最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
→「コメントをくださる方へ
「あの場面の元ネタは?」という時はこちらへ
記事索引「ブリキの文書箱

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

5月の結婚式

第3シリーズ2話"The Sign of Three"は、ジョンとメアリの結婚式の一日に密着した話になっていて、英国の結婚式やパーティーの様子がよくわかるというところも魅力的です。
世界的な人気シリーズになった今、"SHERLOCK"というドラマには、イギリスという国を世界に紹介するという役割もあるのかもしれません。

お話は、回想シーンを絡めながら進行します。
ドラマに出てきた「結婚式準備」を時系列順に並べてみます(もちろん出てこなかった『準備』がかなりあるでしょうが……)

日取りを決める

アッシャー、ブライズメイド、ページボーイなどを決める

招待状作成

席を決める
アッシャーやブライズメイドの衣装決め
ワインを決める(おそらく他の飲み物や料理も)
ナプキンの折り方を決める(!)



結構細かい準備がたくさんあるんだなあ、とびっくりしてます。
ソラマメさんに教えていただいた「英国フラワースクール」さんのサイトには、イギリスの結婚式についてとても詳しい説明があるのですが、新郎新婦の友人がパーティーの準備にすごく深く関わるんですね。
こちらのサイトに、ベストマンの仕事一覧があります。そしてこちらが、式の進行例。正直、何年も観ていて初めて心から「シャーロックすごい」「シャーロックえらい」「シャーロック、アメイジング」と思いました。あとジャニーン、仕事なんだからちゃんと踊ってやれよ!

日本での挙式にはさまざまな形がありますが、「友人の衣装決め」はあまり聞いたことがないように思います。
ジョンとシャーロックがほぼお揃いの衣装を着ていたのは、 「どちらが新郎だかわからないようにして、悪魔に連れていかれるのを防ぐ」という風習のためだそうです。中世のヨーロッパでは、結婚するカップルを妬んで悪魔がやって来るといわれ、悪魔の目を混乱させる目的で同年代の若者に同じような服装で付き添わせたとのこと。おかげで二人のお揃い正装が見られたので、風習グッジョブ!と言わせていただきたい。
ブライズメイドの衣装にも同じ理由があるのかしら。白いドレスを着る花嫁と衣装の色は違うけど、このサイトを見ると、なんとなく雰囲気を合わせているようですね。
指輪を運ぶページボーイ(リングボーイ/リングベアラー)の存在は、初めて知りました。日本では、花束贈呈を親戚や友人の小さいお子さんに頼んだりしますよね。アーチー君のことはまた別記事で書きたいな、と思います。

私は気付かなかったのですが、ソラマメさんのコメントで結婚式の日取りへのご指摘がありました。
招待状には、「5月18日(土曜日)」の文字が。ソラマメさんが調べてくださったところ、(現実世界で)この日が土曜になるのは2013年。ジョンとメアリの結婚式は、2013年5月18日と断定してよさそうです。
さらに、ソラマメさんはイギリスでの結婚に関する言い伝えも教えてくださいました。英国フラワースクールさんに各月、各曜日に結婚を行うとどうなるか、という言い伝え一覧があるのですが、すごく興味深かったので5月と土曜日を引用します。

5月 5月という月に結婚するとすれば、その日を後悔する事となる
土曜日 最悪の結末



こ、これは……!
どの程度知られている迷信なのかはわかりませんが、もし制作者側が「わかっていてやった」のなら、「メアリに贈る暗号」に通ずる悪意を感じるなあ……
ちなみに、ソラマメさんにお返ししたコメントで、ハドスンさんが「5月のお式」と言ってたと書いてしまいましたが、私の記憶違いで実際は「春のお式」でした。「式は5月にする」と言うメアリに対するハドスンさんの反応を見る限り、一般的には5月の挙式は問題ないようですね。
それにしても、私の感覚では5月の土曜日って気候的にも次の日休みという意味でもいい選択だと思うんですが、どういう経緯でこんな風に言われるようになったのか、気になります。

