最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
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シャーロックとハドスンさん

今年も、残すところあと2週間となりました。
FC2ブログの編集画面にはいつも「トラックバックテーマ」というものが表示されているのですが、今は「年内にやってしまいたいことは?」です。
うわ~んそんなのいっぱいあるよ!ばか!(大家さんに八つ当たり)

実生活にも問題山積みですが、SHERLOCKのファンブログとしては「正月が来る=第3シリーズが始動(英国でだけど)」というのが大問題ですよ!まだ第2シリーズで取り上げていないネタがたくさんあるのに!最低でも、ジムとアイリーンとディオゲネス・クラブには触れておきたかった…!(S2前にも同じようなこと言ってた気がしますが、寛容の季節だとホームズも言ってるので忘れてください)

上記3ネタは色々と調べものが間に合いそうにないので、焼け石に水ではありますが、とりあえず大家さんつながりで「シャーロックとハドスンさん」のことを書いておこうと思います。

第1シリーズから仲よしでしたが、第2シリーズではさらに"boys"とハドスンさんの絆が深まった感があります。
"A Scandal of Belgravia"でバイオリンを弾いてあげたり、マイクロフトやアメリカ人の侵入者(←一緒にするのも何ですが…)から彼女を庇う場面に、色濃く表れていますね。

ハドスンさんの方でも、シャーロックやジョンをほんとうに可愛がっていますよね。
ただ、もちろん不満がゼロというわけにはいきません。親しい間柄だからこそ、愚痴もたくさん出てくるわけで…
毎回のお約束ネタのようなものですが、シャーロックのお墓の前では出るわ出るわ!

「あのテーブルの傷! それに騒音! 夜中の一時半に銃を撃って! 実験の材料を冷蔵庫に入れるし!食べ物を置くところに死体を入れるってどうなの? それに暴力沙汰!あの子のバカ騒ぎにはもう本当に頭にきたわよ!」(拙訳)



現実のお葬式でも思うことがあるのですが、悲しみにくれている場面でもこんな風に「生活者としての健全な感覚」みたいなものを保っていられるのって、女性によく見られるしたたかさというか、しなやかさというか。ジョンもちょっと救われたのでしょうね。

原作のハドスンさんは、もちろんホームズやワトスンを"boys"呼ばわりしたり、ましてや叱りつけたりなんて絶対にしません。大家といっても、あくまでホームズが雇い主でハドスンさんは使用人、というスタンスです。ハドスンさんが二人を呼ぶときは"Sir"をつけています。

しかし、ホームズはハドスンさんにわがままをいうことはあっても、決して通りいっぺんの使用人扱いをしたりしませんでした。ハドスンさんも、「格下の者」としてホームズの言うことなら何でも聞く、という感じではなかったみたい。そんな二人の関係性が一番よく伝わってくるのが、「瀕死の探偵」の冒頭部分です。

シャーロック・ホームズの下宿のおかみハドスン夫人は、辛抱づよい女である。二階には時をえらばず妙な人たちが、時には好ましからざる人物が押しかけるばかりでなく、この平凡でない下宿人がまた変わり者で、日常がおそろしく不規則ときているのだから、まったくたまったもんじゃないだろう。
話にならないほどだらしがないうえに、とんでもない時刻に音楽に熱中するし、時には室内でピストルの射撃練習をしたり、気味のわるいだけならいいが、どうかするとたまらない悪臭をはなつ実験はやるし、彼のまわりには乱暴で危険な空気がつきものなのだから、これはロンドンでも最悪の下宿人というべきだろう。



私が結婚生活に入ってから二年目のある日、ハドスン夫人が訪ねてきて、ホームズの健康状態がおとろえているというので、夫人の彼への心遣いの純粋さを知っているから、私はよそごとならず耳をかたむけたのである。
「こんどは助かりませんね、ワトスン先生。この三日、衰弱が加わるばかりで、あと一日は保つまいと思うんでございますよ。お医者を呼ばせないんですものね。今朝もいってみますと、ほおがこけて骨と皮になり、大きな眼ばかりぎょろりとさせて、私もう見ていられなくなりましたわ。『あなたが何とおっしゃっても、すぐに先生をお呼びいたしますよ」って申し上げますと、『じゃワトスン君にしてください』っておっしゃるんでございますよ。一時間とは待てません。すぐにいらしてくださいまし。でなければ死に目にもお会いになれませんわ」



