最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
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ホームズのバイオリン

第3シリーズの内容もちらほら流れてくる今日この頃だというのに、「過去の犯罪新報」とスタンフォード君に名付けられたような気が勝手にしてるほど、最新情報が全くない我がブログ。
単に精力がないからなんですが、「それかといって、撮影裏話やスポイラーがまんざらきらいなわけではない」私は、もっぱらるあるあさんのブログ「SHERLOCK HOLIC」さんにお世話になっております…!

いつも悶絶の情報をくださるのですが、先日の「シャーロックのバイオリン」という記事にはうっかり仕事中に机でもんどり打つほど喜んでしまいました。これはぜひとも「シャーロックのガウン」以来の「勝手に連動記事」を書かせていただきたい…!と、今まさに勝手に決意しております。うちではいつものように、原作との比較をしてみたいと思います。
もう他の方がもっとよいまとめをしてくださっているかもしれませんが、その場合はご容赦ください。この件には第3シリーズの「お話」のネタバレはないので、ネタバレダメ!絶対!な方も、お付き合いいただければ幸いです。

まずはリンク先に飛んで、るあるあさんの書かれた記事をごらんください。

SHERLOCK HOLIC~『シャーロックのバイオリン』

いかがでしたか!?シャーロックがバイオリンを買ったお店にジョンがお礼を寄せているなんて、粋なエピソードですよね!
以前の記事のコメント欄で、「瀕死の探偵」などでホームズが訪れたシンプスン料理店のサイトの、「この店を訪れた著名なお客様」のくだりに、ジョージ・バーナード・ショーヴィンセント・ヴァン・ゴッホに並んで普通に「シャーロック・ホームズ」の名前があるのを見つけた時もだいぶ嬉しかったですが、同じ時代に生きているシャーロックが買い物をしている様子に触れることができるのは、また違った喜びがあります。
(そして、るあるあさんもおっしゃっているように、ジョンがこのメッセージを書いたのは『ライヘンバッハ』前。私が上記の記事を書いていたのとほぼ同じ頃に、シャーロックは元気にバイオリンを弾き、ジョンは楽器屋さんにお礼を書いていたんだなあ、と思うと、同じ時代に生きているからこその切なさも感じたりします。)

シャーロックのバイオリンは「カーディフ・バイオリン」というお店で買われた、ということが判明しましたが、原作のホームズのバイオリンはどうでしょうか。まず、「緋色の研究」では、ホームズは
「このバイオリンも弦をかけかえるともっとよくなるんだがなあ」 とぼやいています。
同じ作品内でワトスンにしきりとクレモナ・ヴァイオリンのこと、ストラディヴァリウスとアマーティの相違など」話しているところを見ると、バイオリンにかなり詳しく、良いバイオリンを使いたいものの、弦を換えるお金すらなかったようです。
その後、「ボール箱」で

(前略)いまもっているストラディヴァリウスは少なくとも五百ギニーの値打ちのものだが、それをトテナム・コート通りのユダヤ人の質屋でわずか五十五シリングで買ったいきさつを、大得意で語った。

とのことです。現代日本の貨幣価値に置き換えると、数千万円のものを5~6万円で買ったことになりますから、ホームズが得意になるのもうなずけますが、もともとは持っていたバイオリンの弦を換えるお金すらなかったことを考えると、やはり「緋色の研究」以降は経済的な余裕が出てきたのでしょうね。
シャーロックとジョンは、必ずしもホームズとワトスンの人生をなぞっているわけではありませんが、重ね合わせるとしたら、(ジョンが礼状を書いた)2011年初夏の時点はこの辺りだったのだなあと思います。ワトスンの書いたものが認められ始めた頃かその直前、ホームズの仕事が忙しくなってきたあたりですね。

ちなみにその頃、日本では東日本大震災直後。復興支援のため、日本音楽財団所有のストラディヴァリウスが競売に出されました。

JAPAN REAL TIME「ストラディバリウス、過去最高の12.7億円で落札―震災復興支援に」

リンク先の記事によると、この12億7千万円という値段は過去の最高額の約4倍だそう。
現代では、数億円の値段で売買されているんですね。
個人で持つにはあまりにも高価なので、日本ではこの「日本音楽財団」がバイオリニストに貸与しているとのことです。シャーロックが持つのにはちょっとムリがありますよね…
微妙にネタバレてしまうかもしれないんですが、シャーロックのバイオリンについてはるあるあさんが記事中に貼ってくださっているSherlockologyさんの記事に詳しく書かれていますね。演奏シーンがあるかどうかはまだわかりませんが、第3シリーズではCon Fuocoというバイオリンが使われるようです。お値段1200ポンドです。
「それくらいなら…」という方が万一いらっしゃらないとも限らないので、一応カーディフ・バイオリンさんのオンラインショッピングのリンクを…