結婚式前夜の、男同士のパーティ「スタグ・ナイト」。これ、ガイ・リッチー版でもやってた!メンバーが著しく偏ってるのも一緒でした。
ジョンとシャーロックは「思い出の殺人現場めぐり 」というろくでもないテーマでパブクロールを。これは、マーティン・フリーマンの出ていた映画「ワールズ・エンド」を意識しているのかな。映画つながりといえば、事件現場でジョンが"I'm a doctor"と名乗るのは「スタートレック」、ダンスパーティでシャーロックが"Don't be shy"と列席者たちに声をかけるのは、「ホビット」のスマウグを思わせます。同じ場面での"Don't panic"は「銀河ヒッチハイクガイド」だ!いずれも、ベネディクト・カンバーバッチやマーティン・フリーマンに縁のある作品です。"The Sign of Three"は、遊びの多いエピソードでもありますね。

何だかんだでぐでんぐでんになってしまったシャーロックとジョンが、"Who am I ?"というゲームをしてました。
ここは、笑うべき場面だったんでしょうか。なんだかしんみりしませんでしたか……?
この場面での二人の会話の意味って、何だったのでしょう。私は、なんというか二人のズレを感じ、どうあってもこの二人の人生は、お互い大好きでも同じ道にはならないんだなあ、そこが恋愛と友情の違うところなんだろうか……みたいに、妙に考えさせられてしまいました。

話がそれてしまうので後ほど考えるとして、結婚式当日。ワーホリニュースという サイトさん によると、式は、レジスターオフィス(登記所)や結婚式場、マナーハウス、パブやレストラン、ホテルなど、ライセンスがある場所であればどこでもできるそうです。
原作でもいくつか結婚式の描写がありました。牧師と立会人が必要なようで、アイリーンとノートンの結婚式では、教会に行ったものの立会人が見つからず、その場にいたホームズが急遽指名されるというハプニングがありましたね。『美しき自転車乗り』の強制結婚式でも、一応必要なメンバーは揃ってました(後に牧師が偽だったと判明しましたが)。行政の場で行ういわゆるCivil marriageでも、その場でかんたんに挙式するようです。日本では、たぶん役所では婚姻届を提出するだけではないでしょうか。


挙式

ガーデンや別室でシャンパンやカナッペが振舞われ、歓談や写真撮影

ごちそう

スピーチ

ドリンク&ダンスパーティ



ワーホリニュースさんに載っていた流れを、律儀に再現している!ごちそうのメインはローストビーフでしたし、やっぱり英国プロモーションドラマだ……!それだけ、ジョンがオーソドックスな形式を愛する、保守的な英国人ということなのかもしれません。(ジョン、3人の中で一番準備に興味なさそうでしたけど……)
ダンスパーティの前にカメラマンが帰ってしまったのが疑問だったんですが(そこはシャッターチャンスじゃないのか?)、「ワーホリニュース」カムラさんの記事によるとダンスパーティはドリンク別料金の場合もあるようなので、日本でいうところの二次会にあたるのかな?

シャーロックがワトスン夫妻にバイオリン独奏曲を贈ったのは、原作のこのくだりからじゃないかと思います。

「(前略)ワトスン君、君は疲れたようだね。そのソファに横になりたまえ。僕が眠らせてあげるよ」
いわれたとおり横になると、ホームズはへやのすみから例のヴァイオリンをとりあげて、夢みるような自作のしらべを低く奏でだした。彼は即興楽にたいしてすぐれた天分があるのだ。私は彼のほっそりした手足や、まじめくさった顔つきや、弓のあげさげを眺めながら、その快いリズムに聞きいるうちに、うとうとと甘美な音楽の世界に引きいれられて、いつしか夢路をたどり、うえからのぞきこむメアリ・モースタン嬢のえもいわれぬ笑顔を眺めているのだった。



シャーロックの奏でる「ワトスン夫妻のためのワルツ」は、「夢見るような調べ」という描写にぴったりの曲ですね。この場面を読み返すたび、脳裏にメロディーが蘇りそうです。
ところで、ワルツは二人で踊るもの、独奏は一人でするもの。
このお話では、結婚式の華やかさが描かれる一方で、伴奏のようにシャーロックの孤独感も描かれています。
シャーロックは、ジョンとメアリの結婚を祝福してみせますが、一人会場を去っていく場面では、一言も台詞がないのに、原作「四つの署名」のラストシーンのこのセリフが聞こえてきます。

「それはいささか不公平のようだな。この事件はみんな君がやりあげたんだ。僕はおかげで妻まで得るし、ジョーンズは名声を博する。それで君自身はいったい何を得るんだい?」
「僕か、僕にはコカインがあるさ」といってその瓶をとるべく、シャーロック・ホームズはほっそりした白い手をのばした。