「それはいけない。なぜ早く医者に見せないのです?」
「いらないとおっしゃるんでございますよ。なにしろあのわがままさでございますもの。手がつけられやしませんわ。(後略)」



廊下に出てみると、ハドスン夫人が泣きながらふるえていた。(延原謙訳)



言葉遣いこそ丁寧ですが、場合によっては「保護者として」ホームズを思いやっていることがよくわかりますよね。ワトスンと二人してホームズを心配しているのも、現代版と同じです。

ホームズがハドスンさんを信頼している理由の一つは、その勇敢さ。
「空家の冒険」では、危険な役目をりっぱに果たしています。これは、"A Scandal of Belgravia"でシャーロックのスマートフォンを守りきる、という形で現代版に受け継がれていますね。
また、彼女の「ノリの良さ」も愛していたのではないかなあ、と思います。「海軍条約文書事件」の解決シーンなんて、絶対二人してきゃっきゃっと楽しく「仕込み」していたに違いない!依頼人だけでなく、ワトスンも驚かしたくらいですからね。

3人の結びつきが強かったのはもちろんですが、ワトスンとハドスンさんが、一緒にホームズを心配するという意味で「戦友」だったのと同じように、ホームズとハドスンさんにも、ワトスンがいないところでの絆があったと思うのです。
「空家の冒険」でロンドンに戻ってきたホームズは、ワトスンよりも先に、ハドスンさんに顔を見せています。
そこで死ぬほど驚かせてしまったらしいですが、この「順番」を思うとき、私にはホームズの気持ちがちょっとわかる気がするんです。
ホームズにとってワトスンは大事な親友で、一番会いたかった人だったろうけれど、それだけに、再会の前には緊張もしたんじゃないでしょうか。

状況的に仕方がなかったとはいえ、やはりワトスンとハドスンさんのことを「騙していた」わけです。「瀕死の探偵」事件で自分が「死にかけているふり」をした時、あんなに心配してくれた人たちなのに、です。
ワトスンとは変装中に偶然遭遇してしまい、焦りまくった挙句に、出直して訪ねて行ったわけですが、この描写からはホームズが再会に対して「身構えている」感じが伝わってきます。
一方、ハドスンさんには「普通に」会いに行けたわけです。やはり、ハドスンさんは受け容れてくれるだろう、という「甘え」があったんじゃないでしょうか。
逆に言うと、ワトスンの方には「ひょっとしたら受け容れてもらえないかも」という怖れがあったのかもしれません。微小な差だとは思いますが。
再会場面ではホームズが終始飄々としていて、ワトスンはもの分かり良く描かれているけれど、あくまでも書いてるのはワトスンですからね。それが事実の通りとは限らない、ということは、"SHERLOCK"でさんざん学習させられましたよね…

…などと、前回の記事に貼ったトレイラーで「ジョン対策会議」をしているシャーロックとマイクロフトを見て思ったのでした。
「帰ってきたシャーロックの気持ち」については、演じているベネディクト・カンバーバッチも言及しているようですね。

Walkerplus 「B・カンバーバッチが『SHERLOCK』シリーズ3への不安を語る」

ホームズが、ワトスンよりもハドスンさんに心を開いていると言いたいわけではありません。
でも、ハドスンさんに対しては、ワトスンへのものと種類の違う「甘え」を抱いているんじゃないかなあと思います。それは、言葉を変えればある種の「侮り」かもしれないのですが、そういうちょっとわがままな感情をしたたかに、しなやかに受け容れてくれる人がいるというのは、幸せなことですよね。
その役割を担うのは別に肉親でなくても、女性でなくてもいいわけですから、そういうことができるのを「母性」ゆえと断じるのは乱暴かもしれませんが、私に関して言えば、やはり主に母がその役割をしてくれているかなあ。
基本的に原作より子どもっぽいシャーロックの場合、ジョンだったり、マイクロフトだったりレストレードだったりも、少しずつその役割を果たしてくれているのでしょうが、(肉親であるマイクロフトを除いては)やはりハドスンさんのところに最初に帰ってくるのではないかしら、と予想しています。
トビィさんがおっしゃっていたように、鍋で殴られないで欲しいものです。



