最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
→「コメントをくださる方へ
「あの場面の元ネタは?」という時はこちらへ
記事索引「ブリキの文書箱

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シャーロックのガウン

Anyway,speaking of silk purses…
「ところで、『絹の財布』といえば……」


シーズン1の3話、番組中でコニー・プリンスがちょっとだけ口にする「絹の財布」という言葉ですが、こんなことわざがあるようです。

You can't make a silk purse out of a sow's ear.(豚の耳から絹の財布は作れない)



絹の財布は「立派なもの」の象徴で、豚の耳は「粗末なもの」の象徴。
ミミガーおいしいよ…という私の主張は置いておいて、「よいものを作るには、それなりの材料を使わなくてはいけない」という感じでしょうか。
おそらくですが、コニーは「値段が張ってもそれなりのものを身につけなきゃダメよ」というような話をしていたのだと思います。(本当に財布の話だったらすみません……)

もしそうだとしたら、耳が痛いです。ファッションは私の大の苦手分野……!
興味はあるし、きれいに洋服を着こなしたい!という思いは強いので、ファッション雑誌は眺めるんですけれど、いかんせんセンスに自信がないので、買う洋服はコニーを激昂させそうなほど安いものばかり。
そんな私にも、このドラマに出てくる洋服がおしなべて高価そうということだけはわかります。シャーロックはアイリーンの家に行くとき「勝負服」を選ぼうとしてましたが、たくさん服を持っていそうでしたね。(まあ変装用もあるんでしょうが…)
原作の服の描写がこれまた、凄く細かい!(『ワトスンのファッションチェック』というぐうたらぅさんの名言は伊達じゃありません!)

そんなこんなで、わからないなりに、帽子とか細かいとこをちくちく攻めていこうと思います。今回は「ガウン」で。

ホームズは、部屋でくつろぐときよくガウンを着ています。何枚か違う色のガウンをもっていたようです。
まず、「ねずみ色(mouse-coloured)」のガウン。「ブルース・パティントン設計書」でも着ていますし、「空家の冒険」ではホームズの胸像にこのガウンを着せました。 

ホームズはみすぼらしいフロックを脱ぎすてて、半身像から取った鼠いろのガウンを着たので、すっかり昔の彼にもどってみえた。

  
とワトスンも言っているので、よく着ていたのでしょうね。「踊る人形」冒頭で着てたのもこれかな?(関連記事:『シャーロックのヘアスタイル』)

そして、「青いガーネット」に出てくる紫色のガウン(a purple dressing-gown)。
また、「唇が捩れた男」では、宿泊した「杉の家」で、上着とベストを脱いで大きな紺のガウン(a large blue dressing-gown)を着ています。(どうして延原先生が紺と判断したのかは謎です…)
でも、確かアヘン窟から直行でしたよね。寝巻きを持参してないのに、ガウンは持ってたんでしょうか。(少なくともワトスンは確実に着の身着のままだな…。)もし、「杉の家」の主人のガウンを借りたのだとしたら、長身のホームズが着ても大きいということは、セントクレア氏はかなり大柄だったということになりますね。

シャーロックは、シーズン1の3話"The Great Game"冒頭で紺に近い青のガウンを着ていました。これは、シーズン2でも何度か着用されてましたね。
シーズン2の1話では、ガウンが増えていましたね!
初めのほうで、ジョンのブログを覗き込んだときねずみ色のガウンを着ていました。しかしジンジャーブレッドマンの件があるので用心に越したことはない!と画面を最大化してみると(←まだUK版しか持ってないのか)、ブルー、赤のタータンチェック柄でした…危ない危ない…!しかし地はグレーと思われるので、これがSHERLOCK版「ねずみ色ガウン」と認定してよいかと思います。「踊る人形」と同じように実験中でもありますし!(と強引にまとめてみる)


場面がシーズン1のプールの続きから221Bに移った時や、朝食で着ていた赤いガウン
これは、たぶん原作になかったと思うのですが、私の元ネタ探しの友であるSherlock Holmes: The Complete Stories With Illustrations from the Strand Magazineというペーパーバックでは、ホームズが赤い上着を着ています。