CARDIFF VIOLINS Ltd. Con Fuoco


ジョンのメッセージの中に、シャーロックがバッハパルティータ1番を弾いてくれたというエピソードが出てきますが(このメッセージって、ジムも読んでたんでしょうか…)、ホームズもワトスンにバイオリンを弾いてあげていたようですね。

彼がさまざまの曲を、ことに難曲をも奏しうるのは、かつて私の求めに応じて、メンデルスゾーンの歌曲やそのほか愛好の曲を奏してくれたのでもわかる。(『緋色の研究』)


しかも、リクエストにまで応えてくれていたとは、ワトスンが羨ましいです。ワトスンはメンデルスゾーンが好きなんですね。ただし、いつもワトスンのために弾いていたわけではもちろんなく、だいたいこんな感じだったようです。

けれども彼ひとりのときは、めったに楽譜をひろげたり、またはこれという曲らしいものを奏することもないし、人に知られた旋律をかなでることもないのである。
夕方になるとよく肘掛椅子にもたれこんで、眼をつぶって膝の上に横たおしにしたままのヴァイオリンを、そぞろに掻きならすことがあった。その曲もときには朗々と、ときには憂鬱に、ときには夢幻的に、あるいは陽気なこともあった。これらはみな、そのときどきの彼の思考を反映するものにはちがいないが、思考を助長するための音楽であるのか、あるいは奏楽は気まぐれにすぎないのか、私はいずれとも判じかねた。
というわけで、さんざん勝手な曲をひかれるのだから、もし最後にこっちの注文で好きな曲をたて続けに奏して、埋めあわせをつけてくれるのでなかったら、私はとっくに抗議をもちだしていたかもしれない。


何だかんだ言っても、ワトスンもホームズの演奏を楽しんでいたんですね。

また、ワトスンのメアリへのプロポーズ直前には、こんなエピソードも。

「(前略)ワトスン君、君は疲れたようだね。そのソファに横になりたまえ。僕が眠らせてあげるよ」
いわれたとおり横になると、ホームズはへやのすみから例のヴァイオリンをとりあげて、夢みるような自作のしらべを低く奏でだした。彼は即興楽にたいしてすぐれた天分があるのだ。私は彼のほっそりした手足や、まじめくさった顔つきや、弓のあげさげを眺めながら、その快いリズムに聞きいるうちに、うとうとと甘美な音楽の世界に引きいれられて、いつしか夢路をたどり、うえからのぞきこむメアリー・モースタン嬢のえもいわれぬ笑顔を眺めているのだった。(『四つの署名』)



せっかく演奏してくれてるのに、ワトスンお前失礼なやつだな…!って気がしないでもないですが、「自動人間」だの「計算機」だの言ってるくせに、そのホームズの奏でる音楽に意中の相手への感情を掻き立てられる、というのは面白い現象だと思います。シャーロックもアイリーンのことを考えながら曲を作っていましたし、ホームズやシャーロックの「感情」が垣間見られるのが、音楽を演奏したり鑑賞したりする場面なのかもしれませんね。ワトスンはこんな風に分析しています。

シャーロック・ホームズは自身演奏がたいへん巧みであるばかりではなく、作曲にかけてもなみなみならぬ手腕をもっているという、音楽熱心の男である。その午後いっぱいを彼は最大の幸福にひたって、細長い指を音楽にあわせて静かに動かしていた。こんなときのおだやかな、微笑をふくんだ顔つきや、夢み心地のけだるそうな瞳は、警察犬としてのホームズ、冷徹敏捷な探偵としてのホームズとは、似てもつかぬものがあった。この不思議な性格は、二種の傾向が同時に対立することなく、交互にまったく他を圧倒してしまうところからおこるのであって、一方の性質である極度の的確さとか慧敏さとかいうものは、一方の傾向である詩的な瞑想の世界に遊んだあとでは、その反動で、いっそうたちまさって目に付くように思われるのである。(『赤髪組合』)