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この記事へのコメント

はじめまして(^_^) - 五十嵐麻理 - 2013年12月16日 01:04:54

ナツミさん、はじめまして。

いつもブログの記事を楽しみにしています。
『Sherlock』のシーズン3を
今か今かと待ちわびている今日このごろ
ナツミさんの「21世紀探偵」の記事を見て
はやる気持ちを落ち着けています。

どの記事も非常に深く広く
ドラマや正典を考察されていて素晴らしいですね!
なるほどと思うことばかりでとても勉強になります。
こちらの記事もハドスンさんへの愛が伝わってくる素敵な内容ですね。
記事を読むとあたたかい気持ちになれます。

私もシャーロック・ホームズが子どもの頃から大好きで
とうとう自宅をホームズの部屋
(というかホームズ的世界観の部屋)に
作り替えてしまいました。
どちらかというとスチームパンク寄りですが……。

スチームパンク大百科S
http://steampunk.seesaa.net/

これからも記事の更新を楽しみにしています!
どうぞ頑張ってくださいね☆

- トビィ - 2013年12月16日 14:06:41

ナツミさん、こんにちは。

『空き家の冒険』グラナダ版でも、帰って来て1番最初にハドスン夫人に会いに行ってますよね。
鏡に写ったホームズにビックリした後のハグがもう、たまりません‼
鍵を持たずに出掛けたホームズを寝ずに待っていたりと気苦労は絶えませんが、良い関係ですよね。
現代版でも、はじめは「お手伝いさんじゃないのよ!」とジョンに言ってますが、ジョンと彼女の為にパンチとおつまみ作ってくれたり、冷蔵庫の中の片付けや、買い出しもしてくれてますよね。
CIA(?)相手に嘘泣きもアッパレです。
お墓参りでは、ジョンはグズグズしていたのとは正反対に部屋の実験道具の片付けやら現実的なのは女性ならではの強さですね。
グラナダ版でも現代版でも強いハドスン夫人は素晴らしいです。

「年内にやってしまいたいこと」
今年の目標すら立てていませんでした( ̄◇ ̄;)あちゃー

シャーロッキアンの夢がここに! - ナツミ - 2013年12月16日 22:56:35

五十嵐麻理様

失礼ながら……ひょっとして、「日本珍スポット100景」をお書きになった五十嵐麻理さんですか!?
私、ご著書を買わせていただきました!珍スポット本、実はたくさん持っているのですが、一番「私も行ってみたい!」と感じられた本でした。五十嵐さんの、取材された場所への温かい興味が溢れているからだと思います。

寡聞にして、スチームパンク関係のご活動は存じあげなかったのですが、サイトを拝見してあまりの素晴らしさに叫んでしまいそうでした!緑柱石の宝冠型シャンデリア!壁に鹿の頭!そして、「無数の星」は原作で思いつかないけど、SHERLOCKのS1E3かしら、いや、もしや…と思ったら、やっぱりアレなんですね!こんな、夢のようなおうちがこの日本にあるなんて!

スチームパンクの世界、ホームズ好きなら魅かれるものがあると思います。私も、遅ればせながらはまってしまいそうです!それを形にしていく五十嵐さんの素晴らしい想像力と創造力にも、憧れます!

こんな拙いブログでお恥ずかしいですが、少しでも楽しんでいただけるところがあったら嬉しいです。
SHERLOCK 第3シリーズと同じくらい、蒸気邸の行く末も楽しみにしております!

- Sora - 2013年12月16日 23:02:27

ナツミさん はじめまして。

イギリスに在住している友人が秋に一時帰国した際に、強くSHERLOCKを薦められまして、彼女の帰国後見たところ一気にはまってしまいました。
新米のSHERLOCKファンです。

原作のほうは、中学ぐらいから大好きでグラナダ版も見ていました。

ナツミさんのページを読ませていただいて、楽しくて楽しくて。ありがとうございます。

なにぶん新米なので、情報の集め方もままならず、こちらのブログでトレーラーのことなども知りました。ありがとうございました。

これからも立ち寄らせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ハドスンさん、強い! - ナツミ - 2013年12月16日 23:22:07

トビィさん、こんばんは!

