最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
→「コメントをくださる方へ
「あの場面の元ネタは?」という時はこちらへ
記事索引「ブリキの文書箱

バッキンガム宮殿で

全裸でバッキンガム宮殿に通されると言う快挙(?)を成し遂げたシャーロックと、拉致られ歴も極まってついに空にまで進出したジョン。第3シーズンではぜひ海を越えていただきたい。

原作でもホームズは宮殿に招かれています(全裸じゃないですよ!多分!)。
第1シーズン第3話のモチーフの一つにもなった、「ブルース・パティントン設計書」事件の報酬を受け取るためです。

数週間後になって、ホームズがウィンザー宮殿で一日をすごしたことを、私は偶然知った。
帰ったときはすばらしいエメラルドのネクタイ・ピンを飾っていた。買ったのかと聞いたら、ある祝福すべき貴婦人から、幸運にもちょっとしたご用をうまく果したお礼に贈られたのだと答えるだけだった。だが私にはその貴婦人の尊い名は推測できた。このエメラルドのピンが、ブルース・パティントン設計書事件の時のホームズの功績を永遠に表彰するものであることをすこしも疑わないのである。(延原謙訳)


「その貴婦人の尊い名」がピンとこない日本人のために、我らが延原先生、訳注をつけてくださってます。当時英国を統治していたヴィクトリア女王です。
……「宮殿に招かれた」と言っても、片やエメラルドのピンを賜り、片や灰皿を盗んでくるとは、一口に「元ネタ」と言ってしまっていいのか悪いのか。

また、ジョンの方は

「そしてこちらがドクター・ワトスンですね?元、第五ノーザンバーランド・フュージリア連隊(The Fifth Northumberland Fusiliers)の」 (拙訳)


と聞かれていますが、この連隊は第一作「緋色の研究」のまさに冒頭に出てきますね。

一八七八年にロンドン大学で医学博士の学位をとった私は 軍医としての必須科目をおさめるため、ひきつづきネットリの陸軍病院へと進んだ。そしてそこで修行を終了してから、順調に第五ノーサンバランド・フュージリア連隊付の軍医補に任命されたのである。(延原謙訳)


「ロイヤル・フュージリア連隊」の公式サイトはこちら。日本語wikiはこちら
私のように軍事関係の知識に疎い者にもわかりやすく書かれています。
それにしても、原作の時代から現代までずーっと続いているんですよね。全く同じ隊名が通用してしまうということに、なんだか圧倒されてしまいます。
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

全裸ですって?あ、いえ、それ以外にも書きたいことがありまして... - RM - 2012年05月05日 20:49:30

わお、シャーロックが全裸で?バスタオルでからだを包んだシャーロックの画像をネットで見ますが、あれでしょうか!いや、あれは221Bの中だったかしら?

ノーザンバーランド・フュージリア連隊というのは、耳からは(多分)きいているのですが、部隊名だったのですね。というのは、最近 "The Secret of Sherlock Holmes" の録音をきいていて、なんかそれらしいことをジェレミーが言うのですが、聞き慣れない長い単語としか認識していなかったのです。現在まで続いているというところに歴史を、公式サイトがあるというところに現代性を感じ、さらに装備のページなどをみると、従軍というのが物語の中だけではないことを再認識します。

前の記事で触れていらした看護兵のマーレイ君の名前も、"The Secret of Sherlock Holmes" で(多分)きいているのですが、こちらも「なんかわからないけど、人の名前ね」という感じできいていたので、素性がわかってうれしいです。


さて、ブログの本題からははなれますが、今日はナツミさんのブログを読んでいらっしゃる方にご報告があります。ナツミさんはすでに私のブログでお読みになってコメントまでくださいましたが、こちらの皆様方にも申し上げます。

英国グラナダテレビが制作したテレビシリーズでホームズを演じたジェレミー・ブレットは、ホームズの演技で生前何の賞もうけませんでした。そこで、ジェレミーにBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)賞を贈ってほしい、とBAFTAに請願する活動が2010年春にはじまり、世界中から署名が集められました。私のブログでも随時ご紹介していたのですが、ナツミさんにもこの署名活動について、こちらのブログで紹介していただきました。署名簿は昨年末にBAFTAへ提出されました。

しかしイギリス時間の5月1日にこの活動の事務局から発表があり、今回の請願についての討議がBAFTAで行われ、すでにこの世を去った人には賞を贈らないという方針に今回も従うと決定したそうです。本当に残念ですが、でも、この活動は決して無駄ではなかったと思います。世界中のジェレミーのファン、友人、シャーロッキアン、演劇人、著述家などが、あらためてジェレミーとジェレミーがのこしたものへの敬愛と感謝で、気持ちを一つにしたと感じています。こちらを通じて署名をしてくださった方々、そしてナツミさんに心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました - ナツミ - 2012年05月06日 17:36:13

