最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
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オタクの伝道者?

ある日、3人の青年たちがベーカー街にやってきました。

その中の一人、クリス・メラスは、「クラティデス」という漫画のファンサイトのマスター。
「クラティディス」とは、対テロリスト組織に属するスーパーヒーローたちの冒険を描いた漫画。
(クリス曰く、『コミック』じゃなくて『グラフィック・ノベル』なんだそうです。)
ジョンにはありきたりのヒーロー漫画にしか見えませんが、彼らはこれをただの漫画だとは思っておらず、深いメッセージを感じ取っているようです。

シャーロックへの相談の内容は、この漫画の内容が次々と現実になっているということ。
ある日、クリスは漫画の登場人物が駅で持ち主のいない荷物を処分しているところを目撃。
また、別の場所で、他のキャラクターがひったくりにタックルしている現場も。
また後日、なんと、「クラティディス」のリーダーの姿の撮影にまで成功。そして、これらは全て、前もって漫画の中で起こっていたことだったのです。

元ネタは「ギリシャ語通訳(The Greek Interpreter)」。
Greek(ギリシャ語、ギリシャの)から一文字取るとGeek(オタク)になってしまうという、言葉遊びですね。

原作はマイクロフトが初登場する話ですが、現代版のこのお話に彼は関与していない模様。
原作との関連は、ほぼ地名・人名に限られていると言ってしまってよいと思います。

例によってネタバレ全開(すみません…)でまとめさせていただきますと、

<共通する人名>
メラス    (原作)依頼人            (現代版)依頼人
クラティディス(原作)被害者の兄妹の姓   (現代版)漫画の中の対テロリスト組織
ソフィ    (原作)被害者            (現代版)漫画の中のヒロインの一人
ラティマー  (原作)犯人の一人        (現代版)漫画の中のヒーローの一人
ケンプ    (原作)犯人の一人         (現代版)出版社の人間。メラスを騙して広告に利用
ダヴンポート (原作)犯人が新聞広告に使った名前(現代版)「クラティディス」のリーダー

棍棒     (原作)犯人がメラスを脅すのに利用(現代版)「クラティディス」のメンバーのコードネーム?

<共通する地名>
 
ワンズワース・コモン 
(原作)メラスが置き去りにされる(現代版)メラス、「空とぶ棍棒」がひったくりを捕らえるのを目撃

ベクナム       
(原作)犯人のアジトがある   (現代版)メラスがダヴンポートを撮影

シャフツバリー・アベニュー
(原作)目隠しされたメラスが馬車で通過
(現代版)メラス、シャーロック、ジョンが漫画の中のラティマーの活躍をなぞり、パフォーマンスをする


現代版のこの事件、全ては「クラティディス」の宣伝のために出版元によって仕組まれたことでした。
出版元に法的な過失はないものの、シャーロックとジョンは、企業が金のためにメラスをネットの笑い者に仕立て上げて、精神的に追い詰めたことに怒りを感じたのでしょう。二人がメラスを救った方法は、なんと忍者の格好をし、メラスにやっつけられること。
十分に野次馬をあつめたところで、メラスは出版元を告発します。
まさに「目には目を、歯には歯を」の痛快な仕返し。

それに比べると、原作では犯人に逃げられてしまい、被害者も助けられず、ちょっとがっかりな事件。

原作とほとんど類似点はないと書きましたが、タイトル・ロールのメラスさん、ある道のエキスパートで(原作のメラスは『ロンドン一のギリシャ語通訳』、現代版のメラスもかなりの人気サイトの管理人のよう)、その能力や影響力を悪人に利用されてしまう、という点は共通しています。

無事にことが収まった後、クリス・メラスはシャーロックの活躍の漫画化に乗り出すとのこと。
一方原作のメラスは、ホームズ兄弟に頼ったにも関わらず、酷い目に遭ってしまったので(私は、マイクロフトの打った手が余計だったんじゃないか?とず~っと思ってますが…)ワトスンの記録をギリシャ語に翻訳!→ギリシャでホームズ大人気!なんてことはなさそうですね……








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Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

『高名の依頼人』のこと書きましたが、6月24日までグラナダ版がGYAOで無料で観られるそうです。
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