Sherlock Holmes: The Complete Stories With Illustrations from the Strand Magazine (Special Editions)Sherlock Holmes: The Complete Stories With Illustrations from the Strand Magazine (Special Editions)
(2001/09)
Arthur Conan, Sir Doyle

商品詳細を見る
でもこれは、smoking jacket(喫煙服)というやつかもしれません。(グラナダ版でワトスンが着ていたような気がしています。しかも赤だったような気がしてるんですが、どのお話だったでしょうか…)
【追記・2012.11.20】RMさんが見つけてくださいました!「ボスコム谷の惨劇」でした。スクリーンショットも載せてくださいましたので、RMさんのブログにどうぞ!
「Jeremyのことが知りたくて~『ワトスンのガウンと喫煙服』」

チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンの着ている服に「赤がかった紫いろの軍服風の喫煙服で、えりにビロードがつけてある」(He wore a semi-military smoking jacket, claret-coloured, with a black velvet collar.)という描写がありますけれど(ファッションチェック!)、原文や延原訳を見る限り、赤というより「ワイン色」かな?「クラレット」は赤のボルドーワインを意味するらしいです。翻訳を見るととても派手な服という印象を受けましたが、クラレット実物の色を見ると、そうでもないですね。(リンク先に画像があります。)

「喫煙服」は丈が短めなのですが、シャーロックの赤ガウンは長いですね。
こんな色のガウンをさらりと着こなすとは、ベネディクト・カンバーバッチおそるべし…!
スタイリッシュっぷりが最前線過ぎて私のようなダサ女の理解の範疇を超えていることもままありますが、残る「紫色ガウン」も、彼ならかっこよく着てしまうに違いありません!うちの父あたりが着たら大爆笑ですけれど!

【追記2・2012.11.24】るあるあさんが連動記事を書いてくださいました。シャーロックのガウンと同一ブランドで現在入手可能なものなど、画像と情報・考察がいっぱいです。
「SHERLOCK HOLIC~『シャーロックはガウン、ジョンはバスローブ』」


(原作からの引用はすべて延原謙訳)
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

ミミガー美味しいですよね! - トビィ - 2012年11月18日 11:51:13

こんにちは!

ミミガー。私は好きですよ(^∀^)

「ワトスンのファションチェック」名言ですね!!
細かく服の描写をしてますし(ワトスンも流行には敏感だったのかな?)
ボヘミア王のファッション・チェックはかなり辛口でしたよね。

グラナダ版でワトスンのガウン姿は何度か見た気がしますが、
「ノーウッドの建築士」でデビット・バークが着ていた(バスマットみたいな)ガウン。

身長が高くてスラリとしていないと似合わないですよね
(うちの父も無理だ・・ってか一族全員無理だ)

>ガウンをさらりと着こなすとは、ベネディクト・カンバーバッチ
立ってるだけで服のCMのよう(*^^)
ジョンのガウン姿も見てみたいです。






ミミガー美味しいです!! - ナツミ - 2012年11月18日 14:16:13

トビィさん、小さな主張に気づいてくださってありがとうございます。沖縄料理好きです!

ぐうたらぅさんのブログでこの言葉を拝見して以来、原作で服装の描写を見つけるたびに「ワトスンの!ファッション・チェ~ック!」と変な節をつけて呟かずにはおれません。(もちろん節をつけたのはぐうたらぅさんではありません!ぐうたらぅさん申し訳ありません・・・)
ボヘミア王のファッションチェックは、確かに辛辣でした!ワトスンって、基本的には優しげなのに、時々すごくきついですよね。「緋色の研究」で死体の醜悪さを語るときもきつかったし、「バスカヴィル」で執事夫妻を追い出したらどうだろうって言い出したときは、ホームズもちょっとあわててました。

「ノーウッド」でバークがガウンを着ていたのですね!
考えてみたらうちも父だけでなく、一族みんなムリです・・・おとうさんごめんね・・・
ガウンというものをまだ日本で見慣れないせいかもしれません。(うちだけですか!?)