> 『空き家の冒険』グラナダ版でも、帰って来て1番最初にハドスン夫人に会いに行ってますよね。
> 鏡に写ったホームズにビックリした後のハグがもう、たまりません‼

号泣するハドスン夫人を、抱きしめてぽんぽんってするんですよね!
あの場面には、何度でもほろっとさせられてしまいます。BSでの放送も、そろそろこの辺りかな?

> 現代版でも、はじめは「お手伝いさんじゃないのよ!」とジョンに言ってますが、ジョンと彼女の為にパンチとおつまみ作ってくれたり、冷蔵庫の中の片付けや、買い出しもしてくれてますよね。


本当に、頼りになるハドスンさん!シャーロックのガウンの序列も把握してるし…シャーロック、靴下をしまう順番が決まってたりして色々面倒なヤツですが、ハドスンさんはぜんぶわかってるんだろうな~。ジョンは…整理が必要なほど持ってなさそう。急に引っ越せと言われても数時間で準備できるレベルで荷物が少なそうです。

> CIA(?)相手に嘘泣きもアッパレです。

嘘泣きだとわかったときは痺れました!かっこいい!

> お墓参りでは、ジョンはグズグズしていたのとは正反対に部屋の実験道具の片付けやら現実的なのは女性ならではの強さですね。

ああ、そうでしたね!お墓に向かう途中で、既に遺品の整理のことを言ってた!しかも、学校に寄付するとか、気のきいたアイデアを!ほんとうに強いなあ。ジョン、そういう方面では全く役に立たなかったんだろうな……

> 「年内にやってしまいたいこと」
> 今年の目標すら立てていませんでした( ̄◇ ̄;)あちゃー

今年の目標……あと半月だけど立てますか!?
私は、まとまった時間を作って人様にお借りしているDVDや本を読んだり観たりして、年内にお返しすることです……


拙書をお読み下さり大感謝です! - 五十嵐麻理 - 2013年12月16日 23:45:34

ナツミさん、こんばんは。

『日本珍スポット100景』の本も読んでくださって本当にありがとうございます。
珍スポ探訪ももちろん続けているのですが
スチームパンクも最近とくに力を入れています。

ナツミさんの素晴らしい考察力はシャーロキアンの鏡ですよ!
いつも「21世紀探偵」で不明だったところや理解の足りないところなどを
勉強させていただいてています。
本当にナツミさんこそ名探偵だなと思いますよ。

これからもネットの片隅から応援させていただきますね。
ではでは(^_^)!

イタイこ だれだ - ゆい - 2013年12月17日 00:20:44

ナツミさん、みなさんこんにちは。

最新トレイラーを観て、ナツミさんが「耳を疑った」のはたぶんここだ!とか思いつつ、わからない、シャーロック、何を言ってるの、「ケーキ」って聞こえるんだけど何なの、と自分の英語聞き取り能力のなさに悶々としてたのですが、ネットを徘徊して、ようやく少し謎が解けました。別の意味で「何を言ってるのシャーロック」と心底思いました。変わらないシャーロック、というかなんか悪化してる気がするんですが(いえ、元々こんなんだったでしょうか)。

リンクのベネディクトのインタビューを読んで、何だかますますシャーロックが心配になってきました。何にもわかってない小さな子どもが、期待に反した状況に陥ってぽっかーん、となってるような様子が浮かんで、まだ本編を観たわけでもないのにすでにいたたまれない気持でいっぱいに……。ブログを読んでせつなくなったり、つい最近まで、私はジョンの気持ばかり気にしてたのですが、なぜだか今はシャーロックの方が気がかりで気がかりでしょうがないです。だいぶ辛いことになりそうな……。

>やはりハドスンさんのところに最初に帰ってくるのではないかしら、と予想しています。

私もそんな気がします!
そして、なんだか思ってた以上にシャーロックとジョンのすれ違いが長引きそうな気がするので、(1話の中で何とかなるんだとは思いますが……でないとコミコンのあそこにいけない……というかむしろあれはジョンの和解提案……?)2人の間でそれぞれの「甘え」を受け容れて緩和してくれるんじゃないかなと……あ、でもジョンは例の人に甘えるかな。

>トビィさんがおっしゃっていたように、鍋で殴られないで欲しいものです。

ごめんなさい、子どもみたいなシャーロックが心配でしょうがない私ですが、彼がハドスンさんに鍋で殴られることをひそかにものすごく期待してます……。

うらやましいです! - ナツミ - 2013年12月17日 05:25:55

Sora様

こんばんは。コメントありがとうございます!


