穏なムードを逆手にとって、温かい家庭を見せてくれましたが、まだ油断できない……と思ってしまいます。少なくとも、"The Sign of Three"でマイクロフトがその存在を匂わせ、"His Last Vow"でシャーロック幼少期の愛犬と判明した「赤ひげ(Redbeard)」に関しては、つらい思い出があるようです。
原作のホームズもたいへん犬が好きなようです。「赤ひげ」の元ネタについては、また別に項を立てたいと思います。
ホームズの、マイクロフト以外の家族についてはあまり原作で語られないので、どうしてもパスティーシュのお話が多くなってしまいます。私の拙い筆でご紹介するよりも直接お読みいただきたい名作ばかりですが、シャーロックのフルネームはグールド版からとられているので(関連記事:『ウィリアムとヘイミッシュ』)、仮にグールド版をモデルにしているとして、未読の方にちらっとご紹介します。
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この作品は、ホームズ研究家であるグールドによる「伝記」の体裁をとっています。
物語は、若き騎兵隊中尉サイガー・ホームズが、怪我のため帰国して「マイクロフト農場」を相続するところから始まります。彼はヴァイオレット・シェリンフォードと結婚。ヴァイオレットは、高名な軍人、博物学者、探検家である父と、フランス人画家ヴェルネの血をひく母を持っていました。
(リンク先にもあるように、ヴェルネは実在の人物です。『ギリシャ語通訳』でホームズは『祖母がヴェルネの姉妹』と言っていますが、著名な画家を複数輩出したヴェルネ家の、どのヴェルネかは書かれていません。
ヴァイオレットの母はエミール・ジャン・オラス・ヴェルネの妹、ということになっています。史実ではエミール・ヴェルネの娘の一人ルイーズは画家のポール・ドラローシュと結婚しているのですが、ドラローシュはルイーズにぞっこんで、彼女の頭部をもとにした作品「天使の頭部」を出展したとのこと。年をとっても妻に夢中な現代版ホームズ父を思い出します。)
1845年、長男のシェリンフォード・ホームズが誕生。続いて1847年に次男のマイクロフト、その7年後に三男のシャーロックが生まれます。シャーロックは母親似だったとのこと。ここも現代版に引用されてますね。
"His Last Vow"でスモールウッド議員たちがシャーロックの処遇を話し合っていた時、マイクロフトがこんなことを口にしました。
"If this is some expression of familial sentiment..."
"Don't be absurd..I am not given to outbursts of brotherly compassion. You know what happened to the other one."
「もしそれが、家族愛からくる感傷の発露だとしたら……」
「馬鹿なことを。兄弟愛で言っているのではありません。もう一人に何が起きたか知っているでしょう」(拙訳)
The other one は「もう一人の兄弟」とも受け取れますが、それ以外の別の何かとも取れる表現です。
だからまだ確定はできないのですが、グールドの伝記を頭において観ているファンはどうしても「もう一人の兄弟」である長男シェリンフォードを思い出してしまいます。
シャーロックが4歳の時、一家は馬車で放浪の旅に出ます。大地主におさまったサイガーですが、冒険心がうずくのを止められなかったようです。これはちょっと、ジョンみたいですね。
ヨーロッパのさまざまな地に居を構えながらの気ままな暮らしは4年も続きます。ホームズ兄弟の広い見識の素地はここで培われた、ということになっています。このくだりは、「最後の事件」や"Many Happy Returns"でのヨーロッパ大移動につながっているかもしれません。
家族がモンペリエで住んだ家には、「シャーロック兄弟が大喜びをした金魚のいる小さな池があった」(小林司・東山あかね訳)という記述もあり、"The Empty Hearse"でのマイクロフトとシャーロックの会話を思い出します。
"I'm living in a world of goldfish."
「私は金魚たちの世界に住んでいる」
(中略)
"I thought perhaps you might have found yourself a......goldfish."
「君も気づくんじゃないかと思ってたよ、君もまた……金魚だと」(拙訳)
学校に入学した後、シャーロックの健康が思わしくなく、療養のため両親と末っ子だけでもう一度旅立つことになります。旅暮らしの中でシャーロックは、父からはフェンシングやボクシングを、母からは学問の基礎を学びます。
両親にとって手のかかる末っ子は可愛いものでしょうが、その雰囲気も"SHERLOCK"での描写に受け継がれているような気がします。グールドの伝記にはシャーロック命名の由来も出てきますが、長男・次男には先祖伝来の名前がつけられたのに対して、三男には父母それぞれの個人的な思い入れがある名がつけられてるんですね。
父の尊敬するウィリアム・シャーロック(神学者、作家)(リンク先は英語wiki)
母が愛した作家・ウォルター・スコット卿
"A Study in Pink"で「ママを怒らせた(悲しませた?)」なんて言ってたマイクロフトは、あんな態度でも実はお母さんが大好きなんじゃないかと私は思っているのですが、シャーロックの退院祝いの準備をするお母さんへのあの絡み方は、何かと特別扱いされがちな弟に嫉妬するお兄ちゃんが、自分への愛情を測っている姿がそのまま大人になったみたいですよね。
現実の話、原作の話、パスティーシュの話、そして"SHERLOCK"の話の4つが交錯してかなり読みにくい記事になってしまい、申し訳ありません。
今後もシャーロックの家族が登場するとしたら、これらの作品、または別のパスティーシュの影響が見られるかもしれませんね。できるだけ読んだり観たりして、準備しておきたいと思います。
(原作からの引用はすべて延原謙訳)
この記事へのコメント
コメントありがとうございます!