ジョンのガウン姿は出てなかったかな?バスローブはどこかで着ていたような気がしますね。ジムからメールが来るところだったかな?
ジョンよりちょっと若いですが、マーティン・フリーマンのガウン姿はこの映画で観られますよ!(正確に言うと、『ガウン姿しか観られない』ですが・・・)

「銀河ヒッチハイクガイド」http://www.amazon.co.jp/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-DVD-%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9/dp/B000CS46YQ

足ティビチもね - RM - 2012年11月18日 20:43:56

トビィさん>「ノーウッドの建築士」でデビット・バークが着ていた(バスマットみたいな)ガウン。

はーい、私も覚えてます、トビィさん。バスマットとは、言い得て妙ですね!

ナツミさん>でもこれは、smoking jacket(喫煙服)というやつかもしれません。(グラナダ版でワトスンが着ていたような気がしています。しかも赤だったような気がしてるんですが、どのお話だったでしょうか…)

おお、あれは喫煙服だったんですね!おっしゃるとおり確かに赤で、着ていたのは「ボスコム谷の惨劇」です。ご紹介くださったWikipediaに書いてあるとおり、ベルベットのような生地でショールカラーでしたから、きっと喫煙服ですね。珍しくずいぶん派手なジャケットを着ているなあ、と思っていました。

これからまた勝手に連動企画で、スクリーンショットを載せて記事にしちゃいます。

それから、連動企画のつもりじゃなかったのに、コリン・ジェボンズがちらっと出演したテレビシリーズ「銀河ヒッチハイクガイド」のことを今日の午前中に書いたら、トビィさんへのナツミさんのコメントに映画「銀河ヒッチハイクガイド」の名前があって、うれしくてニコニコしています。

あ、それからプロフィール欄で紹介して下さった、デパートのクリスマス用CM、すごくいいですね。

はじめまして - ちぃ - 2012年11月18日 21:37:59

皆様の知見の深さにいつもため息つきながら、楽しく拝見させていただいております。テーマがシャーロックのガウンということで、思わず浮き足だってコメントさせていただいております。
シャーロックのシルクのガウン、とっても素敵ですよね!ここ1ヶ月ほどナイトウェアのお店を見つけては、ガウン探しに勤しんでおりました。
もちろん、お手本はシャーロックです☆
あまり需要がないのか、シルクが高級品すぎるのか、化繊ならそこそこのデザインにはめぐりあえたのですが、でもねぇ、年も30ゴホゴホッになると肌ざわりも重要なので、妥協できずにまだめぐりあえておりません。
シャーロックの紺のガウンといえばっ!アイリーンが着ていましたあのシーン。ドラマの展開にハラハラしながら、なんであなた(アイリーン)がシャーロックのガウンをきてるのぉー!?きぃー!って筋違いな嫉妬(?)をしていたのは私だけ?なのかしら。
シャーロックファンを悩ます?惑わす?素敵なガウンの考察ありがとうございました(*^^*)




うれしいです! - ナツミ - 2012年11月20日 05:40:16

RM様

連動企画第二弾、ありがとうございます!
もちろん、グラナダ版の話を出すたびに「RMさんに聞いてみたい…」という甘えがよぎるのですが、まさかこんなに速く答えを出してくださるとは!グラナダ版はあんなに作品数があるのに、しかもジェレミーでなくエドワード・ハードウィックの服だというのに、すごいです!トビィさんが「『ノーウッド~』でバークがガウンを着てた」とすっと出てくるのもすごいです。
シャーロックに「(推理が)速いとは聞いていたけど…」と驚嘆の目を向けるヘンリーのような顔になってました、私!

そちらの記事に書かせていただいたコメントと重複してしまいますが、赤い派手なジャケットも、バスマットのような(笑)ガウンも、ワトスンズはかっこよく着こなしてますね!

そして、「銀河ヒッチハイク・ガイド」!ジョンの口説き文句ではありませんが、これぞ"coincidence"ですね!
(どうしてRMさんのブログで『銀河ヒッチハイク・ガイド』の話題が出たのかは、どうぞ皆さんこちらから確かめてみてくださいね。意外な人物に出会えますよ!)
http://upwardjb.blog112.fc2.com/blog-entry-369.html

John Lewisのクリスマス用CM、素敵ですよね。
クリスマスはまだ先ですが、寒い日曜の午後に、私も素敵なプレゼントをいただいたような気持ちでした。ありがとうございました!