実際、式から1か月後の"His Last Vow"では、シャーロックに麻薬依存の悪癖が復活してしまっている描写があります。
祝福と孤独、希望と不安、嘘と真実。一つの結婚式にまつわるさまざまな人々の思惑が重層的に描かれているのが面白いです。
「結婚式」って、強制的ハッピーエンドの日とでも言いましょうか、「祝福」を目的に行われる行事である以上、そこに関わる人たちは皆ちょっと過剰に「祝福する人・される人」を演じてるところがあると思うんです。使ってはいけない言葉があったり、そこにいる人々に役割が与えられていたり。まるで、脚本通りに動かなくてはいけない舞台のようです。
でも、実際にはその日ですべてが終わるわけではなく、どの人の物語も続いていく。
ほんとうは、新郎新婦も友人たちも、招待客も牧師さんも、その結婚に対して「喜び」以外にもさまざまな気持ちがあるんですよね。

ハドスンさんも言ってましたが、「英国フラワースクール」サイト内の日高ちひろさんのブログによると、ベストマンやブライズメイドが新郎新婦よりも先に会場を離れるのは、本来あってはならないことのようです。
本人も言っていたように、結婚式はいかにもシャーロックの"field"ではない場のようですが、親友として信頼してくれたジョンのために、この日は役割を演じ切ろう、そして舞台を成功させよう、と心に決めたのでしょう。だからこそ、冒頭で「戦闘開始だ」 と呟いたんだと思います。そのシャーロックが、一番最後だけそれを放棄した。その行動に、口には出さなかったシャーロックの気持ちが垣間見えて切ないです。
ジョンの式に来なかったマイクロフトにも、この日に死を選ぼうとしたショルトーにも、シャーロックは「正論」を突き付けます。まるで、誰よりも常識外れな彼とは、人が変わったみたいに。
でも、シャーロックは本音より建前を大事にする「常識人」になったわけではなく、ジョンとメアリが好きだから、彼らのためにこの日を完璧にしたかったんですよね。そして、この日が「寂しい」のも、また彼の本音なのだと思います。
好きだから祝福するし、嬉しい。好きだから置いて行かれたくなくて、寂しい。
つくづく、人間って面倒です。シャーロックは、ジョンが言っていたように「誰よりも、人間」なのでしょう。

参照サイト
結婚にまつわる言い伝え「英国フラワースクール フラワーデザイン・オブ・ブリテン」http://fdb.jp/Topics/BritishWedding-1.htm
ベストマン、リングボーイの仕事「WEDDABROAD」http://weddabroad.com/wedding/attendants/bestman_duties/
英国の結婚式の流れ「ワーホリニュース」http://www.whic.jp/blog_workingholiday/cat14/post_1571.html
式の進行「京都発オリジナルブライダル商品 AMS」http://www.ams-kyoto.jp/bridesmaid_usher.htm
花嫁とブライズメイドの衣装コーディネート例「みんなのウェディング」http://www.mwed.jp/tokimeki/580/

……私もう、いつでも結婚式できるな。相手さえいれば。

(原作からの引用は、延原謙訳『四つの署名』より)
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

他にもこんなことが - れすとら - 2014年07月20日 20:58:06

ナツミ様

ユリイカの記事を拝見しました。本屋さんに早速実物を見にいかなくちゃ!と思っております。

>"The Sign of Three"は、遊びの多いエピソードでもありますね。

結婚式つながりでの話題です。
やっとBSでシャーロックS2のとS3の間にプレミアムシネマで放送していたヒュー・グラント主演の「フォーウェディングス」の録画を見ました。(原題は、Four weddings and a funeral)
シャーロック応援企画のラインナップと思っていたのですが、こちらにもヒントが…

アメリカ人とイギリス人の違いを語る場面で、「(アメリカ人は)私に会えてラッキーよ、って言うけど(イギリス人は言わない)」という台詞がありました。

シャーロック乱入(!)のプロポーズのシーンでメアリも言っていましたね。こういうのネイティブの皆様はすぐにわかるんでしょうね~
話の流れから彼女には秘密があるっていうのはわかるんですが。

スコットランド人のヘイミッシュさんという花婿も出てきました。
キルトを来た結婚式も村祭りみたいな素朴さと豪華な館が楽しかったです。

そしてお式も5月の結婚式から始まっていました。暗示なんでしょうね。

>でも、シャーロックは本音より建前を大事にする「常識人」になったわけではなく、ジョンとメアリが好きだから、彼らのためにこの日を完璧にしたかったんですよね。そして、この日が「寂しい」のも、また彼の本音なのだと思います。