> 実は、『ガス燈に浮かぶその生涯』は、私もかなり前に購入して、そのままにしていますので、今度じっくり読み直してみようかなと思っています。
研究書というより長編パスティーシュ、という感じで楽しめると思いますよ~!
パペットホームズファンとしては、学生時代からシャーマンのところに入り浸っていた、というくだりも面白かったです。パペホムにもこの本からの影響があるかもしれませんね。
>命名の由来については、なるほどそうだったのかと思ったものです。
若干妄想過多な感じもしますけど(←グールド先生も私には言われたくない)、うまいこと理由づけしましたよね。で、どうして「ウィリアム」や「スコット」じゃなくて「シャーロック」って呼ぶようになったの(そこ明らかに苗字じゃん)、という疑問は解決してないんですが……
> ちなみに私が主に書いているパペット版では、ホームズ兄弟は髪の色だけは似ているのですが、マイクロフトは十代にしてはオヤジ体型です。多分この中でも、マイクロフト=父親似、シャーロック=母親似なのでしょう。おまけにモリアーティ教頭にそそのかされて弟に退学を迫ったりするわけですが、「お前のためにどれだけ苦労したか考えてくれ」と言う辺り、兄ならではの悩みもあるようです。
CBSの『Elementary』や日本の人形劇『シャーロックホームズ』は、ガイ・リッチー版映画やBBC現代版『SHERLOCK』が大ヒットした後のリリースですよね。
大きなプレッシャーがあったでしょうに、あれだけの良作を作ったことに心からの拍手を贈っているのですが、近作が個性的だっただけに、独自色を出すのには苦労したんじゃないんでしょうか。
「さあ、あなたはどうするの?」と選択を迫られるポイントの一つが「ホームズ兄弟の関係」だったのではないかと思います。カインとアベルではないけれど、やっぱりこの二人にはドラマを求めちゃいますよね。
BBC版が「仲の悪い兄弟」だったので、どうするのかな、と気になってたんですが、2作品ともさらに根深い対立を仕掛けてきて、そうきたか!と驚いてます。(個人的にはマイクロフトが描かれるとうれしいので、いいぞ、もっとやれ!と思ってますが……)
パペット版では設定が「少年」なだけに(akさんのおっしゃる通り、見た目は中年ですけど……)、これから信頼関係を築いていく、という展開もありそうですね。マイクロフトにも葛藤が見えるし、シャーロックも兄に愛してほしい、という感じ。
>このシリーズでは、シャーロックより同じ寮の下級生のケンプを可愛がっていますしね。
これ、結構生々しい話ですよね。
こずるくて、考えが浅くて、行動がわかりやすく、自分に懐いている。シャーロックと正反対なんですよね~~ケンプって。
私も弟がいる姉なんですけど、実の弟は結構クールなので、明るく衒いなく接してくれる職場の後輩とかを可愛がったりしちゃいます。でも後輩たちは弟に比べて関係性が浅い(お互いの本当に痛いところを突いたりしないし、そもそも知らない)からこそ仲良くできる面もあると思います。弟への愛情の裏返しもあるんですよね、きっと。
こんばんは、返信ありがとうございます。
それとみっちょん様の本も、日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞されたそうで、この場を借りておめでとうをいわせていただきます。
さて、『ガス燈に浮かぶその生涯』引っ張り出してまいりました。
>パペットホームズファンとしては、学生時代からシャーマンのところに入り浸っていた、というくだりも面白かったです。パペホムにもこの本からの影響があるかもしれませんね。
この中では昔からの友達と言っていますから、多分ありでしょうね。
>で、どうして「ウィリアム」や「スコット」じゃなくて「シャーロック」って呼ぶようになったの(そこ明らかに苗字じゃん)、という疑問は解決してないんですが……
ミドルネームが複数ある場合は、そのうちのどれか一つで呼ぶこともあるようですから、恐らくそれなのかなと思いますが、別にお兄さんたちも違う名前だから、ウィリアムでよかったのではないのでしょうか。それとも、お父さんの意見が通ってシャーロックになったとか?
>大きなプレッシャーがあったでしょうに、あれだけの良作を作ったことに心からの拍手を贈っているのですが、近作が個性的だっただけに、独自色を出すのには苦労したんじゃないんでしょうか。
むしろ改変しやすくなったというメリットはあったかもしれませんね。パペットの場合は特に、年齢設定まで変えたのこともあって、大胆にアレンジしたのが功を奏したのかもしれません。ただ『エレメンタリー』はあまり知らないので何ともいえません。ホームズがタトゥーありなのと、ワトソンが女性というので未見状態です。
>やっぱりこの二人にはドラマを求めちゃいますよね。
ワトソンやモリアーティとはまた違った関係ですし、この二人との関係が固定されがちなのに比べると、マイクロフトとの関係は、ある意味遊べるところがあると思いますね。『シャーロック』みたいに最初から出すという方法もあるし(登場の仕方が唐突でしたが)、ナツミさんが仰るように、パペットは今は対立しているけど、将来的にはうまく行くのではないかといった見方も可能ですから。
>こずるくて、考えが浅くて、行動がわかりやすく、自分に懐いている。シャーロックと正反対なんですよね~~ケンプって。
悪事を働いても良心の呵責がないキャラですからね。マイクロフトもそういうケンプをうまく使っているし、ケンプもまた、マイクロフトを利用しているようにも見えますね。
ところで、私は二人姉妹の妹です。姉とは結構クールな関係なので、シャーロックの気持ちは何となくわかります。兄弟と姉妹では、またちょっと違うかなとも思いますが…。あと、実はホームズ家と父の実家が多少ダブる所がありますので、その辺も少し親近感を覚えます。
> それとみっちょん様の本も、日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞されたそうで、この場を借りておめでとうをいわせていただきます。
素晴らしいニュースですよね!みっちょん様のホームズ風ドレスもとてもお似合いで、素敵です。
長年のご研究の成果への評価と、ホームズの魅力を多くの世代に広めた作品への評価が一緒に行われる、というのも面白いなあ、と思います。JSHCって自由でかっこいいオトナの集まり、という感じですね。
『ガス燈に浮かぶその生涯』ご一緒に読んでいただけて嬉しいです!