わあ、イギリスにお友達がいらっしゃるのですか!うらやましい!
日本でもだいぶ人気がありますが、イギリスがどれだけ『SHERLOCK』で盛り上がっていることか!ここ数週間で温度差を実感したような気がしています。Soraさんは、両国の雰囲気を比較しながら楽しめるのですね!

原作やグラナダ版もお好きとのことで、うれしいです!
このブログのおもな活動は

1:原作との比較 2:ジェレミー・ブレットのかっこよさに悶えること 

なので、むしろSHERLOCKの最新情報はほとんどないんですが…(←言い切った) 
他にもニュース中心だったり、訳にスポットを当てたりと、本当に多彩なファンサイトさんがたくさんあります。宝探し感覚でお楽しみくださいね!
『SHERLOCK』の世界は本当に色々な方向に奥深いので、今からたっぷり楽しめること、ほんとうにうらやましいです。それに、「帰還」をわくわくしながら待つ時期に間に合われてよかったです!ご一緒に、彼の帰りを待ちましょう!

> これからも立ち寄らせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

はい、タバコもガソジーンもいつもの場所に備えて、お待ちしております。
こちらこそよろしくお願いいたします!

「面白い」は創るもの! - ナツミ - 2013年12月17日 05:53:09

五十嵐麻理さま

昨夜はSHERLOCKをうっちゃってA Study in 『五十嵐麻理』に夢中でした。
ご本人がお読みくださっている前提で書くのも失礼かもしれませんが、「こんな面白い人がいたなんて!」という感動でいっぱいです!知れば知るほどすごい方です。
人生って、こんなに面白く生きていけるものなんだなあ……何も行動せず、何も傷つかずに「退屈」なんて言ってる人には、ぜひ見せてあげたいです。この人を見てもそんなことが言えるのか!って。
本当の「楽しい」や「面白い」は人に与えてもらうんじゃなくて、自らの行動で獲得する感情なんだ、と教えていただいた気がします。

名探偵なんてとんでもない!コメントをくださる方々に色々教えていただいてなんとか運営しているブログですが、能力はともかく、褒められると舞い上がる性格だけはホームズに負けていない私です。
お褒めの言葉をいただいたことは、一生の誇りにしようと思います!

私も、五十嵐さんのこれからのご活動を追いかけさせていただきます。過分なお言葉、本当にありがとうございました。

別の意味でも痛いです - ナツミ - 2013年12月17日 06:33:17

ゆいさん、こんにちは!

> 別の意味で「何を言ってるのシャーロック」と心底思いました。変わらないシャーロック、というかなんか悪化してる気がするんですが(いえ、元々こんなんだったでしょうか)。

個人的には、「お子ちゃま度グラフ」をつけるとしたら……
(以下、折れ線グラフをイメージしてお読みください)

S1E1,2はまだジョンと打ち解けきってないせいか、まあまあおとなしかったような気がします。S1E3でがんと下がってS2E1の前半あたりで下げ止まり、S2E3、じょんぼくおとなになるよ!で感動のラスト……だったんじゃなかったのかよ!(←今ここ)

あくまで個人的な印象なので、悪しからずご了承ください……
脚本家別など各話の深いご考察をなさっているゆいさんのグラフも、ぜひ拝見したいです!