シャーロックは完璧にするために、めちゃくちゃ調べたんだろうなと思いましたよ。
ベストマンもこんなふうにブログで紹介されているから外国人の私たちにもどれほど重要で、どれほど大変な役割かがわかるわけで…
最初のハドソンさんの予感した寂しさ。
きっとシャーロックは友人の結婚式に縁はなかったでしょうから…その後どうなるかも、準備をしながらじわじわとしかからなかったんじゃないかと思います。


イギリス男とアメリカ女 - ナツミ - 2014年07月20日 21:46:02

れすとら様

> ユリイカの記事を拝見しました。本屋さんに早速実物を見にいかなくちゃ!と思っております。

さまざまな方々の深い考察がたくさんありますので、お気に召すのではないかと思います。ぜひ♪

> アメリカ人とイギリス人の違いを語る場面で、「(アメリカ人は)私に会えてラッキーよ、って言うけど(イギリス人は言わない)」という台詞がありました。
>
> シャーロック乱入(!)のプロポーズのシーンでメアリも言っていましたね。こういうのネイティブの皆様はすぐにわかるんでしょうね~

わあ!じゃあ、ネイティブの方は、あの時点でメアリがアメリカ人だってわかる方もいたわけですか!
あのやりとりはそういう意味だったんですね~。
「花嫁失踪事件」とか、「踊る人形」「黄いろい顔」など、イギリス人男性に訪れたアメリカ人のお嫁さんが問題を起こす話って、そういえば原作にたくさんあります。ヘンリー・ジェイムズの「ある貴婦人の肖像」みたいに、魅力的だけど乗りこなせないじゃじゃ馬、というイメージなのかな。
夫婦ではないけど、"Elementary"のホームズ・ワトスンコンビも、イギリス人男性とアメリカ人女性の組み合わせですね。

> そしてお式も5月の結婚式から始まっていました。暗示なんでしょうね。

やっぱり今でも意味を持ってるんですね、「5月の式」。こういう部分がネイティブでないと感覚的につかめなくて悔しい~。

> シャーロックは完璧にするために、めちゃくちゃ調べたんだろうなと思いましたよ。

> きっとシャーロックは友人の結婚式に縁はなかったでしょうから…その後どうなるかも、準備をしながらじわじわとしかからなかったんじゃないかと思います。

な、泣けますね、シャーロック……!いいこいいこしてあげたくなりますね……

- ソラマメ - 2014年07月27日 09:31:00

シャーロックが結婚式中に「結婚式って習わしが多すぎます。」と言っていましたが、本当に多すぎ…!!
シャーロック…よく頑張りましたね!(調べあげたナツミさんも凄いです!)

結婚式は強制的ハッピーエンド!面白い言葉です。
確かに、モリアーティが大好きな(?)おとぎ話でも、結婚式でめでたしめでたしで終わる物が多いですもんね。

5月と、土曜日。なんでそんなに嫌われちゃったんでしょうね〜。
気になります…。

余談ですが、ブライズメイドのドレスの色は「藤色」と言っていましたが、これは「ウィステリア荘」からきているのでしょうか??なんとな〜く、建物の外側の感じもグラナダのウィステリア荘に似ている?ような?
ウィステリアって何かまた不吉だったりするのか?!と思ったら、全然そんなことなくて、「歓迎」って意味みたいで…。
吹き替えで見ているので、なんだか気になる言葉をひろっても、実際調べると、全然関係無かった!…ということも多々あります〜汗
ちなみに、吹き替えでは「藤色」と言っていましたが、元は何と言っているのでしょうか?

紫?藤色?ライラック? - ナツミ - 2014年07月27日 16:43:43

ソラマメ様

調べ上げた、といってしまっていいかどうか……もっと詳しい方もきっといらっしゃいますね。
招待状や壁の装飾のことでもう少し調べたいことがあるので、またお話したいと思います。
シャーロックは本当に頑張りました!