シャーロックはバイオリンを弾いていると「考えがまとまる」と言いますが、弾きながら事件のことを考えているわけではなくて、音楽の世界に心を遊ばせることで、現実世界に戻ってきた時の鋭敏さが増すことを知っているのかもしれませんね。
第2シリーズ3話にジムが音楽を聞いている場面がたくさんあるのも、興味深いです。

るあるあさん、ご紹介くださった皆様、素敵な情報をありがとうございました…!
(原作からの引用は延原謙訳)
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この記事へのコメント

音楽家のホームズも好きです。 - トビィ - 2013年06月06日 14:21:02

ナツミさん、こんにちは。

「シャーロックのヴァイオリン」にそんな逸話があったのですね。
ジョン、お礼を寄せるなんてお母さんみたいじゃないですか!
(シャーロックは恥ずかしくて変わりにジョンがお礼したのかもしれませんね。)

ベネさん、役の為にヴァイオリンの練習をしていると言っていたので
S3ではヴァイオリン吹き替えなしにベネさんの奏でる音が聞けるかも?!
あとマイクロフトの傘が変わっているのかも気になる・・・

>せっかく演奏してくれてるのに、ワトスンお前失礼なやつだな…!

あのホームズが他人の為にヴァイオリン弾いてくれているのに、
ワトスンったら眠るなんて勿体ない!!
(私だったら目のまわりにメンタム塗ってでも睡魔と戦うのに。)
ホームズも眠らそうとして弾いているのですから、まんまと寝たら「してやったり」ですけど。









自家発電中です - へしこ - 2013年06月06日 22:41:34

こんばんは。
私もS3のネタバレは(核心に迫るものではない限り)比較的平気なので、撮影風景のスナップ等は眺めてへらへらしているのですが、同じくSherlockファンのリアル友人はネタバレに関してはシャットアウトな主義なので、素敵な写真や記事を見ても自室で小躍りするだけで誰にも訴えられずにいました(笑)。このヴァイオリンの記事に関しても、目にしたときはひとりでくるくる回っていたので(このエネルギーで自家発電とか出来たらいいのに…)こうやってお話できるのはとてもうれしいです。
公式の作り込みの細かさも楽しいですが、使われている側(今回のカーディフ・バイオリンさんや、その他ロケ地に使われた施設のコメント等)がBBCSherlockに使われてうれしいよー、という気持ちに溢れたコメントを出しているのを見るのも、なんともうれしい気分なんですよね。

それにしても、聖典のワトスンさんの「ヴァイオリン演奏時のホームズさん」の描写の詩的なことといったら…!今回ピックアップしていただいて、改めて感じ入りました。これ以上の素敵な描写は誰にもできませんよって感じです。
そんな雰囲気を、BBCSherlockのカンバーバッチさんが再現してらっしゃるのもうれしい限り(指がきれいですよね~、あの方)。

時期的に、ジムは当然このメッセージを目にしてたと思われますが(一種ストーカーでしたから…)S2E3、ジムとシャーロックの「お茶会」の直前、シャーロックが「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」を演奏する中、ジムが221Bにやってきて「ヨハン・セバスチャンががっかりするよ」って言うシーンは印象的でした。アレは暗に「演奏がへたくそ」と言ってる、という理解でよい…のでしょうか。

S2E1のクリスマスの場面で、ハドソンさんを前にクリスマスソングを演奏してる場面も大好きです。S3でも、素敵な演奏シーンが見られたらうれしいですね。

私にもメンタムを! - ナツミ - 2013年06月07日 06:26:19

トビィさん、こんにちは!

> 「シャーロックのヴァイオリン」にそんな逸話があったのですね。

ねえ、びっくりですよね!
よく考えたら原作と同じストラディヴァリウスが使えるはずもないのですが、音楽に疎い私はバイオリンが風景のようにしか見えていなくて、まさに「見ているだけで、観察していない」状態でした。(吹替えかどうかも、気にも留めていなかったです…!)
そして、「そぞろに」弾くときは「弦で弾いているんじゃなくて、手でかき鳴らしている」というのも、あまり意識していませんでした。(横倒しにしているってそういうことですよね?)そういえばロバート・ダウニー・Jr.のホームズはそうしてた!シャーロックはしていないような。
これからホームズものを見るときは、演奏シーンに注目します!

> ジョン、お礼を寄せるなんてお母さんみたいじゃないですか!