ガウン探し、楽しそうです - ナツミ - 2012年11月20日 06:16:21

ちぃ様

コメントをありがとうございます!なのにお返事が遅くなって、大変失礼致しました!(RMさんも!)
いつも、朝方に家のPCからコメントしているのですが、昨夜は実家に泊まっておりました。懲りずにお付き合いいただけれたら幸いです。

ちぃさんは、実際に似たガウンを探していらっしゃるのですね!ユニークな楽しみ方ですね!楽しそう。
私もついつい気になって検索してみました。老舗ファンサイト"Sherlockology"さんによると、実物はハロッズで£279.99ですか~!!!!
http://www.sherlockology.com/wardrobe/blue-dressing-gown-sherlock-holmes
ユニクロ週末特別価格で買ったフリースの上下を着て寝ている私には、絹の財布にもほどがあります(←絶対用法間違ってる)。
でもこれで、「見るからに高級品」の理由がわかりました。似たものを発見された暁には、ぜひとも肌触りのレポートをお願いいたします!

アイリーンがシャーロックのガウンを着ていた場面、見過ごしてしまってました。白雪姫みたいにシャーロックのベッドで眠っていた時かな?
ちぃさんはき~ってなったのですね!素肌にコートを着ちゃった場面も、世界中のシャーロックファンがき~ってなったんでしょうね。

ジョン好きの私は、アイリーンを見つけた時、彼女に怒っていたはずのジョンが優しげな表情になるのが印象的で、そちらにばかり気をとられてしまってました。
ジョンは、シャーロックを傷つけて欲しくない一方で、二人にうまくいって欲しい気持ちもあるような、複雑な心境なんでしょうね。あるいは根っからの女好きなのか…

ガウン♪ - ぐうたらぅ - 2012年11月23日 08:23:26

ワトスンのファッションチェックを取り上げていただいてありがとうございました。
ファッションチェックもホームズのガウンも、言葉だけは拙ブログに無理矢理(?!)数回登場させたのですが、私が何しろ服装に無頓着な女なので(ToT)、ちっともファッションの話には発展できませんでした。
こちらでは本来の話題で盛り上がって、私も願ったりかなったりです。

長文で失礼します(^^; - るあるあ - 2012年11月24日 01:45:28

ナツミさん、こんばんは! とても興味深く拝見しました(^^)

ホームズって様々な色のガウンを着ていたんですね! 
その辺りの記述に気づいてなかったので、今回も目からウロコだらけでした。
「喫煙服」という存在も初めて知りました~ 本当に勉強になります。ありがとうございます!!

”a large blue dressing-gown”が、シャーロックが最も多く着用している青のガウンにつながってるんですね。単にベネさんに似合う色というだけでなくて、原作で描写が出てきているところからも採用している気がします。
それから、あの表紙のホームズが着用している赤の喫煙服が、ワインレッドのガウンにつながるということも納得です!!
RMさんのサイトにお伺いしてワトスンの喫煙服も拝見しましたが、このワトスンの喫煙服も見事なワインレッドで、「SHERLOCK」の衣装担当さんたちも、もしかしたらこの映像を見て参考にしたのかも……なんて思ったりしました。
このワトスンだけでなく、ホームズのイラストやミルヴァートンの描写でも使われているくらい、クラレットは当時の喫煙服のトレンドカラーだったのかもしれませんね(^^)
S3では、ぜひ紫のガウンが登場して欲しいですね!

それで、ジョンの着ていた「あれ」が、バスローブなのかガウンなのかが気になったのと、シャーロックのガウンたちを画像で確認してみたくなったのとで、大変勝手ながら、私も連動記事を書かせていただきました。

また、私は原作からの考察とか考証とかはしていないため(画像だらけです(^^;)、ナツミさんの記事にリンクを貼らせていただいてます。
どちらも勝手ながらで、事後報告の形になって大変申し訳ありませんが、ご了承いただけたら幸いですm(_ _)m

それから、「銀河ヒッチハイクガイド」見ました!! 見た後に、今回の記事のコメント欄を拝見して、皆さんの話題になっていることに感動しました。今回もまた、”神の手”のようなタイミングを感じています(^^)
あのマーティンのガウン姿は、冴えない感じが逆に素敵でしたね!(…そう思うのは私がマーティン・ファンだからかもしれませんが…(^^;)

あと、同じジョン好きとして見逃せなかったのが、

>アイリーンを見つけた時、彼女に怒っていたはずのジョンが優しげな表情になるのが印象的で、そちらにばかり気をとられてしまってました。
ジョンは、シャーロックを傷つけて欲しくない一方で、二人にうまくいって欲しい気持ちもあるような、複雑な心境なんでしょうね。あるいは根っからの女好きなのか…

と書かれたところです!

