最初の挨拶
パンダとジョン

BBC制作、現代版シャーロック・ホームズのドラマ「SHERLOCK」ファンのブログです。
①正典/聖典(原作)と比較しながらドラマを観て、元ネタ探し
②ドラマでまだ出てこない原作の事件は、SHERLOCKだとどんな話になるのかな?と妄想する

…を一人で(主にトイレとかお風呂で)楽しんでいたのですが、
さまざまな方にご意見をいただけたら楽しいだろうなあ、と思って始めました。
ネタバレ満載ですのでお気をつけください!
★原作の文章を引用する際、主に新潮文庫版(延原謙・訳)を参考にさせていただいております。
★全ての記事は、推測やこじつけを基にしており、たまに妄想も入っております。ご了承の上ご利用ください。
★このサイト及び記事へのリンクは、どうぞご自由になさってください。
【お願い】 ★記事における間違いは、できる限り修正したいと考えております。お気づきの点がありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。
★コメントを歓迎しております。初めてコメントくださる方は、こちらの記事をご一読いただければ幸いです。
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「あの場面の元ネタは?」という時はこちらへ
記事索引「ブリキの文書箱

Break up

お久しぶりです。ま、まだ生き物はここにいるんだろうか……
サボり過ぎてFC2の管理画面にすら拒否られ、パスワード思い出すのにだいぶ苦労したナツミです。最低。
記事も更新できてなければ年賀状もできていない体たらくですが、誰にも望まれていないことはきっちりやるという主義だけは守っていきたい。それが筋を通すということではないでしょうか。それが漢の生き様。

偉そうに言ったそばから弱音を吐くのもアレなんですけど、今年は笑えない感じに多忙だったんですよ!年末は体調崩しっぱなしだったし!まあ休みぜんぶ使ってイギリス行ったり、ゴリゴリ遊んでたことも否めないですけど!

そんな一年で得た教訓は、「困ったときは人に頼る」
本当に、周りの人に色々頼ってなんとかしてもらった一年でした。
家族に、友達にありがとう!
上司に、先輩に、同僚に、後輩に、みんなにありがとう!
迷惑ついでにもう一つお願いします!
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「……なに、この封筒」
「何も言わずに一枚取ってください」
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「それ、塗っといてください。できれば12月23日までに」
「だから何、これ」
「まあ、大人の塗り絵だと思っていただければ」

再現
「何なのこれ、仕事?」
「ある意味今年最後の大仕事です」

このブログに来てくださるほどの物……SHERLOCK好きな方はお気づきかと思いますが、元はコレです、コレ。
コメント欄でカミーノさんに教えていただいて、新宿紀伊國屋書店にて購入致しました。
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今回使ったページ以外も面白かったですよ。マイパレ法廷で無数の女性に取り囲まれるシャーロック塗り絵(見開き)とか。
「塗り甲斐」という未知の価値観でシーンを選んでる感じが最高です。
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台紙に貼って……
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並べ直せるように番号をふっておきます。今気づいたけどAの19って何だよ。いい加減だな、我ながら。
線に沿って切り取ったピースをたまたま近くにいた皆さんに配布します。ほんとすみません。

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さて、着々とピースが帰ってきました。
忙しい時期に無理やりやらせといて評価するのも傲慢かとは思いますが、塗り方に個性が出て面白い。

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この人はたぶん北斎的な何かだと思ってる。
正解:おっさんの髪 です

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虹がかかってる!ソシオパスの中に虹を見出す……美しいですね

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お前だけはこの絵が人間だとわかったはずなのに、なぜあえて緑を選ぶ。

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この人は細かいとこまで丁寧に塗ってくれてますね。季節感もある!

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子どもに塗らせたな


なんだかんだで、全部並べた結果がこちらになります





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おお、アート!!



………なのか??

毎年ビミョーな出来のクリスマス工作ですが、人に頼ってもやっぱりビミョーでした。(一ピースずつはかなり凝ってるので、プロデューサーが悪いんですけど)
とりあえず、華やかではあるかもしれない……

あと、よく見ると左下あたりに塗ってない部分があるんですけど、そこらへんが私の管理能力の限界ということです。(もはや、配り忘れたのか忘れられたのかすらわからない)
……来年は、もう少し何とかしたいです、色々と。
リアル友人・同僚の皆様、本当にお世話になりました。巻き込んでごめん……
それからもちろん、こんなザマだというのに見に来てくださって、最後まで読んでくださったあなた様にジャンピング土下座でございます……

【過去のクリスマス工作】
お菓子の家
スノードーム
痛チョコ

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ワイルダー版あれこれ

お久しぶりです。『忌まわしき花嫁』に関してはエイプリルフールでやりきった気がしていたのですが、実際は何もやっていないという恐ろしい事実に気づいた、21世紀探偵です。
とりあえずやっとワイルダー版の『シャーロック・ホームズの冒険(The Private life of Sherlock Holmes)』を観ました!
以下、映画のネタバレがありますので、未見の方はお気をつけください。