それも「できた」お母さんですよね…今時お店に礼状なんて!もしくは、よほど子どもが迷惑かけたのか(子どもじゃない)。

> あとマイクロフトの傘が変わっているのかも気になる・・・

これも気にしていなかった(記事にしたくせに)!
S1とS2では、変わっていたんでしょうか?

> あのホームズが他人の為にヴァイオリン弾いてくれているのに、
> ワトスンったら眠るなんて勿体ない!!
> (私だったら目のまわりにメンタム塗ってでも睡魔と戦うのに。)
> ホームズも眠らそうとして弾いているのですから、まんまと寝たら「してやったり」ですけど。

目の周りにメンタム!!笑いました。
私も勿体無くて眠れないなあ。それ以前に緊張して眠れなそうですけれど。

「眠らそうとして弾いている」件ですが、これっていつもやっていたのか、この時だけの特別サービスだったのか気になるんですけど、私は後者じゃないかと思います。
「四つの署名」のホームズは、食事の用意をしてくれたり、やけにまめまめしい気がするんですよ。長く鬱状態が続いた後の躁状態だったから、というのもあるんでしょうが、事件後『そんな(ワトスンとメアリが結婚する)ことになるんじゃないかと思っていた』と本人が言っていますから、それこそ親の注意をひきたい子どもが「ぼくこんなに良い子だよ!お手伝いもするよ!」と急に健気になるみたいに、無意識に「良い同居人」アピールをしちゃったんじゃないかなあ、というのは勘繰り過ぎでしょうか。(そうだとしても、ワトスンに全く響いてないんですけど)

愛を電力に変えられたら! - ナツミ - 2013年06月07日 07:06:20

へしこさん、こんにちは!

> 私もS3のネタバレは(核心に迫るものではない限り)比較的平気なので、撮影風景のスナップ等は眺めてへらへらしているのですが、同じくSherlockファンのリアル友人はネタバレに関してはシャットアウトな主義なので、素敵な写真や記事を見ても自室で小躍りするだけで誰にも訴えられずにいました(笑)。このヴァイオリンの記事に関しても、目にしたときはひとりでくるくる回っていたので(このエネルギーで自家発電とか出来たらいいのに…)こうやってお話できるのはとてもうれしいです。

自家発電!ファンのSHERLOCKへの愛が電力に変えられれば、かなり地球を救える気がします!誰か、そういう研究をしてくれませんかねえ(本気で)。

> 公式の作り込みの細かさも楽しいですが、使われている側(今回のカーディフ・バイオリンさんや、その他ロケ地に使われた施設のコメント等)がBBCSherlockに使われてうれしいよー、という気持ちに溢れたコメントを出しているのを見るのも、なんともうれしい気分なんですよね。

ほんとうですね。他にも、使われたお店や施設がこんな演出をしていたりするんでしょうか。
お店の名前とかは創作だとおもうんですけど、私はダートムアでジョンが朝ごはんを食べていたところに行ってみたいなあ…!

> それにしても、聖典のワトスンさんの「ヴァイオリン演奏時のホームズさん」の描写の詩的なことといったら…!今回ピックアップしていただいて、改めて感じ入りました。これ以上の素敵な描写は誰にもできませんよって感じです。

延原先生の訳も綺麗ですよね。こうして原作を拾っていると、ワトスンの観察力や分析力にも、あらためて驚かされます。ホームズはワトスンのことを「見ているだけで観察しない」と言いますけれど、自分のことを描写するのにワトスンもまた「ホームズ流」のとにかく細かいところまで見る観察法を使っているのに気がついていたのでしょうか。ジョンが、アイリーンからのメールの回数を数えていたことに、シャーロックは気付いていませんでしたよね(ジョンの場合、セクシーな『着ボイス』に反応したのかもしれないですけど)

> そんな雰囲気を、BBCSherlockのカンバーバッチさんが再現してらっしゃるのもうれしい限り(指がきれいですよね~、あの方)。

はい!ジェレミー・ブレットもすごくバイオリンが似合うホームズでしたけれど、なかなかどうしてカンバーバッチも負けていないと思います!『四つの署名』のこの場面、やってくれないかな!とひそかに熱望しております(でもシャーロックは、寝かしつけるのより寝かしつけられるのが似合いますね…)。