> リンクのベネディクトのインタビューを読んで、何だかますますシャーロックが心配になってきました。何にもわかってない小さな子どもが、期待に反した状況に陥ってぽっかーん、となってるような様子が浮かんで、まだ本編を観たわけでもないのにすでにいたたまれない気持でいっぱいに……。ブログを読んでせつなくなったり、つい最近まで、私はジョンの気持ばかり気にしてたのですが、なぜだか今はシャーロックの方が気がかりで気がかりでしょうがないです。だいぶ辛いことになりそうな……。

やはり、双方がつらいですよね。ジョンも、すごくつらそうに怒ってましたね。
原作ではホームズから謝罪らしきものは一切なし、ワトスンからも責める言葉は一切なしで、「二人の関係」に重きをおいて読むとものすごい欲求不満に陥っていたのですが、やっぱりみんなそうだったんだ!と、わたし的にはちょっと安心する今日この頃です。『SHERLOCK』S3は、百年越しのカタルシスを味わわせてくれるんでしょうか。

> そして、なんだか思ってた以上にシャーロックとジョンのすれ違いが長引きそうな気がするので、(1話の中で何とかなるんだとは思いますが……でないとコミコンのあそこにいけない……というかむしろあれはジョンの和解提案……?)2人の間でそれぞれの「甘え」を受け容れて緩和してくれるんじゃないかなと……あ、でもジョンは例の人に甘えるかな。

ああそうか、男の人が甘えるのはお母さんだけじゃない……例の人の扱いも気になりますよね!
ハドスンさんに鍋で一発ずつ殴られて「ごめんね」「いいよ」で仲直り…でも、全然いいですけど…(小学生か!)

> ごめんなさい、子どもみたいなシャーロックが心配でしょうがない私ですが、彼がハドスンさんに鍋で殴られることをひそかにものすごく期待してます……。

S1は格闘シーンが結構あったし、S2でジョンとも戦って、S3では帰ってきたとたんに殴られて……「肉体派」と称されるロバート・ダウニー・Jr.のホームズと公開が重なってたから、彼との比較で語られることが多いですが、カンバーバッチホームズもけっこうやってますよね!いや、やられてるのか……?

そこなら負けてません! - RM - 2013年12月21日 17:32:24

ナツミさん、ここにいらっしゃる皆さん、こんにちは。皆さんそれぞれに深く愛していらっしゃる感じが伝わってきます。原作とBBC版とグラナダ版とナツミさんのブログを。

>このブログのおもな活動は
>1:原作との比較 2:ジェレミー・ブレットのかっこよさに悶えること 

ここでにっこり。1はともかく2なら私も負けていないわ、という訳で、いつも目でご挨拶している(つもりの)お隣さんのところに、久しぶりで声をかけに来ました。

トビィさん>> 『空き家の冒険』グラナダ版でも、帰って来て1番最初にハドスン夫人に会いに行ってますよね。
>> 鏡に写ったホームズにビックリした後のハグがもう、たまりません‼

>号泣するハドスン夫人を、抱きしめてぽんぽんってするんですよね!
>あの場面には、何度でもほろっとさせられてしまいます。

私もあの場面大好きです!ホームズは終始超然とした顔をしているんですよね。でもあの「ぽんぽん」で、ホームズの気持ちがわかります。

>一方、ハドスンさんには「普通に」会いに行けたわけです。やはり、ハドスンさんは受け容れてくれるだろう、という「甘え」があったんじゃないでしょうか。

確かにそうですね!「普通に」会いに行けて、普通の顔でぽんぽんってしている!そうだったのか、安心していたんですね。

その一方で、

>ワトスンとは変装中に偶然遭遇してしまい、焦りまくった挙句に、出直して訪ねて行ったわけですが、この描写からはホームズが再会に対して「身構えている」感じが伝わってきます。

身構えている感じ、なるほどわかります。そしてあのワトスンの診療所での場面も、「私はとかく芝居がかりにやらないじゃいられない癖があるもんで……(海軍条約文書事件・延原謙訳)」というホームズの性質によるものだと思っていましたが、普通の顔では会いにいけなかったと考えると納得です。ある意味では、かわいいですね!

ただ一つ疑問があるのです。「偶然遭遇してしまい、焦りまくった挙句に、出直し」たのでしょうか?私はワトスンの診療所に行く理由をつくるためが第一、そしてそれ以外に、ワトスンが気づかぬ形での再会を(不安はあるけど)ひとり楽しむために、ワトスンにわざとぶつかったような印象を持っていました。偶然出会って、間違えてぶつかったのではなく。もしそうなら、原作とグラナダ版のホームズも立派なお子ちゃまです!