中学生くらいの時、深夜の放映で観て以来です。子ども特有の妙な潔癖さで「ワトスンがアホみたいだった」のが辛くて(思春期の女の子にとっては、ゲイネタの扱われ方もイヤだったんでしょう。制作当時に比べて、同性愛に対する社会の認識は多少変わってたと思います)、大人になってからもなんとな~く観てなかったんです。
ワトソニアンに優しいグラナダ版が当時既にあったので、依存に近い形で満足しちゃってたんですね。

現代版の直接の元ネタという知識はあったので「いつか観なくては」と思ってたのですが、向上心、というか良い意味でのオタク気質が全く無い私は「勉強のために観る」のはなんとなく気が進まず、のらりくらりと先延ばしにしておりました。
他のワイルダー作品は何本も見ていて、とても好きなのですが(『ホームズ』に前後して『失われた週末』が放映されて、そちらは子どもなりに楽しく観られたのをよく覚えてます)。

しかし、今更ですがこの映画、面白い!ワトスンはギャーギャーうるさいし、長回しのギャグは時にくどいんですが、登場人物全員が、どことなくチャーミング。
『SHERLOCK』に馴染んだ後で観ると、ホームズ&ワトスンの喋り方とか間の取り方がそっくりだし、何より『原作の小ネタをえげつないほど詰める」という手法が同じ。

トラウマ克服した!これはこれで、イイ!
2回、3回と観て気づくことも多いと思うのですが、とりあえず初見で「これは!」と思った『SHERLOCK』との関連をランダムに挙げてみます。原作ネタは多すぎるのでカッツ・アイで!
先日BSプレミアムで放送があって、もう色々な方がやっていらっしゃるので、ネタがかぶってたら申し訳ありません……

早川書房のトークショーで日暮雅通先生がご指摘なさっていた通り、『忌まわしき花嫁』のオープニングは初めのカットこそグラナダ版ですが、残りはほぼほぼワイルダー版なんですね!
『ストランド・マガジン』も出てくるし(こちらは季節柄『青いガーネット』ではなく『赤髪組合』)、ハドスンさんとのやりとりやワトスンの作品批判は、まんまワイルダー版のパロなんですね。

・ホームズの煙草の灰研究に対して、ハドスン夫人が『泣くほど需要がある』と皮肉るところは『The Empty Hearse』でほとんど同じ台詞が使われてたと思います。

・事件がないとイライラしてしまうホームズ、自分の脳を「スピードを抑制されたレーシングエンジン」に例えますが、これは原作の『ウィステリア荘』と同じ。現代版(『The Hounds of Baskerville』)では、「発射台に括りつけられたロケットのエンジン」。ちょっと進化してる(技術的には)。

・ロシア人の若いバレリーナたちに囲まれて、鼻の下を伸ばすワトスン、言葉が通じないのをいいことに(どう観てもそこそこ通じてますが)セクハラ連発、からのゲイ疑惑。(ここらへんの同性愛者の扱いやら麻薬描写やらで、もう地上波で放映できないんだろうなあ……)
『忌まわしき花嫁』のワトスンの手話が通じないくだりで、この場面を思い出したのですが、関係ないにしてもよく覚えてたな、私!家庭用ビデオも無かった時代、ホームズ映画って、夜頑張って起きててテレビで観るしかなかったのですが、残ってるかすかな記憶がこの場面とネス湖とラメテブ教(←映画違う)。
バレエ団の団長さんがなかなかいいキャラなんですが、『The Hound of Baskervilles』というタイトルを"Big dog from Baskerville”と言い間違えるネタは、『忌まわしき花嫁』でホームズに踏襲されましたね。間違えたというよりどうでもいいんだろうけど、"The dog one"って、更にひどくなってるぞ。

・その後、ワトスンがホームズの恋愛遍歴を詰問する場面も、『忌まわしき花嫁』に引用されてるのですが、こればっかりはワイルダー版ワトスンに同情する、というかこっちの方が自然な流れ……(なのにホームズがキレるのが理不尽でイヤだったんだよな~、イタいわ~、自らの幼いトラウマをたぐる作業つらいわ~)

・マイクロフトの健康をワトスンが気遣うところも、『忌まわしき花嫁』にありますね。マイクロフトが一蹴する理由は真逆ですが……
クリストファー・リーのマイクロフト、かっこいい。ディオゲネスクラブが政府に絡んでいそうなところも、何かとつっかかる弟と高圧的な兄の関係性も、現代版とほぼ同じ。
二人共、首から下げてる鎖を指で弄ってるんですね。無意識レベルで似てる、という演出も似てます。『SHERLOCK』では、ドアノッカーをまっすぐにせずには/直さずにはいられない、という神経質さが兄弟に共通でした。ワインにこだわりがあるのも、『The Empty Hearse』に出てきましたね。