> ミドルネームが複数ある場合は、そのうちのどれか一つで呼ぶこともあるようですから、恐らくそれなのかなと思いますが、別にお兄さんたちも違う名前だから、ウィリアムでよかったのではないのでしょうか。それとも、お父さんの意見が通ってシャーロックになったとか?
確かに、私の友人でも「ミドルネームで呼んで」という人がいます。
本人が言ってたことなのですが、自分のファーストネームは平凡なので、ミドルネームをファーストネーム風に使うのがcoolなんだとか……(日本でいうところの中二病だよ!と自嘲してましたが)。
ミドルネームがない私にはイマイチ掴みきれない感覚なんですが、そういえば私も子どもの頃「こういう名前だったらよかった」と夢想する時期があって、その点では「赤毛のアン」に強く共感したものです。
そういうことも踏まえると、本人が「シャーロックって呼んで!」と言い張ったという可能性もありますね。
> むしろ改変しやすくなったというメリットはあったかもしれませんね。パペットの場合は特に、年齢設定まで変えたのこともあって、大胆にアレンジしたのが功を奏したのかもしれません。ただ『エレメンタリー』はあまり知らないので何ともいえません。ホームズがタトゥーありなのと、ワトソンが女性というので未見状態です。
おお、なるほど!逆に『SHERLOCK』のおかげでアレンジの幅が広がり、発想の自由度が増した、と。
ak様のそのお考え、とても好きです。そうだったらいいですね!
同じように、パペット版は「表現方法の幅」で革命を起こしましたね!
犬のホームズのように、長く愛される作品になりそうですね。
『エレメンタリー』も面白いですよ!もともと『ホームズ』が当時として最高に現代的な作品だったのではないかと思うのですが、『SHERLOCK』とはまた違ったかたちで、それを受け継いでます。女性のジョーンと男性のシャーロックが友情を育む、という点も含めて。
とはいえ、「ここは譲れない!」という感覚も大事で、きっと意味のあるものですよね。出会うべく作品であれば、いつか出会いが訪れると思います。
> 悪事を働いても良心の呵責がないキャラですからね。マイクロフトもそういうケンプをうまく使っているし、ケンプもまた、マイクロフトを利用しているようにも見えますね。
マイクロフトにはそれなりに愛情があるみたいですが(それがまた、シャーロックを傷つけるんでしょうけど……)、やっぱり付き合ってる主な理由はそういう駆け引きなんでしょうね~。
> ところで、私は二人姉妹の妹です。姉とは結構クールな関係なので、シャーロックの気持ちは何となくわかります。兄弟と姉妹では、またちょっと違うかなとも思いますが…。あと、実はホームズ家と父の実家が多少ダブる所がありますので、その辺も少し親近感を覚えます。
そうなのですね。私は「上の子」なのでマイクロフトの気持ちになりがちですが、性格は弟のほうがマイクロフトっぽいかも。家族やきょうだい関係って本当に千差万別なので一概にこうとはいえませんが、世代や文化を超えて共感しあえる部分もいっぱいあって、面白いですね。
兄弟といえば、三谷幸喜さんは「シャーロックホームズ」に決まる前は「カラマーゾフの兄弟」を人形劇化したかったそうですね。(それは絶対面白い……そっちも観たかった!)三谷先生の「カラマーゾフ」愛が、マイクロフトとシャーロックの関係に投映されているのかしら。
しかしエイプリル・フールヴァージョンでしたか(^^ゞ
>本人が言ってたことなのですが、自分のファーストネームは平凡なので、ミドルネームをファーストネーム風に使うのがcoolなんだとか……(日本でいうところの中二病だよ!と自嘲してましたが)。
そういうことも踏まえると、本人が「シャーロックって呼んで!」と言い張ったという可能性もありますね。
ウェールズ生まれの知人で、ファーストネームが英語式、ミドルネームがウェールズ式で、本人はウェリシュであることに誇りを持ってたけど、ファーストネームで呼ばれたがっていた人を知っていますので、なかなか複雑なものもあるのでしょうね。
シャーロック自身は、ビリー(ウィリアム)とかスコッティとか呼ばれようものなら、「僕はシャーロックだよ!」とふくれていた感がなきにしもあらずです。
>ミドルネームがない私にはイマイチ掴みきれない感覚なんですが、そういえば私も子どもの頃「こういう名前だったらよかった」と夢想する時期があって、その点では「赤毛のアン」に強く共感したものです。
「私のことをコーディリアと呼んでくださいませんか?」ですね。後で友達と小説を書くようになって、なぜかロザモンド・モントモーレンシーなどというペンネームを使いますが、モントモーレンシーてちょっとフランス語的ですね。亡きお父さんがフランス系といわれていたせいでしょうか。
>『エレメンタリー』も面白いですよ!もともと『ホームズ』が当時として最高に現代的な作品だったのではないかと思うのですが、『SHERLOCK』とはまた違ったかたちで、それを受け継いでます。女性のジョーンと男性のシャーロックが友情を育む、という点も含めて。
そうですか。「その時」が来れば、観てみようかなと思います。
>兄弟といえば、三谷幸喜さんは「シャーロックホームズ」に決まる前は「カラマーゾフの兄弟」を人形劇化したかったそうですね。(それは絶対面白い……そっちも観たかった!)三谷先生の「カラマーゾフ」愛が、マイクロフトとシャーロックの関係に投映されているのかしら。
これ、『シャーロックホームズ』のメモリアルブックにもあったのですが、もっと色々な形で人形劇が出て来ていいと思いますね。コストがかかるかもしれませんが、映画という方法もあるわけですから。しかし『カラマーゾフの兄弟』だとどんなキャラ設定になるのでしょうね。あの小説は三人兄弟で、長男と次男が同じ女性を巡って対立するのですよね、確か。
しかしこの作品は、人形劇ファンとホームズファンを一緒に取り込んだわけで、大賞受賞には支持の大きさもあったのかなと思います。