私もあのシーンで、ジョンの表情に気を取られていた人です(笑)
あの瞬間、怒りではなく、優しい反応になったのは、彼女自身への感情より先に、彼女がシャーロックに会いにきたことをシャーロックがどう思ったかの方に気持ちが向いて、それでやわらかくなったのかな…と、そんな風に感じました。
だから、シャーロックがいない発電所での対面では、彼を傷つけたアイリーンへの怒りがそのままストレートに出た。そして、アイリーンはジョンのそんな感情を理解している気がします。

語弊があるかもしれませんが、女好きな(笑)ジョンが、アイリーンに対してだけは優しくないところに、彼のアイリーンに対する、複雑で、屈折もしている感情が見えているように感じています。
(私の勝手な解釈ですが…(^^;)

きょ、恐縮です!! - ナツミ - 2012年11月24日 16:15:35

ぐうたらぅ様

おお、ご本人様ご降臨…!
勝手に「ファッションチェック」を使ったり、お名前を何度も出してしまって申し訳ありません!
ブログにご挨拶に伺おうかとも思ったのですが「、いや、他にも有益なご研究がいっぱいあるのに、いきなりここを『使わせていただきました』って言われてもお困りになるか…?」とぐずぐずしてしまいました。今更ですが、ありがとうございました。

私こそファッションにはとんと無頓着で、何も出来ませんでしたが、皆さんがいろいろ有益なコメントや記事を書いてくださって、結果的にはよかったです…!(あらためて読み返しましたが、ほんとに私だけ何もしてない…)

さらに、わーい! - ナツミ - 2012年11月24日 19:56:37

るあるあ様

連動記事、ありがとうございました!とても興味深く読ませていただきました!
バスローブとガウンの定義、そしてジョンの生足が確認できて大満足です!(←最後のはなんだ)
この記事の本文からも、リンクを貼らせていただきました。コメントさせていただいた際にお断りしてくればよかったのですが、こちらになってしまってすみません!
あ、私の記事からのリンクはどうぞお気軽になさってくださいね!

>クラレットは当時の喫煙服のトレンドカラーだったのかもしれませんね(^^)

”smoking jacket”で画像検索をかけると、ほんとに赤っぽい色が多かったんです。
シャーロックの赤いガウンの「元ネタ」が本当にこれなのかはよくわかりませんが、ヴィクトリア朝の雰囲気を感じさせる色なのかもしれませんね。

「銀河ヒッチハイクガイド」をごらんになったのですね!関連記事も読ませていただきました♪

>あのマーティンのガウン姿は、冴えない感じが逆に素敵でしたね!(…そう思うのは私がマーティン・ファンだからかもしれませんが…(^^;)

ここで熱く握手をしたくなりました!そう、マーティンの真価は「冴えない格好をした時」に表れる!コメンタリーでボロクソ言われてた「バスカヴィル」のコートや、部屋で着るおじいちゃんっぽいセーターも、かっこいいかどうかでいったら微妙なんだけど、むしろそれが可愛い!と思います。マーティンびいきというより、ただのひねくれ者かもしれません…(^^;)

アイリーンを見つける場面で、シャーロックよりジョンを観ていらっしゃったとは!
本当にるあるあさん、ジョン好き仲間ですね!