・『忌まわしき花嫁』の墓暴き場面も、この映画からかな?二重底疑惑は『フランシス・カーファックス姫の失踪』からですね。

・霧の中にいる怪物をワトスンだけが見てしまうのは、『The Hounds of Baskerville』のラボの場面に似てる。ホームズはワトスンの妄想だと言いますが、現代版ではまさに『想像力の産物』だったわけで、この場面がトリック発想のヒントだったのかもしれませんね。

・捜査とはいえ、スコットランドの古城を自転車で巡って、外でお弁当なんてうらやましい。
『The Hounds of Baskerville』でも庭での食事シーンがあり、ジョンの機嫌を取ろうとしたシャーロックが「ソースかける?」と聞く場面がありましたが、こちらでは主人夫婦と従者、という設定なので、ホームズが「ソースとってくれ」と言うのが可笑しい。(あ、本人たち以外はラブラブ旅行だと思ってるのも、ひょっとしたら同じなのか?だとしたら、ヘンリーの家に泊まる設定じゃなかったのは、この場面がやりたかったから、もある?)
ワトスンの体を足場にしてホームズが高いところに登る場面も、現代版のどこかになかったっけ……(なかったらすみません。ガイ・リッチー版の元ネタもこの映画にわりとある気がするので、ごっちゃになってるかも)

・マイクロフトの計画が発覚するところは、アイリーンの絡み方や『あのお方』の存在も込みで、"A Scandal in Belgravia"の元ネタだったんだ……!こういうのは、粗筋を覚えていても実際に観ないとわからないものですね。
それにしても計画のこの顛末、子どもの頃ですら「何、これ……」って思った記憶があるんですが、1970年当時はイケてる展開だったんでしょうか……当時を知る方に、いつか聞いてみたいものです。

・これは余談ですが……
上の方にも書いた早川書房のイベントで、日暮先生が教えてくださった「このセットを製作者がネス湖に置いていってしまい、後に怪物に間違えられそうになった」というエピソードと、会場に溢れた「片付けろよ」という無言のツッコミを、私はきっと長く忘れない。
【追記:2016.5.7】「置いていった」というのは言葉足らずで、作品のwikiページによると、事故で落としてしまって回収不可能になったようです。(私の思い違いで、日暮先生は正確に教えてくださったと思います!申し訳ありません)

長くなると読みづらいので太字をやめますが、ここからも7日の追記です。
時系列通りに申し上げると、

1969年、制作チームが事故で怪物の模型を落としてしまった。

1975年、ネッシー探索の為にネス湖の調査を行ったボストンの応用科学アカデミー研究チームがネッシーを写したとする水中写真を公表し、世界的なニュースとなった。この写真の被写体が、撮影時に水没した模型だったのではないかとの説が唱えられ、大きな話題となった。(wikiより引用)

2016年、ネス湖の研究家たちとノルウェーの企業が、水中ロボットを用いてネス湖の動物の生態を調べていたところ、巨大な恐竜のような影を発見。形と大きさで、すぐにワイルダーの映画で使用された模型だとわかったそうです。(これは、以下にリンクした記事より。)みんな、1975年の件を覚えてたんでしょうね。(追記はここまでです)

BBC NEWS; Film's lost Nessie monster prop found in Loch Ness

多少時代を感じるところもあったのですが、とても楽しい映画でした。
前述したように、原作の小ネタが(『語られざる事件』も含めて)随所に詰め込まれているところ、クスッと笑えるエピソード満載の洒落たストーリー構成(Wikipediaによると、これでもコミカルな場面をだいぶ削ったんですね。The Private Life of~という原題は伊達じゃなかったのね)は、まさに『SHERLOCK』の前身だなあ。ホームズ、ワトスン、ハドスンさんのやりとりなんて、目をつぶって聞いたらSHERLOCKと間違えるかもしれないです(不注意な私なら)。

そんな素敵な作品を、私は長年「食わず嫌い」していたわけですが、多分子どもの私は、ワトスンが愚かに、ホームズが高圧的に描かれている、と思ってしまったからです(当時からワトスンのモンペだった)。
でも、いい歳になって鑑賞すると、いくらか行間が読めるというか、二人のちょっとした口調やしぐさに「何だかんだ言ってもお互いがいないとダメ」という空気が感じ取れるようになってるわけで。
本当にワトスンを軽視していたら、怒られそうな時隠れたりしないですよね。また、ホームズとイルゼも、心をゆるしあっていなければ、ああいう会話はしない。
本人たちにしかわからない友情や愛情の機微がしっかり描かれている、大人の映画なのだと思います。上手く言えないけど、そういう登場人物たちの呼吸みたいなものが、『SHERLOCK』に受け継がれている、最大のギフトじゃないでしょうか。