犬のホームズの方も昔観ていたけど、また看直したくなりました。富田耕生さんのワトソンの声が好きでした。
> ウェールズ生まれの知人で、ファーストネームが英語式、ミドルネームがウェールズ式で、本人はウェリシュであることに誇りを持ってたけど、ファーストネームで呼ばれたがっていた人を知っていますので、なかなか複雑なものもあるのでしょうね。
好みとか、民族的な誇りとか、いろいろせめぎ合うのですね。名前はアイデンティティの結晶ですね。
> シャーロック自身は、ビリー(ウィリアム)とかスコッティとか呼ばれようものなら、「僕はシャーロックだよ!」とふくれていた感がなきにしもあらずです。
シャーロックはきっと「そういうタイプ」ですよね!マイクって呼ばれてふくれっ面してたマイクロフトと、そこは似てそう。リッチー版の二人はさばけてたんで「マイキー」「シャーリー」って呼び合ってましたが……
BBC現代版は短く呼ぶと「マイク」と「シャール」なのかな。S1E3でジョンも「シャール」で切ってたことがあるんで気になってたんですが、ジャニーンがそう呼んでたんで確信を得ました。「ジョン」は「ジョニー」でかえって長くなってたり、愛称って面白いですね。
> 「私のことをコーディリアと呼んでくださいませんか?」ですね。後で友達と小説を書くようになって、なぜかロザモンド・モントモーレンシーなどというペンネームを使いますが、モントモーレンシーてちょっとフランス語的ですね。亡きお父さんがフランス系といわれていたせいでしょうか。
PEIはすこし仏語も話されているようなので、環境からくる影響もあるのかな?下働きの男の子がフランス人、みたいなことも言われてたような。
私は大人になって読み直したのは"Anne of Green Gables"だけなので、原作に書いてあることを見逃していたら申し訳ありません。
> これ、『シャーロックホームズ』のメモリアルブックにもあったのですが、もっと色々な形で人形劇が出て来ていいと思いますね。コストがかかるかもしれませんが、映画という方法もあるわけですから。しかし『カラマーゾフの兄弟』だとどんなキャラ設定になるのでしょうね。あの小説は三人兄弟で、長男と次男が同じ女性を巡って対立するのですよね、確か。
「三銃士」は、NHKでアニメ化された時はコンスタンスがボナシューの娘だったりアトスとミレディーの過去に触れなかったりでしたが、三谷版人形劇ではそういった「大人の事情」にも踏み込んでましたものね。「カラマーゾフ」も観てみたかったですね。
> しかしこの作品は、人形劇ファンとホームズファンを一緒に取り込んだわけで、大賞受賞には支持の大きさもあったのかなと思います。
JSHCはホームズファン側でも、世間の支持の大きさも影響していますよね。
その中には人形劇を通して「ホームズ」を好きになった人もいるでしょうから、ホームズファンを増やした功績を認められた、ということもあるのでしょうね。
> 犬のホームズの方も昔観ていたけど、また看直したくなりました。富田耕生さんのワトソンの声が好きでした。
Blu-ray BOXが出ましたね。結構いいお値段なんですが、画像がすごく綺麗なようなので、気になってます……
広川太一郎さんとの掛け合いもいいですよね!
お話していると楽しくなってしまって、いつもしゃべり過ぎてしまってすみません。
そういう意味ではシャーロックと同じ人種なので、面倒になったらジョンのように華麗にスルーしてやってください!
こんばんは。
またお邪魔してしまいました。こちらは、『シャーロック』そのものを推理している感じのコンセプトが面白いですね。れすとらさんブログもそうですが、お喋りは楽しいけど、何だかコメ欄を独占しているみたいで、それがちょっと気になっています。
>リッチー版の二人はさばけてたんで「マイキー」「シャーリー」って呼び合ってましたが……
パペット版でケンプがマイクロフトを呼ぶ時も「マイキー」でしたね、リッチ―版が元になっているのでしょうか。「シャール」は、え、そんな呼び方あるんだ?といった感じですね。
>PEIはすこし仏語も話されているようなので、環境からくる影響もあるのかな?下働きの男の子がフランス人、みたいなことも言われてたような。
フランス人の入植が先でしたから、やはりフランス系多いでしょうし、その影響もあるでしょうね。カナダ東部、特にケベックなんて如何にもフランスですから。
>「三銃士」は、NHKでアニメ化された時はコンスタンスがボナシューの娘だったりアトスとミレディーの過去に触れなかったりでしたが、三谷版人形劇ではそういった「大人の事情」にも踏み込んでましたものね。「カラマーゾフ」も観てみたかったですね。
アニメの三銃士は、アラミスが女性だったり、ダルタニャンが祖父母に育てられたりとかなり改変されてましたね。人形劇は男女関係も面白かったし、エンディングが好きでした。三銃士が稽古をつけているそばで、皿に「おしまい」(Fin.)と書かれている場面です。「カラマーゾフ」も今後の候補作としてほしいですね。
犬の名探偵ホームズ、ブルーレイが出ましたか。パペット版も出ていますし、ほしいけどやはりそれなりのお値段ですから迷います。もちろん、広川さんの声もよかったし、この番組とは関係ないけど、野沢那智さんの声も好きでした。声優さんも好きな人結構います。
あと色々な観点から見たホームズ本なんかもあればいいですね。当時の経済とか法体系から見たのなんかもあると面白いかと思います。あるいは既に出ていて、まだ知らないだけなのかもしれませんが。
こちらは、『シャーロック』そのものを推理している感じのコンセプトが面白いですね。れすとらさんブログもそうですが、お喋りは楽しいけど、何だかコメ欄を独占しているみたいで、それがちょっと気になっています。
いえいえ、お話を伺えてうれしいです。
私が異様に早寝のため、対応が亀のようで申し訳ないのですが、それさえお許しいただければ……すみません、そちらはなるべく努力します!