こちらのブログにも、お知らせをありがとうございました。
RMさんのブログにも書きこませていただいたのですが、ジェレミーのホームズが本当にさまざまな人から愛されているという事実に、改めて驚かされました。

「伝説のホームズ」ではなく、現在進行形で愛されている彼のために、今後も何らかのアクションが続いていくと思います。そこには、SHERLOCKを含めた後発作品を通して、ジェレミーを好きになった人々の手が重なっていくはずです。そうしてずっと続いていく愛情の連鎖のようなものが、とても美しいと思います。

RMさんに紹介していただいたおかげで、微力ではありますがその環の一つとして、活動に関わらせていただくことができて嬉しいです。こちらこそ、ありがとうございました。
もし、このブログでの呼びかけ記事を見て署名してくださった人がいらっしゃったら、私からもお礼を言わせてください。ありがとうございました。

そう、シーズン2ではシャーロックのセクシー(?)ショットがありますよ!
どうぞご期待なさってください。
マーレイくんは、このサイトで挿絵を見ることができますね。

Camden House The Complete Sherlock Holmes
http://www.ignisart.com/camdenhouse/canon/stud-101.htm

「緋色の研究」本文では馬の背に乗せて助け出したことになっているのに、挿絵ではなぜかおんぶでワトスン救出。男らしい・・・!




羊・・似てる(爆笑) - だい - 2012年05月09日 22:13:43

シーツにグルグル巻きのシャーロック!セクシーショット?!シーズン2楽しみです。いつ放送されるのかな〜。

マーレイ君って、誰だろう?って謎だったのでスッキリしました。

ジョンのブログも一応バスカビルの犬まで読んだのですが、なんたって辞書と格闘しながらなのでナツミさんのブログを見て確認しているような状態です。細かいところが分かって楽しい〜!

- らいかみんぐ - 2012年05月10日 05:59:47

しばらくご無沙汰しておりましたー。そしたらもう記事がこんなに!
あわてすぎて何を書いていいのやら、いつもにまして混乱しております。

ジェレミー氏に関してのBAFTA決定は残念です。ホントに残念です。グラナダ版を見返すたびに、その偉大さに敬服してしまいます。
でもこれからもチャンスはあるはず。何よりもこうやっていつまでも愛され続けていることが、一番の勲章ではないかとも思います。私も超微力ながら、応援させていただいております。never give upで!

あ、だいさん。おひさしぶりです。
私もナツミさんのブログで、一所懸命こたえあわせさせていただいています。
ミステリを考える以前に、まず英語というミステリを解読せねばならないのが、もうツライやらウレシイやら。二重三重に疑問符がわいてくるので、とっくりじっくり楽しめます。

日本でのシャーロック2放映(&シリーズ1再放映)は夏になるみたいですよ。
ようやく1のDVDも日本発売となるそうです(角川)
驚き泣き笑い、その他ポイント満載ですんで、ぜひご覧あれ(って私が番宣してどうする)

ああ、前記事でナツミさんに教えていただいた鞭の種類とか、水力と流体力学とか、あれこれ頭にひっかかりっぱなしで、どうしていいのやら。ともあれちょっとお茶でも入れて、気を鎮めて参ります。あわわ。

- だい - 2012年05月10日 11:51:29

らいかみんぐさん。こちらこそお久しぶりです。
お互い、答え合わせ(笑)が楽しみですね。

シャーロック情報ありがとうございます(番宣までしていただいて・・)。夏か〜もうすぐですね、楽しみだ〜!
・・そして、英語の解読も・・・。

セクシーとはなにか… - ナツミ - 2012年05月12日 17:48:06

だいさん、いらっしゃいませ♪

そういえばマーレイ君、原作ではあれっきりなんですよね。
彼がいなければワトスンが生還することも、ホームズに出会うこともなかったと思うと、我々の大恩人なのに!

マーレイくんについては、役職の翻訳も「看護兵」だったり「伝令」だったり、ばらばらなことに気がつきました…どっちなんだろう?(原文はmy orderlyです)どちらにしても、ワトスンの補佐的なことをしていたのかな?
そしてどうみても挿絵に馬がいないことと、ワトスンの足の下がり方がおんぶにしては変なので、マーレイがワトスンを乗せた"a pack-horse"は本当に馬なのか、「しょいこ」的な道具ではないのかと、ここのところ悩んでいます…はっ、すみません、話がすっかり横道に!
いずれにしても、生きてイギリスに帰っていて欲しいなあと思います。きっとワトスンと仲良くなっていたはず。
現代版では無事退役して奥さんもいて、ジョンとも気さくに話す仲ですね。現代版スタッフの中にも、生きていて欲しいなあと考えた人がいたんだろうな、と思うとちょっと嬉しいです。

そして、これはらいかみんぐさんにも声を大にして申し上げたいのですが、私のブログで、「答え合わせ」などめっそうもない…!なんたってpack-horseひとつで大騒ぎですから!
1人でひっそり間違っているよりも、表に出したほうが誰かが間違いを教えてくれるかも…という、他力本願と言うか開き直りに近いブログですので、話半分に読んでやっていただければと思います!