>彼女自身への感情より先に、彼女がシャーロックに会いにきたことをシャーロックがどう思ったかの方に気持ちが向いて、それでやわらかくなったのかな…と、そんな風に感じました。

ジョンはシャーロックの気持ちを本当に大切に考えているんですね。そして、本人よりもアイリーンの方が、それをよく見通してるのかもしれません。

加えて(『根っからの女好き』は冗談としても)、アイリーン自身にもすこし心をゆるしたのではないかな、と思っています。この、髪をおろしている場面だけ、アイリーンはちょっとリラックスしたというか、武装を解いた感じがしますよね。(完全武装が裸というのも面白いですが…)
でもそれも彼女の作戦のひとつかもしれないのに、ジョンはシャーロックとアイリーンを二人きりにしましたね。発電所での会見以降、ジョンの中で何が変わったのかよくわからないですけど、この微笑には、アイリーンがシャーロックのことを深く理解しているのだと、彼が既に認めていたという意味もあるのかもしれませんね。

るあるあさんのおっしゃる通り、ジョンの気持ちはすごく複雑だと思います。最終的には、「自分の心配はともかくとして、シャーロックがアイリーンと会えてうれしいのならそれでいい」と思ったのかもしれませんね。
どんでん返しがあって、シャーロックが恋をしていたのかどうかは結局わからずじまいになってしまいましたが、友人のために怒りをあらわにしたジョンも、最後には自分を押し付けなかったジョンも、とても素敵だったなあ、と思います。



こちらこそありがとうございます! - るあるあ - 2012年11月26日 03:07:45

ナツミさん、こんばんは!
こちらこそ、ご訪問ありがとうございました!
連動企画をあたたかく受け止めていただけて嬉しいです!
こちらの記事もご紹介いただき、本当にありがとうございます!!

ジョンの生足(笑)を見ていただけて、私も大満足です!
(ジョンのファンとしては、絶対外せないシーンだと思いますので!)

>そう、マーティンの真価は「冴えない格好をした時」に表れる!コメンタリーでボロクソ言われてた「バスカヴィル」のコートや、部屋で着るおじいちゃんっぽいセーターも、かっこいいかどうかでいったら微妙なんだけど、むしろそれが可愛い!と思います。

私もここで熱く握手をさせていただきたいです……!! 全く同感です!!
本当に「冴えない格好をした時」にこそ「可愛い」んですよね、マーティンは!!
あのコートもセーターも、私も大好きです!!(^^)

>アイリーン自身にもすこし心をゆるしたのではないかな、と思っています。

わかります! ジョンはアイリーンへの自分自身の感情はさておいて、
彼女のシャーロックへの思いは認めたというか、受け止めたんじゃないかなと思います。

>でもそれも彼女の作戦のひとつかもしれないのに、ジョンはシャーロックとアイリーンを
二人きりにしましたね。発電所での会見以降、ジョンの中で何が変わったのかよくわからないですけど、
この微笑には、アイリーンがシャーロックのことを深く理解しているのだと、
彼が既に認めていたという意味もあるのかもしれませんね。

発電所の会話は色々な意味で、両者にとって大きかったと思います。
アイリーンが”武装”を解いたのも、シャーロックへの感情だけでなく、
あの会話でジョンの思いの深さを実感して、ジョンのことも信用したからかもしれませんよね。
もちろん”作戦”の部分もあると思いますが、本当に”素”を見せていた部分もあると思います。
ジョンはそれを感じたから、そして、アイリーンのシャーロックへの思いと
シャーロックのアイリーンへの思いの両方を考えたから、二人きりにしてあげたのかもしれないと感じています。

そして、それはそのまま、

>最終的には、「自分の心配はともかくとして、シャーロックがアイリーンと会えてうれしいのなら
それでいい」と思ったのかもしれませんね。

とナツミさんがおっしゃっている思いにつながっていると思います。
自分の葛藤を乗り越えて、ジョンは「シャーロックがアイリーンと会えて嬉しい」ことを尊重し、
大切にしようと決めたのだと思います。

>シャーロックが恋をしていたのかどうかは結局わからずじまいになってしまいましたが、
友人のために怒りをあらわにしたジョンも、最後には自分を押し付けなかったジョンも、
とても素敵だったなあ、と思います。

全く同感です! 私も、シャーロックのために本気で怒ったジョンも、
最後にシャーロックの思いを推し量って、何も言わずにアイリーンの携帯を渡したジョンも、
本当に素敵だったと思います!!