もちろん、他の方のコメントもお待ちしております。
> パペット版でケンプがマイクロフトを呼ぶ時も「マイキー」でしたね、リッチ―版が元になっているのでしょうか。「シャール」は、え、そんな呼び方あるんだ?といった感じですね。
マイクロフトという名前はあんまり聞きませんが、マイケルがマイクとかマイキーだと思うので、そっちからの連想ですかねえ。シャーロックも名前自体珍しいと思いますので、あだ名もあんまり聞きなれないですよね。
> フランス人の入植が先でしたから、やはりフランス系多いでしょうし、その影響もあるでしょうね。カナダ東部、特にケベックなんて如何にもフランスですから。
。最近友人の影響でフィギュアスケートを観るようになったのですが、カナダの選手は「いかにもフランス系」の苗字の人もいますよね。
> アニメの三銃士は、アラミスが女性だったり、ダルタニャンが祖父母に育てられたりとかなり改変されてましたね。人形劇は男女関係も面白かったし、エンディングが好きでした。三銃士が稽古をつけているそばで、皿に「おしまい」(Fin.)と書かれている場面です。「カラマーゾフ」も今後の候補作としてほしいですね。
私はアニメ版アラミスにすごくときめいてました!人形劇は全部観ていないのですが、『シャーロックホームズ』がとても良かったので見直してみたいです。
> 犬の名探偵ホームズ、ブルーレイが出ましたか。パペット版も出ていますし、ほしいけどやはりそれなりのお値段ですから迷います。もちろん、広川さんの声もよかったし、この番組とは関係ないけど、野沢那智さんの声も好きでした。声優さんも好きな人結構います。
野沢那智さん(一発で変換できた!)C-3POの声の方だったんですね!知的で伸びやかで、素敵な声ですね。
私は「シャーロックホームズ・アワード」で山寺宏一さんの声の多彩さにあらためて驚きました!
> あと色々な観点から見たホームズ本なんかもあればいいですね。当時の経済とか法体系から見たのなんかもあると面白いかと思います。あるいは既に出ていて、まだ知らないだけなのかもしれませんが。
もうとっくにご存知だとは思いますが、「日本シャーロック・ホームズ大賞」をパペットホームズと同時受賞された関矢悦子さんのサイトは、さまざまな方の「縦から横そして前から後ろから斜めから」の考察がある素晴らしいシャーロキアン社交の場で、お勧めです!こちらの方々に質問なさってみても良いかもしれませんね。私も、もっと勉強していきたいと思います!
http://homepage2.nifty.com/shworld/index.html
いつも返信ありがとうございます。
お言葉に甘えて、これからも機会があれば伺いたいと思います。
>最近友人の影響でフィギュアスケートを観るようになったのですが、カナダの選手は「いかにもフランス系」の苗字の人もいますよね。
すみません、カナダの選手てパトリック・チャンくらいしか知らなかったのですが、授ベールなんて如何にもフランスがルーツという人もいますね。ちなみにラグビーファンとしては、南アフリカのラグビー選手にもフランス系が多いことをお知らせしておきます。ユグノーの末裔が多いのですね。
>『シャーロックホームズ』がとても良かったので見直してみたいです。
私も、20分番組なのでちょっと時間があれば見直しています。初回見た時にはわからなかったことが徐々にわかって来たりで色々発見があります。
>山寺宏一さんの声の多彩さ
『アンパンマン』のチーズ役で、既に動物の声もマスターしていた方ですからね。一方で結構二枚目の役もできる、芸域の広い方ですね。それと、モリアーティ教頭役の江原正士さんが、昔の大河ドラマに出演されていたのを知って驚きでした。
それからリンクありがとうございます。一度こちらにも伺ってみようと思います。ナツミさんにも大いに期待しています!
こちらこそ、コメントありがとうございます。
ほかの方も含め、嬉しいのでできる限りいただいたコメントにはご返信しているのですが、たま~にボケっとしていて送信を忘れていることがございます……「私のコメントへのレスがない!」という方はご指摘いただければありがたいです(って、言いづらいですよね。私の方でなるべく気を付けないと……!)
もちろん、返信への返信はあってもなくても大丈夫ですので、会話の止め時に困ってしまったら、そっとフェードアウトなさってください!