『SHERLOCK』のおかげでこの映画に再会できて、本当によかったと思います。自らの「子供の頃の視点」と「今の視点」を比べるのはくすぐったいものですが、「こんな風に考えてたんだ!」という驚きもありますね。
若い頃もっと映画観とけばよかったよ!若者のみんな、迷ったら観たほうがいいよ?脳内メモリに「ラメテブ教礼拝シーン」しかない大人になる前に!
それと私の場合、原作(聖典)はSHERLOCKより先に読んでいたわけですが、後発作品から過去に作られた作品に戻るのも楽しいものだなあ、という発見もありました。ソフトを貸してくださったお友達にも、御礼を言いたいです。

東京SHERLOCK巡り

『SHERLOCK~忌まわしき花嫁』、映画館での上映まで、あとひと月ほどになりました。
今回は映画ということで、これをきっかけにファン同士集まったり、いつもは行かない場所まで足を伸ばす方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、「映画のついでに楽しめるSHERLOCKっぽいスポット」という、汎用性ゼロの東京駅周辺ガイドを試みます。広告が出ちゃってるから手っ取り早く消そうなどという腹なんてないですよ!

CAFE1894
s-写真 2  s-写真 3

東京駅の丸の内南口から歩いて5分くらいです。
ちぃさんに教えていただいて、行ってみたいなあと思っていたのですが、いつ覗いても混んでる人気店。
先日友人が予約をしてくれて、やっと入店することができました。

三菱一号館の中にあります。リンク先で詳しく説明されていますが、三菱一号館は英国人のジョサイア・コンドルの設計による、クイーン・アン様式の建物です。この建物を皮切りに、周辺にロンドンのロンバード街に倣った赤煉瓦街が建設され、「一丁倫敦」と呼ばれているそうです。
s-写真 4

1894年とはライヘンバッハの滝で死んだと思われていたホームズが「帰還」した年。『忌まわしき花嫁』の時代設定は「ホームズが最も活躍した年」1895年なのですが、その前年にあたるわけですね。(関連記事:『ジョンのブログのカウンター』)
映画を楽しんだ帰りに、同じ時代に建てられた建物でお茶するというのも素敵じゃないでしょうか。
フィッシュ・アンド・チップスも美味しかったですよ。
s-写真 5

「正直、本場のフィッシュ・アンド・チップスはでかすぎて、油が辛くなってくる」という方には特におすすめです。
一口サイズでからっと揚がってて、さっぱりしてます。野菜の素揚げも一緒なのがうれしい。

「いや待て、一年ズレてるよね!?」というこだわり派のあなたにおすすめしたいアイテムがこちら!
(ジャパネットたかたの社長の声で)


ワインリッヒはドイツのチョコレート屋さんで、1895年創業。ゆえにパッケージに1895と大書きされているシリーズが多い!これ豆知識です!
「これね~、ホームズが最も活躍した年なんですよ(はあと)」
……日常生活の中で発言したらドン引きされかねない豆知識ですが、ついに堂々とこじつけられる時がやってきたようだな!(←そうか?)シャロ友へのプレゼントに是非!
どれも美味しいですが、「パッケージにでっかく1895と書かれてる」というニッチな需要に適合する中では、ウィスキーとかお酒が入ってるシリーズがホームズっぽいような気がします!

湯島天神横 ラクレットグリル


「ラクレット」というスイスのチーズ料理のお店。(kwoutで表示されてる『湯島ワンズラクレット』が一号店なのですが、訳あって今回は二号店の『湯島天神横ラクレットグリル』を推させていただきます)
「あー、ライヘンバッハね」と思われた方、ちょっと待って!住所に注目!
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よく見たらLがなかった……
なぜこのビルが「シャーロック・ホームズ」なのかは調べてもわかんなかったのですが、こういう物件に住むのがひそかな夢です。
友人が見つけてくれたのですが、お料理がおいしいです。色々なチーズと野菜がいただけますよ。
お腹いっぱいになったらすぐ隣の湯島天神に足を伸ばされてはいかがでしょうか。映画公開の頃は梅が綺麗だと思います。

これはおまけですが、東京駅で待ち時間ができてしまったら……


『インターメディアテク』
東京駅横、旧東京中央郵便局舎をリニューアルした「JPタワー」。「KITTE」というショッピングモールが入っているのですが、その2、3階にある博物館です。

この施設には、東京大学が明治10(1877)年の創学以来蓄積に蓄積を重ねてきた学術文化財が常設されています。展示に用いられているケースやキャビネットは、大方が教育研究の現場で使われていたものです。(公式サイト『御挨拶』より)



旧帝大時代から使われてきた棚やケースの、擦り切れたような木枠とくすんだガラス。
いくつもの動物の骨や剥製(シャーロック氏も納得の頭蓋骨の品揃え)、人体解剖模型鉱石標本、望遠鏡にタイプライター、ミイラや病気の症例写真、天皇家ゆかりの品々……
ここはどんなに混んでいても、古~い学校や病院の、人が寄り付かない部屋、という感じがします。
重厚さとおどろおどろしさ、ちょっとの胡散臭さが絶妙に配合され、かっこいいというかぶっ飛んでるというか(赤瀬川源平の大日本零円札がある、と言えばちょっと伝わるでしょうか……)、いわく言い難い魅力に溢れた場所です。
常設展だけでもだいぶ「濃い」のに入れ替え制の特別展もアリで、入場無料です。(閉館時間はKITTEより早いのでご注意を!)