安易に「セクシーショット」などと書いてしまいましたが、単に「着衣の量が少ない」という意味ではそういう場面はあるのですが、セクシーと感じるかどうかは人それぞれなような気がしてきました…(少なくとも、私には今RMさんがブログの新着記事に挙げてくださっているジェレミーの寝起き姿の方がセクシーかな…)
名場面であることは間違いないので、どうぞお楽しみに!

日本の夏、シャーロックの夏 - ナツミ - 2012年05月12日 18:55:44

らいかみんぐさん、日本での放映&DVD情報をありがとうございました!
SHERLOCK、すっかり日本の夏の風物詩に?楽しみですね~!
そして私は今年も、陋屋にBSアンテナを取り付けようか悩む羽目に・・・

ジェレミーのBAFTAは本当に残念でした。
でも、アメリカでも現代版ホームズが作られるということですし、広い意味での「グラナダホームズ」再評価はむしろこれからだと思います。その起爆剤として、とても意義のある活動だったと思いますし、何よりもらいかみんぐさんのおっしゃるように、「愛され続けているという勲章」を彼が持っていることを再確認させてくれました。
小さな応援ではありますが、私もNever give upでいこうと思います!

枝葉の部分に興味が湧いてしまうのは、らいかみんぐさんも私と同じようですね…(言いっぱなしの私と違い、らいかみんぐさんは深めていかれるのがすごいところですが!)
「鞭」を調べるとなぜか乗馬や狩猟よりも情報がいっぱい出てくる「愉しむための責め」に関しては、ある人物を語るのに避けて通れないので、後日触れなければと思います(FC2大丈夫かなあ…)。

「水力学」は、「技師の親指」では犯人の動機に関わるポイントですが、それだけでなく、止血手当を自分で行ったハザリー氏をワトスンが「あなたは外科医になるべきでしたね」と褒め、ハザリー氏が「水力学の問題ですよ」と返す場面があるんですよね。ホームズ以外の人物とワトスンの会話は珍しいので、ワトスン好きの私としてはついつい気になってしまいます。
超がつくほどの文系人間の私でも、「止血するには圧迫」くらいは経験的に知ってはいるものの、こうなると「水力学上の視点」が知りたくなるのは人情…ですね。こうしてブログの更新はどんどん遅れていきます(←ダメじゃん!)

Sherlock放映日程 - らいかみんぐ - 2012年05月29日 07:05:41

記事とは無関係のコメントでごめんなさい。
ご周知のこととは思いつつ、Sherlock1再放送&2放映が決まりましたね。

NHK BS 7/16~18 21:00- 3夜連続でS1再放送
同じく7/22~ 3週連続日曜21:00- S2放映

あのセリフとか、このセリフとか、どんな訳になっているんだろうと楽しみにしています。
ナツミさん、BSプロブレムは継続中ですか? うーん、拙宅の電波を念力でお送りできないかしらん。と~ど~け~~~。

念波でBSが受信できたら! - ナツミ - 2012年05月29日 07:21:39

らいかみんぐさん、もしかしたらリアルタイムでおはようございます!
(こんなに過疎ブログなのにツイッター並、もしくはシャーロックとジョンのブログのコメント欄並のチャット状態めずらしい!)

情報ありがとうございます!楽しみですね~!
後ほどトップの方にも書かせていただきますね。

BSプロブレム継続中です。先月実家の父に「マイケル・ペイリン東欧の旅」シリーズの録画を頼んだら半分も録れていなくて、危うく親子断絶状態に陥りそうになりました。SHERLOCKも、全部で6話となるとちょっとしたミッション・インポッシブルじゃないかと心配してます。

トラックバック

URL :

プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

ご閲覧やRSS登録ありがとうございます!まだ廃墟じゃありませんよ~!亀の歩みですが、過去の振り返りも含めてのんびり元ネタ探し続けていきたいと思います。

メールはこちらへ

Twitter
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
索引
このブログで考察した「元ネタ」を、ドラマの時系列に沿って探すための索引サイトです。 順次更新致します。 「21世紀探偵・ブリキの文書箱」
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
blog mura