言うべきことは言うけれど、自分の感情を押し付けないのがジョンの素敵なところで、
シャーロックはそこに惹かれていて、そして、支えられているような気がしています。

(シャーロックが恋をしていたかどうかですが、私の印象としては、
「やはり”Sherlock in love”ではなく、”Sherlock with love”だった」と感じています。
でも、ここは人それぞれの感じ方があるところなので、あくまでも一つの解釈ということで……)

in loveかwith loveか - ナツミ - 2012年11月26日 07:03:09

るあるあ様

>言うべきことは言うけれど、自分の感情を押し付けないのがジョンの素敵なところで、
シャーロックはそこに惹かれていて、そして、支えられているような気がしています。

ほんとですね。だからこそ、ジョンが本当に怒ったり感情を見せるとき、シャーロックは深く受け止めていますよね(たぶん)。
話はそれますが、ソシオパスというけれど、シャーロックのジョンへの対応もすごく思いやり深いなあと思うときがあります。A Study in pinkのラストシーンでは、発砲したことを無表情に告白するジョンを痛ましそうな顔で見ていましたよね。あれだけは、12歳の子どもでも見せびらかし屋でもない、保護者として人をいとおしむ表情だったと思うのです。あの時、ジョンの誠実さも病的な部分も受け容れていこうと思ったのかもしれません。(多分本人にそんなご大層な決意はないと思いますが、そう直感したんじゃないかな。これも人それぞれの感じ方があるところですね。あくまでひとつの解釈ということで、お願いします。)

さて、そんなシャーロックはにwith love だったのか、in love だったのか。これはおそらく永遠の謎となるんでしょうね。原作でもどんな気持ちでアイリーンの写真を持っていたかは、謎のままですから。(その点をこのドラマのスタッフが尊重してくれたのは、とてもうれしいです。)
私としては、ジョンとの友情を得て何かの回線がつながったシャーロックですから、さらにジョンやハドソンさんへの愛とはまた違う、ひとりの女性への愛を知ったというのもアリかなと思います。
ただ、それは熱愛とか、一生かけて一人の女性を想い続けていくとかではなく、とても淡い想いで、ホームズの写真同様引き出しの中にずっとしまわれていくのではないでしょうか。シャーロックとアイリーンという二つの孤独な魂にとって、それが優しい記憶であったらいい、今は明日死んでもおかしくないような人生を送っている二人ですが、ちゃんと歳をとって、出会いを懐かしく思い出し、あの時あのひとと出会ったおかげでより良い人生が送れたと思って欲しいと思います。

長々と失礼しましたm(_ _)m - るあるあ - 2012年11月27日 01:38:24

ナツミさん、こんばんは! 何度も申し訳ありませんm(_ _)m
もう終わるつもりだったのですが、コメントを拝見して、書かずにいられなくなってしまいました。

>あの時、ジョンの誠実さも病的な部分も受け容れていこうと思ったのかもしれません。

「なるほど!!」と思いました! 私は違う方に思いが向いていて、気づいてなかったので、
そうか、そういうところもあるんだと、目を開かせてもらえました(^^)
上手く言えないのですが、ジョンの勇敢さは病的な部分と表裏一体であることを
シャーロックがあの時に察して、そんなところも含めて、ジョンこそが自分の相棒となりえる人だと
彼の中ではっきり認めたのかもしれませんね。

>原作でもどんな気持ちでアイリーンの写真を持っていたかは、謎のままですから。
(その点をこのドラマのスタッフが尊重してくれたのは、とてもうれしいです。)

ここ、すごく共感しました! 私も、原作同様に”永遠の謎”にしてくれたのがとても嬉しかったです!
”in love”にしても、”with love”にしても、この”love”をどう捉えるか、
明確な答えを示さずにいてくれたおかげで、「ベルグレービア」がとても余韻の深い作品になったと感じます。

>ジョンとの友情を得て何かの回線がつながったシャーロックですから、
さらにジョンやハドソンさんへの愛とはまた違う、
ひとりの女性への愛を知ったというのもアリかなと思います。
ただ、それは熱愛とか、一生かけて一人の女性を想い続けていくとかではなく、とても淡い想いで、
ホームズの写真同様引き出しの中にずっとしまわれていくのではないでしょうか。