> ちなみにラグビーファンとしては、南アフリカのラグビー選手にもフランス系が多いことをお知らせしておきます。ユグノーの末裔が多いのですね。
akさんはラグビーがお好きなんですね!パペットのワトソン君もラグビー選手でしたが、現代版のジョンもそうです。現在の「ブラックヒース」のことなど教えていただければありがたいです!
ジョンはラグビー選手?http://sherlock221b.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
> 私も、20分番組なのでちょっと時間があれば見直しています。初回見た時にはわからなかったことが徐々にわかって来たりで色々発見があります。
小道具などもとても綺麗にできていて、面白いですよね。
いつか、実物が見たいです。NHKでやっていた展覧会やワークショップに行きたかったんですが、年末年始で忙しくてダメでした。現在は千葉で展示が行われているようですね。
> 『アンパンマン』のチーズ役で、既に動物の声もマスターしていた方ですからね。一方で結構二枚目の役もできる、芸域の広い方ですね。それと、モリアーティ教頭役の江原正士さんが、昔の大河ドラマに出演されていたのを知って驚きでした。
大河、ということは声の出演でなく俳優として、ということでしょうか?それともナレーションとかかしら。
「宇宙船レッド・ドワーフ号」という作品を吹き替えで見ていて、江原さんと山寺さんの掛け合い大好きでした。
山寺さんの凄さはよく言われていますが、ワトソン役の高木渉さんも、ナレーションと台詞で全然声が違いますよね。あれは、大人になって少年時代を思い出しているワトソンの声なんですね、きっと。
> それからリンクありがとうございます。一度こちらにも伺ってみようと思います。ナツミさんにも大いに期待しています!
わ、私の方には御期待なさらないほうが……と思いますが、akさんのお好きそうな本が見つかったら御報告いたします!
こんばんは。興味深い話題を振ってくださりありがとうございます。関東一円は今日は雪模様だったようですね、ご自愛ください。
> ジョンはラグビー選手?http://sherlock221b.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
拝見しました。記事にありますように、ブラックヒースは1858年創設の名門クラブで、イングランドのラグビークラブの中でも草分け的存在ですが、その当時はまだラグビーという競技は成立しておらず、フットボール・クラブとしての出発でした。今もプレミアシップ(上位20クラブの総当たり選手権)のメンバーです。ちなみにラグビーは、1995年にプロが認められましたが、ジョンは医師ですので、プロチームではなくアマチュアチームの選手だったのでしょう。多くのチームは今もアマチュア併設のようで、一応ここの公式サイトはありますが、あまり詳しく書かれていないようです→http://blackheathrugby.co.uk/ それとは別にドクターズ・リーグなどというのもあります。ちなみにリッチモンドも歴史のあるクラブですが、プロ化した際に一度経営難になり、日本でいう民事再生をしたようです。
それとこちらに書かれているように、スクラムハーフは体格の小さい選手向けですが、最近は必ずしもそうではないようです。ジョンはウィング(ボールを持ってトライする選手)の可能性もあります。ちなみにスクラムハーフの略称はSHです。
ちなみに田中選手は、前の代表ヘッドコーチのカーワン氏から"Baby Assassin"のニックネームを付けられています。彼は公表166センチですが、実際は160センチちょっとと思われます。
>大河、ということは声の出演でなく俳優として、ということでしょうか?それともナレーションとかかしら。
俳優として出演されています。1977年放送の『花神』で、佐世八十郎、後に佐賀の乱で名をはせる前原一誠の役で、この人も松下村塾の門人でした。雰囲気が如何にも書生といった感じですね。私も先日DVDを観ていて初めて知りました。今放送されている分と時代背景や舞台設定が似ているので、比較しつつ観ています。
大河とパペットホームズの兄弟関係について、多少関連するものがありますね。
ちなみに高木さんのナレーションは、最後に近づくにつれて声がいくらか若返って行く?印象があります。
パペットホームズ展、私の地元でもやってほしいです。
>akさんのお好きそうな本が見つかったら御報告いたします!
ありがとうございます!
ラグビーと大河中心になってしまってすみません(^^ゞ
それではまた
はい、雪でした!すでに桜が散りかけているというのに、朝から午後まで雪が降りしきって驚きました。
お返事が遅くなって申し訳ありません。
ラグビーについて色々教えていただき、ありがとうございました。
なるほど、プロチームとアマチュアチームがあるのですね。具体的な位置づけがわからなくて、(そんな有名チームの元選手??)と違和感を感じていたのですが、なんとなく納得しました。
> それとこちらに書かれているように、スクラムハーフは体格の小さい選手向けですが、最近は必ずしもそうではないようです。ジョンはウィング(ボールを持ってトライする選手)の可能性もあります。ちなみにスクラムハーフの略称はSHです。
そうなのですね。SHという略称にくすっとしました!
ak様はジョンはウィングとスクラムハーフ、どちらだと思われているのでしょうか。
(もちろん特定するには材料が足りないので、性格的な向き不向きとかで想像するなら、ですが)
いつか教えていただけたら嬉しいです!