それから本題とははずれますが、延原謙訳で確かめる途中で、「最後の事件」の「私が生涯にもっとも愛しかつ尊敬した一人物」という訳にじーんときました。"the best and the wisest man whom I have ever known" をこう表現したんですね。

やっぱりホームズがわるい!ワトスン愛しい!

どっちに転んでも - RM - 2013年12月21日 22:28:29

補足です!「もしそうなら」の「そう」がどっちにもとれる文章になってしまっていますが、

>もしそうなら、原作とグラナダ版のホームズも立派なお子ちゃまです!

と書いたときは、「ワトスンが気づかぬ形での再会を(不安はあるけど)ひとり楽しむ」ためだったら、なんてお子ちゃま...というつもりでした。でも考えてみたら、「偶然遭遇してしまい、焦りまくった」としても、なんてお子ちゃま...。どっちにしてもそういうホームズがだんだん愛しくなってきました。

偶然?計画? - ナツミ - 2013年12月22日 05:22:41

RMさん、こんばんは!私もRMさんのブログに毎日立ち寄らせていただいております。気がついたら居間でごろごろしているお隣さんのように…(かなり下町感濃厚になってきました)
先日は、ベネディクトとマーティンのグラナダ版に関する談話も記事にしてくださっていましたね!

> 身構えている感じ、なるほどわかります。そしてあのワトスンの診療所での場面も、「私はとかく芝居がかりにやらないじゃいられない癖があるもんで……(海軍条約文書事件・延原謙訳)」というホームズの性質によるものだと思っていましたが、普通の顔では会いにいけなかったと考えると納得です。ある意味では、かわいいですね!
>
> ただ一つ疑問があるのです。「偶然遭遇してしまい、焦りまくった挙句に、出直し」たのでしょうか?私はワトスンの診療所に行く理由をつくるためが第一、そしてそれ以外に、ワトスンが気づかぬ形での再会を(不安はあるけど)ひとり楽しむために、ワトスンにわざとぶつかったような印象を持っていました。偶然出会って、間違えてぶつかったのではなく。もしそうなら、原作とグラナダ版のホームズも立派なお子ちゃまです!

ああ、断定的に「偶然遭遇」と書いてしまいましたが、そういう解釈もあるんですね!
私は、ホームズはホームズで捜査をしていて、ワトスンと偶然ぶつかったのだと思ってたんです。それで、意外な再会にびっくりして「罵詈雑言を吐いて」離れてしまったけれど、ワトスンがまだ犯罪捜査に興味を抱いていることがわかって嬉しくなり、力を得て「芝居がかりに~」をやりに行ったのかなあ、と。

でも、RMさん説だと、はじめからワトスンがいることを知っていてあの場に行った、ということでしょうか。
(捜査で行って、ワトスンを見つけたところまでは偶然、ぶつかったのはわざと、かもしれませんが)
確かに、その方が万事周到なホームズらしいですし、ワトソニアンとしては、ホームズが捜査よりも先にワトスンを探した、と思うとちょっと嬉しいです!

> それから本題とははずれますが、延原謙訳で確かめる途中で、「最後の事件」の「私が生涯にもっとも愛しかつ尊敬した一人物」という訳にじーんときました。"the best and the wisest man whom I have ever known" をこう表現したんですね。

私も、このくだりにはじーんときてしまいます。教科書どおりの訳し方なら「私が知る中で最も素晴らしく、最も賢い人物」ですが、イギリス人らしい客観的な書きぶりから、水面下のワトスンの思いを読み取って、それが日本語での読者にも見えるように主観に変換したのですよね。知識もないのに偉そうな言い方をするのを許していただければ、「『翻訳』ってこういうことだ!」と思います。

この、感情を大げさに表現しない英国人の流儀(ジョンもブログで『I guess I'm very British』と自己分析していましたね)のせいで、ともすれば、文章から気持ちが読み取りづらいこともあるかと思うのですが、表情を変えず、でも仕草は愛情たっぷりにハドスンさんの背中をたたいた、ジェレミーの演技も素晴らしい「翻訳」だと思います。「ハドスンさんを気絶せんばかりに驚かせてしまった」という一文だけであの場面を作るのですから、すごいですよね。

> やっぱりホームズがわるい!ワトスン愛しい!