ここも同感です!! 私が特に共感するのが
「熱愛とか、一生かけて一人の女性を想い続けていくとかではなく、とても淡い想い」というところです。
私も「ボヘミアの醜聞」を読んだ時からずっと、恋い慕う感情とは別物のように感じていました。

一人の女性を「特別な存在」だとシャーロックがみなしたこと自体が、シャーロックの人生と彼自身にとって、
とてもとても大きなことだったような気がします。
だから、”消去”せずに、引き出しの中と記憶の奥にそっとしまっておくのでしょうね。

>シャーロックとアイリーンという二つの孤独な魂にとって、それが優しい記憶であったらいい、
今は明日死んでもおかしくないような人生を送っている二人ですが、ちゃんと歳をとって、
出会いを懐かしく思い出し、あの時あのひとと出会ったおかげでより良い人生が送れたと思って欲しいと思います。

そして、ここで涙ぐんでしまいました。私も本当にそうであって欲しいと思います……!!
コメンタリで「ワイルダー版は悲しい思い出だったけど、僕らのバージョンは違う」と
モファットさんが語っていた思いと、ナツミさんがおっしゃっている思いが重なって、胸が熱くなりました。

シャーロックとアイリーンは、”同じ物を見ることができる”存在という意味で、
唯一の”同志”だったように思えます。ジョンとは違った意味を持つ相手ですよね。
二度と会うことはかなわなくても、そんな相手と出会えたことは、
彼らの人生の中で消えることのない、”優しい、あたたかい思い出”であり続けるだろうと思います。

コメント欄で長々と語ってしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m 
でも、こうして意見交換できたおかげで、自分がぼんやり思っていたことが
形になってきた感じがあります。色々語り合える楽しさを感じています(^^)
ありがとうございました!!

何となく、ジョンとアイリーンのこととか、記事に書いてみたくなってきました(^^;
もし実際に記事になったとしたら、間違いなくこの会話がきっかけなので(笑)、
その時はあたたかく見ていただけたら嬉しいです(^^;
ではでは、また他の記事でもお邪魔させていただきますね!(^^)

すみません、止まらない・・・! - ナツミ - 2012年11月27日 07:27:31

るあるあ様

こちらこそすみません!
コメント欄で本文よりも熱く語ってしまうのは私の悪い癖で…!
るあるあさんもおっしゃっていますが、ご意見をうかがうことで、自分の考えも引き出されていくのでしょうね。これからも、「連動企画」させていただけたら嬉しく思います!

いただいたコメントを読むと、また何か書きたくなってしまいます。
「病的な部分」なんて書いてしまいましたが、シャーロックやジム、アイリーンから見たら、人はみんな病理のかたまりなのでしょうね。
私はごく一般的と言うか、彼らのいうところのpeopleの目線の持ち主なのではないかな、と思いますが、人間に光と闇の部分があるとしたら、"SHERLOCK"の登場人物はみんな闇の部分でひかれあってつながっていくような気がします。

シャーロックとジョンの絆がほかの人と違うとしたら、ジョンの持っている闇、そして「自らは光れないけど、光を伝えることができる」性質(in バスカヴィル)が、なにかシャーロックに化学作用を起こすのかもしれません。ただの暴言だと思ってましたけど、意外とシャーロックは大真面目に言ってたのかもしれないですね。ジョンがいることで、シャーロックは自らに光を見出せるのかもしれません。いや、ただの暴言かもしれませんけど(どっちだ)。

なんて、また語ってしまうときりがないですね。続きはまたいずれどこかで…!
ジョンとアイリーンの記事、もし書いていただけたらうれしいです。
アイリーンがシャーロックと「同志」ということは、ジョンに対して感じることも似ているのでしょうか。
コメント欄に長々とお邪魔してしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!

トラックバック

まっとめBLOG速報 - 2012年11月22日 00:53

まとめ【シャーロックのガウン】

Anyway,speaking of silk purses…「ところで、『絹の財布』といえば……」シーズン1の3話、番組中でコ

URL :

プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

メールはこちらへ

Twitter
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
索引
このブログで考察した「元ネタ」を、ドラマの時系列に沿って探すための索引サイトです。 順次更新致します。 「21世紀探偵・ブリキの文書箱」
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
blog mura
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。