> 結婚式は強制的ハッピーエンド!面白い言葉です。
> 確かに、モリアーティが大好きな(?)おとぎ話でも、結婚式でめでたしめでたしで終わる物が多いですもんね。

感動的な挙式をなさった方は、ご気分を害されたのではないかと心配しておりますが……
儀式とはいえここまで「すること」が多いと、なんだか私は「祝う」より「こなす」という気持ちになってしまう気がするんですよ。祝われる幸せを味わったことがないので、とんちんかんなことを言っているかもしれませんけれど。
祖母の葬儀では、家族みんなでばたばたと「こなして」いるうちに一番つらい時を乗り越えられた気がするので、そういうものなんでしょうか。「祝い」に関することを延々とこなさなきゃならないから、迷いが出てくるのを防げるとか……ここまで書いて「そんなこと言ってるから結婚できないのよ!」という母の声が聞こえた気がするので、もうやめますが。

ジムがジョンの結婚式を見たら、なんて言ったんでしょうね。少なくとも、シャーロックはあんなに寂しい顔で一人会場を去らなくてもよかった気がします。

> 5月と、土曜日。なんでそんなに嫌われちゃったんでしょうね〜。
> 気になります…。

現代だったら、結婚式場の陰謀かと思いますけどね。季節も曜日も良く、混みそうな日のお客さんをほかのシーズンに分散させるための……

> 余談ですが、ブライズメイドのドレスの色は「藤色」と言っていましたが、これは「ウィステリア荘」からきているのでしょうか??なんとな〜く、建物の外側の感じもグラナダのウィステリア荘に似ている?ような?
> ウィステリアって何かまた不吉だったりするのか?!と思ったら、全然そんなことなくて、「歓迎」って意味みたいで…。

グラナダのウィステリア荘に似ている!?それは大発見ですね。

調べてみたら、ロケ地はブリストル大学所有のGoldny hallだそうです。学報サイトに記事がありました!
http://www.epigram.org.uk/news/item/1359-sherlock-detected-in-goldney

ドラマのロケだけじゃなく、本当の結婚式用にも貸し出してるみたいですね。どうですか、ご結婚をお考えの皆さん!

オリジナルでは、確か「ライラック」と言ってたと思います。
ご指摘の通り、吹替の「藤」は英語ではウィステリアですよね。フジはマメ科、ライラックはモクセイ科です。
wikiには「藤色」「ライラック色」それぞれの項目があるので、違う色だと思うのですが……
リンク先に色見本があります。

藤色 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E8%89%B2
ライラック色 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF_(%E8%89%B2)

……すみません、私はどうやらジョンと同レベルみたいです。全然見分けがつきません。

ライラック - ソラマメ - 2014年07月28日 09:16:22

ライラックだったんですね!!
そこで、さっそくイギリスでのライラックを調べた所…
株式会社 宮城環境保全研究所 大柳 雄彦さまによりますと

イギリスではライラックの花を身につけた女性は結婚相手に恵まれないとの言い伝えがある。このためか、交際相手からライラックの花束が届けられると婚約破棄を意味すると言われる。

と、書かれていました。
な、なんと!
これも製作側の意図でしょうか…?!

こうなってくると、ウィステリア荘は関係なさそうですね汗

実際に挙げられるとは!
シャーロックがいたと思えば、嬉しいですが、なんだか不吉?なイメージにもなってきちゃいました〜^^;

Women in lilac - れすとら - 2014年07月29日 01:09:28

ナツミ様

>「花嫁失踪事件」とか、「踊る人形」「黄いろい顔」など、イギリス人男性に訪れたアメリカ人のお嫁さんが問題を起こす話って、そういえば原作にたくさんあります。ヘンリー・ジェイムズの「ある貴婦人の肖像」みたいに、魅力的だけど乗りこなせないじゃじゃ馬、というイメージなのかな。
夫婦ではないけど、"Elementary"のホームズ・ワトスンコンビも、イギリス人男性とアメリカ人女性の組み合わせですね。

「ユリイカ」少しづつですが読み進めています。「人生でシャーロック・ホームズに何度も出会う」とありましたが、ほんと、再会できてうれしいです!
最後の方のワンポイントチェックリストに、「花嫁失踪事件」の解説で当時は落ちぶれイギリス貴族とアメリカの富豪との結婚は珍しくなかったとありますね。そんな時代背景もあったんでしょうね。

さてソラマメ様のお話ですが、ライラックにはそんな意味があったのですね。
検索してみた所、5月18日の誕生花としてもライラックが上げられています(いろいろな説があるので、定説ではないようですが)。