> ちなみに田中選手は、前の代表ヘッドコーチのカーワン氏から"Baby Assassin"のニックネームを付けられています。彼は公表166センチですが、実際は160センチちょっとと思われます。
おおっ、かっこいいですね!田中選手を応援したくなりました(マーティン・フリーマンもそのあだ名で呼びたいくらい、コーチのセンスが素敵……)。akさんの冷静な身長分析によると、ジョンよりもだいぶ小さいんですね~。
大河ドラマについても詳しくご説明くださってありがとうございました。
ラグビー同様、大河ドラマにも詳しくないのですが、akさんのブログを興味深く読ませていただいております。時代物は製作スタッフを変えて何度も同じ人物や時代が扱われますから、比較しながら観ると楽しいのでしょうね。
そして、ジャンルを超えた普遍的なテーマ、というのはやはりありますね。そういえば私は萩尾望都原作のドラマ『イグアナの娘』がすごく好きだったのですが、いつも心のどこかで『独眼竜政宗』を思い出してました。主人公とそのお母さんの関係が似ていて……
> ちなみに高木さんのナレーションは、最後に近づくにつれて声がいくらか若返って行く?印象があります。
そうでしたか!あとで聞き比べてみようと思います。
こんばんは。
色々とありがとうございます。
>ak様はジョンはウィングとスクラムハーフ、どちらだと思われているのでしょうか。
(もちろん特定するには材料が足りないので、性格的な向き不向きとかで想像するなら、ですが)
いつか教えていただけたら嬉しいです!
やはりジョンは現時点ではスクラムハーフ(以後SH、シャーロックではありません)ですね。スクラムにボールを入れるという役目もあって、冷静に物を見る目とバランス感覚が要求されますから。ただ小柄だからSHというのではなく、結構ラテン系の国などで、170そこそこくらいの選手でウィングをやっている人もいます。
あと、昔の南アフリカ代表チームのSHで、190センチ近い人もいましたね。
日本代表も今は大型化していますが、かつては海外遠征すると、違うポジションなのに「お前はSHか?」と聞かれる人も多かったようです。
>マーティン・フリーマンもそのあだ名で呼びたいくらい、コーチのセンスが素敵……
ですよねー。結構童顔だけどタックル強いし、今も海外で頑張っています。
このコーチもかつてはオールブラックスの選手でしたし、今はニュージーランドに戻って、代表コーチ目指して修業中ですね。というか、リンク先の記事のお知り合いの方の、色んな体格の人間がいてこそのラグビーというのが、実に当を得ています。チビ、デブ、ノッポがいて初めてラグビーという人もいますね。
>時代物は製作スタッフを変えて何度も同じ人物や時代が扱われますから、比較しながら観ると楽しいのでしょうね。 そして、ジャンルを超えた普遍的なテーマ、というのはやはりありますね。
昔は原作があって、それを脚色して行くという感じでしたね。だから原作と比べてみるのも面白いです。今は資料から脚本を作っていくという方法のようですが。それとテーマというのは、古今東西そう変わらないところもありますね。ただ、幕末の時点でフランス革命的なものを考えていたのにはちょっと驚きでした。
>萩尾望都原作のドラマ『イグアナの娘』
確か長子が醜くてさげすまれ、次子が可愛がられるというパターンですね。尤も政宗の場合は喜多という乳母がいましたが、その喜多が今度は母親から疎んじられるのですね。最後に弟は自殺させられるのですが、戦国の世とはいえちょっと悲惨ですね。
それではまた
> やはりジョンは現時点ではスクラムハーフ(以後SH、シャーロックではありません)ですね。スクラムにボールを入れるという役目もあって、冷静に物を見る目とバランス感覚が要求されますから。
なるほど、体格だけではなく、性格も総合して考えてSH(シャーロックではない)なんですね。
いつか、akさんの推理が公式で証明される日が来るかもしれませんね~!楽しみです。
> ですよねー。結構童顔だけどタックル強いし、今も海外で頑張っています。
> このコーチもかつてはオールブラックスの選手でしたし、今はニュージーランドに戻って、代表コーチ目指して修業中ですね。というか、リンク先の記事のお知り合いの方の、色んな体格の人間がいてこそのラグビーというのが、実に当を得ています。チビ、デブ、ノッポがいて初めてラグビーという人もいますね。
教えてくれた人にakさんのお言葉を伝えたところ、大変喜んでいました!
私もラグビーに興味がわいてきて、田中選手のこといろいろ検索してしまいました。
> 昔は原作があって、それを脚色して行くという感じでしたね。だから原作と比べてみるのも面白いです。今は資料から脚本を作っていくという方法のようですが。
なるほど、昔と今で作り方も違うんですね。一年の長丁場ですから、大変ですよね。
>
> 尤も政宗の場合は喜多という乳母がいましたが、その喜多が今度は母親から疎んじられるのですね。最後に弟は自殺させられるのですが、戦国の世とはいえちょっと悲惨ですね。
とにかくあのお母さんが強烈でした!最期までお母さんに認めて欲しかった、というのも悲しくて……
でもどのキャラクターも魅力的で、目が離せないドラマでした。しばらく大河はご無沙汰だったのですが、「花燃ゆ」も見てみたいと思います。
どこに書き込んで良いのかわからなかったので,すみません,適当に書いてしまっています。
本当に本当にホームズがお好きなんですね!
ブログを眺めている,というか見ようとするとあまりの情報量に頭がぐるぐるしてしまいます。
少しずつ楽しませてくださいね。
それから「シャーロックのガウン」のおかげで喫煙服について知ることができました。
これからは「このシーンはディナーのあと,喫煙室で寛いでいるところなんだな」ということが画面を見るだけでわかるはず?です。
ありがとうございました。
わあ、おいでくださってうれしいです!
RMさんのブログのコメント欄では、お話してくださってありがとうございました!ちょうどいいサイズのマーマイトは見つかったでしょうか……?
私はホームズに関わるもの全般に興味があるのですが、ジェレミー・ブレットは私にとっての「原作ホームズ」で、特別な存在です。RMさんの綴られる言葉でジェレミーの人となりを知るたびに、心の深いところに「ああ、この人のホームズに会えて本当に本当によかった」という温かい思いが広がっていくので、RMさんのブログが大好きです。
いつも、さきさんや他の常連の皆さんとRMさんのお話を楽しく拝見しております!ジェレミーは決して「ホームズ」だけの役者さんではないのに、ホームズのことばかり書いてしまって申し訳ないのですが、「こういう愛し方もあるんだなあ」とお許しいただければ嬉しいです……!