> 時期的に、ジムは当然このメッセージを目にしてたと思われますが(一種ストーカーでしたから…)S2E3、ジムとシャーロックの「お茶会」の直前、シャーロックが「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」を演奏する中、ジムが221Bにやってきて「ヨハン・セバスチャンががっかりするよ」って言うシーンは印象的でした。アレは暗に「演奏がへたくそ」と言ってる、という理解でよい…のでしょうか。

やはり、チェックしてましたよね。時系列的には、そのままS2への伏線になってるんですね。
ジムは「演奏がへたくそ」と言っていたのかな?その後、息子が弾きかけてやめた曲を、死の床にいたバッハが飛び起きて弾き終えた、という話が出てくるので、シャーロックが演奏を途中でやめたことを言っているのかなと思いました。(ひいては、二人の勝負が中途半端な状態になっていることを暗示して、『勝負をつけよう』と言っているのかと…)
しかし、私に音楽がよくわからないので、へたくそかどうかもよくわからないというのも、そう思った大きな要因かもしれません…!週末、この場面をもう一度見てみますね!

> S2E1のクリスマスの場面で、ハドソンさんを前にクリスマスソングを演奏してる場面も大好きです。S3でも、素敵な演奏シーンが見られたらうれしいですね。

あの場面はハドソンさんがうらやましかったです!きっと、ワトスンがメンデルスゾーンを頼んだみたいに、彼女のリクエストだったんでしょうね~。

ソナタとパルティータ - へしこ - 2013年06月07日 22:40:33

ナツミさん、こんばんは。

>自家発電!ファンのSHERLOCKへの愛が電力に変えられれば、かなり地球を救える気がします!
私はコーヒーを淹れる際、いまだに手動ミルでごりごり豆を挽いているのですが、自家発電中は挽く時間がとっても短いです(笑)。本当に、他所にも供給できたらいいんですけど。

>(でもシャーロックは、寝かしつけるのより寝かしつけられるのが似合いますね…)。
S2E1のジョンは寝かしつけるの上手でしたねえ、そういえば。適度に心配しつつ適度にいなす、熟練の技でございました。

>ジムは「演奏がへたくそ」と言っていたのかな?その後、息子が弾きかけてやめた曲を、死の床にいたバッハが飛び起きて弾き終えた、という話が出てくるので、シャーロックが演奏を途中でやめたことを言っているのかなと思いました。(ひいては、二人の勝負が中途半端な状態になっていることを暗示して、『勝負をつけよう』と言っているのかと…)
…ああ、そうでしたね!バッハとその息子の逸話が、二人の間で淀みなく語られていくのがなんとも緊張感を煽る場面でした。「がっかり」は演奏を途中でやめたことに向けて、と取った方が自然な流れですね。「ジョンには最後まで演奏したんだろー」とか思ってたりして(笑)。
音楽方面は(聴くのはともかく)とんと知識が無いので、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」から、ジョンにはパルティータ第1番ロ短調を演奏し、ジムを迎えるときはソナタ第1番ト短調を演奏していたシャーロックについて、詳しい方は何か深読みしたりなさるのかしら…と思ったりしました。

…ところで、トビィさんへのご返答で出てくる、ヴァイオリンを"「そぞろに」弾くときは「弦で弾いているんじゃなくて、手でかき鳴らしている」"様というのは、例えばS2E1、アイリーンとの暖炉前での場面で無意識にポローンとやっていたような、あんな感じなんでしょうか?S1E3でも、マイクロフト兄がジョンにアンドリュー・ウエストの件を説明する横でポローン、と爪弾いてましたが、あれはチューニングぽかったかな?

つくづく疎い私 - ナツミ - 2013年06月08日 21:13:19

へしこ様

> 私はコーヒーを淹れる際、いまだに手動ミルでごりごり豆を挽いているのですが、自家発電中は挽く時間がとっても短いです(笑)。本当に、他所にも供給できたらいいんですけど。

そ、そんな具体的なエネルギー供給を!?もう、実際に地球を救うしかないですよ!
S3への期待で日本の夏の電力不足をなんとかできないでしょうか…

> S2E1のジョンは寝かしつけるの上手でしたねえ、そういえば。適度に心配しつつ適度にいなす、熟練の技でございました。

熟練の技…混乱するシャーロックに対する「あーはいはいすごいすごい(意訳)」的な聞き流し方もすごいですが、ベッドに放り込む技も、実に手際がいい!ジョンの方が体が小さいのに。さすが医者!
あの技で、アフガンでは何人怪我人や病人を寝かしつけたんでしょうか。ジョンにもバリツの免状あげたいです。

>「ジョンには最後まで演奏したんだろー」とか思ってたりして(笑)。

あら、なんだかジム可愛い…!

> バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」から、ジョンにはパルティータ第1番ロ短調を演奏し、ジムを迎えるときはソナタ第1番ト短調を演奏していたシャーロックについて、詳しい方は何か深読みしたりなさるのかしら…と思ったりしました。

私なんて聞くのもダメで、違いすらわかっていませんでした!ジムの時もパルティータ一番を弾いていたんじゃないんですか!?ジムは、シャーロックが「弾いてた」曲のリズムをとってたわけじゃないんですね!ものすごく大事なところがわかっていませんでした…へしこさん、教えてくださってありがとうございます!
これは、聞き比べなきゃですね…!

> …ところで、トビィさんへのご返答で出てくる、ヴァイオリンを"「そぞろに」弾くときは「弦で弾いているんじゃなくて、手でかき鳴らしている」"様というのは、例えばS2E1、アイリーンとの暖炉前での場面で無意識にポローンとやっていたような、あんな感じなんでしょうか?S1E3でも、マイクロフト兄がジョンにアンドリュー・ウエストの件を説明する横でポローン、と爪弾いてましたが、あれはチューニングぽかったかな?

あ、「ポローン」は時々出てきますね!ジョンと新年を迎える場面でもやっていました。
原作ではthe codes(和音)って書いてありますし、曲になっていたようなので、もうちょっと長いのを想像していたんです。なんというかこう、ポロポロポローン、ジャジャジャジャ~ンって感じで(←疎いにも程があるだろ!)。
バイオリンって、ああやって手で弾いても痛まないものなのでしょうか?

ありがとうございます!! - るあるあ - 2013年06月10日 06:37:10

ナツミさん、お久しぶりです……!! 
すっかりご無沙汰してしまって申し訳ありませんでしたm(_ _)m 
コメントではお久しぶりですが、ずっと楽しく拝見させていただいております。

連動記事を書いていただき、本当にありがとうございました!!! 思いも寄らないことだったので、ただただ感激しております。
”ファン冥利に尽きる”とはまさにこのこと!!!でした。とても嬉しかったです~~
私のひたすら萌えを叫んでいただけの記事に過分なお言葉をいただき大変恐縮ですが、ナツミさんのインスピレーションにささやかながら貢献できたのなら、ファンとして嬉しい限りです!!(^^)

この記事を拝見していて、改めて、ホームズとバイオリンの密接な関係、そしてワトスンの観察と描写の深さとあたたかさを感じました。
ワトスンのリクエストに応えて弾いてあげるホームズ、というシーンがあったんですね……!! 
もしかしたら、これを踏まえて、ジョンのあのメッセージ(シャーロックが演奏してくれた)があるのかもしれませんね。「SHERLOCK」本編内ではジョンのために弾いてあげるシーンがまだないので、こちらでそれを表現してる意味もあるかも?なんて思ったりしました。

バイオリンとホームズについてのワトスンの描写の美しさは、ホームズへの親愛の情があるから生まれているような気がします~
ワトスンが対象を見つめる場合、ホームズの”観察”とは違っていて、相手への好意的な興味・関心に根ざしている時に深くなって(しかも温かい感情を伴って)、それがそのまま人となりを表しているのかも……とか。色々感じるところがありました。

ストラディバリウス、今はそんなに高価なものになっていたんですね……!!! これはさすがに正典通りにできなかったのがよくわかります(^^; 
そして、ナツミさんのおっしゃる通り、ホームズがバイオリンを演奏するのは事件のことを考えるためだけじゃなくて、シャーロックの”マインド・パレス”のように、自分だけの世界に没頭することで、自分を鎮めたり、より鋭敏な感覚を得たりするために必要な儀式のようなものなのかなあと感じました。
そう思うと、ある意味シャーロックの"同類”であるジムの選曲と、シャーロックの選曲の違いが面白いなと思います。

