最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
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スペシャルの元ネタを予想する

夏真っ盛りですね。今年も暑いです。
いい加減にS3元ネタ探しの一周目を終えなければ、と思いつつ、ちょろちょろ小出しに流れてくるクリスマススペシャル※の内容も気になる今日この頃。先日のThe independent紙ニュースサイトにも記事が載ってました。

Moffat shared a first look at the new episode in Comic Con last month, telling the audience that making it was "unbelievably thrilling".
先月のコミコンで、モファットは「信じられないほどスリリングな」新作の一部を初公開した。
"The main difference I would say, the only temperature change moving it to Victorian from Modern is ghost stories work better in the Victorian setting," he said.
「(通常版との)違いは、舞台が現代から幽霊譚が映えるヴィクトリア朝に移った、その温度差くらいかな。」と彼は語る。
"Doyle stories that are scary chillers we haven't done much. Victorian era gives us a chance to do a creepy one; a scary one."
「原作から、血も凍るような話はあまり取り上げてこなかった。ヴィクトリア朝ものは、不気味で怖い話をやるチャンスです。」


(※モファットさんは『クリスマスとは一言も言ってない。クリスマス……くらい?だ』というようなことをおっしゃっているようですが、ここでは希望的観測のもとにクリスマスということにしときます。大きく違ってしまったら後ほど修正しますね)

こちらはEntertainment WEEKLY誌

“Ghost stories work better in a Victorian setting,” Moffat teased.
Update: We’re told Moffat meant by this that the story is spooky, but does not involve ghosts per se.
(幽霊は出てくるのか、という質問に答えて)「幽霊譚をやるならヴィクトリア朝が舞台のほうがいいね」モファットはとぼけてみせた。
※これは「不気味な話ではあるものの、幽霊そのものは出てこない」という意味だそうだ。



「シャーロック・クロニクル」で発表されている第4シリーズのキーワードが"Ghosts"ですが、本物の幽霊というよりは、死んだはずのジムの復活を示唆しているのかしら。ほかにも「死んだはず」のキャラクターはいるので、まだまだ読めませんね。

とにかく、スペシャルは時代劇だからこそムードが出せるような怪奇譚らしい。コメント欄でさまざまなご教示を下さっている小説家の篠田真由美先生のブログ、「さて、怪奇趣味というのはどの作品を指すのか。皆さん予測してみませんか。」とあったので、私も予想してみたいと思います!("The Blind Banker"や"The Great Game"のように、メインとなる原作が一つじゃない可能性もあるんですが、まあ一つでも当たればいいやということで!)

他にもあったらご指摘いただくとして、今のところ分かっているヒントを整理すると

・今までで一番(?)スリリング
・不気味な話
・幽霊は出てこない


幽霊はともかく、スリリングで不気味な原作エピソード、となるとかなり多いなあ。
クリスマス、またはそれまでに放映という保証もないようなので、噂されていた『青いガーネット』路線もちょっと怪しくなってきました(1月に放映された"A Scandal in Belgravia""His Last Vow"にもクリスマスの場面はあったので、まだ可能性はありますけれど)。

そこで、個人的に『これは不気味だ』と思う原作エピソードを列挙してみます。(カッコ内は私の独断と偏見による『不気味ポイント』です。ネタバレにご注意ください!)
「緋色の研究」「バスカヴィル家の犬」のように、すでにメイン元ネタ(?)として取り上げられている話は除外しました。「花婿失踪事件」のように重複して元ネタになる作品もあるので、タイトルやメイントリックに使われていない作品は入れてます。

マスグレーヴ家の儀式(お屋敷や古文書の醸し出す不気味さ。19世紀設定の方が映えそう。)
オレンジの種五つ(個人的にはこの話が一番不気味だと思っていますが、実在する団体への配慮が必要ですね……)
ぶな屋敷 (田舎の孤立した世帯ならではの犯罪。ホームズはその閉鎖性を不気味に思っているようなので)
ボール箱(バラバラ殺人)
技師の親指(これも親指が切断されますが、不気味と言うより工場のスチームパンク的な魅力に期待かな)
ウィステリア荘(儀式が不気味ですが、今となっては差別的な描写になってしまうのかしら)
覆面の下宿人(視覚的なインパクト)
サセックスの吸血鬼(これが一番『怪奇譚』らしい気がする)
這う男(これもビジュアルがえぐい!)

番外:「まだらの紐」(これは現代版では無理があるせいか、本編ではちょこっと、あとはジョンのブログで語られただけでしたが、今回の設定ならできるのでは!不気味度は満点ですし!)

思いつくままに挙げてみましたが、正直まったく予想がつきません。
現時点で無理やり選ぶなら、「ボール箱」かしら。

「ボール箱」は原作では真夏のお話ですが、グラナダ版ではクリスマスの話。
最後に撮影されたエピソードで、ジェレミー・ブレットの遺作でもあります。オープニングでのオマージュっぷりから、制作陣はこのスペシャルを単なる企画ものでなく、過去の名作を「受け継ぐ」意志を表明する一作に育てたいのかもしれないなあ、と想像しました。
このお話の最後に出てくるホームズの台詞も、未来に目を向け、それを憂えているんですよね。

「これは何を意味するんだ、ワトスン君?」ホームズはその供述書を下において、おごそかに言った。
「この苦難と暴行と不安の循環は何の役をはたすのだ?何かの目的がなければならない。さもなくばこの世は偶然によって支配されることになる。そんなことは考えられない。では何の目的があるというのか?これは永遠の問題としてのこされる。人知のおよぶところではない」



ホームズの問いかけに対する、未来からの回答として「現代版ホームズ」の存在があるとしたら、ジェレミーホームズも嬉しいかなあ、と。
すみません、お盆だからなのか暑さのせいなのか、自分でも何言ってるんだかよくわかりません。

篠田先生は「這う男」を推していらっしゃいますね。
皆さまはどう思われるでしょうか。

ちなみに舞台のヴィクトリア朝に合わせてシャーロックは紳士らしく、ジョンはお堅い感じに、とちょっとずつ社会に適合したキャラクターになっているようですが、基本的に彼らはいつもと変わらないらしいです。
上の方でもリンクしたAP NEWSによれば、ベネディクト・カンバーバッチはこの「ヴィクトリアン・シャーロック」がお気に入りで、毎シーズンやろうよ!と言っているみたい。オールバックのカンバーバッチが大好きな私としては、もう土下座してお願いしたいです。

(原作のタイトルと本文引用は延原謙訳。
ニュース記事は拙訳です。ちょっと難しく感じたので、間違いがあったらどうかご教示ください。)
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プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスンがより好きです。

2017年エイプリル・フールお片付けしました。お付き合いありがとうございました!片付けきれてないところがあったらお知らせいただければありがたいです。

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