KITTEは「レトロモダン」な建物も素敵ですが立地もよく、4階の旧・局長室(現在は展示室ですが、休憩用ベンチがあります)や屋上庭園から、東京駅周辺を見下ろすことができるのも気持ちいいですよ。夜景も綺麗。

神田の「カフェ・クリスティ」や八王子の「シャーロックホームズ」にももちろん行きたいのですが、シャーロキアン的にメジャーなところはあえて外してみました。やや外れ過ぎの感もありますが、ひとつでも「寄ってみようかな」と思っていただける場所があれば幸いです。
皆様の街にある「私だけのSHERLOCKっぽいスポット」もぜひ教えてくださいね。

ムビチケカードを痛チョコで作る

日本の『SHERLOCK』ファンの皆様、貢いでるかな~~~!?!?

ええ、私も買いましたとも、『SHERLOCK 忌まわしき花嫁』のチケット。
『グローバル・シネマ・イベント』っていうそうですね。いち早く上映してくれるのは本当に本当にありがたいんだけど、今まで通りテレビでも放送してくれるとうれしいなあ……もし今後ずっとこの形態のみなら、地方民かつ貧乏人の私はちょっと辛いわ。
まあDVDは買ってたんですけどそれはあくまで任意というか、基本的に月々のNHK受信料及びBS料金内の娯楽だと思いこんじゃってたので、な~んか美人局かまされた感じがするんですよ。ごめんな。ぶっちゃけ過ぎてごめんな。(焼酎を煽りながらジョンの背中を乱暴に叩く)
「最初から映画」の作品にはホイホイ金出すし近くでやってなきゃ諦めもつくのに、我ながら勝手なこと言ってるよな。
そもそも、何でもかんでも無料で手軽に見せろって思いすぎなのかもしれんなあ。BBCは英国人の税金で運営されてるわけだから、最初から外国人は多めにお金払うべきだったのかもしれませんね。有料でも外国で早く観られるように尽力してくださった方だって、きっといるんですよね。わかった、私も頑張って働く!頑張って休みもぎとる!
でも、有料でもいいからそのうちネット配信とかしてくれたらもっと嬉しい……「観られる選択肢」が多いのはいいことですよね。

しょっぱなから恨み節をかましてしまいましたが、映画館のスクリーンで観られるのは嬉しいです。アマゾンで買ったリージョン違いのDVDを、PCのちっちゃい画面で何度も再生した2010年。画面小さすぎてレストレード初登場場面でジョンと見分けられなかったあの日から5年半……でっかくなったな、ボーイズ。
映画館で観る楽しみのひとつとして、シャーロックとジョンのかっこいい写真の入ったムビチケカードも販売される!


わ~い、スペシャル感ある!群馬では売ってな……もういいか。

それにしても、この写真かっこいいですよね!既にこちらがヴィクトリアンバージョンに目が慣れたこともあるんでしょうが、二人とも衣装を着こなしてる!素敵。
そんなこんなで誰にも頼まれてないのになんとなく続けてるクリスマス工作、今年は「ムビチケカードをチョコで作る」編をお送りします。笑いをとれるほど下手でもないが褒めるほど巧くもない、安定のがっかりクオリティをお楽しみください。

いわゆる「痛チョコ」制作にはかねてから興味があったのですが、冬場の方が作りやすい、と聞いてたのです。
検索して作り方を調べてみると、

描きたい絵を反転させ、チョコで主線を描く→冷やす→ホワイトチョコに着色料を混ぜたもので色を載せる→冷やす→ホワイトチョコで全体に背景を載せる→冷やす



以上が基本的な手順で、裏返すと絵が現れる……ということらしい。
要するに、お絵描きソフトの要領でレイヤー(階層)を重ねていくわけね?冷やす=保存、なわけね?オッケー把握。

チョコで描くなら、まず写真を線画に起こしたほうがよさそうです。
絵心のある方は手描きでもいいのでしょうが、私にはないので、ペンで画像を写し取ります。
ここでクッキングシートを使う方が多いようですが、元が写真で写しづらいので、新品のクリアファイルを消毒して使用しました。

チョコ1

やってみてわかったのですが、画像のコントラストを強めに弄っておいたほうが、影とかつけやすかったのかもしれない。

チョコ3
こちらが材料と道具です。念のため、板のミルクチョコ(茶色い方)とホワイトチョコは2枚ずつ買ってみました。
板チョコは、スーパーに並んでいる中でその時一番安かったやつです。おいしかった(食うな)。
13㎝×15㎝ほどの作品を作るのに、ミルクチョコは1枚の半分ほどで済みました、ホワイトチョコは結局丸2枚必要でした。理由は後述します。
作った後で教えてもらったのですが、主線を描くにはミルクチョコよりブラックチョコの方がはっきり見えて良いそうです。