ドレスの色は、私も気になっていました。
前回に続き映画『フォーウェディング』からですが、出席者のドレスがオレンジと紫の2色使いだったことに年配のおじさまが「紫は異教徒の色だ」と嫌みを言うシーンがあったので、ジャニーン達ブライズメイドのドレスの色が気になっていました。

検索したところ、キリスト教では紫は受難、喪の色とされているようです。

昔学校で教わりましたが、色の名前や意味は宗教や国によって異なります。色は大きく分けると赤、青、黄、紫…のような分類になりますが、微妙な違いの色にそれぞれ国によっても違う名前を付けているので色名って本当に沢山あります。ライラックは紫色の一種ですが、着る人からすれば「紫ではない」と言い訳できそうな気がします。

ドレスの色は壁紙の黄色と補色でキレイだなと思っていました。どちらも初夏の花の色を思わせるし、ロマンティックな感じとは違うけれど素朴でかわいらしい色使いは、メアリーの好みを反映した現代的な感覚で選んだものだろうと思っていました。

が、ついでに黄色の意味も調べてみたところ、キリスト教ではユダに関連して裏切りの色なんだそうです。なんてことだ…

ジョン:I like the bridesmaids in purple ...
シャーロック: Lilac.

と、シャーロックは訂正していますが、これっていつもの正確さの偏愛だと思っていましたが、縁起やしきたりにも詳しくなったせいかもしれません。

紫つながりでは、ジョンブログには、書かれていない事件として、「Woman in purple」っていうのがありましたが、元ネタファンとしては、ヴァイオレットさんの連想もしてみました。

ライラックとラッキーガイ - ナツミ - 2014年07月29日 05:40:43

ソラマメさま
れすとらさま

別記事コメント欄で三原順イベント開催中により、一時的にコメントの流れが速いようなので、沈まないようにまとめてお返事させていただきますね。申し訳ありません!

ソラマメさま、ライラックにそんな意味が!
れすとらさまのおっしゃるように、色や花の持つ意味には文化によってもさまざまありますから、バイアスをかけてしまうのもよくないかもしれませんが、「イギリスで」「婚約破棄」と言われてしまうと、ぴったり過ぎてぐうの音も出ません。

> 実際に挙げられるとは!
> シャーロックがいたと思えば、嬉しいですが、なんだか不吉?なイメージにもなってきちゃいました〜^^;

確かに!ご結婚をお考えの皆さま、S4まで様子を見てください……

れすとら様、色についてのご考察、ありがとうございました。
色名の感覚の違い、すごくよくわかります。私は、イギリスよりアメリカの方と話す機会が多いのですが、なんか、「あれはオレンジ色」と判断する幅が私より広い気がするんですよ!だから、例えば「オレンジ色の車が迎えにくるから」と言われたら、茶色の車にも気を付けないと、置いていかれるはめになります。

>これっていつもの正確さの偏愛だと思っていましたが、縁起やしきたりにも詳しくなったせいかもしれません。

私も「正確さの偏愛」だと思ってました!紫とか不吉なこというな!って意味もあったのでしょうか?

>紫つながりでは、ジョンブログには、書かれていない事件として、「Woman in purple」っていうのがありましたが、元ネタファンとしては、ヴァイオレットさんの連想もしてみました。

ホームズ・シリーズにヴァイオレットという名の女性が多く出てくることから、グールドはホームズのお母さんもヴァイオレットという名前にしてるんですよね。私はホームズ映画"The Woman in Green"を連想しました。

ところで、「私に出会えてあなたはラッキー」というのはアメリカ人ならではの言い方、と先日教えていただきましたが、S2E1でジョンもガールフレンドに"I always thought I was great."と言って"Sherlock Holmes is a very lucky man"とやられてますね。
『フォー・ウェディングズ』の中では、どんなニュアンスでそのセリフが出てくるかわからないのですが、表現自体よりもその「自信たっぷりの言い方」に、アメリカ人っぽいユーモアを感じるのかな?

トラックバック

URL :

プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

ご閲覧やRSS登録ありがとうございます!まだ廃墟じゃありませんよ~!亀の歩みですが、過去の振り返りも含めてのんびり元ネタ探し続けていきたいと思います。

メールはこちらへ

Twitter
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
索引
このブログで考察した「元ネタ」を、ドラマの時系列に沿って探すための索引サイトです。 順次更新致します。 「21世紀探偵・ブリキの文書箱」
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
blog mura
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。