最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
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死のキャンドル

(ジョンの記事へのリンクはこちら

ヨガのインストラクター、ティム・レンが入浴中バスタブに横たわったまま死亡。
溺死ではなく、窒息死でした。
同居人のスコット・ベヴァンは、ジョンのブログの読者でした。警察に通報する一方で、シャーロックたちにも連絡。
密室殺人が大好物のシャーロックは、この事件に飛びつきます。

……この流れなのに登場人物に男しか出てこないのが、いかにも「SHERLOCK」って感じです。
まあ、関係者が女性だったら「まだらのブロンド」と似たシチュエーションになっちゃうんですけどね。

ここで、突然ジョンの風呂好きが判明。

Apparently, the deceased had liked candles. And long baths. I'm not judging. There's a possibility I might enjoy a long bath myself occasionally. When Sherlock was alive I did a lot of running and fighting and sometimes I needed to relax and recuperate. And a bath is good for that. That's a medical fact. So it makes sense. And essential oils and candles help with the whole relaxing thing. People might laugh. People did laugh when Sherlock told them I enjoyed having baths but I was fine with it. I'm still fine with it. Baths are good.

どうやら、被害者はキャンドル好きで長風呂だったようだ。おかしいとは思わない。
僕も、しょっちゅう長風呂を楽しむ方かもしれない。シャーロック・ホームズが生きていた頃は、たびたび走ったり格闘したりだったので、たまにはリラックスして、元気を回復する必要があった。そのためには、入浴が良い。これは医学的事実だ。だから、(ヨガ講師が風呂好きなのは)理にかなっている。エッセンシャルオイルとキャンドルは、リラックス効果を促進する。
みんなは笑うかもしれない。シャーロックが僕の風呂好きをバラすと、実際笑われたものだが、僕は平気だった。今でもそうだ。風呂はいいものだ。(拙訳)



この力説ぶり!
シャーロックはシャーロックで、「ジョンはまだ風呂に入ってるのか……」と呆れていたんでしょうね。原作でもワトスンの風呂好きに関する会話があります。

「バスのことだよ!風呂さ!何だってまた、だるくなる上に高価なトルコ風呂なんかへいったんだ?イギリスふうのにすれば、からだが引きしまって元気がでるのに!」
「この二、三日リューマチの気味で老いこんだような気がするものだからね。トルコ風呂は医者のほうでは薬の代用品だというよ―新しい出発点になる体質の清浄剤とでもいうかな」(フランクス・カーファックス姫の失踪)



ジョン同様「医者のほうでは」とか理屈をいうけど、まあ好きだったんでしょうね。「四つの署名」でもお風呂に入って元気になったことを、わざわざ書いていますし。
面白いのは、こんなことを言っていたホームズもトルコ風呂に「はまる」ことです。
(関連記事『ジョンの影響』)

ホームズも私も、トルコ風呂ときたら目のないほうだった。風呂からあがって、休憩室で汗のひく間、快い疲労のうちにぐったりしてタバコをやっているときは、彼もいくらか口が軽く、よほど人間味をおびてくるのだった。(高名な依頼人)



シャーロックも、ジョンの影響で長風呂になっているかもしれないですね。
男の人がお風呂好きなのって、笑われるようなことなのかな?古代ローマ人に感心されるような国に暮らしていると、特におかしいとは思わないのですが……

さて、シャーロックは、(自己申告によれば)この事件をたったの36秒で解いてしまいました。
この記事はいわゆる「読者への挑戦状」形式になっています。「正解」を見る前に36秒以内に解けた方、いらっしゃったでしょうか?

結論から言ってしまうと、犯人は通報したべヴァンその人。
ドアの周りに濡れタオルを貼り付けて空気の通り道を塞ぐことで、徐々に酸素が不足していく状態を作ったんですね。ドアの下の床が濡れた跡、ドア枠に残ったテープのかけら、ベランダに干されたタオルが証拠になりました。
このバスルームの換気の悪さも、日本だったらまずあり得ない!乾燥した国ならではのトリックだなあ。(それでも、私も長風呂なのでちょっと怖いです。実際は何分くらいで意識がなくなるんだろう。とりあえず、疲れてるときはキャンドルは使いません!)

シャーロックの分析によると、犯人自らシャーロックを呼んだ理由は、自分の頭の良さに自信があって、ちょっとばかり見せびらかしたかったから。
でも、頭の良さも、それを見せびらかしたい欲望も、シャーロックの方が上だったみたいですね。

わざわざ現場の写真をアップしたジョン(死体の写真アップロードって、やってもいいんでしょうか。FC2さんだったらすごい怒られそうなんですが!まさか、ジョンかシャーロックによる再現!?)に、マイクがつっこんでますが、私はジョンの良識以上にシャーロックの画力に注目したいです。(ジョンが描いた可能性もあるけど、「緑のはしご事件」の時の字に似てるからシャーロックだと思う!)
いや、走り書きにしちゃ字は綺麗なほうかと思うんですけど……ティムの足、いくらなんでもひどくないですか!?

コメント欄には、ジムの信奉者によるものと思われる、#TEAMMORIARTYのタグを冠した書き込みも見えます。いわゆる「煽り」ってやつですね。彼らは、「最後の事件」でホームズが触れていた「モリアティの残党」にあたるのだと思います。

さて、事件全体の元ネタはなんでしょう。床についた水の「しみ」が決め手になるところは、「第二の汚点」を思い出させるのですが、密室殺人であったり、かなりの短時間で解決した点に目を向けると、また別の事件もあるかもしれません。

(原作からの引用はすべて延原謙訳)
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この記事へのコメント

- - 2014年01月20日 17:18:55

世の中はネタバレの嵐でしょうか 日本放送に賭けている私などにはツライ毎日‥(笑) こんにちは!

犯人がわざわざホームズに事件の依頼をするお話 隠居絵具師 にもありましたね 自分のトリックの完璧さを過信したための勇み足でした  

似てます! - ナツミ - 2014年01月23日 20:12:26

コメントありがとうございます。

> 犯人がわざわざホームズに事件の依頼をするお話 隠居絵具師 にもありましたね 自分のトリックの完璧さを過信したための勇み足でした  

「隠居絵具師」!似てますね!密室に閉じ込められて…というのも似てる!ダイイング・メッセージがあれば完璧でしたね。動機は記事中には書かれていませんでしたが、やはり嫉妬だったりするのでしょうか。

日本放送までお待ちになるのですね。人気も高まっていることだし、早めに放送がかかるといいなあ……
このブログでもそろそろS3の話題を出してしまうと思うんですが、ジョンのブログ周りからぼちぼちやっていきますので、覗いてやっていただけたら嬉しいです!

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シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

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