道具は竹串、つまようじ、まち針。順に 普通→細→極細のペン先と考えてください。
チョコを刻む包丁、まな板と、溶かすための容器も必要です。これがインク代わり。
あと、消しゴムツールとして綿棒があると便利!クリアファイルの上の細かいチョコ片をきれいに掃除できます。

写し取った絵を裏返して置きます。最終的に絵が見える面のチョコが平らになるように、マスキングテープでパットに固定しました。

チョコ2
刻んだミルクチョコを湯せんにかけ、とがったものにつけて線の上に置いていく。
こ~れ~が~、かなり根気の要る作業です!インクみたいにするっと描けるわけじゃないので、地道にちょびちょびチョコを置いていきます。そうこうしてる間にも溶かしたチョコがどんどん固まってくので、湯せんしたままの状態をキープ。さらに何度かお湯を沸かして取り替えました。
寒い部屋での作業を覚悟してたけど、暖房してた方がむしろいいぞ!エアコン切ったら瞬殺で固まるぞ!
黒の面積が大きい部分は、もう面倒なのでスプーンでぺたぺたつけて、固まりかけたところで余分なとこを削り取りました。これは、もう少し色むらを少なくする方法がありそうだ。


ちまちまチョコを載せること数時間、やっとできた……

チョコ4

SHERLOCKのおかげで初めてブログを立ち上げたり、初めてレッドカーペットを観に行ったり、さまざまなロストバージンを経験しましたが、ここにきて人生初かすみ目が……
収入はピーターパンでも、体は着実に大人の階段登ってる!私まだシンデレラ!
しばらく放置して、しっかり固めましょう。冬場なら、埃よけしてそのへんにほっとくだけで十分です。

さて、色つけの段階に入りますが、この二人、色のつけ甲斐がねえ……
食紅とかつかって綺麗な色をつけたほうが見栄えはしそうなんですけど、元絵にほとんど色がないし、配色のセンスに自信もないし。
ここは開き直って、完全モノクロで。肌色のみ、ミルクチョコとホワイトチョコを混ぜて作ってみました。
シャーロックの方がジョンよりだいぶ色白な気がしてたけど、この画像ではあまり変わんないなあ。
こっちが加工されてるのか、それともドラマの方がメイク効果なんでしょうか。あるいは両方か。

肌色チョコを肌の部分に載せて、一度冷やす。

チョコ5
ジョンのストールは少し色を変えてみたんですが、あんまり変わってないですね。

最後に、白い部分アンド背景色になるホワイトチョコを、全体にどばーっとかける。

choco2

このホワイトチョコが、下の層の細かいとこに入り込んで全体を固定します。レイヤー統合です。
ここでホワイトチョコが結構要るのです。丸2枚くらいあったほうがよかったかも。私は肌色に一枚の半分消費しちゃったんで、1.5枚分をけちけちとスプーンで伸ばしたんですが、そうすると表面がデコボコしちゃうし、あんまりいじると、せっかく冷やし固めた下のチョコが溶け出す恐れもありますよね。大丈夫だったけど。

とりあえず完成!冷やす段階で少し寝たけど一晩かかったよ!ほぼチョコ徹状態で出勤だよ!

choco1
あんまり似てません。(ジョンは、マーティン・フリーマンじゃない誰かに似てる気がするんですが誰だろう)
ちょっとした皺や肌の陰影をどうするか、線画に起こす段階やチョコを載せる段階の微妙な判断で絵心が求められるんですよね……
言いわけですけど、もとが二次元キャラなら、もう少しうまくいったのかも。

でもi-phoneのカメラが顔認識してくれたので、わたし的には満足(志低い)。お前いい奴だな、あいぽん。
せっかくのクリスマスだし、ケーキに飾ろうっと!


choco3

(唐突にラップで)
♪♪イッツクリスマス、素敵に乾杯♪
でもおひとりさまケーキ、サイズ的に完敗♪

choco4
わかってたけど、小さくすると絵が描きにくいんだぜ!!

いろいろとビミョーな結末ではありましたが、作ってる間ずっと甘~い香りが漂って、幸せな気持ちで作業できました。
湯せんした容器の底に残る、熱々の溶かしチョコは絶品です(だから食うなよ)。
時間と根気は要りますが、300円ちょっとで結構大きな作品ができました。痛チョコ作り、おすすめです!

