最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
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どうしてわかったの?

事件現場に向かう車の中。

シャーロック「昨日、初めて会った時『アフガニスタンか、イラクか』と聞いたら、君は驚いたようだったね」
ジョン「ああ 何で知ってたんだ?(Yes, How did you know?)」
シャーロック「知ってたんじゃない。見たんだ(I didn't know, I saw.)」(拙訳)

ジョンの髪型や肌の色、立ち姿を「見る」ことから彼の過去が分かったシャーロック。
誰かに教えてもらったりして事前に情報を得るのではなく、観察と推理で情報を得るホームズの手法が紹介される場面は枚挙に暇がありませんが、たまたま読んだ「ボヘミアの醜聞」に近い表現があったので挙げておきます。

結婚後、ワトスンが診療所を開業したことをホームズが当てる場面。

“Then, how do you know?”
「聞きもしないで、どうしてそんなことがわかるんだい?」

“I see it, I deduce it.
「わかるさ、推理でわかる。」(延原謙訳)

↑このセリフは「(聞くのではなく)見て、推理するんだ」と訳すこともできますよね。
seeは学校では「見る、会う、わかる」と教えますが、ばらばらに覚えるよりも、こういった「ひとつの言葉の幅や奥行き」を実際の会話から感じることってすごく大事。単語テスト、単語テストで子どもに「言葉の意味を切り刻む」のを押し付けてしまっていることに疑問を感じます…

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この記事へのコメント

「背の曲った男」かと・・・ - RM - 2011年05月29日 22:58:11

"How did you know?"という文章を読んだとたん、私はジェレミーの声(ホームズの声)できこえてきて、「背の曲った男」の最後、と思ったのですが、この台詞はジョンのものだったのですね。そして調べたら、「背の曲った男」の原作にはホームズの"How did you know?"はないことを知り、自分がいかにグラナダ・シリーズにどっぷり浸かっているかをあらためて知りました。ジェレミーのあの声の調子、あのシーン好きなんです。悲しい物語の最後にちょっとほっとする、という点でも。

ホームズを題材に英語を教えることができたら、楽しいでしょうね!

What is definition of see? - alex - 2011年05月30日 06:48:09

なつみさん、こんにちは~。こちらでは初めまして、です(^^)

See、には単純に「見る」以外の意味がありませんでしたっけ?Seeという動詞自体に「観察する」「識別する」「推理する」という意味があったと思います。(※英英からなので、英和だと別の表現かも)

私が教わる側ならならむしろ、seeとwatch, lookなど、日本語で「見る」と訳される動詞のそれぞれの違いを知りたいですね(笑) 私の中1の頃の英語教師はその辺まーったくダメでした。なぜこのシーンでseeなのか。watchでもなくlookでもなく。watchにだって「観察する」の意味はあるのに。そこまでの説明があれば、子供は単語の持つイメージをしっかり持てると思います☆
(あ、私への「なぜwatchじゃないのか」解説は不要ですよ~)

私もあの場面大好きです! - ナツミ - 2011年05月30日 21:31:53

RM様

私にとっても、バーク氏の"Elementary,My dear Holmes"とセットで忘れがたい場面です!原作にないと言われる「ホームズの名台詞」をワトスンに言わせてしまうとは、なんて粋な演出なんでしょう!目を閉じたジェレミーの美しさも印象に残っています・・・

原作とSherlockの比較しか考えてなかったのですが、RM様のコメントを拝見して「待て、グラナダからの引用もありえるじゃないか!」ということに今さら気付きました。ひぇ~、もうそうなってくると、私ごときの手にはとても負えません!RM様、Sherlockをご覧になってお気づきの際は、ぜひご教示くださいませ!






No title - ナツミ - 2011年05月30日 22:22:58

alex様

いらっしゃいませ~!

そうですね、記事でうまく書けなかったんですけど、seeという言葉は、日本語で言うとばらばらの表現になってしまう、「見る」とか「理解する」とか、さまざまな意味を内包していますよね。
そんな風に、ひとつひとつの言葉の意味には幅や奥行きがあって、他の言語に訳した時に一語で全てを言い表せるとは限らないのに、テスト対策用に「See=見る」みたいな「1語対1語」の暗記をさせていることが、子どもたちから言語のセンスを奪ってしまっている気がするんです。

それをカバーするのには、やはり実際の使用場面に多く触れることかと。watchやlookとの違いも、口で説明するよりは、実際の使用場面を見て聞いて感じて、感覚的にわかっていくのが望ましいのではないかと思います。
(説明で理解させるのには、指導者側にも教わる側にもセンスが必要ですからね~・・・ごらんの通り私には説明能力に問題が・・・)

ところでalexさんはどのようにして英語がご堪能になられたのですか?
理解力だけでなく行動力もすごいalexさんのことですから、聞く、見る、感じるにプラスして、ご自身でもどんどん実践する中で身につけられたのだろうな~と思います!参考にお話を聞かせていただけたらうれしいです!

ちなみに、「ボヘミアの醜聞」の”I see it”を「わかる」と訳している翻訳者さんと「見る」と訳している方、両方いるようですね。もちろん「わかる」という意味は原語に内包されていますが、実はこの前に"You did not tell me that ・・・”とホームズは言っているんです。
「聞いていない」との対比で「見る」と訳すのもオモシロイかも、ということで私は「見る」派です!





No title - alex - 2011年05月31日 07:32:17

ナツミさん、こんにちは。

ご期待に沿えず申し訳ないのですが(笑)、私は海外留学も国内の駅前留学も行っておらず、英会話教室に通ったこともありませーん。英語を母国語にする人間を探して話しかけるとか、接する機会を持つとか、そういうことも一切ないです。
ナツミさんみたいに、職場にネイティブがいればもっともっと実用的になってるでしょうね、私の英語力(苦笑) うらやましいですよ~w

聴く、観る、書くだけでもある程度までならなんとかなるんじゃないでしょうか。実質私は独学ですので。でも、独学は限度がありますけどね。
私の英語力は堪能には程遠いです。私の知り合いはレベルが違いますから(^_^;

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Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

『高名の依頼人』のこと書きましたが、6月24日までグラナダ版がGYAOで無料で観られるそうです。
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