> それから「シャーロックのガウン」のおかげで喫煙服について知ることができました。
> これからは「このシーンはディナーのあと,喫煙室で寛いでいるところなんだな」ということが画面を見るだけでわかるはず?です。
さきさんはお部屋の中の物とか、タバコとか、何気ないものに着目なさってその背景にある物語を見出されるのが、まるでホームズみたいですね。RMさんも、「あの赤いジャケット」などと私がうろ覚えの記憶を呟いただけですぐにどのお話のどの場面か特定してくださる名探偵ですよね!
こちらこそ、遊びにきていただいてありがとうございました。現代版中心のブログではありますが、どうぞ、ごゆっくりなさってくださいね。少しでも楽しんでいただければうれしいです!
そして、今の私も「ホームズより穴子寿司が好きなんじゃないか」と思うくらい、頭の中が穴子寿司でいっぱいです。
そしておいしく食べています!
これはナツミさんに報告しなくてはいけない,と思って書き込んでいます。
チーズやバターといっしょにしてもおいしいし,そのままトーストにつけるのも好きだし,食べてみないとわからないものですね。
とは言え,ナツミさんのアドバイスがなければ買う勇気はおきなかったと思います。
ありがとうございました!
ナツミさんに「ホームズみたいですね」なんて言っていただけると,すっかりうれしくなってしまいますが,もちろん残念ながら全然違います。
読解力がないので,「喫煙服」を教えてもらえると,ようやくそこから妄想がひろがり出すんですよ。
グラナダシリーズの「ボスコム谷」では,馬車の上に荷物がたくさん乗っていたけど,あの中にはホームズ達のディナー用の正装や喫煙服が入っているんだなあ,とか。
そうすると,原作には何度かホームズが捜査に出向く先の宿について,ワトソンに話すシーンがありますよね。あれはディナー用の正装からなにからすべて用意する必要があるのか,それとも「ピストルと,あとは歯ブラシ一本」でいいのかをワトソンと打ち合わせている,ということなんでしょうか?
泊まる宿の格にあわせて。
今までは,小さな村の民宿に泊まるんだよ,ぐらいの話なんだろうと思って読んでいたんです。
当時の旅行は大荷物で大変だったんでしょうね。運ぶのは自分たちじゃないにせよ。
ホームズが地方に行くのが嫌いだったのは,荷造りがめんどくさかったからじゃないかな?とさらに妄想がひろがってしまいます。
おやおや,マーマイトのお礼だなんて言いながら,妄想話につきあわせてしまいましたね。失礼しました。
わあ、ご報告ありがとうございます!
お口にあったのですね!よかったです。
(マーマイトにご興味のある皆様へ。さきさんとマーマイトのお話はRMさんのブログのコメント欄にあります!
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-658.html#comment1300
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-660.html#comment1305 )
今読み返して思ったのですが、さきさんはうーん……という感じだったのに私が無理やり話を具体的にしてしまったようで、お口に合ったのなら本当によかったです……
RMさんのブログに書き込まれたご感想も拝見しましたが、「八丁味噌か浜納豆」という表現はぴったりですね!発酵した香りですよね。
調子に乗って「べジマイトソング」のリンクも貼っちゃいます!
チーズと合わせると味に慣れやすいよ、と教えてくれたオーストラリア人の友人が良く口ずさんでるのですが、オーストラリアの人はみんな歌えるCMソングだとか。妙~に耳に残る歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=ny0tqADwO0Y
> グラナダシリーズの「ボスコム谷」では,馬車の上に荷物がたくさん乗っていたけど,あの中にはホームズ達のディナー用の正装や喫煙服が入っているんだなあ,とか。
わあ、私は「喫煙服」からそこまで想像を広げられたことがないので、やはり「ホームズっぽい」と思います……!
紳士淑女の旅行は、持っていく服の種類が多くて大変そうですよね。
ホームズはお洒落だけど、「清潔なカラーさえあれば……」とか言ってた気もするので、確かに荷造りは面倒だったのかもしれません。
ワトスンは従軍経験があるので、旅行の荷造りは上手だったんでしょうね。
宿の名前を聞いただけで持っていくものがわかるならすごいなあ……(そしてホームズはますます自分でやらなくなる……少なくともピストルはワトスン一任ですね)
こちらこそ妄想の翼を広げてしまってすみません!
でもとっても楽しいので、またお付き合いいただければ嬉しいです。
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ホームズ兄弟 - ak - 2015年03月28日 20:03:10
こんばんは。いつも詳しい解説をありがとうございます。実は、『ガス燈に浮かぶその生涯』は、私もかなり前に購入して、そのままにしていますので、今度じっくり読み直してみようかなと思っています。命名の由来については、なるほどそうだったのかと思ったものです。
ちなみに私が主に書いているパペット版では、ホームズ兄弟は髪の色だけは似ているのですが、マイクロフトは十代にしてはオヤジ体型です。多分この中でも、マイクロフト=父親似、シャーロック=母親似なのでしょう。おまけにモリアーティ教頭にそそのかされて弟に退学を迫ったりするわけですが、「お前のためにどれだけ苦労したか考えてくれ」と言う辺り、兄ならではの悩みもあるようです。このシリーズでは、シャーロックより同じ寮の下級生のケンプを可愛がっていますしね。