ぼくたちのかんがえたさいきょうの『CLUEDO SHERLOCK』

時々、友人たちとボードゲーム大会をします。
私はヨーロッパの子どもがやるようなゲームが好きで、複雑なゲームはあまり知らないのですが、
ボードゲーム好きな友人に色々教えてもらってます。

今回友人宅で発見したのは、"The Hounds of Baskerville"でシャーロックがやりたがってた(そしてジョンは全力で拒否した)『クルード』!しかもSHERLOCKバージョン!
(関連記事;『シャーロックとボードゲーム』)


日本で買うと本国に比べてすごく高価だし、一緒にやってくれる友人もいなそうなので、いつかイギリスに行ったら入手したいと思っていました。しかし(経済的な事情で)いつになるやら……
これはチャンス!とばかりに、その場にいた友人3人に頼み込んで一緒にやってもらいました。

★ちなみにルールは友人が教えてくれたのを私が聞き取って理解したものなので、どこかで誤解が生じているかもしれません。間違っていたらご指摘いただけたらありがたいです。

ゲームボードはこんな感じ。(画像はAmazon.ukからお借りしています。画像下のリンクをクリックすると商品ページに飛べます。商品ページでは画像を拡大して見ることもできますよ!)


・ベーカー街221B
・バスカービルの施設
・ロンドン塔
・プール
・バターシー発電所
・ダートムア
・研究所
・ハドスンさんのキッチン
・アイリーンのフラット



ドラマを見てる人には「ああ、あそこ」って感じなんですが、原作もSHERLOCKもよく知らない人にはここで「研究所とバスカービルの違いがよくわからん」問題が生じます。

友人A「ラボはわかるけど、バスカービルって何」
友人B「バスカービルは……大きい家だったよね?」
私「そう。でも、ドラマのバスカービルはなんか軍の……研究所。ラボは多分バーツの……病院の実験室ね」
友人C「結局実験室か」

言われみれば……221Bのキッチンも含めると、やたらと実験室の多いドラマです。
そして、コマ。登場人物がコマになってます。

・シャーロック・ホームズ
・ジョン・ワトスン
・マイクロフト・ホームズ
・レストレード刑事(ここで恒例の『レストレードかレストラードか』問題が軽く勃発)
・アイリーン・アドラー
・ハドスン夫人



私「……ジム・モリアーティーは?」
友人A「(箱の裏を見せながら)あ、その人が被害者」

……そんな大事件が起こってたの⁉

色々腑に落ちませんが、コマになった六人が容疑者で、その中の誰かが犯人ということらしい。

「ジョン・ワトスンが怪しいと思います」
友人A「そういうゲームじゃないです」

さらに、「凶器」が6種類。


・レンチ(イギリスでは『スパナ』って言うのかな?)
・蝋燭立て
・ナイフ
・鉛のパイプ
・ロープ



「蝋燭立て」は、「身の回りにあって、人が殺せる強度があるもの」として、欧米ではポピュラーな凶器だそうです。日本のサスペンスドラマでいうところの、「金持ちの家にあるガラスの灰皿」だな。

しかし、凶器がよくできているのに人物がコレって。


思うに、凶器もコマもオリジナル「クルード」の流用で、ボードとか箱を作り直したんじゃないでしょうか。
日本の造形技術をもって、キャラクターフィギュア付きのを作ってくれたら私は買う。
まあ、写真を貼ってもいいし、絵を描くのが上手な方は自作しても楽しいかもしれません。
とにかくコマがわかりづらいので、その場で"SHERLOCK HOLMES"などと名前を描いたポストイットを貼りました。

以上の「場所」「人物」「凶器」はカードにもなっています。


このカードの中から、誰にも見えないように「場所」から1枚、「人物」から1枚、「凶器」から1枚を抜き出して、"CASE CLOSED"の封筒に入れて中央に置きます。残りのカードは、全部混ぜてから各プレイヤーに分けます。



ゲームボードは升目状になっています。サイコロを二つ転がして、合計数だけ縦・横にコマを動かせます。
「ドア」のマスから上記の「場所」に入ることができます。(いくつかの『場所』には隠し階段があり、場所から場所へ移動することもできます)
「場所」に入ったら、その場所で「誰が、何を使ってやった」という推論を立てます。
その推論に基づいて、コマと凶器をその場所に動かします。
たとえば「シャーロック・ホームズが、ナイフを使って、221Bでやった」という推論が出たら、「シャーロック・ホームズ」のコマとナイフを221Bに移動させます。

この推論に対して、誰かが「シャーロック・ホームズ」のカードを持っていたら、封筒には当然そのカードはないわけですね。誰かが「ナイフ」や「221B」のカードを持っている場合も、推論は正解ではないわけです。

推論を立てたプレイヤーは、ひとつだけ「ヒント」をもらえます。
左側にいるプレイヤーが、推論に出てきたカードを持っていたら、こっそり見せます。
ただし、該当するカードを複数枚持っていたとしても、見せるカードは1枚だけです。
左のプレイヤーが該当するカードを持っていなかったら"No"を言ってその左隣のプレイヤーにパス。
推論を立てたプレイヤーが、ヒントになるカードを1枚見せてもらえるまで、全員にパスします。

以降はその繰り返しになります。
つまり、自分以外のプレイヤーが何を持っているかを考えながら、封筒に入っている3枚のカードを当てるわけです。
ホームズの得意な「消去法」を用いたゲームというわけですね。