そして、コメント欄での皆さんのやりとりも楽しく拝見させていただいてますが、ジムとのシーンでもバッハを弾いていたのはやはり気になるところですよね! 私もジョンのメッセージを読んだ後、ジムのことが頭に浮かんできました。
ライヘンバッハの前ですし、ジムは絶対ジョンのメッセージを見ていたと私も思います。そう思って、あのシーンを振り返ると、”シャーロックとジョン”への無意識の反感のようなものがジムにあの台詞を言わせたところももしかしたらあるのかも……なんて、考えてしまいました。(妄想に近い発想ですが……(^^;)
音楽には(も)全く疎いので、バッハの選曲の理由があるのかどうかよくわかっていないのですが、意味があるならすごく興味深いですね。

あと「四つの署名」でのホームズ、私も密かに「僕はこんなにいい同居人だよ! だから出て行かないで!」というワトスンへの熱烈アピールが潜んでいたように思えてなりませんでした(笑) 「おめでとう」と言わなかったことから見ても(笑)、勘繰り過ぎではないと私は思ってます~

こちらこそ、ありがとうございます!! - ナツミ - 2013年06月12日 06:26:42

るあるあさん、コメントありがとうございます!
こちらこそ、長くご無沙汰してしまっていたのに、いきなりのコメントが連動記事のご報告なんて、申し訳ありませんでした!そしてもったいないお言葉をありがとうございます。こちらこそファンというか、ストーカーです!(そんなこときっぱり言われてもお困りでしょうが…)

> もしかしたら、これを踏まえて、ジョンのあのメッセージ(シャーロックが演奏してくれた)があるのかもしれませんね。「SHERLOCK」本編内ではジョンのために弾いてあげるシーンがまだないので、こちらでそれを表現してる意味もあるかも?なんて思ったりしました。

そうですね、ファンとしてはなんとなくジョンに弾いてあげてもいるような気がしてたんですが、ドラマでは出てなかったですよね。だからこそ、るあるあさんに教えていただいたサイトは嬉しい驚きでした!

> バイオリンとホームズについてのワトスンの描写の美しさは、ホームズへの親愛の情があるから生まれているような気がします~
> ワトスンが対象を見つめる場合、ホームズの”観察”とは違っていて、相手への好意的な興味・関心に根ざしている時に深くなって(しかも温かい感情を伴って)、それがそのまま人となりを表しているのかも……とか。色々感じるところがありました。

ホームズには「感情を持ち込みすぎる」と叱られてしまうけれど、ワトスンにはホームズとまた違った観察眼があって、その温かさがホームズ自身を救ってもいるのですよね。
そして、そんなワトスンの眼を通しているからこそ、私たちはホームズを愛すべき人間として受け容れられるのかもしれませんね。「on behalf of Sherlock Holmes」とジョンが書いていたのを見て、うれしかったです。
(それにしても、接客してくれたセシールさんとクリスさん、いいひとなんだろうな…)


> そう思うと、ある意味シャーロックの"同類”であるジムの選曲と、シャーロックの選曲の違いが面白いなと思います。

ほんとですね。クラシックに限らず、たとえばジムが聞いてたStayin' Aliveなんか、シャーロックはどう思ったんでしょう(知らなかったりして…)

>”シャーロックとジョン”への無意識の反感のようなものがジムにあの台詞を言わせたところももしかしたらあるのかも……なんて、考えてしまいました。(妄想に近い発想ですが……(^^;)

私も、「シャーロックにはジョンがいる」というのは、ジムにとってかなり重要なことだと思います。
そこがジムとの大きな違いで、この要因によって、よくも悪くも、ジムと対等の勝負ができなくなってしまいますものね。

> あと「四つの署名」でのホームズ、私も密かに「僕はこんなにいい同居人だよ! だから出て行かないで!」というワトスンへの熱烈アピールが潜んでいたように思えてなりませんでした(笑) 「おめでとう」と言わなかったことから見ても(笑)、勘繰り過ぎではないと私は思ってます~

同意をいただけてうれしいです!バイオリンはともかく、「どうだいワトスン君、家政上の僕の手腕については、君だってまだ知らないだろう?(延原謙訳)」というのは唐突な感じでしたよね!シャーロックも、ジョンが結婚して出て行きそうになったら、いきなり食事の用意をしたりするんでしょうか。でも彼にはコーヒーの前科があるからなぁ…

最後になってしまいましたが、追記とリンクもしていただいてしまい、恐縮しております。でも光栄です。ありがとうございました!


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プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスンがより好きです。

2017年エイプリル・フールお片付けしました。お付き合いありがとうございました!片付けきれてないところがあったらお知らせいただければありがたいです。

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