最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
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地球が太陽の周りをまわろうと・・・

「だって太陽系の知識ぐらい!」
「くそ!それが何だっていうんだ! 僕らが太陽の周りを廻ろうと、月の周りを廻ろうと、テディベアみたいに庭を廻ってようと、何の違いもない!」(拙訳)



この会話は「緋色の研究」の2章を元にしています。シャーロックは自分の頭脳を「ハードドライブ」になぞらえますが、原作では「屋根裏部屋」となってます。

「人間の頭脳というものは、もともと小さな空っぽの屋根裏部屋のようなもので、そこに自分の勝手にえらんだ家具を入れとくべきなんだ。ところが愚かなものは、手あたりしだいにこれへいろんながらくたまでしまいこむものだから、役にたつ肝心な知識はみんなはみだしてしまうか、はみださないまでもほかのものとごた混ぜになって、いざというときにちょっととりだしにくくなってしまう。(後略)」

だから必要でない知識は消去すべき、という理屈なのですが、その脳内の整理が実際の部屋の整理と関係あるのかないのか、脳内も部屋もとっちらかってる私は大変興味があります。
部屋は、美しく見えないだけでホームズなりに整理されているのかな?

引退後のホームズによって書かれた「ライオンのたてがみ」で、彼はこう言っています。

「諸君はご存じだ~少なくともワトスンは書いたはずなのだ~が、私はつまらない知識をうんと持っていて、科学的には少しも系統だっていないけれども、仕事の上の必要に応じてそれがずいぶん役にたつ。
私の頭はいろんな荷物を詰め込んだ物置のようなもので、あまり数が多いので中には何があるか、ぼんやりしかわかっていないのもある。だからそこに何かこの事件に関係のありそうなもののあることはわかっていながら、ぼんやりしているのだが、少なくともそれをはっきりさせる方法はあった。ほとんど信じられぬことではあるが、つねに可能性はあるのだ。心ゆくまで調べてみよう。」

この後、ホームズは自分の屋根裏部屋にもぐりこみ、「一時間ばかり本を引っかきまわして」目的の本にたどり着きます。

少なくとも晩年は、部屋も脳内も片付け下手と断定してよさそうですね……。

それにしても原作のホームズもシャーロックも、文句を言いつつワトスンの書いたものを本当によく読んでますね。

ところで、幸いにして海外のファンの方とお近づきになる機会があり、「テディベアみたいに庭をまわろうと」の元ネタはこれ、と教えていただきました。
「幼い頃、お母さんかナニーにこうやって遊んでもらったのでしょうか?」とのこと。
可愛いですね~!

ちなみに、「ナニーじゃなくて兄だったらイヤですね」という私のオヤジギャグはうまく英語で表現できませんでした…
(原作の引用部分は、いずれも延原謙訳)

【追記 2013.2.3】NHK版ではテディベアのくだりがなかったようなので、拙訳を追記しました。





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Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

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