あ、RMさんにまでそう言われてしまうと、ワトソニアンの私もホームズの弁護をしなければいけないような気がしてきます……!
そろそろBSプレミアムのグラナダ版放送も「最後の事件」「空家の冒険」のあたりですね。(BBC現代版とタイミングぴったりですね。合わせたのかな?)あの診療所の場面は、見ているほうもにこにこしてしまいますよね。

間違えました - ナツミ - 2013年12月22日 08:35:49

すみません!原作を読み返したら、ワトスンに罵詈雑言は浴びせてないですね。唸っただけで。怒ってた気がするのですが、気のせいだったかしら。

盛り上がってきております - 神崎真 - 2013年12月22日 11:37:10

昨夜のグラナダ版は、「赤髪連盟」でした。
原作でもいろいろと見どころの多いお話ですが、グラナダ版は第一部終了に向けて、いろいろと盛り上がりがあって、ますます楽しいです。
モリアーティー教授の登場もさることながら、会話の端々になんというか、「フラグ」が立ってるんですよね~(笑)
そしてラストのあたりでワトソンさんがホームズの推理を聞きながら、本屋さんで本を買って包んでもらっているシーンなど、「空き家の冒険」でホームズが化けた老人に本棚の蔵書を褒められる場面への前振りになっているのかなあ、なんてニマニマしてしまいました。

なお、次回放送は時間がちょっとずれて0時40分からの開始ですよ~。皆様、どうかお気をつけてvv

グラナダも現代版も! - ナツミ - 2013年12月22日 18:28:57

神崎真様

そうそう、グラナダの赤髪連盟は、「最後の事件」の前振りなんですよね!
確かに、あの大胆過ぎるトリックは「犯罪界のナポレオン」に絡んでいて欲しい感じです。(実行犯も魅力的なんですが。実は私、この人がジムのモデルなんじゃないかなあと思ってました)

> そしてラストのあたりでワトソンさんがホームズの推理を聞きながら、本屋さんで本を買って包んでもらっているシーンなど、「空き家の冒険」でホームズが化けた老人に本棚の蔵書を褒められる場面への前振りになっているのかなあ、なんてニマニマしてしまいました。

これは、気付きませんでした!なるほど~、つながっていますね!

上のコメント絡みで、老人に化けたホームズとワトスンがぶつかる場面を読み返してみたのですが、ホームズはワトスンの後ろにいたんですね。やっぱり、気付いていたのかも。
(そして、ぶつかった時のホームズの反応ですが、言語では"With a snarl of contempt"延原謙訳では『口汚い呪詛を投げつけておいて』でした。snarlは犬とかの『うなり』だと思っていましたが、『罵り』でもいいのですね。どうやら私には、延原訳の記憶が濃かったようです)

古本屋さんホームズが持っていた本は、「樹木崇拝の起原」その他。
ワトスンの蔵書で題が出ているのは「英国の鳥類」「カタラス詩集」「神聖戦争」。文学の知識ゼロとか言われつつ実はわりと引用したりするホームズですから、これらの蔵書ももともとホームズの勧めで買ったものだったのかな?などと、神崎さんのコメントで妄想が広がってしまいました。

> なお、次回放送は時間がちょっとずれて0時40分からの開始ですよ~。皆様、どうかお気をつけてvv

実は私、やっと衛星放送が観られるようになったんです!現在お試し期間中で有料放送も観られるので、急にチャンネルが増えて、テレビをつける度にびびりまくっています。「おお、日本語版エレメンタリー!」とか「あ、今ホビットやってたんだ!観ればよかった!」とか……日頃テレビをほとんど観ないので、全くついていけてません。

ご助言をありがとうございます。『最後の事件』はしっかり観ます!

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Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

『高名の依頼人』のこと書きましたが、6月24日までグラナダ版がGYAOで無料で観られるそうです。
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このブログで考察した「元ネタ」を、ドラマの時系列に沿って探すための索引サイトです。 順次更新致します。 「21世紀探偵・ブリキの文書箱」
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