"Once you've ruled out the impossible, whatever remains, however improbable, must be true."
「不可能なことを取り除いたら、どんなにありえなそうでも残ったものが真実だ」


(関連記事:『シャーロックの見たもの』)
結論が出たら、その「場所」まで移動し、「解決した」と宣言した後で「誰が、どこで、何を使ってやった」という推理を披露します。封筒の中身を確認して、その推理が当たっていたら、ゲーム終了。

「推論」を出す過程で、あるカードを持っている(あるいは持っていない)ように振る舞ったり、人のコマの動きを見て相手が掴んでいる情報を予測したりと、駆け引きが楽しいゲームです。
私も一度勝ったのですが(勝たせてもらったのかもしれない)、その事件というのが

ハドスン夫人が、プールで、蝋燭立てを使ってジム・モリアーティを殺した

というもの。

ドラマのキャラクターが絡まない『クルード』だったら、「良かった良かった」で終わるんでしょうが、元を知っている以上「ハドスンさん、なぜそんなことを……」と思わざるを得ません。元の話を知らない友人たちも、「なぜプールに蝋燭立てが」と腑に落ちない。

そこで、
「ハドスンさんが蝋燭立てで凶行に及んだ理由」を各自紙に書いてみることにしました。
(※ここからクルード全く関係ないので、ゲームについて知りたくて検索なさった方は読まなくても大丈夫です)

ただし、みんな小説家でも脚本家でもないので、似たり寄ったりの話になりがちです。
そこで役に立つのが別のゲーム『Story Cubes』。


サイコロの各面にさまざまな絵が描いてあるのですが、デフォルメされた絵なので、ひとつの絵が「ライト」に見えたり「ロケット」に見えたりします。このサイコロを振って、出てきた絵を使ってお話をつくるゲームなのですが、この結果をかならずストーリーに織り込むことにしました、解釈次第で一気にSFテイストになったり、ファンタジーになったりします。

書いたストーリーは封筒に入れ、推理をした人が一枚ずつ取り、裏に番号をつけながら読み上げ、読み終わったら裏を上にしてテーブルに置きます。(筆跡で誰の作品かばれるのを防ぐため)
各自が「一番好きな話」にゲーム用チップを置くことで、「投票」をします。
このチップを累積していき、最後に優勝者を決める、というルールで、結構楽しく遊べました。
こうして「自分たちルール」を追加していくのも、ゲーム大会の愉しみです。

そんなこんなで

★『クルード』はわりとわかりやすいゲームだった
★コマは、一目見てキャラクターが分かるデザインに改造すると遊びやすい
★シンプルなゲームゆえ、カスタマイズしやすい



ということがわかり、(私はブログのネタも得て)実り多い一日でした。

ところで、ジョンが「もう君とはやらない」と言い張ってた理由がようやくわかりました。
「被害者が犯人だなんてあり得ない」というのは、ジョンの推理力が足りなかったからではなく、「そういうルールだから」なんですね。ジムのカードが存在しないのに、「理論上不可能ではないから」という理由で「ジムが犯人」と言い張ってるようなもので。まさに友人Aのツッコミ「そういうゲームじゃない」がピッタリ。

ゲームひとつやるにも面倒くさい男・シャーロックに、辛抱強く付き合ってるジョンの偉大さを再確認してしまったわけですが、あえてシャーロックを弁護するなら、これは二人でやって楽しいゲームじゃない!
自分の持ってるカードと封筒に入ってるカード以外は、明らかにジョンが持ってるわけです。
まあ、仮にレストレードやハドスンさんに入ってもらったとしても、おそらくシャーロックならほんの数ターンで答えがわかっちゃうんじゃないでしょうか。

それでもシャーロックがクルードをやりたがるのはなぜか。
多分、私たちが「拡張ルール」を作ったように、彼なりの遊び方、またはマイクロフトと考えた遊び方ががあるんじゃないでしょうか。

振り返ってみると、第1シリーズ1話ではシャーロックとジョンの出会いが、2話以降では、二人がその間にある齟齬を知り、時に傷つけあいながらも、友情を育んでいく過程が描かれていると言えます。
第3シリーズではシャーロックの過去に触れるエピソードが増え、マイクロフトとシャーロックが他の子どもとあまり交わらずに二人で遊んでたのではないか、と思わせるくだりもありました(関連記事:『兄弟のゲーム』)
「クルード」の遊び方ひとつにも、ホームズ兄弟と外の世界の間にに横たわる深い溝が描かれていたのかもしれません。
ルールを守ろうとするジョンと、楽しさを優先するシャーロックの性格の違いも、よくわかりますよね。
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プロフィール

Author:ナツミ
シャーロック・ホームズが好きです。どちらかというとワトスン君がより好きです。

『高名の依頼人』のこと書きましたが、6月24日までグラナダ版がGYAOで無料で観られるそうです。
こちら

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